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　10. Catutthaanudhammasuttaṃ

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

Catuttha

形

‐

持

第四

anudhamma

anu-dhṛ

名

中

依（属）

随法、如法

suttaṃ

sīv

名

中

単

主

経、糸

訳文

　「第四の随法経」（『相応部』22-42）

42-1.

　42. Sāvatthinidānaṃ.

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

Sāvatthi

名

女

有（処）

地名、サーヴァッティー、舎衛城

nidānaṃ.

名

中

単

主

因縁、因由

訳文

　サーヴァッティーでのことである。

42-2.

　‘‘Dhammānudhammappaṭipannassa, bhikkhave, bhikkhuno ayamanudhammo hoti yaṃ rūpe anattānupassī vihareyya, vedanāya…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

‘‘Dhamma

dhṛ

名

男中

依（属）

法

anudhamma

anu-dhṛ

名

中

依（対）

随法、如法

paṭipannassa,

prati-pad

過分

男

単

属

行道した

bhikkhave,

bhikṣ

名

男

複

呼

比丘

bhikkhuno

bhikṣ

名

男

単

属

比丘

ayam

代

代的

男

単

主

これ

anudhammo

anu-dhṛ

名

男

単

主

随法、如法

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

hoti

bhū

動

現

能

単

三

ある、なる、存在する

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

yaṃ

代

代的

中

単

主

（関係代名詞）

rūpe

名

中

単

処

色、物質、肉体、形相

anatta

名

男

依（対）

無我、非我

anupassī

anu-paś

形

男

単

主

随観する

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

vihareyya…pe…

vi-hṛ

動

願

能

単

三

住する

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

vedanāya…

vid

名

女

単

処

受、感受、苦痛

訳文

　「比丘たちよ、法の随法を行道する比丘には、これが随法となります。すなわち、〈色〉に関して非我を随観する者として住し、〈受〉に関して……

42-3.

　saññāya…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

saññāya…

saṃ-jñā

名

女

単

処

想、想念、概念、表象

訳文

　〈想〉に関して……

42-4.

　saṅkhāresu…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

saṅkhāresu…

saṃ-kṛ

名

男

複

処

行、為作、潜勢力、現象

訳文

　〈諸行〉に関して……

42-5.

　viññāṇe anattānupassī vihareyya.

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

viññāṇe

vi-jñā

名

中

単

処

識

anatta

名

男

依（対）

無我、非我

anupassī

anu-paś

形

男

単

主

随観する

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

vihareyya.

vi-hṛ

動

願

能

単

三

住する

訳文

　〈識〉に関して非我を随観する者として住するような、そのことが。

42-6.

　Yo rūpe anattānupassī viharanto…pe…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

代

代的

男

単

主

（関係代名詞）

rūpe

名

中

単

処

色、物質、肉体、形相

anatta

名

男

依（具）

無我、非我

anupassī

anu-paś

形

男

単

主

随観する

viharanto…pe…

vi-hṛ

現分

ant

男

単

主

住する

訳文

　〈色〉に関して非我を随観する者として住する者は……

42-7.

　rūpaṃ parijānāti, vedanaṃ…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

rūpaṃ

名

中

単

対

色、物質、肉体、形相

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

parijānāti,

pari-jñā

動

現

能

単

三

遍知する、暁了する

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

vedanaṃ…

vid

名

女

単

対

受、感受、苦痛

訳文

　〈色〉を遍知し、〈受〉を……

42-8.

　saññaṃ…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

saññaṃ…

saṃ-jñā

名

女

単

対

想、想念、概念、表象

訳文

　〈想〉を……

42-9.

　saṅkhāre…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

saṅkhāre…

saṃ-kṛ

名

男

複

対

行、為作、潜勢力、現象

訳文

　〈諸行〉を……

42-10.

　viññāṇaṃ parijānāti, so rūpaṃ parijānaṃ, vedanaṃ…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

viññāṇaṃ

vi-jñā

名

中

単

対

識

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

parijānāti,

pari-jñā

動

現

能

単

三

遍知する、暁了する

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

代

代的

男

単

主

それ、彼

rūpaṃ

名

中

単

対

色、物質、肉体、形相

parijānaṃ,

pari-jñā

現分

ant

男

単

主

遍知する、暁了する

vedanaṃ…

vid

名

女

単

対

受、感受、苦痛

訳文

　〈識〉を遍知します。〈色〉を遍知し、〈受〉を……

42-11.

　saññaṃ…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

saññaṃ…

saṃ-jñā

名

女

単

対

想、想念、概念、表象

訳文

　〈想〉を……

42-12.

　saṅkhāre…

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

saṅkhāre…

saṃ-kṛ

名

男

複

対

行、為作、潜勢力、現象

訳文

　〈諸行〉を……

42-13.

　viññāṇaṃ parijānaṃ parimuccati rūpamhā, parimuccati vedanāya, parimuccati saññāya, parimuccati saṅkhārehi, parimuccati viññāṇamhā, parimuccati jātiyā jarāmaraṇena sokehi paridevehi dukkhehi domanassehi upāyāsehi, parimuccati dukkhasmāti vadāmī’’ti.

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

viññāṇaṃ

vi-jñā

名

中

単

対

識

parijānaṃ

pari-jñā

現分

ant

男

単

主

遍知する、暁了する

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

parimuccati

pari-muc　受

動

現

能

単

三

解放される、自由になる

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

rūpamhā,

名

中

単

奪

色

parimuccati vedanāya, parimuccati saññāya, parimuccati saṅkhārehi, parimuccati viññāṇamhā, parimuccati （同上）

vedanāya,

vid

名

女

単

奪

受、感受、苦痛

saññāya,

saṃ-jñā

名

女

単

奪

想、想念、概念、表象

saṅkhārehi,

saṃ-kṛ

名

男

複

奪

行、為作、潜勢力、現象

viññāṇamhā,

vi-jñā

名

中

単

奪

識

jātiyā

jan

名

女

単

奪

生、誕生、生まれ、種類

jarāmaraṇena

jṝ, mṛ

名

中

単

具

老死

sokehi

śuc

名

男

複

奪

愁、憂、うれい

paridevehi

pari-div

名

男

複

奪

悲、悲泣

dukkhehi

名形

中

複

奪

苦

domanassehi

名

中

複

奪

憂、憂悩

upāyāsehi,

名

男

複

奪

悩、悶

parimuccati

同上

dukkhasmā

名形

中

単

奪

苦

不変

‐

と、といって、かく、このように、ゆえに

述語

語根

品詞

活用

態

数

人称

意味

vadāmī’’

vad

動

現

能

単

一

いう

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

ti.

不変

‐

と、といって、かく、このように、ゆえに

訳文

　〈識〉を遍知するその者は、〈色〉より解脱し、〈受〉より解脱し、〈想〉より解脱し、〈諸行〉より解脱し、〈識〉より解脱し、〈生〉より、〈老死〉より、愁悲苦憂悩より解脱し、苦より解脱する、と私は説きます」

　Dasamaṃ.

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

Dasamaṃ.

形

中

単

主

第十の

訳文

　第十〔経〕。

　Natumhākaṃvaggo catuttho.

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

不変

‐

ない

tumhākaṃ

代

代的

‐

複

属

あなたたち

vaggo

名

男

単

主

章、品

catuttho.

形

男

単

主

第四の

訳文

　〔『相応部』「蘊篇」〕第四〔品〕、「非汝達所品」〔おわり〕。

　Tassuddānaṃ –

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

Tassa

代

代的

男

単

属

それ、彼

uddānaṃ –

ud-dā

名

中

単

主

摂頌

訳文

　その摂頌は、

　Natumhākena dve vuttā, bhikkhūhi apare duve;

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

不変

‐

ない

tumhākena

形

中

単

具

あなたたち

dve

数

特

‐

複

主

二

vuttā,

vac

過分

女

単

主

言われた

bhikkhūhi

bhikṣ

名

男

複

具

比丘

apare

形

代的

男

複

主

後の、次の、他の、さらに

duve;

数

特

‐

複

主

二

訳文

　♪二つの「非汝達所〔経〕」が説かれ、さらに二つの「〔或〕比丘〔経〕」、

メモ

　・二人称の複数属格tumhākaṃがa語基の形容詞に転化したしたものと解した。

　Ānandena ca dve vuttā, anudhammehi dve dukāti.

語

語根

品詞

語基

性

数

格

意味

Ānandena

ā-nand

名

男

単

具

人名、アーナンダ

不変

‐

と、また、そして、しかし

dve

数

特

‐

複

主

二

vuttā,

vac

過分

女

単

主

言われた

anudhammehi

anu-dhṛ

名

中

複

具

随法、如法

dve

数

特

‐

複

主

二

dukā

形

男

複

主

二の

ti.

不変

‐

と、といって、かく、このように、ゆえに

訳文

　♪二つの「アーナンダ〔経〕」が説かれ、四つの「随法〔経〕」がある。

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