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     4. Madhurasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Madhura    ā 依(属) 地名、マドゥラー  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     「マドゥラー経」(『中部』84  
                       
                       
                       
    317-1.                
     317. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      me    代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた  
    訳文                
     私はこのように聞いた。  
                       
                       
                       
    317-2.                
     ekaṃ samayaṃ āyasmā mahākaccāno madhurāyaṃ viharati gundāvane.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      mahākaccāno    a 人名、マハーカッチャーナ  
      madhurāyaṃ    ā 地名、マドゥラー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      gundā    ā 地名、グンダー  
      vane.    a 林、森  
    訳文                
     あるとき尊者マハーカッチャーナは、マドゥラーのグンダー林に住していた。  
                       
                       
                       
    317-3.                
     Assosi kho rājā mādhuro avantiputto –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Assosi  śru 聞く  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      rājā    an  
      mādhuro    a マドゥラーの  
      avantiputto –    a 人名、アヴァンティプッタ  
    訳文                
     マドゥラー王アヴァンティプッタは聞いた。  
                       
                       
                       
    317-4.                
     ‘‘samaṇo khalu, bho, kaccāno madhurāyaṃ [mathurāyaṃ (ṭīkā)] viharati gundāvane.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘samaṇo  śram a 沙門  
      khalu,    不変 じつに  
      bho,  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāno    a 人名、カッチャーナ  
      madhurāyaṃ viharati gundāvane. (317-2.)  
    訳文                
     「尊き方よ、尊者カッチャーナがマドゥラーのグンダー林に住しています。  
                       
                       
                       
    317-5.                
     Taṃ kho pana bhavantaṃ kaccānaṃ evaṃ kalyāṇo kittisaddo abbhuggato –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Taṃ    代的 それ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      bhavantaṃ  bhū 名現分 ant 尊師、尊者  
      kaccānaṃ    a 人名、カッチャーナ  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      kalyāṇo    a 善い  
      kitti    i, ī 依(属) 称讃、名声  
      saddo    a 音、声、語  
      abbhuggato –  abhi-ud-gam 過分 a あがる、昇る  
    訳文                
     しかして、その尊者カッチャーナへ、かくのごとき称讃の声があがっています。  
                       
                       
                       
    317-6.                
     ‘paṇḍito viyatto medhāvī bahussuto cittakathī kalyāṇapaṭibhāno vuddho ceva arahā ca’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘paṇḍito    a 賢い、博学の、賢者、知者  
      viyatto  vi-añj 過分 a 聡明の、有能の  
      medhāvī    in 智慧ある  
      bahu    u 有(持) 多く  
      suto  śru 名過分 a 聞かれた →多聞  
      citta  ci 名形 a 種々の、雑種の、彩色  
      kathī    名形 in 説者 →巧説者  
      kalyāṇa    a 有(持) 善い、善良の、善巧なる  
      paṭibhāno  prati-bhaṇ a 中→男 弁才  
      vuddho  vṛdh 過分 a 年長の、増上の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      arahā  arh 名現分 ant 阿羅漢、応供  
      ca’.    不変 と、また、そして、しかし  
    訳文                
     『賢者なり、聡明なり、有智なり、多聞なり、巧説者なり、善弁者なり、老練なり、そしてまた、じつに阿羅漢なり。  
    メモ                
     ・「パーヤーシ経」【パーヤーシ卿のこと】にパラレル。  
                       
                       
                       
    317-7.                
     Sādhu kho pana tathārūpānaṃ arahataṃ dassanaṃ hotī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sādhu    u よきかな  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      tathārūpānaṃ    a かくの如きの  
      arahataṃ  arh 名現分 ant 阿羅漢、応供  
      dassanaṃ  dṛś a 見、見ること  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hotī’’  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     じつによきかな、かくのごとき阿羅漢たちにまみえることは』と」  
                       
                       
                       
    317-8.                
     Atha kho rājā mādhuro avantiputto bhadrāni bhadrāni yānāni yojāpetvā bhadraṃ yānaṃ abhiruhitvā bhadrehi bhadrehi yānehi madhurāya niyyāsi mahaccarājānubhāvena āyasmantaṃ mahākaccānaṃ dassanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      rājā    an  
      mādhuro    a マドゥラーの  
      avantiputto    a 人名、アヴァンティプッタ  
      bhadrāni    名形 a 男中 賢い、吉祥の、牛  
      bhadrāni    名形 a 男中 賢い、吉祥の、牛  
      yānāni  a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      yojāpetvā  yuj 使 結ぶ、繋ぐ、適用する、用意する、つとめる  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhadraṃ    名形 a 男中 賢い、吉祥の、牛  
      yānaṃ  a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhiruhitvā  abhi-ruh 上る、あがる  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhadrehi    名形 a 男中 賢い、吉祥の、牛  
      bhadrehi    名形 a 男中 賢い、吉祥の、牛  
      yānehi  a  
      madhurāya    ā 地名、マドゥラー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      niyyāsi  nir-yā 出発する、発足する  
      語根 品詞 語基 意味  
      mahacca    a 偉大  
      rāja    an 依(属)  
      anubhāvena    a 威力  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      mahākaccānaṃ    a 人名、マハーカッチャーナ  
    訳文                
     そこでマドゥラー王アヴァンティプッタは、偉大な王の威力をもって、尊者カッチャーナへまみえるべく吉祥な牛車群を用意し、吉祥な牛車〔の一台〕へ乗り込んで、吉祥な牛車群をともなってマドゥラーより出発した。  
                       
                       
                       
    317-9.                
     Yāvatikā yānassa bhūmi yānena gantvā yānā paccorohitvā pattikova yenāyasmā mahākaccāno tenupasaṅkami;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yāvatikā    ā である限りの、それだけの  
      yānassa  a  
      bhūmi    i 地、土地、大地、国土、階位  
      yānena  a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      gantvā  gam 行く  
      語根 品詞 語基 意味  
      yānā  a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccorohitvā  prati-ava-ruh おりる  
      語根 品詞 語基 意味  
      pattiko    a 歩行者、歩兵  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      mahākaccāno    a 人名、マハーカッチャーナ  
      語根 品詞 語基 意味  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     車のため〔許される〕限りの場所を車によって行き、車からおりると、歩いて尊者カッチャーナの所へ近づいた。  
                       
                       
                       
    317-10.                
     upasaṅkamitvā āyasmatā mahākaccānena saddhiṃ sammodi.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmatā    ant 尊者、具寿  
      mahākaccānena    a 人名、マハーカッチャーナ  
      saddhiṃ    不変 共に、一緒に(具格支配)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sammodi.  saṃ-mud 相喜ぶ、挨拶する  
    訳文                
     近づいて、尊者カッチャーナと挨拶した。  
                       
                       
                       
    317-11.                
     Sammodanīyaṃ kathaṃ sāraṇīyaṃ vītisāretvā ekamantaṃ nisīdi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sammodanīyaṃ  saṃ-mud 未分 a よろこばしい  
      kathaṃ    ā 話、説、論  
      sāraṇīyaṃ  smṛ 未分 a 憶念すべき、記憶すべき  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vītisāretvā  vi-ati-sṛ 使 交わす、交換する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdi.  ni-sad 坐る  
    訳文                
     喜ばしく記憶されるべき言葉を交わして、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    317-12.                
     Ekamantaṃ nisinno kho rājā mādhuro avantiputto āyasmantaṃ mahākaccānaṃ etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinno  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      rājā    an  
      mādhuro    a マドゥラーの  
      avantiputto    a 人名、アヴァンティプッタ  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      mahākaccānaṃ    a 人名、マハーカッチャーナ  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐ったマドゥラー王アヴァンティプッタは、尊者マハーカッチャーナへこう言った。  
                       
                       
                       
    317-13.                
     ‘‘brāhmaṇā, bho kaccāna, evamāhaṃsu –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘brāhmaṇā,  bṛh a 婆羅門  
      bho  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāna,    a 人名、カッチャーナ  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āhaṃsu –  ah いう  
    訳文                
     「尊者カッチャーナよ、婆羅門たちがこのように言っております。  
                       
                       
                       
    317-14.                
     ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘brāhmaṇo  bṛh a 婆羅門  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      seṭṭho    a 最上の、最勝の  
      vaṇṇo,    a 色、容色、階級  
      hīno  過分 a 劣った  
      añño    代的 他の  
      vaṇṇo;    a 色、容色、階級  
    訳文                
     『婆羅門こそは最上の階級であり、他の者は劣った階級である。  
    メモ                
     ・「世起経」【ヴァーセッタとバーラドヴァージャ】にパラレル。そちらではhīnā aññe vaṇṇāと複数形になっている。  
                       
                       
                       
    317-15.                
     brāhmaṇova sukko vaṇṇo, kaṇho añño vaṇṇo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇo  bṛh a 婆羅門  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      sukko    a 白い  
      vaṇṇo,    a 色、容色、階級  
      kaṇho    a 黒い  
      añño    代的 他の  
      vaṇṇo;    a 色、容色、階級  
    訳文                
     婆羅門こそは白い階級であり、他の者は黒い階級である。  
                       
                       
                       
    317-16.                
     brāhmaṇāva sujjhanti, no abrāhmaṇā;   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇā  bṛh a 婆羅門  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sujjhanti,  śudh 清まる  
      語根 品詞 語基 意味  
      no    不変 ない、否  
      abrāhmaṇā;  a-bṛh a 非婆羅門  
    訳文                
     婆羅門たちこそが清まるのであり、他の者たちはそうではない。  
                       
                       
                       
    317-17.                
     brāhmaṇāva brahmuno puttā orasā mukhato jātā brahmajā brahmanimmitā brahmadāyādā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇā  bṛh a 婆羅門  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      brahmuno  bṛh 名形 梵天  
      puttā    a 息子  
      orasā    a 自己から生まれる、嗣子  
      mukhato    a 口、顔  
      jātā  jan 過分 a 生まれた  
      brahma  bṛh 名形 依(奪) 梵天  
          a 生じる  
      brahma  bṛh 名形 依(具) 梵天  
      nimmitā  nir-mā 過分 a 化作の  
      brahma  bṛh 名形 依(属) 梵天  
      dāyādā    a 相続人、後継者  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     婆羅門たちこそは、梵天の子ら、嗣子たちであり、口から生まれた、梵天より生まれた、梵天による化作の、梵天の相続者である』と。  
                       
                       
                       
    317-18.                
     Idha bhavaṃ kaccāno kimakkhāyī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      bhavaṃ  bhū 名現分 ant 尊師、尊者  
      kaccāno    a 人名、カッチャーナ  
      kim    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      akkhāyī’’  ā-khyā 告げる、話す  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     このことに関して、尊者カッチャーナはどう仰るでしょうか」  
                       
                       
                       
    317-19.                
     ‘‘Ghosoyeva kho eso, mahārāja, lokasmiṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ghoso    a 音声、巷説  
      yeva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      eso,    代的 それ、彼  
      mahā    ant 大きい  
      rāja,    an  
      lokasmiṃ –    a 世界、世間  
    訳文                
     「大王よ、それは世間の巷説に過ぎません。  
                       
                       
                       
    317-20.                
     ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo; (317-14.)  
    訳文                
     『婆羅門こそは最上の階級であり、他の者は劣った階級である。  
                       
                       
                       
    317-21.                
     brāhmaṇova sukko vaṇṇo, kaṇho añño vaṇṇo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇova sukko vaṇṇo, kaṇho añño vaṇṇo; (317-15.)  
    訳文                
     婆羅門こそは白い階級であり、他の者は黒い階級である。  
                       
                       
                       
    317-22.                
     brāhmaṇāva sujjhanti, no abrāhmaṇā;   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇāva sujjhanti, no abrāhmaṇā; (317-16.)  
    訳文                
     婆羅門たちこそが清まるのであり、他の者たちはそうではない。  
                       
                       
                       
    317-23.                
     brāhmaṇāva brahmuno puttā orasā mukhato jātā brahmajā brahmanimmitā brahmadāyādā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇāva brahmuno puttā orasā mukhato jātā brahmajā brahmanimmitā brahmadāyādā’ti. (317-17.)  
    訳文                
     婆羅門たちこそは、梵天の子ら、嗣子たちであり、口から生まれた、梵天より生まれた、梵天による化作の、梵天の相続者である』という〔主張〕は。  
                       
                       
                       
    317-24.                
     Tadamināpetaṃ, mahārāja, pariyāyena veditabbaṃ yathā ghosoyeveso lokasmiṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tad    代的 それ  
      aminā    代的 これ  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      etaṃ,    代的 これ  
      mahā    ant 大きい  
      rāja,    an  
      pariyāyena  pari-i a 法門、教説、理由、方便  
      veditabbaṃ  vid 未分 a 知られるべき  
      yathā    不変 〜のごとくに、〜のように  
      ghosoyeveso lokasmiṃ – (317-19.)  
    訳文                
     大王よ、この理由によって、このことは世間の巷説に過ぎない〔という〕ように知られるべきです。  
                       
                       
                       
    317-25.                
     ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo…pe… (317-14.)  
    訳文                
     『婆羅門こそは最上の階級であり、他の者は劣った階級である……  
                       
                       
                       
    317-26.                
     brahmadāyādā’’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      brahmadāyādā’’’ti.(317-17.)  
    訳文                
     ……梵天の相続者である』という〔主張〕は。  
                       
                       
                       
    318-1.                
     318. ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, khattiyassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā khattiyopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ    代的 それ  
      kiṃ    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      maññasi,  man 考える  
      語根 品詞 語基 意味  
      mahā    ant 大きい  
      rāja,    an  
      khattiyassa    a 士族、王族、刹帝利  
      ce    不変 もし、たとえ  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ijjheyya  ṛdh 成功する  
      語根 品詞 語基 意味  
      dhanena    a  
          不変 あるいは  
      dhaññena    a 穀物  
          不変 あるいは  
      rajatena    a  
          不変 あるいは  
      jātarūpena    a  
          不変 あるいは  
      khattiyo    a 士族、王族、刹帝利  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      assa    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      assa  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      pubba   代的 依(処) 前に、先に  
      uṭṭhāyī  ud-sthā in 起立する、起き上がる  
      pacchā   不変 後に  
      nipātī  ni-pat in 落下する、就寝する  
      kiṃ    不変 何、どう  
      kāra    a 依(処) 行為、所作、字、文字、作者  
      paṭissāvī  prati-śru in 従順な  
      manāpa  man a 可意の、適意の  
      cārī  car 名形 in 行ずる、実践する、行者  
      piya    a 愛、可愛の、所愛  
      vādī…  vad in 話すもの、論者  
    訳文                
     大王よ、これをどう考えますか。もし士族のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る士族が現れるでしょうか。  
    メモ                
     ・構文の理解が難しく、khattiyassaを上記のように解して補訳した。大意は損ねていないと思うが、要再検討。  
                       
                       
                       
    318-2.                
     brāhmaṇopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇo  bṛh a 婆羅門  
      pissāssa… (318-1.)  
    訳文                
     ……婆羅門が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-3.                
     vessopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      vesso    a 庶民、毘舎  
      pissāssa… (318-1.)  
    訳文                
     ……庶民が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-4.                
     suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      suddo    a 隷民、奴隷、首陀羅  
      pissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ (318-1.)  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る隷民が現れるでしょうか」  
                       
                       
                       
    318-5.                
     ‘‘Khattiyassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā khattiyopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Khattiyassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā khattiyopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī… (318-1.)  
      bho  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāna,    a 人名、カッチャーナ  
    訳文                
     尊者カッチャーナよ、もし士族のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る士族が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-6.                
     brāhmaṇopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇopissāssa… (318-2.)  
    訳文                
     ……婆羅門が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-7.                
     vessopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      vessopissāssa… (318-3.)  
    訳文                
     ……庶民が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-8.                
     suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti. (318-4.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る隷民が現れるでしょう」  
                       
                       
                       
    318-9.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, brāhmaṇassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, brāhmaṇassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī… (318-4.)  
      brāhmaṇassa  bṛh a 婆羅門  
      brāhmaṇo  bṛh a 婆羅門  
    訳文                
     「大王よ、これをどう考えますか。もし婆羅門のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る婆羅門が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-10.                
     vessopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      vessopissāssa… (318-3.)  
    訳文                
     ……庶民が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-11.                
     suddopissāssa …   
      語根 品詞 語基 意味  
      suddopissāssa … (318-4.)  
    訳文                
     ……隷民が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-12.                
     khattiyopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      khattiyo    a 士族、王族、刹帝利  
      pissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti? (318-4.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る士族が現れるでしょうか」  
                       
                       
                       
    318-13.                
     ‘‘Brāhmaṇassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Brāhmaṇassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī… (318-9.)  
      bho  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāna,    a 人名、カッチャーナ  
    訳文                
     「尊者カッチャーナよ、もし婆羅門のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る婆羅門が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-14.                
     vessopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      vessopissāssa… (318-3.)  
    訳文                
     ……庶民が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-15.                
     suddopissāssa …   
      語根 品詞 語基 意味  
      suddopissāssa … (318-4.)  
    訳文                
     ……隷民が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-16.                
     khattiyopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      khattiyopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti. (318-12.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る士族が現れるでしょう」  
                       
                       
                       
    318-17.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, vessassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, vessassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī… (318-4.)  
      vessassa    a 庶民、毘舎  
      vesso    a 庶民、毘舎  
    訳文                
     「大王よ、これをどう考えますか。もし庶民のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る庶民が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-18.                
     suddopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      suddopissāssa … (318-4.)  
    訳文                
     ……隷民が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-19.                
     khattiyopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      khattiyopissāssa… (318-1.)  
    訳文                
     ……士族が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-20.                
     brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇo  bṛh a 婆羅門  
      pissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti? (318-4.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る婆羅門が現れるでしょうか」  
                       
                       
                       
    318-21.                
     ‘‘Vessassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
       ‘‘Vessassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī… (318-17.)  
      bho  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāna,    a 人名、カッチャーナ  
    訳文                
     「尊者カッチャーナよ、もし庶民のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る庶民が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-22.                
     suddopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      suddopissāssa … (318-4.)  
    訳文                
     ……隷民が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-23.                
     khattiyopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      khattiyopissāssa… (318-1.)  
    訳文                
     ……士族が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-24.                
     brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti. (318-20.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る婆羅門が現れるでしょう」  
                       
                       
                       
    318-25.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, suddassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, suddassa cepi ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī… (318-4.)  
      suddassa    a 隷民、奴隷、首陀羅  
      suddo    a 隷民、奴隷、首陀羅  
    訳文                
     「大王よ、これをどう考えますか。もし隷民のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る隷民が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-26.                
     khattiyopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      khattiyopissāssa… (318-1.)  
    訳文                
     ……士族が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-27.                
     brāhmaṇopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇopissāssa… (318-2.)  
    訳文                
     ……婆羅門が現れるでしょうか。  
                       
                       
                       
    318-28.                
     vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      vesso    a 庶民、毘舎  
      pissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti? (318-4.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る庶民が現れるでしょうか」  
                       
                       
                       
    318-29.                
     ‘‘Suddassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādīti…   
      語根 品詞 語基 意味  
       ‘‘Suddassa cepi, bho kaccāna, ijjheyya dhanena vā dhaññena vā rajatena vā jātarūpena vā suddopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādīti… (318-25.)  
      bho  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāna,    a 人名、カッチャーナ  
    訳文                
     「尊者カッチャーナよ、もし隷民のうち〔ある者〕が財、穀物、銀、あるいは金によって成功したとすれば、彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る隷民が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-30.                
     khattiyopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      khattiyopissāssa… (318-1.)  
    訳文                
     ……士族が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-31.                
     brāhmaṇopissāssa…   
      語根 品詞 語基 意味  
      brāhmaṇopissāssa… (318-2.)  
    訳文                
     ……婆羅門が現れるでしょう。  
                       
                       
                       
    318-32.                
     vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      vessopissāssa pubbuṭṭhāyī pacchānipātī kiṃkārapaṭissāvī manāpacārī piyavādī’’ti. (318-28.)  
    訳文                
     ……彼には、〔彼より〕先に起き、〔彼より〕後に寝て、どんな仕事にも従順で、意に適って行動し、愛すべき言葉を語る庶民が現れるでしょう」  
                       
                       
                       
    318-33.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, yadi evaṃ sante, ime cattāro vaṇṇā samasamā honti no vā?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, mahārāja, (318-1.)  
      yadi    不変 もし  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      sante,  as 現分 a ある、なる  
      ime    代的 これら  
      cattāro     
      vaṇṇā    a 容色、階級  
      samasamā    a 等同の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      honti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      no    不変 ない、否、〜かどうか  
      vā?    不変 あるいは  
    訳文                
     「大王よ、これをどう考えますか。もしそのようである場合、これら四つの階級は平等なものとなるのではありませんか。  
                       
                       
                       
    318-34.                
     Kathaṃ vā te ettha hotī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Kathaṃ    不変 いかに、なぜに  
          不変 あるいは  
      te    代的 あなた  
      ettha    不変 ここに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hotī’’  bhū ある、なる、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     あるいは、ここなるあなたには、何か〔別の見解が〕おありですか」  
                       
                       
                       
    318-35.                
     ‘‘Addhā kho, bho kaccāna, evaṃ sante, ime cattāro vaṇṇā samasamā honti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Addhā    不変 誠に、たしかに  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bho  bhū 名現分 ant 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      kaccāna,    a 人名、カッチャーナ  
      evaṃ sante, ime cattāro vaṇṇā samasamā honti. (318-33.)  
    訳文                
     「尊者カッチャーナよ、確かにそのようである場合、これら四つの階級は平等なものとなります。  
                       
                       
                       
    318-36.                
     Nesaṃ [nāsaṃ (sī.), nāhaṃ (syā. kaṃ.)] ettha kiñci nānākaraṇaṃ samanupassāmī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Nesaṃ    代的 それら、彼ら  
      ettha    不変 ここに  
      kiñci    代的 何、誰  
      nānā    不変 異なって  
      karaṇaṃ  kṛ a 所作、遂行 →殊異  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samanupassāmī’’  saṃ-anu-paś 見る、認める、見なす、考える  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     彼らに関して、ここなる私は、いかなる相違をも見出しません」  
                       
                       
                       
    318-37.                
     ‘‘Imināpi kho etaṃ, mahārāja, pariyāyena veditabbaṃ yathā ghoso yeveso lokasmiṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Iminā    代的 これ  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      etaṃ, mahārāja, pariyāyena veditabbaṃ yathā ghoso yeveso lokasmiṃ – (317-24.)  
    訳文                
     「大王よ、その理由によって、このことは世間の巷説に過ぎない〔という〕ように知られるべきです。  
                       
                       
                       
    318-38.                
     ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘brāhmaṇova seṭṭho vaṇṇo, hīno añño vaṇṇo…pe… (317-14.)  
    訳文                
     『婆羅門こそは最上の階級であり、他の者は劣った階級である……  
                       
                       
                       
    318-39.                
     brahmadāyādā’’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      brahmadāyādā’’’ti.(317-17.)  
    訳文                
     ……梵天の相続者である』という〔主張〕は。  
                       
                       
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