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		7. Kumbhasuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Kumbha		名	a	男	依（属）		瓶、水瓶
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「瓶経」（『相応部』45-27）
		27-1.
		27. Sāvatthinidānaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sāvatthi		名	ī	女	有（処）		地名、サーヴァッティー、舎衛城
			nidānaṃ.		名	a	中	単	主	因縁、因由
		訳文
		サーヴァッティーでのことである。
		27-2.
		‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, kumbho anādhāro suppavattiyo hoti, sādhāro duppavattiyo hoti;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Seyyathā		不変	‐	‐	‐	‐	その如き、たとえば
			pi,		不変	‐	‐	‐	‐	〜もまた、けれども、たとえ
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			kumbho		名	a	男	単	主	瓶、水瓶
			anādhāro	an-ā-dhṛ	形	a	男	単	主	支持なき
			suppavattiyo	su-pra-vṛt?	未分	a	男	単	主	よく転ずるべき、転起すべき
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti,	bhū	動	現	能	単	三	ある、なる、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sādhāro	sa-ā-dhṛ	形	a	男	単	主	支持ある
			duppavattiyo	dur-pra-vṛt?	未分	a	男	単	主	転じがたき、転起しがたき
			hoti;	同上
		訳文
		「たとえば比丘たちよ、支えのない瓶は転がりやすいものであり、支えがあれば転がりにくいものとなります。
		メモ
		・pavattiyoについては、語形及びPTS辞書のAppaṭivattiyaの項の、(adj.) [a + paṭi + vattiya = vṛtya, grd. or vṛt] という解説から類推した。
		27-3.
		evameva kho, bhikkhave, cittaṃ anādhāraṃ suppavattiyaṃ hoti, sādhāraṃ duppavattiyaṃ hoti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			evam		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			kho,		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			cittaṃ	cit	名	a	中	単	主	心
			anādhāraṃ	an-ā-dhṛ	形	a	中	単	主	支持なき
			suppavattiyaṃ	su-pra-vṛt?	未分	a	中	単	主	よく転ずるべき、転起すべき
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti,	bhū	動	現	能	単	三	ある、なる、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sādhāraṃ	sa-ā-dhṛ	形	a	中	単	主	支持ある
			duppavattiyaṃ	dur-pra-vṛt?	未分	a	中	単	主	転じがたき、転起しがたき
			hoti.	同上
		訳文
		まさにそのように、比丘たちよ、支えのない心は転がりやすいものであり、支えがあれば転がりにくいものとなります。
		27-4.
		Ko ca, bhikkhave, cittassa ādhāro?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ko		代	代的	男	単	主	何、誰
			ca,		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			cittassa	cit	名	a	中	単	属	心
			ādhāro?	ā-dhṛ	名	a	男	単	主	受器、容器、支持、支持台
		訳文
		では比丘たちよ、いかなるものが心の支えなのでしょうか。
		27-5.
		Ayameva ariyo aṭṭhaṅgiko maggo, seyyathidaṃ –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ayam		代	代的	男	単	主	これ
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			ariyo		名形	a	男	単	主	聖なる
			aṭṭha		数	特	‐	帯		八
			aṅgiko		形	a	男	単	主	支分ある
			maggo,		名	a	男	単	主	道
			seyyathidaṃ –		不変	‐	‐	‐	‐	それはこの如し、あたかも〜の如し
		訳文
		比丘たちよ、かの八支聖道です。すなわち、
		27-6.
		sammādiṭṭhi…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sammā		不変	‐	‐	‐	‐	正しい、正しく
			diṭṭhi…pe…	dṛś	名	i	女	単	主	見、見解、意見
		訳文
		正見……
		27-7.
		sammāsamādhi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sammā		不変	‐	‐	‐	‐	正しい、正しく
			samādhi.	saṃ-ā-dhā	名	i	男	単	主	定、三昧、精神統一
		訳文
		……正定です。
		27-8.
		Ayaṃ cittassa ādhāro.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ayaṃ		代	代的	男	単	主	これ
			cittassa	cit	名	a	中	単	属	心
			ādhāro.	ā-dhṛ	名	a	男	単	主	受器、容器、支持、支持台
		訳文
		これが、心の支えです。
		27-9.
		Seyyathāpi, bhikkhave, kumbho anādhāro suppavattiyo hoti, sādhāro duppavattiyo hoti;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Seyyathāpi, bhikkhave, kumbho anādhāro suppavattiyo hoti, sādhāro duppavattiyo hoti; (27-2.)
		訳文
		たとえば比丘たちよ、支えのない瓶は転がりやすいものであり、支えがあれば転がりにくいものとなります。
		27-10.
		evameva kho, bhikkhave, cittaṃ anādhāraṃ suppavattiyaṃ hoti, sādhāraṃ duppavattiyaṃ hotī’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			evameva kho, bhikkhave, cittaṃ anādhāraṃ suppavattiyaṃ hoti, sādhāraṃ duppavattiyaṃ hotī’’ (27-3.)
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		まさにそのように、比丘たちよ、支えのない心は転がりやすいものであり、支えがあれば転がりにくいものとなります」
		Sattamaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sattamaṃ.		形	a	中	単	主	第七の
		訳文
		第七〔経〕。
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