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     8. Ānāpānassatisuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ānāpāna  an, apa-an a 依(属) 出入息  
      sati  smṛ i 依(属) 念、憶念、正念  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     「出入息念経」(『中部』118  
                       
                       
                       
    144-1.                
     144. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    144-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā sāvatthiyaṃ viharati pubbārāme migāramātupāsāde sambahulehi abhiññātehi abhiññātehi therehi sāvakehi saddhiṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 副対 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      pubba    代的 昔の、東の  
      ārāme    a  
      migāramātu    ar 地名、ミガーラマータル(鹿母)  
      pāsāde  pra-ā-sad a 殿堂、重閣、高楼、講堂  
      sambahulehi    a 衆多の、多数の  
      abhiññātehi  abhi-jñā 過分 a 証知した、有名な  
      abhiññātehi  abhi-jñā 過分 a 証知した、有名な  
      therehi    a 長老  
      sāvakehi  śru a 弟子、声聞  
      saddhiṃ –    不変 共に、一緒に(具格支配)  
    訳文                
     あるとき世尊は、衆多の、おのおの高名な長老弟子たちとともに、サーヴァッティーの東園のミガーラマータル高楼に滞在しておられた。  
    メモ                
     ・『中部』32「大ゴーシンガ経」にパラレル。そこでも述べたとおり、あるいはabhiññātehiは「証得した」の意か。  
                       
                       
                       
    144-3.                
     āyasmatā ca sāriputtena āyasmatā ca mahāmoggallānena [mahāmoggalānena (ka.)] āyasmatā ca mahākassapena āyasmatā ca mahākaccāyanena āyasmatā ca mahākoṭṭhikena āyasmatā ca mahākappinena āyasmatā ca mahācundena āyasmatā ca anuruddhena āyasmatā ca revatena āyasmatā ca ānandena, aññehi ca abhiññātehi abhiññātehi therehi sāvakehi saddhiṃ.  
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      sāriputtena    a 人名、サーリプッタ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahāmoggallānena    a 人名、マハーモッガッラーナ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahākassapena    a 人名、マハーカッサパ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahākaccāyanena    a 人名、マハーカッチャーヤナ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahākoṭṭhikena    a 人名、マハーコッティカ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahākappinena    a 人名、マハーカッピナ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahācundena    a 人名、マハーチュンダ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      anuruddhena    a 人名、アヌルッダ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      revatena    a 人名、レーヴァタ  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      ānandena,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      aññehi    代的 別の、異なる  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      abhiññātehi abhiññātehi therehi sāvakehi saddhiṃ. (144-2.)  
    訳文                
     〔すなわち〕尊者サーリプッタ、尊者マハーモッガッラーナ、マハーカッサパ、マハーカッチャーヤナ、マハーコッティカ、マハーカッピナ、マハーチュンダ、アヌルッダ、レーヴァタ、アーナンダ、その他のおのおの高名な長老弟子たちとともに。  
                       
                       
                       
    144-4.                
     Tena kho pana samayena therā bhikkhū nave bhikkhū ovadanti anusāsanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      therā    a 長老  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      nave    a 若い、新しい  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ovadanti  ava-vad 教誡する、訓誡する  
      anusāsanti.  anu-śās 教誡する、訓誡する  
    訳文                
     さてそのとき、長老比丘たちが新参比丘たちを訓誡し、教誡していた。  
                       
                       
                       
    144-5.                
     Appekacce therā bhikkhū dasapi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū vīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū tiṃsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū cattārīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Api    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      ekacce    代的 ある、一類の  
      therā bhikkhū dasapi bhikkhū ovadanti anusāsanti, (144-2.)  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      dasa     
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      appekacce therā bhikkhū vīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū tiṃsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū cattārīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti. (同上)  
      vīsam    a 二十  
      tiṃsam    a 三十  
      cattārīsam    a 四十  
    訳文                
     一部の長老比丘たちは十人の比丘たちを訓誡し、教誡し、一部の長老比丘たちは二十人の比丘たちを訓誡し、教誡し、一部の長老比丘たちは三十人の比丘たちを訓誡し、教誡し、一部の長老比丘たちは四十人の比丘たちを訓誡し、教誡した。  
                       
                       
                       
    144-6.                
     Te ca navā bhikkhū therehi bhikkhūhi ovadiyamānā anusāsiyamānā uḷāraṃ pubbenāparaṃ visesaṃ jānanti [pajānanti (syā. kaṃ.), sañjānanti (ka.)].  
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      navā    a 若い、新しい  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      therehi    a 長老  
      bhikkhūhi  bhikṣ u 比丘  
      ovadiyamānā  ava-vad 受 現分 a 教誡、訓誡される  
      anusāsiyamānā  anu-śās 受 現分 a 教誡、訓誡される  
      uḷāraṃ    a 広大な、偉大な  
      pubbena    代的 副具 先の、昔の  
      aparaṃ    代的 副対 後の、次の、他の →徐々に  
      visesaṃ  vi-śiṣ a 殊勝、差別、特質  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      jānanti.  jñā 知る  
    訳文                
     彼ら新参比丘たちは、長老比丘たちに教誡され、訓誡されて、徐々に広大で殊勝な〔境地〕を知っていった。  
                       
                       
                       
    145-1.                
     145. Tena kho pana samayena bhagavā tadahuposathe pannarase pavāraṇāya puṇṇāya puṇṇamāya rattiyā bhikkhusaṅghaparivuto abbhokāse nisinno hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      bhagavā    ant 世尊  
      tad    代的 それ  
      aha    a  
      uposathe    a 布薩、斎戒  
      pannarase    十五  
      pavāraṇāya  pra-vṛ 使 ā 自恣(安居の終了式)  
      puṇṇāya  pṝ 過分 a 満ちた  
      puṇṇa  pṝ 過分 a 有(持) 満ちた  
      māya    ā 男→女 月 →満月  
      rattiyā    i  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅgha  saṃ-hṛ a 依(具) 僧伽、衆  
      parivuto  pari-vṛ 過分 a 囲まれた  
      abbhokāse    a 露地、野外  
      nisinno  ni-sad 過分 a 坐った  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti.  bhū ある、なる、存在する  
    訳文                
     さてそのとき世尊は、十五日の布薩のその日、自恣の、満ちた満月の夜、比丘僧伽に囲繞され、野外に坐っておられた。  
                       
                       
                       
    145-2.                
     Atha kho bhagavā tuṇhībhūtaṃ tuṇhībhūtaṃ bhikkhusaṅghaṃ anuviloketvā bhikkhū āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      tuṇhī    不変 沈黙して  
      bhūtaṃ  bhū 過分 a あった、なった  
      tuṇhī    不変 沈黙して  
      bhūtaṃ  bhū 過分 a あった、なった  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(具) 比丘  
      saṅghaṃ  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anuviloketvā  anu-vi-lok 観察する、見回す  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊は、おのおの沈黙している比丘僧伽を見回し、比丘たちへ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    145-3.                
     ‘‘āraddhosmi, bhikkhave, imāya paṭipadāya;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘āraddho  ā-rabh 過分 a 開始した、励んだ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asmi,  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      imāya    代的 これ  
      paṭipadāya;  prati-pad ā 道、行道  
    訳文                
     「比丘たちよ、私はこの行道を励み終えた者です。  
    メモ                
     ・āraddhoを、『パーリ』は「満ちています」、『原始』は「満足した」としているが、これらはĀraddhoti tuṭṭhoという『註』によったものと思われる(「喜ぶ、満足する」を意味する語根ā-rādhの過去分詞ārādhitaの異体あるいは誤記と解したものか)。しかしここではこの解釈に従わず、「精勤せり」とする『南伝』のように「私もかつて今のあなたがたと同じ道を励んだのだ」という文と解した。なぜなら次次文でもārabhathaという語が出るためである。  
                       
                       
                       
    145-4.                
     āraddhacittosmi, bhikkhave, imāya paṭipadāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      āraddha  ā-rabh 過分 a 有(持) 開始した、励んだ  
      citto  cit a 中→男  
      asmi, bhikkhave, imāya paṭipadāya. (145-3.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はこの行道を励み終えた心をもった者です。  
                       
                       
                       
    145-5.                
     Tasmātiha, bhikkhave, bhiyyosomattāya vīriyaṃ ārabhatha appattassa pattiyā, anadhigatassa adhigamāya, asacchikatassa sacchikiriyāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tasmā    代的 それ、彼  
      iha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      bhiyyoso    不変 より多くの  
      mattāya  a 副具  
      vīriyaṃ    a 精進  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ārabhatha  ā-rabh 始める、励む  
      語根 品詞 語基 意味  
      appattassa  a-pra-āp 過分 a 男中 得達されない  
      pattiyā,  pra-āp i 得達、獲得、利得  
      anadhigatassa  an-adhi-gam 過分 a 男中 証得されない  
      adhigamāya,  adhi-gam a 到達、証得、知識  
      asacchikatassa  a-sacchi-kṛ 過分 a 男中 作証されない  
      sacchikiriyāya.  sacchi-kṛ ā 作証、現証、証明  
    訳文                
     比丘たちよ、それゆえここにあなたがたは、得達されていないものの得達のため、証得されていないもののの証得のため、作証されていないもののの作証のため、よりいっそうの精進を励みなさい。  
    メモ                
     ・私というモデルケースがあるのだからそれを目標に励め、という事であろう。  
     ・後半は「合誦経」「十増経」などにパラレル。  
                       
                       
                       
    145-6.                
     Idhevāhaṃ sāvatthiyaṃ komudiṃ cātumāsiniṃ āgamessāmī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      ahaṃ    代的  
      sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー  
      komudiṃ    ī コームディ月  
      cātu     
      māsiniṃ    in 月の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āgamessāmī’’  ā-gam 使 来させる、待つ、期待する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     私はまさにこのサーヴァッティーで、〔雨期の〕四ヶ月目〔であるカッティカ月、その満月である〕コームディ月を待つことにします」と。  
    メモ                
     ・補訳は『註』によったもの。なおカッティカ月は1011月頃の事という。  
                       
                       
                       
    145-7.                
     Assosuṃ kho jānapadā bhikkhū –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Assosuṃ  śru 聞く  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      jānapadā    a 地方の  
      bhikkhū –  bhikṣ u 比丘  
    訳文                
     土地の比丘たちは聞いた。  
                       
                       
                       
    145-8.                
     ‘‘bhagavā kira tattheva sāvatthiyaṃ komudiṃ cātumāsiniṃ āgamessatī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘bhagavā    ant 世尊  
      kira    不変 伝え言う、〜という話だ  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      eva sāvatthiyaṃ komudiṃ cātumāsiniṃ āgamessatī’’ti. (145-3.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āgamessatī’’  ā-gam 使 来させる、待つ、期待する  
    訳文                
     「世尊が、まさにこのサーヴァッティーで、〔雨期の〕四ヶ月目〔であるカッティカ月、その満月である〕コームディ月を待つことにされるらしい」と。  
                       
                       
                       
    145-9.                
     Te jānapadā bhikkhū sāvatthiṃ [sāvatthiyaṃ (syā. kaṃ. pī. ka.)] osaranti bhagavantaṃ dassanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      jānapadā    a 地方の  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      sāvatthiṃ    ī 地名、サーヴァッティー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      osaranti  ava-sṛ 撤退する、訪問する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      dassanāya.  dṛś a 見、見ること  
    訳文                
     彼ら土地の比丘たちは世尊に見えるべくサーヴァッティーを訪れた。  
                       
                       
                       
    145-10.                
     Te ca kho therā bhikkhū bhiyyosomattāya nave bhikkhū ovadanti anusāsanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kho therā bhikkhū bhiyyosomattāya nave bhikkhū ovadanti anusāsanti. (144-4, 145-5.)  
    訳文                
     かれら長老比丘たちは、よりいっそう、新参比丘たちを訓誡し、教誡した。  
                       
                       
                       
    145-11.                
     Appekacce therā bhikkhū dasapi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū vīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū tiṃsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū cattārīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Appekacce therā bhikkhū dasapi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū vīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū tiṃsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti, appekacce therā bhikkhū cattārīsampi bhikkhū ovadanti anusāsanti. (144-5.)  
    訳文                
     一部の長老比丘たちは十人のたちを訓誡し、教誡し、一部の長老比丘たちは二十人のたちを訓誡し、教誡し、一部の長老比丘たちは三十人のたちを訓誡し、教誡し、一部の長老比丘たちは四十人のたちを訓誡し、教誡した。  
                       
                       
                       
    145-12.                
     Te ca navā bhikkhū therehi bhikkhūhi ovadiyamānā anusāsiyamānā uḷāraṃ pubbenāparaṃ visesaṃ jānanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Te ca navā bhikkhū therehi bhikkhūhi ovadiyamānā anusāsiyamānā uḷāraṃ pubbenāparaṃ visesaṃ jānanti. (144-6.)  
    訳文                
     彼ら新参比丘たちは、長老比丘たちに教誡され、訓誡されて、徐々に広大で殊勝な〔境地〕を知っていった。  
                       
                       
                       
    146-1.                
     146. Tena kho pana samayena bhagavā tadahuposathe pannarase komudiyā cātumāsiniyā puṇṇāya puṇṇamāya rattiyā bhikkhusaṅghaparivuto abbhokāse nisinno hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena kho pana samayena bhagavā tadahuposathe pannarase komudiyā cātumāsiniyā puṇṇāya puṇṇamāya rattiyā bhikkhusaṅghaparivuto abbhokāse nisinno hoti. (145-1.)  
      komudiyā    ī コームディ月  
      cātu     
      māsiniyā    in 月の  
    訳文                
     さてそのとき世尊は、十五日の布薩のその日、〔雨期の〕四ヶ月目〔であるカッティカ月、その満月である〕コームディ月の、満ちた満月の夜、比丘僧伽に囲繞され、野外に坐っておられた。  
                       
                       
                       
    146-2.                
     Atha kho bhagavā tuṇhībhūtaṃ tuṇhībhūtaṃ bhikkhusaṅghaṃ anuviloketvā bhikkhū āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha kho bhagavā tuṇhībhūtaṃ tuṇhībhūtaṃ bhikkhusaṅghaṃ anuviloketvā bhikkhū āmantesi – (145-2.)  
    訳文                
     ときに世尊は、おのおの沈黙している比丘僧伽を見回し、比丘たちへ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    146-3.                
     ‘‘apalāpāyaṃ, bhikkhave, parisā;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘apalāpā  a-pra-lap a 駄弁無き  
      ayaṃ,    代的 これ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      parisā;    ā 衆、会衆  
    訳文                
     「比丘たちよ、この会衆は無駄口がありません。  
                       
                       
                       
    146-4.                
     nippalāpāyaṃ, bhikkhave, parisā;   
      語根 品詞 語基 意味  
      nippalāpā  nir-pra-lap a 駄弁無き  
      ayaṃ, bhikkhave, parisā; (146-3.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この会衆は無駄口が存在しません。  
                       
                       
                       
    146-5.                
     suddhā sāre [suddhasāre patiṭṭhitā (syā. kaṃ. pī.)] patiṭṭhitā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      suddhā  śrad-dhā a 清浄の、純粋の  
      sāre    a 真髄、堅材  
      patiṭṭhitā.  prati-sthā 過分 a 住立した、確立した  
    訳文                
     清浄にして、真髄に住立しています。  
                       
                       
                       
    146-6.                
     Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tathārūpo    a かくのごとき  
      ayaṃ,    代的 これ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅgho;  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽はかくのごとしです。  
                       
                       
                       
    146-7.                
     tathārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā yathārūpā parisā āhuneyyā pāhuneyyā dakkhiṇeyyā añjalikaraṇīyā anuttaraṃ puññakkhettaṃ lokassa.   
      語根 品詞 語基 意味  
      tathārūpā    a かくのごとき  
      ayaṃ,    代的 これ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      parisā    ā 衆、会衆  
      yathārūpā    a かくのごとき  
      parisā    ā 衆、会衆  
      āhuneyyā  ā-hu 未分 a 供食されるべき  
      pāhuneyyā  pra-ā-hu 未分 a 饗応されるべき  
      dakkhiṇeyyā    未分 a 供養されるべき  
      añjali    i 有(持) 合掌  
      karaṇīyā  kṛ 名未分 a 中→女 なされるべき、所作、義務  
      anuttaraṃ    代的 無上の  
      puñña    a 依(属) 福徳  
      khettaṃ    a 田畑、土地  
      lokassa.    a 世界、世間  
    訳文                
     比丘たちよ、この会衆はかくのごとしです。すなわち、およそこの会衆は、供食されるべき、饗応されるべき、供養されるべき、合掌されるべき、世の無上の福田です。  
                       
                       
                       
    146-8.                
     Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho; (146-6.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽はかくのごとしです。  
                       
                       
                       
    146-9.                
     tathārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā yathārūpāya parisāya appaṃ dinnaṃ bahu hoti, bahu dinnaṃ bahutaraṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      tathārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā (146-7.)  
      yathārūpāya    a かくのごとき  
      parisāya    ā 衆、会衆  
      appaṃ    名形 a 少ない  
      dinnaṃ  過分 a 与えられた、所施  
      bahu    u 多い  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti,  bhū ある、なる、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bahu    u 多い  
      dinnaṃ  過分 a 与えられた、所施  
      bahutaraṃ.    a より多い  
    訳文                
     比丘たちよ、この会衆はかくのごとしです。すなわち、およそこの会衆のためには、少ない所施は多く、多い所施はより多くなります。  
                       
                       
                       
    146-10.                
     Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho; (146-6.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽はかくのごとしです。  
                       
                       
                       
    146-11.                
     tathārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā yathārūpā parisā dullabhā dassanāya lokassa.   
      語根 品詞 語基 意味  
      tathārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā yathārūpā parisā (146-7.)  
      dullabhā  dur-labh a 得がたい  
      dassanāya  dṛś a 見、見ること  
      lokassa.    a 世界、世間  
    訳文                
     比丘たちよ、この会衆はかくのごとしです。すなわち、およそこの会衆は、世間のうちに見ることが得がたいものです。  
                       
                       
                       
    146-12.                
     Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tathārūpo ayaṃ, bhikkhave, bhikkhusaṅgho; (146-6.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽はかくのごとしです。  
                       
                       
                       
    146-13.                
     tathārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā yathārūpaṃ parisaṃ alaṃ yojanagaṇanāni dassanāya gantuṃ puṭosenāpi’’ [puṭosenāpi, tathārūpo ayaṃ bhikkhave bhikkhusaṃgho, tathārūpā ayaṃ parisā (sī. pī. ka.)].  
      語根 品詞 語基 意味  
      athārūpā ayaṃ, bhikkhave, parisā (146-7.)  
      yathārūpaṃ    a かくのごとき  
      parisaṃ    ā 衆、会衆  
      alaṃ    不変 適当な、当然の、十分に、満足して、沢山だ  
      yojana    a 依(属) 由旬、距離の単位  
      gaṇanāni    ā 女(中) 数、計算  
      dassanāya  dṛś a 見、見ること  
      gantuṃ  gam 不定 行くこと  
      puṭa    a 依(属) 容器、箱、袋  
      aṃsenā  avase a 肩 →肩袋、食料袋  
      pi’’.    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
    訳文                
     比丘たちよ、この会衆はかくのごとしです。すなわち、およそこの会衆を見るために、肩袋をたずさえて数ヨージャナを行くことすら適切です。  
    訳文                
     ・「アンバッタ経」【士族の優位性】で、追放刑の描写にでる「灰容器によって打ち付けて」bhassapuṭena vadhitvāとは、「〔遍歴用の〕食料袋bhatta-puṭaをたたきつけて」と解釈すべきではないかと考えたが、本経のこの文もその傍証たり得ようか。  
                       
                       
                       
    147-1.                
     147. ‘‘Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe arahanto khīṇāsavā vusitavanto katakaraṇīyā ohitabhārā anuppattasadatthā parikkhīṇabhavasaṃyojanā sammadaññāvimuttā –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘Santi,  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      imasmiṃ    代的 これ  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅghe  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
      arahanto  arh 名現分 ant 阿羅漢、応供  
      khīṇa  kṣī 受 過分 a 有(持) 尽きた  
      āsavā  ā-sru a  
      vusitavanto  ava-sā? ant 修行完成した  
      kata  kṛ 過分 a 有(持) なされた  
      karaṇīyā  kṛ 名未分 a 中→男 なされるべき  
      ohita  ava-dhā 過分 a 有(持) 老いた、下ろした  
      bhārā  bhṛ a 重荷、荷物  
      anuppatta  anu-pra-āp 過分 a 有(持) 得達した  
      sadatthā    a 自己の利  
      parikkhīṇa  pari-kṣī 受 過分 a 有(持) 消尽した、滅尽した  
      bhava  bhū a 依(与) 有、存在  
      saṃyojanā  saṃ-yuj a 中→男 結縛、繋縛  
      sammad    不変 正しく  
      aññā  ā-jñā ā 依(具) 了知  
      vimuttā –  vi-muc 過分 a 解脱した  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、阿羅漢であり、漏が尽き、修行完成し、なされるべき事がなされ、重荷を下ろし、自己の利を得達し、有への繋縛が消尽し、正しく了知によって解脱した比丘たちがいます。  
                       
                       
                       
    147-2.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpā    a かくのごとき  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-1.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちが存在します。  
                       
                       
                       
    147-3.                
     Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe pañcannaṃ orambhāgiyānaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā opapātikā tattha parinibbāyino anāvattidhammā tasmā lokā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe (147-1.)  
      pañcannaṃ     
      orambhāgiyānaṃ    a 下分  
      saṃyojanānaṃ  saṃ-yuj a 結、繋縛  
      parikkhayā  pari-kṣi a 遍尽、尽滅  
      opapātikā    a 化生の  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      parinibbāyino    in 般涅槃者  
      anāvatti  an-ā-vṛt in 有(属) 不還  
      dhammā  dhṛ a 男中 法 →不還者  
      tasmā    代的 それ、彼  
      lokā –    a 世界、世間  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、五下分結の滅尽により、化生者となり、そこで般涅槃してその世界から還らざる者たちとなる〔であろう〕比丘たちがいます。  
                       
                       
                       
    147-4.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-2.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちも存在します。  
                       
                       
                       
    147-5.                
     Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe tiṇṇaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā rāgadosamohānaṃ tanuttā sakadāgāmino sakideva [sakiṃ deva (ka.)] imaṃ lokaṃ āgantvā dukkhassantaṃ karissanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe (147-1.)  
      tiṇṇaṃ     
      saṃyojanānaṃ  saṃ-yuj a 結、繋縛  
      parikkhayā  pari-kṣi a 遍尽、尽滅  
      rāga  raj a 貪、貪欲、染/色彩  
      dosa  dviṣ a 過悪、過失、欠点、病素/瞋、瞋恚  
      mohānaṃ  muh a  
      tanuttā    a うすさ、薄性  
      sakadāgāmino  sakid-ā-gam 名形 in 一来  
      sakid    不変 一度、一回  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      imaṃ    代的 これ  
      lokaṃ    a 世界、世間  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āgantvā  ā-gam 来る  
      語根 品詞 語基 意味  
      dukkhassantaṃ    a 苦の終わり(dukkhassa+anta  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      karissanti –  kṛ なす  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、三結の滅尽による貪・瞋・痴の希薄性により一来となって、一度だけこの世界にやってきて苦の終わりをなすであろう比丘たちがいます。  
                       
                       
                       
    147-6.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-2.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちも存在します。  
                       
                       
                       
    147-7.                
     Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe tiṇṇaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā sotāpannā avinipātadhammā niyatā sambodhiparāyanā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe  tiṇṇaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā (147-5.)  
      sotāpannā  sru, ā-pad? a 流れに入った、預流  
      avinipāta  a-vi-ni-pat 使 a 有(属) 不退転、不堕悪趣  
      dhammā  dhṛ a 男中 法、教法、真理、正義、もの、一切法  
      niyatā  ni-yam 過分 a 決定した、決定者  
      sambodhi  saṃ-budh i 有(対) 正覚、等覚  
      parāyanā –  para-ā-i a 中→男 到彼岸  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、三結の滅尽によって預流となり、不堕悪の法を有する、〔さとりを得ることが〕決定した、正覚へ至る〔であろう〕比丘たちがいます。  
                       
                       
                       
    147-8.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-2.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちも存在します。  
                       
                       
                       
    147-9.                
     ‘‘Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe catunnaṃ satipaṭṭhānānaṃ bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe (147-1.)  
      catunnaṃ     
      sati    i 依(属) 念、憶念、正念  
      paṭṭhānānaṃ  pra-sthā a 中(男) 出発、発趣 →念処  
      bhāvanā  bhū 使 ā 修習  
      anuyogam  anu-yuj a 実践、従事  
      anuyuttā  anu-yuj 過分 a 実践した、従事した  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharanti –  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、四念処の修習という実践に従事する比丘たちがいます。  
                       
                       
                       
    147-10.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-2.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちも存在します。  
                       
                       
                       
    147-11.                
     Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe catunnaṃ sammappadhānānaṃ bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe catunnaṃ sammappadhānānaṃ bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…pe…  (147-9.)  
      samma    不変 正しい  
      padhānānaṃ  pra-dhā a 精勤、努力  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、四正勤の修習という実践に従事する比丘たちがいます……  
                       
                       
                       
    147-12.                
     catunnaṃ iddhipādānaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      catunnaṃ     
      iddhi    i 依(属) 神通、神変  
      pādānaṃ…    a 足 →神足  
    訳文                
     四神足の……  
                       
                       
                       
    147-13.                
     pañcannaṃ indriyānaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      pañcannaṃ     
      indriyānaṃ…    a 根、感覚器官  
    訳文                
     五根の……  
                       
                       
                       
    147-14.                
     pañcannaṃ balānaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      pañcannaṃ     
      balānaṃ…    名形 a 力、強い →五力  
    訳文                
     五力の……  
                       
                       
                       
    147-15.                
     sattannaṃ bojjhaṅgānaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      sattannaṃ     
      bojjhi  budh i 依(属) 菩提、悟り  
      aṅgānaṃ…    a 支分 →七菩提分、七覚支  
    訳文                
     七覚支の……  
                       
                       
                       
    147-16.                
     ariyassa aṭṭhaṅgikassa maggassa bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ariyassa    名形 a 聖なる  
      aṭṭha     
      aṅgikassa    a 支分ある  
      maggassa    a 道 →八聖道、八支正道  
      bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti – (147-9.)  
    訳文                
     ……八支聖道の修習という実践に従事する〔比丘たちがいます〕。  
                       
                       
                       
    147-17.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-2.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちも存在します。  
                       
                       
                       
    147-18.                
     Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe mettābhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe mettābhāvanānuyogamanuyuttā viharanti… (147-9.)  
      mettā    ā 依(属)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、慈の修習という実践に従事する比丘たちがいます……  
                       
                       
                       
    147-19.                
     karuṇābhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…   
      語根 品詞 語基 意味  
      karuṇā    ā 依(属)  
      bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti… (147-9.)  
    訳文                
     悲の修習という実践に従事する……  
                       
                       
                       
    147-20.                
     muditābhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…   
      語根 品詞 語基 意味  
      muditā  mud ā 依(属)  
      bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti… (147-9.)  
    訳文                
     喜の修習という実践に従事する……  
                       
                       
                       
    147-21.                
     upekkhābhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…   
      語根 品詞 語基 意味  
      upekkhā  upa-īkṣ ā 依(属)  
      bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti… (147-9.)  
    訳文                
     捨の修習という実践に従事する……  
                       
                       
                       
    147-22.                
     asubhabhāvanānuyogamanuyuttā viharanti…   
      語根 品詞 語基 意味  
      asubha    a 依(属) 不浄の  
      bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti… (147-9.)  
    訳文                
     不浄〔観〕の修習という実践に従事する……  
                       
                       
                       
    147-23.                
     aniccasaññābhāvanānuyogamanuyuttā viharanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      anicca    a 依(属) 無常の  
      saññā  saṃ-jñā ā 依(属)  
      bhāvanānuyogamanuyuttā viharanti – (147-9.)  
    訳文                
     無常想の修習という実践に従事する〔比丘たちがいます〕。  
                       
                       
                       
    147-24.                
     evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evarūpāpi, bhikkhave, santi bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe. (147-2.)  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、そのような比丘たちも存在します。  
                       
                       
                       
    147-25.                
     Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe ānāpānassatibhāvanānuyogamanuyuttā viharanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santi, bhikkhave, bhikkhū imasmiṃ bhikkhusaṅghe ānāpānassatibhāvanānuyogamanuyuttā viharanti. (147-1.)  
      ānāpāna  an, apa-an a 依(属) 出入息  
      sati  smṛ i 依(属) 念、憶念、正念  
    訳文                
     比丘たちよ、この比丘僧伽には、出入息念の修習という実践に従事する比丘たちがいます。  
                       
                       
                       
    147-26.                
     Ānāpānassati, bhikkhave, bhāvitā bahulīkatā mahapphalā hoti mahānisaṃsā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ānāpāna  an, apa-an a 依(属) 出入息  
      sati,  smṛ i 念、憶念、正念  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      bhāvitā  bhū 使 過分 a 修習された  
      bahulī    a 多くの  
      katā  kṛ 過分 a なされた →多修、多作された  
      maha    ant 有(持) 大きい  
      phalā  phal a 中→女 結果、果実  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti  bhū ある、なる、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      maha    ant 有(持) 大きい  
      ānisaṃsā.    a 男→女 功徳、利益  
    訳文                
     比丘たちよ、修習され、多作された出入息念は、大果あり、大功徳あるものです。  
    訳文                
     ・『中部』62「ラーフラ教誡経」にパラレル。  
                       
                       
                       
    147-27.                
     Ānāpānassati, bhikkhave, bhāvitā bahulīkatā cattāro satipaṭṭhāne paripūreti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ānāpānassati, bhikkhave, bhāvitā bahulīkatā (147-26.)  
      cattāro     
      sati    i 依(属) 念、憶念、正念  
      paṭṭhāne  pra-sthā a 中(男) 出発、発趣 →念処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paripūreti.  pari-pṝ 使 完成させる  
    訳文                
     比丘たちよ、修習され、多作された出入息念は、四念処を完成させます。  
                       
                       
                       
    147-28.                
     Cattāro satipaṭṭhānā bhāvitā bahulīkatā satta bojjhaṅge paripūrenti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Cattāro     
      sati    i 依(属) 念、憶念、正念  
      paṭṭhānā  pra-sthā a 中(男) 出発、発趣 →念処  
      bhāvitā  bhū 使 過分 a 修習された  
      bahulī    a 多くの  
      katā  kṛ 過分 a なされた →多修、多作された  
      satta     
      bojjhi  budh i 依(属) 菩提、悟り  
      aṅge    a 中(男) 支分 →七菩提分、七覚支  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paripūrenti.  pari-pṝ 使 完成させる  
    訳文                
     比丘たちよ、修習され、多作された四念処は、七覚支を完成させます。  
                       
                       
                       
    147-29.                
     Satta bojjhaṅgā bhāvitā bahulīkatā vijjāvimuttiṃ paripūrenti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Satta     
      bojjhi  budh i 依(属) 菩提、悟り  
      aṅgā    a 中(男) 支分 →七菩提分、七覚支  
      bhāvitā bahulīkatā vijjāvimuttiṃ paripūrenti. (147-28.)  
      vijjā  vi-jñā ā 明智  
      vimuttiṃ  vi-muc 受 i 解脱  
    訳文                
     比丘たちよ、修習され、多作された七覚支は、明智と解脱を完成させます。  
    訳文                
     ・複合語解釈は暫定。あるいは「明智による解脱」等の可能性もあろうか。  
                       
                       
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