←前へ   トップへ   次へ→
                       
                       
     7. Cātumasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Cātuma    ā 依(属) 地名、チャートゥマー  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     「チャートゥマー経」(『中部』67  
                       
                       
                       
    157-1.                
     157. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    157-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā cātumāyaṃ viharati āmalakīvane.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 副対 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      cātumāyaṃ    ā 地名、チャートゥマー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      āmalakī    ī 依(属) 植物名、アーマラキー、サンザシ?  
      vane.    a 林、森  
    訳文                
     あるとき世尊は、チャートゥマーのアーマラキー林に住しておられた。  
                       
                       
                       
    157-3.                
     Tena kho pana samayena sāriputtamoggallānappamukhāni pañcamattāni bhikkhusatāni cātumaṃ anuppattāni honti bhagavantaṃ dassanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      sāriputta    a 人名、サーリプッタ  
      moggallāna    a 依(対) 人名、モッガッラーナ  
      pamukhāni    a 首長の、上首とする  
      pañca     
      mattāni    a 量、だけ、のみ、程度  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      satāni    a  
      cātumaṃ    ā 地名、チャートゥマー  
      anuppattāni  anu-pra-āp 過分 a 得達した、到達した  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      honti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      dassanāya.  dṛś a 見、見ること  
    訳文                
     さてそのとき、サーリプッタとモッガッラーナを首長とする五百人ほどの比丘たちが、世尊にまみえるべくチャートゥマーに到着した。  
                       
                       
                       
    157-4.                
     Te ca āgantukā bhikkhū nevāsikehi bhikkhūhi saddhiṃ paṭisammodamānā senāsanāni paññāpayamānā pattacīvarāni paṭisāmayamānā uccāsaddā mahāsaddā ahesuṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āgantukā  ā-gam a 外来の、来客の  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      nevāsikehi  ni-vas a 居住者、住民  
      bhikkhūhi  bhikṣ u 比丘  
      saddhiṃ    不変 共に、一緒に(具格支配)  
      paṭisammodamānā  prati-saṃ-mud 現分 a 親しく挨拶する  
      sena  śī a 臥処、臥具  
      āsanāni  ās a 坐処、坐具  
      paññāpayamānā  pra-jñā 使受 現分 a 知らしめられる、施設される  
      patta    a 男中  
      cīvarāni    a  
      paṭisāmayamānā  prati-śam 使受 現分 a 整えられる、用意される  
      uccā    不変 高い、上の  
      saddā    a 声、音  
      mahā    ant 有(持) 大きい  
      saddā    a 声、音  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ahesuṃ.  bhū ある、なる  
    訳文                
     彼ら客分の比丘たちは、居住する比丘たちと挨拶を交わし、臥坐処を支度され、鉢と衣を用意されて、高い声、大きな声を上げた。  
    メモ                
     ・釈尊在世のときには比丘は定住することはなかったというのが通説であるが、ではこの場合のnevāsakaとは何を指したものであろうか。さきに安居に入ったことをいったものなのか。  
                       
                       
                       
    157-5.                
     Atha kho bhagavā āyasmantaṃ ānandaṃ āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      ānandaṃ  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊は、尊者アーナンダへ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    157-6.                
     ‘‘ke panete, ānanda, uccāsaddā mahāsaddā, kevaṭṭā maññe macchavilope’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘ke    代的 何、誰  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      ete,    代的 これ  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      uccā    不変 高い、上の  
      saddā    a 声、音  
      mahā    ant 有(持) 大きい  
      saddā,    a 声、音  
      kevaṭṭā    a 漁師、漁夫  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      maññe  man 私思うに、たしかに、まるで  
      語根 品詞 語基 意味  
      maccha    a 依(属)  
      vilope’’  vi-lup a 掠奪  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「アーナンダよ、まるで漁師が魚を捕る時のように、高い声、大きな声を上げているこの者たちは誰ですか」と。  
                       
                       
                       
    157-7.                
     ‘‘Etāni, bhante, sāriputtamoggallānappamukhāni pañcamattāni bhikkhusatāni cātumaṃ anuppattāni bhagavantaṃ dassanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Etāni,    代的 これ  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      sāriputtamoggallānappamukhāni pañcamattāni bhikkhusatāni cātumaṃ anuppattāni bhagavantaṃ dassanāya. (157-3.)  
    訳文                
     「尊者よ、彼らは、世尊にまみえるべくチャートゥマーに到着した、サーリプッタとモッガッラーナを首長とする五百人ほどの比丘たちです。  
                       
                       
                       
    157-8.                
     Te āgantukā bhikkhū nevāsikehi bhikkhūhi saddhiṃ paṭisammodamānā senāsanāni paññāpayamānā pattacīvarāni paṭisāmayamānā uccāsaddā mahāsaddā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te āgantukā bhikkhū nevāsikehi bhikkhūhi saddhiṃ paṭisammodamānā senāsanāni paññāpayamānā pattacīvarāni paṭisāmayamānā uccāsaddā mahāsaddā’’(157-4.)  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     彼ら客分の比丘たちが、居住する比丘たちと挨拶を交わし、臥坐処を支度され、鉢と衣を用意されて、高い声、大きな声を上げているのです」  
                       
                       
                       
    157-9.                
     ‘‘Tenahānanda, mama vacanena te bhikkhū āmantehi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      hi    不変 じつに、なぜなら →しからば  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      mama    代的  
      vacanena  vac a 言葉、命令  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantehi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     「しからばアーナンダよ、あなたは私の言葉によって彼ら比丘たちへ呼びかけなさい。  
                       
                       
                       
    157-10.                
     ‘satthā āyasmante āmantetī’’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘satthā  śās ar  
      āyasmante    ant 尊者、具寿  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantetī’’’     能 呼びかける、話す、相談する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『師が、尊者がたを呼んでいます』と」  
                       
                       
                       
    157-11.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’ti kho āyasmā ānando bhagavato paṭissutvā yena te bhikkhū tenupasaṅkami;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ānando  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭissutvā  prati-śru 同意する、応諾する、答える  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     「そのように、尊者よ」と尊者アーナンダは世尊へ応えて、彼ら比丘たちのところへ近づいた。  
                       
                       
                       
    157-12.                
     upasaṅkamitvā te bhikkhū etadavoca –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca    vac いう  
    訳文                
     近づいて、彼ら比丘たちへこういった。  
                       
                       
                       
    157-13.                
     ‘‘satthā āyasmante āmantetī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘satthā āyasmante āmantetī’’ti. (157-10.)  
    訳文                
     「師が、尊者がたを呼んでいます」と。  
                       
                       
                       
    157-14.                
     ‘‘Evamāvuso’’ti kho te bhikkhū āyasmato ānandassa paṭissutvā yena bhagavā tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evam    不変 このように、かくの如き  
      āvuso’’    不変 友よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      āyasmato    ant 尊者、具寿  
      ānandassa  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭissutvā  prati-śru 同意する、応諾する、答える  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     「そのように、友よ」と、彼ら比丘たちは尊者アーナンダへ応えて、世尊のもとへ近づいた。  
                       
                       
                       
    157-15.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdiṃsu.  ni-sad 能反 坐る  
    訳文                
     近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    157-16.                
     Ekamantaṃ nisinne kho te bhikkhū bhagavā etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinne  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      bhagavā    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca    vac いう  
    訳文                
     一方へ坐った彼ら比丘たちへ、世尊はこう仰った。  
                       
                       
                       
    157-17.                
     ‘‘kiṃ nu tumhe, bhikkhave, uccāsaddā mahāsaddā, kevaṭṭā maññe macchavilope’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘kiṃ    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      nu    不変 いったい、たぶん、〜かどうか、〜ではないか  
      tumhe,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      uccāsaddā mahāsaddā, kevaṭṭā maññe macchavilope’’ti? (157-6.)  
    訳文                
     「比丘たちよ、何をあなたがたは、まるで漁師が魚を捕る時のように、高い声、大きな声を上げているのですか」と。  
                       
                       
                       
    157-18.                
     ‘‘Imāni, bhante, sāriputtamoggallānappamukhāni pañcamattāni bhikkhusatāni cātumaṃ anuppattāni bhagavantaṃ dassanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Imāni,    代的 これら  
      bhante, sāriputtamoggallānappamukhāni pañcamattāni bhikkhusatāni cātumaṃ anuppattāni bhagavantaṃ dassanāya. (157-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、これらは、世尊にまみえるべくチャートゥマーに到着した、サーリプッタとモッガッラーナを首長とする五百人ほどの比丘たちです。  
                       
                       
                       
    157-19.                
     Teme āgantukā bhikkhū nevāsikehi bhikkhūhi saddhiṃ paṭisammodamānā senāsanāni paññāpayamānā pattacīvarāni paṭisāmayamānā uccāsaddā mahāsaddā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Teme āgantukā bhikkhū nevāsikehi bhikkhūhi saddhiṃ paṭisammodamānā senāsanāni paññāpayamānā pattacīvarāni paṭisāmayamānā uccāsaddā mahāsaddā’’(157-8.)  
      ime    代的 これら  
    訳文                
     これら客分の比丘たちが、居住する比丘たちと挨拶を交わし、臥坐処を支度され、鉢と衣を用意されて、高い声、大きな声を上げているのです」  
                       
                       
                       
    157-20.                
     ‘‘Gacchatha, bhikkhave, paṇāmemi vo, na vo mama santike vatthabba’’nti.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘Gacchatha,  gam 行く  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṇāmemi  pra-nam 使 向ける、差し出す、閉じる、駆逐する  
      語根 品詞 語基 意味  
      vo,    代的 あなたたち  
      na    不変 ない  
      vo    代的 あなたたち  
      mama    代的  
      santike    a 付近、面前  
      vatthabba’’n  vas 未分 a 住まれるべき  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「比丘たちよ、行きなさい。私はあなたがたを追放します。あなたがたは私の面前にとどまるべきではありません」  
    メモ                
     ・「追放」といっても波羅夷ではないと思われるが、これはじっさいどういうニュアンスであろうか。「謹慎」という訳も考えたが、これも適切ではなかろう。  
                       
                       
                       
    157-21.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’ti kho te bhikkhū bhagavato paṭissutvā uṭṭhāyāsanā bhagavantaṃ abhivādetvā padakkhiṇaṃ katvā senāsanaṃ saṃsāmetvā pattacīvaramādāya pakkamiṃsu.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭissutvā  prati-śru 同意する、応諾する、答える  
      uṭṭhāya  ud-sthā 起き上がる、奮起する  
      語根 品詞 語基 意味  
      āsanā  ā-sad a  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      padakkhiṇaṃ    a 右回り、右繞、幸福な、器用な  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      katvā  kṛ なす  
      語根 品詞 語基 意味  
      sena  śī a 臥処、臥具  
      āsanaṃ  ās a 坐処、坐具  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      saṃsāmetvā  saṃ-śam 使 たたむ、片付ける  
      語根 品詞 語基 意味  
      patta    a 男中  
      cīvaram    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ādāya  ā-dā 取る  
      pakkamiṃsu.  pra-kram 能反 出発する、進む  
    訳文                
     「そのように、尊者よ」と、彼ら比丘たちは世尊へ応え、座より立って世尊へ礼拝し、右繞をなして臥坐具を片付け、鉢と衣を取って立ち去った。  
                       
                       
                       
    158-1.                
     158. Tena kho pana samayena cātumeyyakā sakyā santhāgāre [sandhāgāre (ka.)] sannipatitā honti kenacideva karaṇīyena.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      cātumeyyakā    a チャートゥマーの  
      sakyā    a 釈迦、釈子、釈迦族  
      santhāgāre    a 公会堂、会議所  
      sannipatitā  saṃ-ni-pat a 集まった  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      honti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      kenaci    代的 何らかの、何者であれ  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      karaṇīyena.  kṛ 名未分 a 作されるベき、所作、義務、必須  
    訳文                
     さてそのとき、チャートゥマーの釈迦族たちが、なにがしかの所用で、公会堂へ集まっていた。  
                       
                       
                       
    158-2.                
     Addasaṃsu kho cātumeyyakā sakyā te bhikkhū dūratova āgacchante;   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Addasaṃsu  dṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      cātumeyyakā    a チャートゥマーの  
      sakyā    a 釈迦、釈子、釈迦族  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      dūrato    a 遠く  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      āgacchante;  ā-gam 現分 ant 来る  
    訳文                
     チャートゥマーの釈迦族たちは、遠くからやってくる彼ら比丘たちを見た。  
                       
                       
                       
    158-3.                
     disvāna yena te bhikkhū tenupasaṅkamiṃsu;   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      disvāna  dṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     見て、彼ら比丘たちへ近づいた。  
                       
                       
                       
    158-4.                
     upasaṅkamitvā te bhikkhū etadavocuṃ –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     近づいて、彼ら比丘たちへこういった。  
                       
                       
                       
    158-5.                
     ‘‘handa, kahaṃ pana tumhe āyasmanto gacchathā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘handa,    不変 いざ  
      kahaṃ    不変 どこに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      tumhe    代的 あなたたち  
      āyasmanto    ant 尊者、具寿  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      gacchathā’’  gam 行く  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「いざ尊者たちよ、あなたがたはどこへ行かれるのですか」と。  
                       
                       
                       
    158-6.                
     ‘‘Bhagavatā kho, āvuso, bhikkhusaṅgho paṇāmito’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Bhagavatā    ant 世尊  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      āvuso,    不変 友よ  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅgho  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
      paṇāmito’’  pra-nam 使 過分 a 向けられた、放逐された  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「友等よ、〔この〕比丘僧伽は、世尊によって追放されてしまったのです」  
                       
                       
                       
    158-7.                
     ‘‘Tenahāyasmanto muhuttaṃ nisīdatha, appeva nāma mayaṃ sakkuṇeyyāma bhagavantaṃ pasādetu’’nti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      hi    不変 じつに、なぜなら →しからば  
      āyasmanto    ant 尊者、具寿  
      muhuttaṃ    a 男中 副対 須臾、寸時  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdatha,  nu-sad 坐る  
      語根 品詞 語基 意味  
      appeva    不変 おそらく  
      nāma    an 副対 と、という名の、じつに  
      mayaṃ    代的 私たち  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sakkuṇeyyāma  śak できる、可能である  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      pasādetu’’n  pra-sad 使 不定 喜ばせること、信じさせること  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「しからば尊者がたは、しばし坐られよ。おそらく我々が、世尊を和らげることができるでしょう」  
                       
                       
                       
    158-8.                
     ‘‘Evamāvuso’’ti kho te bhikkhū cātumeyyakānaṃ sakyānaṃ paccassosuṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evam    不変 このように、かくの如き  
      āvuso’’    不変 友よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      cātumeyyakānaṃ    a チャートゥマーの  
      sakyānaṃ    a 釈迦、釈子、釈迦族  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccassosuṃ.  prati-śru 応諾する、同意する、応える  
    訳文                
     「友等よ、そのように」と、彼ら比丘たちはチャートゥマーの釈迦族たちへ応えた。  
                       
                       
                       
    158-9.                
     Atha kho cātumeyyakā sakyā yena bhagavā tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      cātumeyyakā    a チャートゥマーの  
      sakyā    a 釈迦、釈子、釈迦族  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     そこでチャートゥマーの釈迦族たちは、世尊のもとへ近づいた。  
                       
                       
                       
    158-10.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.   
      語根 品詞 語基 意味  
      upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu. (157-15.)  
    訳文                
     近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    158-11.                
     Ekamantaṃ nisinnā kho cātumeyyakā sakyā bhagavantaṃ etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinnā  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      cātumeyyakā    a チャートゥマーの  
      sakyā    a 釈迦、釈子、釈迦族  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐ったチャートゥマーの釈迦族たちは、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    158-12.                
     ‘‘abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ;   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘abhinandatu,  abhi-nand 大いに喜ぶ、歓喜する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      bhagavā    ant 世尊  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅghaṃ;  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
    訳文                
     「尊者よ、世尊は比丘僧伽をお喜び下さいますよう。  
                       
                       
                       
    158-13.                
     abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      abhivadatu,  abhi-vad よく話す、挨拶する、迎える  
      bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ. (158-12.)  
    訳文                
     尊者よ、世尊は比丘僧伽をお迎え下さいますよう。  
                       
                       
                       
    158-14.                
     Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito, evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅghaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      bhagavatā    ant 世尊  
      pubbe    不変 前に、以前に  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅgho  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
      anuggahito,  anu-grah 過分 a 摂受、資助、教護された  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      bhagavā    ant 世尊  
      etarahi    不変 いま、現在  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anuggaṇhātu  anu-grah 摂受する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅghaṃ.  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
    訳文                
     尊者よ、あたかもこれまで世尊によって比丘僧伽が受け入れられてきた、まさにそのように今、比丘僧伽をお受け入れ下さい。  
                       
                       
                       
    158-15.                
     Santettha, bhante, bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Sante  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ettha,    不変 ここに  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      navā    a 新しい  
      acira    a 依(奪) 久しからぬ  
      pabbajitā  pra-vraj 名過分 a 出家した  
      adhunā    不変 今、新しく  
      āgatā  ā-gam 過分 a 来た  
      imaṃ    代的 これ  
      dhamma  dhṛ a 男中  
      vinayaṃ.  vi-nī a  
    訳文                
     尊者よ、ここなる比丘たちは、新参の、出家して間もない、この法と律へやってきたばかりの者たちです。  
                       
                       
                       
    158-16.                
     Tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tesaṃ    代的 属絶 それら、彼ら  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      dassanāya  dṛś a 見、見ること  
      alabhantānaṃ  a-labh 現分 ant 属絶 得られない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      siyā  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      aññathattaṃ,    a 変異、異心  
      siyā  同上  
      vipariṇāmo.  vi-pari-nam a 変異、変易、変心  
    訳文                
     世尊へまみえることが得られなければ、彼らには変異がおこり、変易がおこることでしょう。  
                       
                       
                       
    158-17.                
     Seyyathāpi, bhante, bījānaṃ taruṇānaṃ udakaṃ alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ siyā vipariṇāmo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      bījānaṃ    a 属絶  
      taruṇānaṃ    a 属絶 若い、幼い  
      udakaṃ    a  
      alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ siyā vipariṇāmo; (158-16.)  
    訳文                
     尊者よ、あたかも、水を得られなければ、若い種に変異がおこり、変易がおこるように、  
                       
                       
                       
    158-18.                
     evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, (158-15.)  
      tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo. (158-16.)  
    訳文                
     まさにそのように、尊者よ、ここなる比丘たちは、新参の、出家して間もない、この法と律へやってきたばかりの者たちです。世尊へまみえることが得られなければ、彼らには変異がおこり、変易がおこることでしょう。  
                       
                       
                       
    158-19.                
     Seyyathāpi, bhante, vacchassa taruṇassa mātaraṃ apassantassa siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhante,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      vacchassa    a 属絶 子牛  
      taruṇassa    a 属絶 若い、幼い  
      mātaraṃ    ar  
      apassantassa  a-paś 現分 ant 属絶 見ない  
      siyā aññathattaṃ siyā vipariṇāmo; (158-16.)  
    訳文                
     また尊者よ、あたかも、母親を見られなければ、若い子牛に変異がおこり、変易がおこるように、  
                       
                       
                       
    158-20.                
     evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ apassantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ apassantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo. (158-18.)  
      apassantānaṃ  a-paś 現分 ant 属絶 見ない  
    訳文                
     まさにそのように、尊者よ、ここなる比丘たちは、新参の、出家して間もない、この法と律へやってきたばかりの者たちです。世尊を見られなければ、彼らには変異がおこり、変易がおこることでしょう。  
                       
                       
                       
    158-21.                
     Abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ; (158-12.)  
    訳文                
     尊者よ、世尊は比丘僧伽をお喜び下さいますよう。  
                       
                       
                       
    158-22.                
     abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ. (158-13.)  
    訳文                
     尊者よ、世尊は比丘僧伽をお迎え下さいますよう。  
                       
                       
                       
    158-23.                
     Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito; (158-14.)  
    訳文                
     尊者よ、あたかもこれまで世尊によって比丘僧伽が受け入れられてきた、  
                       
                       
                       
    158-24.                
     evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅgha’’nti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅgha’’n (158-14.)  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     まさにそのように今、比丘僧伽をお受け入れ下さい」と。  
                       
                       
                       
    159-1.                
     159. Atha kho brahmā sahampati bhagavato cetasā cetoparivitakkamaññāya –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      brahmā  bṛh 名形 an(特) 梵天  
      sahampati    i 神名、サハンパティ  
      bhagavato    ant 世尊  
      cetasā  cit as  
      ceto  cit as 依(属)  
      parivitakkam    a 審慮 →心の所念  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      aññāya –  ā-jñā よく知る  
    訳文                
     ときに梵天サハンパティが、世尊の心の所念を心で知って、  
                       
                       
                       
    159-2.                
     seyyathāpi nāma balavā puriso samiñjitaṃ [sammiñjitaṃ (sī. syā. kaṃ. pī.)] vā bāhaṃ pasāreyya, pasāritaṃ vā bāhaṃ samiñjeyya, evameva –   
      語根 品詞 語基 意味  
      seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      nāma    an 副対 と、という名の、じつに  
      balavā    ant 力ある  
      puriso    a 男、人  
      samiñjitaṃ  saṃ-iṅg 過分 a 動いた、曲がった  
          不変 あるいは  
      bāhaṃ    ā  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pasāreyya,  pra-sṛ 使 伸ばす  
      語根 品詞 語基 意味  
      pasāritaṃ  pra-sṛ 使 過分 a 伸ばした  
          不変 あるいは  
      bāhaṃ    ā  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samiñjeyya,  saṃ-iṅg 動かす、曲げる  
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      eva –    不変 まさに、のみ、じつに  
    訳文                
     あたかも力ある男が曲がった腕を伸ばし、あるいは伸びた腕を曲げるが如く、そのように、  
                       
                       
                       
    159-3.                
     brahmaloke antarahito bhagavato purato pāturahosi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      brahma    名形 an(特) 依(属) 梵天  
      loke    a 世、世界、世間  
      antarahito  antara-dhā 過分 a 滅没した、消失した  
      bhagavato    ant 世尊  
      purato    不変 前へ、前方から  
      pātur    不変 明らかに、明瞭に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ahosi.  bhū ある、なる →明顕する  
    訳文                
     梵天界より消失して、世尊の前へ出現した。  
                       
                       
                       
    159-4.                
     Atha kho brahmā sahampati ekaṃsaṃ uttarāsaṅgaṃ karitvā yena bhagavā tenañjaliṃ paṇāmetvā bhagavantaṃ etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      brahmā  bṛh 名形 an(特) 梵天  
      sahampati    i 神名、サハンパティ  
      ekaṃsaṃ    a 一肩、一向、一片  
      uttara    代的 より上の、優れた、北の  
      āsaṅgaṃ  ā-sañj a 固着、着衣  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      karitvā  kṛ なす  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      añjaliṃ    i 合掌  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṇāmetvā  pra-nam 使 向ける、差し出す  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     そして梵天サハンパティは、上衣を偏袒になし、世尊のもとへ合掌を向け、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    159-5.                
     ‘‘abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ; (158-12.)  
    訳文                
     「尊者よ、世尊は比丘僧伽をお喜び下さいますよう。  
                       
                       
                       
    159-6.                
     abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ. (158-13.)  
    訳文                
     尊者よ、世尊は比丘僧伽をお迎え下さいますよう。  
                       
                       
                       
    159-7.                
     Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito; (158-14.)  
    訳文                
     尊者よ、あたかもこれまで世尊によって比丘僧伽が受け入れられてきた、  
                       
                       
                       
    159-8.                
     evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅghaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅghaṃ. (158-14.)  
    訳文                
     まさにそのように今、比丘僧伽をお受け入れ下さい。  
                       
                       
                       
    159-9.                
     Santettha, bhante, bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Santettha, bhante, bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, (158-15.)  
      tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo. (158-16.)  
    訳文                
     尊者よ、ここなる比丘たちは、新参の、出家して間もない、この法と律へやってきたばかりの者たちです。世尊へまみえることが得られなければ、彼らには変異がおこり、変易がおこることでしょう。  
                       
                       
                       
    159-10.                
     Seyyathāpi, bhante, bījānaṃ taruṇānaṃ udakaṃ alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathāpi, bhante, bījānaṃ taruṇānaṃ udakaṃ alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo; (158-17.)  
    訳文                
     尊者よ、あたかも、水を得られなければ、若い種に変異がおこり、変易がおこるように、  
                       
                       
                       
    159-11.                
     evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ dassanāya alabhantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo. (158-18.)  
    訳文                
     まさにそのように、尊者よ、ここなる比丘たちは、新参の、出家して間もない、この法と律へやってきたばかりの者たちです。世尊へまみえることが得られなければ、彼らには変異がおこり、変易がおこることでしょう。  
                       
                       
                       
    159-12.                
     Seyyathāpi bhante, vacchassa taruṇassa mātaraṃ apassantassa siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathāpi bhante, vacchassa taruṇassa mātaraṃ apassantassa siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo; (158-19.)  
    訳文                
     また尊者よ、あたかも、母親を見られなければ、若い子牛に変異がおこり、変易がおこるように、  
                       
                       
                       
    159-13.                
     evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ apassantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva kho, bhante, santettha bhikkhū navā acirapabbajitā adhunāgatā imaṃ dhammavinayaṃ, tesaṃ bhagavantaṃ apassantānaṃ siyā aññathattaṃ, siyā vipariṇāmo. (158-20.)  
    訳文                
     まさにそのように、尊者よ、ここなる比丘たちは、新参の、出家して間もない、この法と律へやってきたばかりの者たちです。世尊を見られなければ、彼らには変異がおこり、変易がおこることでしょう。  
                       
                       
                       
    159-14.                
     Abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Abhinandatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ; (158-12.)  
    訳文                
     尊者よ、世尊は比丘僧伽をお喜び下さいますよう。  
                       
                       
                       
    159-15.                
     abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      abhivadatu, bhante, bhagavā bhikkhusaṅghaṃ. (158-13.)  
    訳文                
     尊者よ、世尊は比丘僧伽をお迎え下さいますよう。  
                       
                       
                       
    159-16.                
     Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathāpi, bhante, bhagavatā pubbe bhikkhusaṅgho anuggahito; (158-23.)  
    訳文                
     尊者よ、あたかもこれまで世尊によって比丘僧伽が受け入れられてきた、  
                       
                       
                       
    159-17.                
     evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅgha’’nti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva bhagavā etarahi anuggaṇhātu bhikkhusaṅgha’’nti. (158-24.)  
    訳文                
     まさにそのように今、比丘僧伽をお受け入れ下さい」と。  
                       
                       
                       
    160-1.                
     160. Asakkhiṃsu kho cātumeyyakā ca sakyā brahmā ca sahampati bhagavantaṃ pasādetuṃ bījūpamena ca taruṇūpamena ca.   
      述語 語根 品詞 活用