←前へ　　　トップへ　　　次へ→
		4. Ekamūlasuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Eka		数	代的	‐	帯		一、とある
			mūla		名	a	中	依（属）		根、根本
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「一根経」（『相応部』1-44）
		44-1.
		44. ‘‘Ekamūlaṃ dvirāvaṭṭaṃ, timalaṃ pañcapattharaṃ;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Eka		数	代的	‐	帯		一、とある
			mūlaṃ		名	a	中	単	対	根
			dvi		数	特	‐	帯		二
			āvaṭṭaṃ,	ā-vṛｔ	名過分	a	男中	単	対	渦巻、回転、周辺
			ti		数	特	‐	帯		三
			malaṃ		名	a	中	単	対	垢、垢穢
			pañca		数	特	‐	帯		五
			pattharaṃ;		名	a	男	単	対	石、岩、石器
		訳文
		〔神霊曰く〕「♪一つの根を、二つの渦を、三つの垢を、五つの石を、
		メモ
		・『パーリ』にならい〔神霊曰く〕とした。
		・pattharaを『パーリ』は「臥床」、『南伝』は「地場」、『原始』は「場」とするが、ここでは辞書類のとおりに「石」とした
		44-2.
		Samuddaṃ dvādasāvaṭṭaṃ, pātālaṃ atarī isī’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Samuddaṃ		名	a	男	単	対	海
			dvādasa		数	特	‐	有（帯）		十二
			āvaṭṭaṃ,	ā-vṛｔ	名過分	a	男中	単	対	渦巻、回転、周辺
			pātālaṃ		名	a	男	単	対	深淵、地底
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			atarī	tṛ	動	ア	能	単	二	渡る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			isī’’		名	i	男	単	主	仙人
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪十二の渦ある海を、深淵を、仙人たる汝は渡った」
		メモ
		・各項目を『註』は、無明、常断二見、三毒、五妙欲、十二処、無依処のことだとする。
	←前へ　　　トップへ　　　次へ→