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		2. Kusalamūlasuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Kusala		形	a	‐	持		善き、善巧の、巧みな
			mūla		名	a	中	依（属）		根、根本
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「善根経」（『相応部』17-32）
		181-1.
		181. Sāvatthiyaṃ viharati…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sāvatthiyaṃ		名	ī	女	単	処	地名、サーヴァッティー
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharati…pe…	vi-hṛ	動	現	能	単	三	住する
		訳文
		〔あるとき世尊は〕サーヴァッティーに住しておられた……
		181-2.
		‘‘dāruṇo, bhikkhave, lābhasakkārasiloko.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘dāruṇo,		形	a	男	単	主	強健な、凶暴な、恐ろしい
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			lābha	labh	名	a	男	相		利得、利養
			sakkāra	sat-kṛ	名	a	男	相		恭敬、尊敬
			siloko		名	a	男	単	主	名声、讃歎、頌偈
			kaṭuko.		形	a	男	単	主	辛い、苦渋の、激しい
		訳文
		「比丘たちよ、利得と恭敬と名声は、恐ろしく……
		181-3.
		Lābhasakkārasilokena abhibhūtassa pariyādiṇṇacittassa, bhikkhave, devadattassa kusalamūlaṃ samucchedamagamā.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Lābha	labh	名	a	男	相		利得、利養
			sakkāra	sat-kṛ	名	a	男	相		恭敬、尊敬
			silokena		名	a	男	単	具	名声、偈頌
			abhibhūtassa	abhi-bhū	過分	a	男	単	属	征服された、打ち勝たれた
			pariyādiṇṇa	pari-ā-dā	過分	a	‐	有（持）		遍取された、占領された、終熄した
			cittassa,	cit	名	a	中→男	単	属	心
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			devadattassa		名	a	男	単	属	人名、デーヴァダッタ
			kusala		形	a	‐	持		善き、善巧の、巧みな
			mūlaṃ		名	a	中	単	主	根
			samucchedam	saṃ-ud-chid	名	a	男	単	対	断、正断、断絶
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			agamā.	gam	動	ア	能	単	三	行った
		訳文
		比丘たちよ、利得と恭敬と名声に打ち負かされ、心を占領されたデーヴァダッタの善根は、断絶に至りました。
		メモ
		・後代の一闡提思想などはこのあたりに端緒が求められるか。
		181-4.
		Evaṃ dāruṇo kho, bhikkhave, lābhasakkārasiloko…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			dāruṇo kho, bhikkhave, lābhasakkārasiloko…pe… (181-2.)
			kho,		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
		訳文
		このように、比丘たちよ、利得と恭敬と名声は、恐ろしく……
		181-5.
		sikkhitabba’’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sikkhitabba’’n	śak　意	未分	a	中	単	主	学ばれるべき
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		……学ばれるべきです。
		Dutiyaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Dutiyaṃ.		名形	a	男→中	単	主	第二の､伴侶
		訳文
		第二〔経〕。
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