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     7. Arahantavaggo  
      語根 品詞 語基 意味  
      Arahanta  arh 名現分 ant 依(属) 阿羅漢  
      vaggo    a 章、品  
    訳文                
     「阿羅漢品」(『相応部』22-63  
                       
                       
                       
     1. Upādiyamānasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Upādiyamāna  upa-ā-dā 現分 a 依(属) 取る、執取する、執受する  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     「執取経」  
                       
                       
                       
    63-1.                
     63. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      me    代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 所聞、聞かれた  
    訳文                
     私はこのように聞いた。  
                       
                       
                       
    63-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā sāvatthiyaṃ viharati jetavane anāthapiṇḍikassa ārāme.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 副対 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      jetavane    a 地名、ジェータ林、祇樹、祇園  
      anāthapiṇḍikassa    a 人名、アナータピンディカ、給孤独  
      ārāme.    a  
    訳文                
     あるとき世尊はサーヴァッティーのジェータ林、アナータピンディカ園に住しておられた。  
                       
                       
                       
    63-3.                
     Atha kho aññataro bhikkhu yena bhagavā tenupasaṅkami;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      aññataro    代的 とある、随一の  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     ときに、とある比丘が世尊へ近づいた。  
                       
                       
                       
    63-4.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdi.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdi.  ni-sad 坐る  
    訳文                
     近づいて世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    63-5.                
     Ekamantaṃ nisinno kho so bhikkhu bhagavantaṃ etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinno  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      so    代的 それ、彼  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐ったその比丘は、世尊へこう言った。  
                       
                       
                       
    63-6.                
     ‘‘sādhu me, bhante, bhagavā saṃkhittena dhammaṃ desetu yamahaṃ bhagavato dhammaṃ sutvā eko vūpakaṭṭho appamatto ātāpī pahitatto vihareyya’’nti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘sādhu  sādh 不変 善哉、なにとぞ  
      me,    代的  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      bhagavā    ant 世尊  
      saṃkhittena  saṃ-kṣip a 副具 要略すれば、簡潔には  
      dhammaṃ  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      desetu  diś 使 示す  
      語根 品詞 語基 意味  
      yam    代的 男中 (関係代名詞)  
      ahaṃ    代的  
      bhagavato    ant 世尊  
      dhammaṃ  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sutvā  śru 聞く  
      語根 品詞 語基 意味  
      eko    代的 一、とある  
      vūpakaṭṭho  wi-ava-kṛṣ 過分 a 遠離した  
      appamatto    a 不放逸の  
      ātāpī  ā-tap in 熱心の、熱意ある  
      pahita  pra-dhā 過分 a 有(持) 熱心な、努めた  
      atto    a 自分  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vihareyya’’n  vi-hṛ 能反 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「尊者よ、なにとぞ世尊は私のため、簡略に法を教示ください。私が世尊のその法を聞いて、ひとり遠離し、不放逸に、熱心に、自ら励んで住することができるように」と。  
                       
                       
                       
    63-7.                
     ‘‘Upādiyamāno kho, bhikkhu, baddho mārassa;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Upādiyamāno  upa-ā-dā 現分 a 取る、執受する  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bhikkhu,  bhikṣ u 比丘  
      baddho  bandh 過分 a 結ばれた  
      mārassa;  mṛ a 魔、悪魔、死神  
    訳文                
     「比丘よ、執取する者は死魔に縛されています。  
                       
                       
                       
    63-8.                
     anupādiyamāno mutto pāpimato’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      anupādiyamāno  an-upa-ā-dā 現分 a 執取しない  
      mutto  muc 過分 a 脱した、解脱した、放出された  
      pāpimato’’    ant 悪しき者  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     執取しない者は悪魔より脱しています」  
    メモ                
     ・格からすれば「悪魔にとって脱した者である」となろうが、不自然につき、諸訳にならって奪格ふうに訳した。  
                       
                       
                       
    63-9.                
     ‘‘Aññātaṃ bhagavā, aññātaṃ sugatā’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aññātaṃ  ā-jñā 過分 a 了解された  
      bhagavā,    ant 世尊  
      aññātaṃ  ā-jñā 過分 a 了解された  
      sugatā’’  su-gam 名過分 a 善逝  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「了解です、世尊よ。了解です、善逝よ」  
                       
                       
                       
    63-10.                
     ‘‘Yathā kathaṃ pana tvaṃ, bhikkhu, mayā saṃkhittena bhāsitassa vitthārena atthaṃ ājānāsī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yathā    不変 〜のごとくに、〜のように  
      kathaṃ    不変 いかに、なぜに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      tvaṃ,    代的 あなた  
      bhikkhu,  bhikṣ u 比丘  
      mayā    代的  
      saṃkhittena  saṃ-kṣip a 副具 要略すれば、簡潔には  
      bhāsitassa  bhāṣ 名過分 a 語った、所説  
      vitthārena  vi-stṛ 使 a 副具 広説すれば、詳細には  
      atthaṃ    a 男中 義、意味  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ājānāsī’’  ā-jñā 了解する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「しからば比丘よ、あなたは、私によって簡略に語られたことの詳細な意味を、いかように了解したのでしょうか」  
                       
                       
                       
    63-11.                
     ‘‘Rūpaṃ kho, bhante, upādiyamāno baddho mārassa;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Rūpaṃ    a 色、物質、肉体、形相  
      kho, bhante, upādiyamāno baddho mārassa; (63-7.)  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、〈色〉を執取する者は死魔に縛されています。  
                       
                       
                       
    63-12.                
     anupādiyamāno mutto pāpimato.   
      語根 品詞 語基 意味  
      anupādiyamāno mutto pāpimato. (63-8.)  
    訳文                
     執取しない者は悪魔より脱しています。  
                       
                       
                       
    63-13.                
     Vedanaṃ upādiyamāno baddho mārassa;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Vedanaṃ  vid ā 受、感受、苦痛  
      upādiyamāno baddho mārassa; (63-7.)  
    訳文                
     〈受〉を執取する者は死魔に縛されています。  
                       
                       
                       
    63-14.                
     anupādiyamāno mutto pāpimato.   
      語根 品詞 語基 意味  
      anupādiyamāno mutto pāpimato. (63-8.)  
    訳文                
     執取しない者は悪魔より脱しています。  
                       
                       
                       
    63-15.                
     Saññaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Saññaṃ…  saṃ-jñā ā 想、想念、概念、表象  
    訳文                
     〈想〉を……  
                       
                       
                       
    63-16.                
     saṅkhāre …   
      語根 品詞 語基 意味  
      saṅkhāre …  saṃ-kṛ a 行、為作、潜勢力、現象  
    訳文                
     〈諸行〉を……  
                       
                       
                       
    63-17.                
     viññāṇaṃ upādiyamāno baddho mārassa;   
      語根 品詞 語基 意味  
      viññāṇaṃ  vi-jñā a  
      upādiyamāno baddho mārassa; (63-7.)  
    訳文                
     〈識〉を執取する者は死魔に縛されています。  
                       
                       
                       
    63-18.                
     anupādiyamāno mutto pāpimato.   
      語根 品詞 語基 意味  
      anupādiyamāno mutto pāpimato. (63-8.)  
    訳文                
     執取しない者は悪魔より脱しています。  
                       
                       
                       
    63-19.                
     Imassa khvāhaṃ, bhante, bhagavatā saṃkhittena bhāsitassa evaṃ vitthārena atthaṃ ājānāmī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Imassa    代的 これ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      ahaṃ,    代的  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      bhagavatā    ant 世尊  
      saṃkhittena  saṃ-kṣip a 副具 要略すれば、簡潔には  
      bhāsitassa  bhāṣ 名過分 a 語った、所説  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      vitthārena  vi-stṛ 使 a 副具 広説すれば、詳細には  
      atthaṃ    a 男中 義、意味  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ājānāmī’’  ā-jñā よく知る、了知する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     尊者よ、私は、この世尊によって簡略に語られたことの詳細な意味を、このように了解したのです」  
                       
                       
                       
    63-20.                
     ‘‘Sādhu sādhu, bhikkhu!   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Sādhu  sādh u 善き、善哉、なにとぞ  
      sādhu,  sādh u 善き、善哉、なにとぞ  
      bhikkhu!  bhikṣ u 比丘  
    訳文                
     「善きかな、善きかな、比丘よ。  
                       
                       
                       
    63-21.                
     Sādhu kho tvaṃ, bhikkhu, mayā saṃkhittena bhāsitassa vitthārena atthaṃ ājānāsi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sādhu  sādh u 善き、善哉、なにとぞ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      tvaṃ, bhikkhu, mayā saṃkhittena bhāsitassa vitthārena atthaṃ ājānāsi. (63-10.)  
    訳文                
     善きかな、比丘よ、あなたは、私によって簡略に語られたことの詳細な意味を了解しています。  
                       
                       
                       
    63-22.                
     Rūpaṃ kho, bhikkhu, upādiyamāno baddho mārassa;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Rūpaṃ kho, bhikkhu, upādiyamāno baddho mārassa; (63-7, 11.)  
    訳文                
     比丘よ、〈色〉を執取する者は死魔に縛されています。  
                       
                       
                       
    63-23.                
     anupādiyamāno mutto pāpimato.   
      語根 品詞 語基 意味  
      anupādiyamāno mutto pāpimato. (63-8.)  
    訳文                
     執取しない者は悪魔より脱しています。  
                       
                       
                       
    63-24.                
     Vedanaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Vedanaṃ…  vid ā 受、感受、苦痛  
    訳文                
     〈受〉を……  
                       
                       
                       
    63-25.                
     saññaṃ…   
      語根 品詞 語基 意味  
      saññaṃ…  saṃ-jñā ā 想、想念、概念、表象  
    訳文                
     〈想〉を……  
                       
                       
                       
    63-26.                
     saṅkhāre…   
      語根 品詞 語基 意味  
      saṅkhāre…  saṃ-kṛ a 行、為作、潜勢力、現象  
    訳文                
     〈諸行〉を……  
                       
                       
                       
    63-27.                
     viññāṇaṃ upādiyamāno baddho mārassa;   
      語根 品詞 語基 意味  
      viññāṇaṃ upādiyamāno baddho mārassa; (63-17.)  
    訳文                
     〈識〉を執取する者は死魔に縛されています。  
                       
                       
                       
    63-28.                
     anupādiyamāno mutto pāpimato.   
      語根 品詞 語基 意味  
      anupādiyamāno mutto pāpimato. (63-8.)  
    訳文                
     執取しない者は悪魔より脱しています。  
                       
                       
                       
    63-29.                
     Imassa kho, bhikkhu, mayā saṃkhittena bhāsitassa evaṃ vitthārena attho daṭṭhabbo’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Imassa kho, bhikkhu, mayā saṃkhittena bhāsitassa evaṃ vitthārena attho daṭṭhabbo’’ti. (63-10, 19.)  
      attho    a 男中 義、意味  
      daṭṭhabbo’’  dṛś 未分 a 見られるべき  
    訳文                
     比丘よ、この私によって簡略に語られたことの詳細な意味は、このように見られるべきです」  
                       
                       
                       
    63-30.                
     Atha kho so bhikkhu bhagavato bhāsitaṃ abhinanditvā anumoditvā uṭṭhāyāsanā bhagavantaṃ abhivādetvā padakkhiṇaṃ katvā pakkāmi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      so    代的 それ、彼  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      bhagavato    ant 世尊  
      bhāsitaṃ  bhāṣ 名過分 a いった、言説、所説  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhinanditvā  abhi-nand 歓喜する  
      anumoditvā  anu-mud 随喜する  
      uṭṭhāya  ud-sthā 起き上がる、奮起する  
      語根 品詞 語基 意味  
      āsanā  ās a 坐具、坐処、座  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      padakkhiṇaṃ    a 右回り、右繞、幸福な、器用な  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      katvā  kṛ なす  
      pakkāmi.  pra-kram 出発する  
    訳文                
     そこでその比丘は世尊の所説に歓喜し、随喜して、座より立つと世尊へ礼拝し、右繞をなして立ち去った。  
                       
                       
                       
    63-31.                
     Atha kho so bhikkhu eko vūpakaṭṭho appamatto ātāpī pahitatto viharanto nacirasseva –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      so    代的 それ、彼  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      eko    代的 一、とある  
      vūpakaṭṭho  wi-ava-kṛṣ 過分 a 遠離した  
      appamatto    a 不放逸の  
      ātāpī  ā-tap in 熱心の、熱意ある  
      pahita  pra-dhā 過分 a 有(持) 熱心な、努めた  
      atto    a 自分  
      viharanto  vi-hṛ 現分 ant 住する  
      na    不変 ない  
      acirassa    a 男中 副属 ひさしく  
      eva –    不変 まさに、のみ、じつに  
    訳文                
     そしてその比丘はひとり遠離し、不放逸に、熱心に、自ら励んで住し、久しからずして、  
                       
                       
                       
    63-32.                
     yassatthāya kulaputtā sammadeva agārasmā anagāriyaṃ pabbajanti tadanuttaraṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      yassa    代的 男中 (関係代名詞)  
      atthāya    a 男中  
      kula    a 依(属) 家、良家、族姓  
      puttā    a 息子 →善男子  
      sammā   不変 正しい、正しく  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      agārasmā    a 家、舎、家屋、俗家  
      anagāriyaṃ    a 非家の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pabbajanti  pra-vraj 出家する  
      語根 品詞 語基 意味  
      tad    代的 それ  
      anuttaraṃ –    代的 無上の  
    訳文                
     善男子たちがそれを目的として正しく俗家から出家をなすところの、かの無上なるもの、  
                       
                       
                       
    63-33.                
     brahmacariyapariyosānaṃ diṭṭheva dhamme sayaṃ abhiññā sacchikatvā upasampajja viharati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      brahmacariya  bṛh, car a 依(属) 梵行  
      pariyosānaṃ  pari-ava-sā a 終結、完了  
      diṭṭhe  dṛś 過分 a 男中 見られた、見、所見  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      dhamme  dhṛ a 男中 法 →現法、現世  
      sayaṃ    不変 自ら、自分で  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhiññā  abhi-jñā 証知する、自証する  
      sacchikatvā  kṛ 作証する、証明をなす、さとる  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      viharati.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     〔すなわち〕梵行の完成を、現法において自ら証知し、作証し、成就して住した。  
                       
                       
                       
    63-34.                
     ‘‘Khīṇā jāti, vusitaṃ brahmacariyaṃ, kataṃ karaṇīyaṃ, nāparaṃ itthattāyā’’ti abbhaññāsi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Khīṇā  kṣī 受 過分 ā 尽きた  
      jāti,  jan i  
      vusitaṃ  ava-sā? 過分 a 完成した  
      brahmacariyaṃ,  bṛh, car a 梵行  
      kataṃ  kṛ 過分 a なされた  
      karaṇīyaṃ,  kṛ 名未分 a なされるべきこと  
      na    不変 ない  
      aparaṃ    代的 副対 後、他  
      itthattāyā’’    a かくの如き状態、現状、ここ[輪廻]の状態、  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abbhaññāsi.  abhi-jñā 証知する、自証する  
    訳文                
     「生は尽きた。梵行は完成した。なされるべきことはなされた。もはやこのような〔輪廻の〕状態へ〔至ることは〕ない」と自証した。  
                       
                       
                       
    63-35.                
     Aññataro ca pana so bhikkhu arahataṃ ahosīti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññataro    代的 随一の、二者の一、とある、一つの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      so    代的 それ、彼  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      arahataṃ  arh 名現分 ant 阿羅漢、応供  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ahosī  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     その比丘もまた、阿羅漢たちの一人となったのである。  
                       
                       
                       
     Paṭhamaṃ.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Paṭhamaṃ.    a 第一の、最初の  
    訳文                
     第一〔経〕。  
                       
                       
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