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		5. Rāmaṇeyyakasuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Rāmaṇeyyaka	ram	名形	a	中	依（属）		美しい、愉快な、美景
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「所楽経」（『相応部』11-15）
		261-1.
		261. Sāvatthiyaṃ jetavane.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sāvatthiyaṃ		名	ī	女	単	処	地名、サーヴァッティー
			jetavane.		名	a	中	単	処	地名、ジェータ林、祇樹、祇園
		訳文
		サーヴァッティー、ジェータ林でのことである。
		261-2.
		Atha kho sakko devānamindo yena bhagavā tenupasaṅkami;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			sakko		名	a	男	単	主	サッカ、帝釈、釈迦、釈迦族
			devānam		名	a	男	複	属	天、神
			indo		名	a	男	単	主	インドラ、帝王、王
			yena		代	代的	中	単	具	（関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」）
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			tena		代	代的	中	単	具	それ、彼、それによって、それゆえ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upasaṅkami;	upa-saṃ-kram	動	ア	能	単	三	近づいた
		訳文
		ときに、神々の王サッカが世尊へ近づいた。
		261-3.
		upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ aṭṭhāsi.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upasaṅkamitvā	upa-saṃ-kram	動	連	‐	‐	‐	近づく
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			abhivādetvā	abhi-vad　使	動	連	‐	‐	‐	敬礼する、礼拝する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			aṭṭhāsi.	sthā	動	ア	能	単	三	立つ
		訳文
		近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ立った。
		261-4.
		Ekamantaṃ ṭhito kho sakko devānamindo bhagavantaṃ etadavoca –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			ṭhito	sthā	過分	a	男	単	主	立つ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			sakko		名	a	男	単	主	サッカ、帝釈、釈迦、釈迦族
			devānam		名	a	男	複	属	天、神
			indo		名	a	男	単	主	インドラ、帝王、王
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		一方へ立った神々の王サッカは、世尊へこう言った。
		261-5.
		‘‘kiṃ nu kho, bhante, bhūmirāmaṇeyyaka’’nti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘kiṃ		代	代的	中	単	主	何、なぜ、いかに
			nu		不変	‐	‐	‐	‐	いったい、たぶん、〜かどうか、〜ではないか
			kho,		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			bhūmi		名	i	女	持		地
			rāmaṇeyyaka’’n	ram	名形	a	中	単	主	楽しい、愉快な、美景
			ti?		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		「尊者よ、いかなるものが楽しい地なのでしょうか」と。
		261-6.
		‘‘Ārāmacetyā vanacetyā, pokkharañño sunimmitā;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Ārāma		名	a	男	依（処）		園、園林
			cetyā	ci	名	a	中（男）	複	主	塔廟、霊祠
			vana		名	a	中	依（属）		森、林
			cetyā,	ci	名	a	中（男）	複	主	塔廟、霊祠
			pokkharañño		名	ī	女	複	主	蓮池
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			sunimmitā;	su-nir-mā	過分	a	女	複	主	よく化作された、よく創造された
		訳文
		〔世尊曰く〕「♪園の霊廟、林の霊廟、善く作られた蓮池があるが、
		メモ
		・pokkharaññoについてはpokkharaññīyoの短縮されたものとみた。
		261-7.
		Manussarāmaṇeyyassa, kalaṃ nāgghanti soḷasiṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Manussa		名	a	男	依（属）		人、人間
			rāmaṇeyyassa,	ram	名形	a	中	単	属	楽しい、愉快な、美景
			kalaṃ		名	ā	女	単	対	小部分、十六分の一
			na		不変	‐	‐	‐	‐	ない
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			agghanti	arh	動	現	能	複	三	値する、価値ある
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			soḷasiṃ.		数	特	‐	単	対	十六
		訳文
		♪人の〔真の〕楽しみの、十六分の一にも値しない。
		261-8.
		‘‘Gāme vā yadi vāraññe, ninne vā yadi vā thale;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Gāme		名	a	男	単	処	村
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			yadi		不変	‐	‐	‐	‐	もし
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			araññe,		名	a	中	単	処	林野、閑林
			ninne	ni-nam?	形	a	中	単	処	下向の、低地
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			yadi		不変	‐	‐	‐	‐	もし
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			thale;		名	a	中	単	処	陸地、高地
		訳文
		♪村、林野、低地、あるいは高地であれ、
		261-9.
		Yattha arahanto viharanti, taṃ bhūmirāmaṇeyyaka’’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yattha		不変	‐	‐	‐	‐	〜ところのその場所、〜の所
			arahanto	arh	名現分	ant	男	複	主	阿羅漢
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharanti,	vi-hṛ	動	現	能	複	三	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			taṃ		代	代的	中	単	主	それ
			bhūmi		名	i	女	持		地
			rāmaṇeyyaka’’n	ram	名形	a	中	単	主	楽しい、愉快な、美景
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪阿羅漢たちの住するところ、それが楽しい地である」
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