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     8. Devalokasuttaṃ    
      語根 品詞 語基 意味    
      Deva    a 依(属) 天、神、陛下    
      loka    a 依(属) 世界、世間    
      suttaṃ  sīv a 経、糸    
    訳文                  
     「天界経」(『増支部』3-18    
                         
                         
                         
    18-1.                  
     18. ‘‘Sace vo, bhikkhave, aññatitthiyā paribbājakā evaṃ puccheyyuṃ –     
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Sace    不変 もし    
      vo,    代的 あなたたち    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      aññatitthiyā    a 異学、外教    
      paribbājakā  pra-vraj a 遍歴行者    
      evaṃ    不変 このように、かくの如き    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      puccheyyuṃ –  prach 問う、質問する    
    訳文                  
     「比丘たちよ、もしあなたがたへ異学の遍歴行者たちがこのように問うたとしましょう。    
                         
                         
                         
    18-2.                  
     ‘devalokūpapattiyā, āvuso, samaṇe gotame brahmacariyaṃ vussathā’ti?     
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘deva    a 依(属) 天、神、陛下    
      loka    a 依(与) 世界、世間    
      upapattiyā,    i 往生、再生、転生    
      āvuso,    不変 友よ    
      samaṇe  śram a 沙門    
      gotame    a 人名、ゴータマ    
      brahmacariyaṃ  bṛh, car a 梵行    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      vussathā’  vas 受 住まれる    
      語根 品詞 語基 意味    
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
    訳文                  
     『友らよ、沙門ゴータマのもとで梵行は、天界への転生のために住されたのであろうか』と。    
    メモ                  
     ・パラレルな『相応部』35-81「衆多比丘経」などでは述語はvussatiであるが、ニカーヤ中でここのみは上記のようになっている。二人称複数の可能性もあるが、ここでは反射態アオリスト単数と解してみた。    
                         
                         
                         
    18-3.                  
     Nanu tumhe, bhikkhave, evaṃ puṭṭhā aṭṭīyeyyātha harāyeyyātha jiguccheyyāthā’’ti?     
      語根 品詞 語基 意味    
      Nanu    不変 〜にあらずや、じつに    
      tumhe,    代的 あなたたち    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      evaṃ    不変 このように、かくの如き    
      puṭṭhā  prach 過分 a 問われた    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      aṭṭīyeyyātha    悩む、困惑する    
      harāyeyyātha    慚愧する、恥じる、悩む    
      jiguccheyyāthā’’  gup 意 厭う、避ける、厭悪する    
      語根 品詞 語基 意味    
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
    訳文                  
     比丘たちよ、あなたがたはこのように問われたならば、困惑し、恥じ、厭悪するでしょうか」    
                         
                         
                         
    18-4.                  
     ‘‘Evaṃ, bhante’’.     
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き    
      bhante’’.  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ    
    訳文                  
     「その通りです、尊者よ」    
                         
                         
                         
    18-5.                  
     ‘‘Iti kira tumhe, bhikkhave, dibbena āyunā aṭṭīyatha harāyatha jigucchatha, dibbena vaṇṇena dibbena sukhena dibbena yasena dibbenādhipateyyena aṭṭīyatha harāyatha jigucchatha;     
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Iti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
      kira    不変 伝え言う、〜という話だ    
      tumhe,    代的 あなたたち    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      dibbena    a 天の    
      āyunā    us 寿命    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      aṭṭīyatha    悩む、困惑する    
      harāyatha    慚愧する、恥じる、悩む    
      jigucchatha,  gup 意 厭う、避ける、厭悪する    
      語根 品詞 語基 意味    
      dibbena    a 天の    
      vaṇṇena    a 色、容色、階級、称讃    
      dibbena    a 天の    
      sukhena    名形 a    
      dibbena    a 天の    
      yasena    as 名声    
      dibbena    a 天の    
      adhipateyyena    a 増上、威力、卓越性    
      aṭṭīyatha  同上    
      harāyatha  同上    
      jigucchatha;  同上    
    訳文                  
     「比丘たちよ、あなたがたは天の寿命に関して困惑し、恥じ、厭悪し、天の容色、天の楽、天の名声、天の威力に関して困惑し、恥じ、厭悪するというのですね。    
                         
                         
                         
    18-6.                  
     pageva kho pana, bhikkhave, tumhehi kāyaduccaritena aṭṭīyitabbaṃ harāyitabbaṃ jigucchitabbaṃ, vacīduccaritena…     
      語根 品詞 語基 意味    
      pageva    不変 まして、いわんや    
      kho    不変 じつに、たしかに    
      pana,    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      tumhehi    代的 あなたたち    
      kāya    a 依(具) 身体、集まり    
      duccaritena  dur-car a 悪行の    
      aṭṭīyitabbaṃ    未分 a 悩むべき、困惑すべき    
      harāyitabbaṃ    未分 a 慚愧すべき    
      jigucchitabbaṃ,  gup 意 未分 a 厭う、避ける    
      vacī  vac as 依(具) 語、言、口    
      duccaritena…  dur-car a 悪行の    
    訳文                  
     しからば比丘たちよ、ましてやあなたがたは、身による悪行に関して困惑し、恥じ、厭悪すべきであり、語による悪行に関して……    
                         
                         
                         
    18-7.                  
     manoduccaritena aṭṭīyitabbaṃ harāyitabbaṃ jigucchitabba’’nti.     
      語根 品詞 語基 意味    
      mano  man as 依(具)    
      duccaritena  dur-car a 男中 悪行の    
      aṭṭīyitabbaṃ    未分 a 悩むべき、困惑すべき    
      harāyitabbaṃ    未分 a 慚愧すべき    
      jigucchitabba’’n  gup 意 未分 a 厭うべき、避けるべき    
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
    訳文                  
     ……意による悪行に関して困惑し、恥じ、厭悪すべきです」    
                         
                         
                         
     Aṭṭhamaṃ.    
      語根 品詞 語基 意味    
      Aṭṭhamaṃ.    a 第八の    
    訳文                  
     第八〔経〕。    
                         
                         
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