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		9. Puttasuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Putta		名	a	男	依（属）		息子
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「息子経」（『増支部』5-39）
		39-1.
		39. ‘‘Pañcimāni, bhikkhave, ṭhānāni sampassantā mātāpitaro puttaṃ icchanti kule jāyamānaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Pañca		数	特	‐	複	対	五
			imāni,		代	代的	中	複	対	これら
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			ṭhānāni	sthā	名	a	中	複	対	場所、状態、理由、道理
			sampassantā	saṃ-paś	現分	a	男	複	主	見る、正観する
			mātā		名	ar	女	相		母
			pitaro		名	ar	男	複	主	父
			puttaṃ		名	a	男	単	対	息子
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			icchanti	iṣ	動	現	能	複	三	欲する、求める
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kule		名	a	中	単	処	家、良家､族姓
			jāyamānaṃ.	jan	現分	a	男	単	対	生まれる、再生する
		訳文
		「比丘たちよ、これら五つの道理を見て、母と父は家に生まれる息子を求めます。
		39-2.
		Katamāni pañca?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Katamāni		形	代的	中	複	主	いずれの、どちらの
			pañca?		数	特	‐	複	主	五
		訳文
		いかなる五か。
		39-3.
		Bhato vā no bharissati;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Bhato	bhṛ	過分	a	男	単	主	養育された
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			no		代	代的	‐	複	対	私たち
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			bharissati;	bhṛ	動	未	能	単	三	保つ、支持する、養育する
		訳文
		『養われて、我々を養うであろう』、
		39-4.
		kiccaṃ vā no karissati;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kiccaṃ	kṛ	未分	a	中	単	対	なされるべき、所作、義務
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			no		代	代的	‐	複	対	私たち
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			karissati;	kṛ	動	未	能	単	三	なす
		訳文
		『なすべき事を我々へなすであろう』、
		39-5.
		kulavaṃso ciraṃ ṭhassati;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kula		名	a	中	有（属）		家、良家、族姓
			vaṃso		名	a	男	単	主	竹、種姓、系統、伝統
			ciraṃ		形	a	中	単	副対	久しく
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			ṭhassati;	sthā	動	未	能	単	三	立つ
		訳文
		『家系を背負って久しく立つであろう』、
		39-6.
		dāyajjaṃ paṭipajjissati;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			dāyajjaṃ		名	a	中	単	主	家督、遺産
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paṭipajjissati;	prati-pad	動	未	能	単	三	向かって歩く、行動する、遂行する
		訳文
		『家督を遂行するであろう』、
		39-7.
		atha vā pana petānaṃ kālaṅkatānaṃ dakkhiṇaṃ anuppadassatīti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			petānaṃ	pra-i	名過分	a	男	複	与	亡者、餓鬼
			kālaṅkatānaṃ	kṛ	過分	a	男	複	与	命終した
			dakkhiṇaṃ		名	ā	女	単	対	施物、供物
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			anuppadassatī	anu-ud-pad?	動	未	能	単	三	生じさせるanuppādetiの未来形？
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		『ときにまた、命終した祖霊たちへ供物を与えるであろう』と。
		39-8.
		Imāni kho, bhikkhave, pañca ṭhānāni sampassantā mātāpitaro puttaṃ icchanti kule jāyamāna’’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Imāni kho, bhikkhave, pañca ṭhānāni sampassantā mātāpitaro puttaṃ icchanti kule jāyamāna’’n (39-1.)
			kho,		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		比丘たちよ、これら五つの道理を見て、母と父は家に生まれる息子を求めます。
		39-9.
		[kathā. 491] ‘‘Pañca ṭhānāni sampassaṃ, puttaṃ icchanti paṇḍitā;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Pañca		数	特	‐	複	対	五
			ṭhānāni	sthā	名	a	中	複	対	場所、状態、理由、道理
			sampassaṃ,	saṃ-paś	現分	ant	男	単	主	見る、正観する
			puttaṃ		名	a	男	単	対	息子
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			icchanti	iṣ	動	現	能	複	三	欲する、求める
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			paṇḍitā;		形	a	男	複	主	賢い
		訳文
		♪賢者たちは、五つの道理を見て、息子を求める。
		メモ
		・単数形sampassaṃではなく複数形であるべきだが、音韻の都合か。
		39-10.
		Bhato vā no bharissati, kiccaṃ vā no karissati.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Bhato	bhṛ	過分	a	男	単	主	養育された
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			no		代	代的	‐	複	対	私たち
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			bharissati,	bhṛ	動	未	能	単	三	保つ、支持する、養育する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kiccaṃ	kṛ	未分	a	中	単	対	なされるべき、所作、義務
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			no		代	代的	‐	複	対	私たち
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			karissati.	kṛ	動	未	能	単	三	なす
		訳文
		♪養われて、我々を養い、なすべき事を我々へなすであろう、
		39-11.
		‘‘Kulavaṃso ciraṃ tiṭṭhe, dāyajjaṃ paṭipajjati;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Kula		名	a	中	有（属）		家、良家、族姓
			vaṃso		名	a	男	単	主	竹、種姓、系統、伝統
			ciraṃ		形	a	中	単	副対	久しく
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			tiṭṭhe,	sthā	動	願	能	単	三	立つ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			dāyajjaṃ		名	a	中	単	対	家督、遺産
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paṭipajjati;	prati-pad	動	現	能	単	三	向かって歩く、行動する、目的に進む、遂行する
		訳文
		♪家系を背負って久しく立ち、家督を遂行する。
		39-12.
		Atha vā pana petānaṃ, dakkhiṇaṃ anuppadassati.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			petānaṃ,	pra-i	名過分	a	男	複	与	亡者、餓鬼
			dakkhiṇaṃ		名	ā	女	単	対	施物、供物
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			anuppadassati.	anu-ud-pad?	動	未	能	単	三	生じさせるanuppādetiの未来形？
		訳文
		♪ときにまた、祖霊たちへ供物を与えるであろう。
		39-13.
		‘‘Ṭhānānetāni sampassaṃ, puttaṃ icchanti paṇḍitā;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Ṭhānāni	sthā	名	a	中	複	対	場所、状態、理由、道理
			etāni		代	代的	中	複	対	これ
			sampassaṃ,	saṃ-paś	現分	ant	男	単	主	見る、正観する
			puttaṃ		名	a	男	単	対	息子
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			icchanti	iṣ	動	現	能	複	三	欲する、求める
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			paṇḍitā;		形	a	男	複	主	賢い
		訳文
		♪賢者たちは、これらの道理を見て、息子を求める。
		39-14.
		Tasmā santo sappurisā, kataññū katavedino.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tasmā		代	代的	中	単	奪	それ、彼
			santo	as	現分	ant	男	複	主	ある、なる、善き
			sappurisā,		名	a	男	複	主	善士、善人、正士
			kataññū	kṛ jñā	形	ū	男	単	主	知恩の、恩を知る
			katavedino.	kṛ, vid　使	形	in	男	複	主	恩を感じる
		訳文
		♪それゆえ、善人、善士たちは恩を知り、恩を感じ、
		39-15.
		‘‘Bharanti mātāpitaro, pubbe katamanussaraṃ;
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			‘‘Bharanti	bhṛ	動	現	能	複	三	保つ、支持する、養育する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			mātā		名	ar	女	相		母
			pitaro,		名	ar	男	複	対	父
			pubbe		不変	‐	‐	‐	‐	前に、以前に
			katam	kṛ	過分	a	中	単	対	なされた
			anussaraṃ;	anu-smṛ	現分	ant	男	単	主	憶念する
		訳文
		♪以前になされたことを思い起こして、母と父を養う。
		39-16.
		Karonti nesaṃ kiccāni, yathā taṃ pubbakārinaṃ.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Karonti	kṛ	動	現	能	複	三	なす
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			nesaṃ		代	代的	男	複	与	それら、彼ら
			kiccāni,	kṛ	未分	a	中	複	対	なされるべき、所作、所用
			yathā		不変	‐	‐	‐	‐	〜のごとくに､〜のように
			taṃ		代	代的	中	単	主	それ
			pubba		形	代的	‐	依（処）		前の、先の、昔の、東の
			kārinaṃ.	kṛ	形	in	男	複	属	なす
		訳文
		♪かつてなした者たちのそれのように、彼らへなすべき事をなす。
		39-17.
		‘‘Ovādakārī bhataposī, kulavaṃsaṃ ahāpayaṃ;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Ovāda	ava-vad	名	a	男	依（対）		教誡、訓誡
			kārī	kṛ	形	in	男	単	主	なす、作者
			bhata	bhṛ	過分	a	‐	有（持）		支持された、養育された
			posī,	puṣ	形	in	男	単	主	養育する、被養の
			kula		名	a	中	依（属）		家、良家、族姓
			vaṃsaṃ		名	a	男	単	対	種姓、伝統、歴史、竹
			ahāpayaṃ;	a-hā　使	現分	ant	男	単	主	省略しない、無視しない
		訳文
		♪教誡をなし、被扶養者を養い、家系を疎かにせず、
		39-18.
		Saddho sīlena sampanno, putto hoti pasaṃsiyo’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Saddho	śrad-dhā	名形	a	男	単	主	信ある
			sīlena		名	a	中	単	具	戒
			sampanno,	saṃ-pad	過分	a	男	単	主	具足した、成就した
			putto		名	a	男	単	主	息子
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti	bhū	動	現	能	単	三	ある、なる、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			pasaṃsiyo’’	pra-śaṃs	未分	a	男	単	主	称讃されるべき
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪信あり、戒を具足した息子は称讃されるべきである」
		navamaṃ;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			navamaṃ;		形	a	中	単	主	第九の
		訳文
		第九〔経〕。
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