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     7. Suvidūrasuttaṃ    
      語根 品詞 語基 意味    
      Suvidūra    a 依(属) 慣用句「極めて遠い」suvidūravidūraの略    
      suttaṃ  sīv a 経、糸    
    訳文                  
     「遠経」(『増支部』4-47    
                         
                         
                         
    47-1.                  
     47. ‘‘Cattārimāni, bhikkhave, suvidūravidūrāni.     
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Cattāri       
      imāni,    代的 これら    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      suvidūravidūrāni.    a 遠くの、極めて遠隔の    
    訳文                  
     「比丘たちよ、これら四つの遠いものがあります。    
                         
                         
                         
    47-2.                  
     Katamāni cattāri?     
      語根 品詞 語基 意味    
      Katamāni    代的 いずれの、どちらの    
      cattāri?       
    訳文                  
     いかなる四か。    
                         
                         
                         
    47-3.                  
     Nabhañca, bhikkhave, pathavī ca;     
      語根 品詞 語基 意味    
      Nabhañ    as 天空、雲、霧    
      ca,    不変 と、また、そして、しかし    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      pathavī    ī    
      ca;    不変 と、また、そして、しかし    
    訳文                  
     比丘たちよ、天空と大地、    
                         
                         
                         
    47-4.                  
     idaṃ paṭhamaṃ suvidūravidūre.     
      語根 品詞 語基 意味    
      idaṃ    代的 これ    
      paṭhamaṃ    a 第一の、最初の    
      suvidūravidūre.    a 遠くの、極めて遠隔の    
    訳文                  
     これが第一の遠いものです。    
                         
                         
                         
    47-5.                  
     Orimañca, bhikkhave, tīraṃ samuddassa pārimañca;     
      語根 品詞 語基 意味    
      Orimañ    a 此方の    
      ca,    不変 と、また、そして、しかし    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      tīraṃ  tṛ a    
      samuddassa    a 海、海洋    
      pārimañ    a 彼方の    
      ca;    不変 と、また、そして、しかし    
    訳文                  
     比丘たちよ、此岸と海の彼方、    
                         
                         
                         
    47-6.                  
     idaṃ dutiyaṃ suvidūravidūre.     
      語根 品詞 語基 意味    
      idaṃ    代的 これ    
      dutiyaṃ    名形 a 男→中 第二の、伴侶    
      suvidūravidūre.    a 遠くの、極めて遠隔の    
    訳文                  
     これが第二の遠いものです。    
                         
                         
                         
    47-7.                  
     Yato ca, bhikkhave, verocano abbhudeti yattha ca atthameti [atthaṅgameti (syā.), veti (ka.)];     
      語根 品詞 語基 意味    
      Yato    不変 そこから、〜なるが故に、何となれば(yaの奪格)    
      ca,    不変 と、また、そして、しかし    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      verocano  vi-ruc a 太陽、陽、毘盧遮那    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      abbhudeti  abhi-ud-i 昇る、出る    
      語根 品詞 語基 意味    
      yattha    不変 〜ところのその場所、〜の所    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      attham    a    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      eti;  i 行く    
    訳文                  
     比丘たちよ、そこから太陽が昇るところと、そこへ没するところ、    
                         
                         
                         
    47-8.                  
     idaṃ tatiyaṃ suvidūravidūre.     
      語根 品詞 語基 意味    
      idaṃ    代的 これ    
      tatiyaṃ    a 第三の    
      suvidūravidūre.    a 遠くの、極めて遠隔の    
    訳文                  
     これが第三の遠いものです。    
                         
                         
                         
    47-9.                  
     Satañca, bhikkhave, dhammo asatañca dhammo;     
      語根 品詞 語基 意味    
      Satañ  as 現分 ant ある、なる、よき    
      ca,    不変 と、また、そして、しかし    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      dhammo  dhṛ a 男中    
      asatañ  a-as 現分 ant 存在しない、不善の    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      dhammo;  dhṛ a 男中    
    訳文                  
     比丘たちよ、善人たちの法と不善人たちの法、    
                         
                         
                         
    47-10.                  
     idaṃ catutthaṃ suvidūravidūre.     
      語根 品詞 語基 意味    
      idaṃ    代的 これ    
      catutthaṃ    a 第四の    
      suvidūravidūre.    a 遠くの、極めて遠隔の    
    訳文                  
     これが第四の遠いものです。    
                         
                         
                         
    47-11.                  
     Imāni kho, bhikkhave, cattāri suvidūravidūrānī’’ti.    
      語根 品詞 語基 意味    
      Imāni    代的 これら    
      kho,    不変 じつに、たしかに    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      cattāri       
      suvidūravidūrānī’’    a 遠くの、極めて遠隔の    
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
    訳文                  
     比丘たちよ、これら四つの遠いものがあります。    
                         
                         
                         
    47-12.                  
     [jā. 2.21.414, 448] ‘‘Nabhañca dūre pathavī ca dūre,    
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Nabhañ    as 天空、雲、霧    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      dūre    a 男中 遠い    
      pathavī    ī    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      dūre,    a 男中 遠い    
    訳文                  
     ♪天空と大地はそれぞれ遠くにあり、    
                         
                         
                         
    47-13.                  
     Pāraṃ samuddassa tadāhu dūre;    
      語根 品詞 語基 意味    
      Pāraṃ    名形 a 彼方、彼岸    
      samuddassa    a 海、海洋    
      tad    代的 それ    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      āhu  ah いう    
      語根 品詞 語基 意味    
      dūre;    a 男中 遠い    
    訳文                  
     ♪かの海の彼方を、遠くにあると人々は言う。    
                         
                         
                         
    47-14.                  
     Yato ca verocano abbhudeti,    
      語根 品詞 語基 意味    
      Yato    不変 そこから、〜なるが故に、何となれば(yaの奪格)    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      verocano  vi-ruc a 太陽、陽、毘盧遮那    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      abbhudeti,  abhi-ud-i 昇る、出る    
    訳文                  
     ♪そこから太陽が昇るところから、    
                         
                         
                         
    47-15.                  
     Pabhaṅkaro yattha ca atthameti;    
      語根 品詞 語基 意味    
      Pabhaṅkaro  kṛ a 光をもたらす者    
      yattha    不変 〜ところのその場所、〜の所    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      attham    a    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      eti;  i 行く    
    訳文                  
     ♪そこへ光をもたらすものが没するところ、    
                         
                         
                         
    47-16.                  
     Tato have dūrataraṃ vadanti,    
      語根 品詞 語基 意味    
      Tato    不変 それより、それゆえに、その後    
      have    不変 じつに    
      dūrataraṃ    a より遠い    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      vadanti,  vad 言う、説く    
    訳文                  
     ♪それより遠いものとして、人々は語る。    
                         
                         
                         
    47-17.                  
     Satañca dhammaṃ asatañca dhammaṃ.    
      語根 品詞 語基 意味    
      Satañ  as 現分 ant ある、なる、よき    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      dhammaṃ  dhṛ a 男中    
      asatañ  a-as 現分 ant 存在しない、不善の    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      dhammaṃ.  dhṛ a 男中    
    訳文                  
     ♪〔すなわち〕、善人たちの法と不善人たちの法を。    
                         
                         
                         
    47-18.                  
     ‘‘Abyāyiko hoti sataṃ samāgamo,    
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Abyāyiko  a-vi-i a 不滅の    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      hoti  bhū ある、なる、存在する    
      語根 品詞 語基 意味    
      sataṃ  as 現分 ant ある、なる、よき    
      samāgamo,  saṃ-ā-gam a 来集、会合、同居    
    訳文                  
     ♪善人たちの集合は不滅であり、    
                         
                         
                         
    47-19.                  
     Yāvāpi [yāvampi (sī. syā. kaṃ. pī.)] tiṭṭheyya tatheva hoti;    
      語根 品詞 語基 意味    
      Yāva    不変 〜だけ、〜まで、〜の限り    
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      tiṭṭheyya  sthā 立つ、住立する    
      語根 品詞 語基 意味    
      tathā    不変 かく、その如く    
      eva    不変 まさに、のみ、じつに    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      hoti;  bhū ある、なる、存在する    
    訳文                  
     ♪住立しているかぎりは、そのまま存在する。    
                         
                         
                         
    47-20.                  
     Khippañhi veti asataṃ samāgamo,    
      語根 品詞 語基 意味    
      Khippañ  kṣip 名形 a 副対 急速に、速疾に    
      hi    不変 じつに、なぜなら    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      veti  vi-i 去る、消失する    
      語根 品詞 語基 意味    
      asataṃ  a-as 現分 ant 存在しない、不善の    
      samāgamo,  saṃ-ā-gam a 来集、会合、同居    
    訳文                  
     ♪不善人たちの集合は速やかに消え去り、    
                         
                         
                         
    47-21.                  
     Tasmā sataṃ dhammo asabbhi ārakā’’ti.     
      語根 品詞 語基 意味    
      Tasmā    代的 それ、彼    
      sataṃ  as 現分 ant ある、なる、よき    
      dhammo  dhṛ a 男中    
      asabbhi  a-as 現分 ant 存在しない、善からぬ    
      ārakā’’    不変 遠く離れて、遠隔に    
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
    訳文                  
     ♪それゆえ、善人たちの法は、不善人たちから遠い」    
                         
                         
                         
     sattamaṃ;    
      語根 品詞 語基 意味    
      sattamaṃ;    a 第七の    
    訳文                  
     第七〔経〕。    
                         
                         
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