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     6. Mahālisuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Mahāli     i 依(属) 人名、マハーリ  
      suttaṃ sīv a 経、糸  
    訳文                
     「マハーリ経」(『長部』6  
                       
                       
                       
     Brāhmaṇadūtavatthu  
      語根 品詞 語基 意味  
      Brāhmaṇa  bṛh a 依(属) 婆羅門  
      dūta    a 依(属) 使者  
      vatthu vas us 事、対象、理由、根拠  
    訳文                
     【婆羅門の使者のこと】  
                       
                       
                       
    359-1.                
     359. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      me    代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    359-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā vesāliyaṃ viharati mahāvane kūṭāgārasālāyaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 副対 一、とある  
      samayaṃ    a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      vesāliyaṃ    ī 地名、ヴェーサーリー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      mahā    ant  
      vane    a 森、林  
      kūṭa    a 男中 有(属) 尖頂、屋頂、楼、山頂  
      agāra    a 家、舎、家屋、俗家 →二階屋、重閣  
      sālāyaṃ.    ā 会堂、講堂、家屋、小屋  
    訳文                
     あるとき世尊は、ヴェーサーリー近くの大きな森にある二階建ての講堂に住していた。  
                       
                       
                       
    359-3.                
     Tena kho pana samayena sambahulā kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā vesāliyaṃ paṭivasanti kenacideva karaṇīyena.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      sambahulā    a 多くの、衆多の  
      kosalakā    a コーサラ国の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      brāhmaṇa  bṛh a 依(属) 婆羅門  
      dūtā    a 使者  
      māgadhakā    a マガダ国の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      brāhmaṇa  bṛh a 依(属) 婆羅門  
      dūtā    a 使者  
      vesāliyaṃ    ī 地名、ヴェーサーリー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭivasanti  prati-vas 住む、居を定める  
      語根 品詞 語基 意味  
      kenaci    代的 何らかの、何者であれ  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      karaṇīyena.  kṛ 名未分 a 作されるベき、所作、義務、必須  
    訳文                
     じつにそのとき、数多くのコーサラ国の婆羅門の使者たちとマガダ国の婆羅門の使者たちが、なにがしかの所用のため、ヴェーサーリーに居を構えていた。  
                       
                       
                       
    359-4.                
     Assosuṃ kho te kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Assosuṃ  śru 聞く  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā – (359-3.)  
    訳文                
     じつに、彼らコーサラ国の婆羅門の使者たちとマガダ国の婆羅門の使者たちは聞いた。  
                       
                       
                       
    359-5.                
     ‘‘samaṇo khalu, bho, gotamo sakyaputto sakyakulā pabbajito vesāliyaṃ viharati mahāvane kūṭāgārasālāyaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘samaṇo  śram a 沙門  
      khalu,    不変 じつに  
      bho,  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      gotamo    a 人名、ゴータマ  
      sakya    a 依(属) 氏族名、サキャ、釈迦族  
      putto    a 息子  
      sakya    a 依(属) 氏族名、サキャ、釈迦族  
      kulā    a 家、良家  
      pabbajito  pra-vraj 名過分 a 出家した、遁世した  
      vesāliyaṃ viharati mahāvane kūṭāgārasālāyaṃ. (359-2.)  
    訳文                
     「友よ、じつに釈迦族の〔王〕子であり、釈迦族の家より出家した沙門ゴータマが、ヴェーサーリー近くの大きな森にある二階建ての会堂に住している。  
                       
                       
                       
    359-6.                
     Taṃ kho pana bhavantaṃ gotamaṃ evaṃ kalyāṇo kittisaddo abbhuggato –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Taṃ    代的 それ、彼、彼女  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      bhavantaṃ  bhū 名現分 ant(特) 尊師、尊者  
      gotamaṃ    a 人名、ゴータマ  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      kalyāṇo    a 善い  
      kitti    i, ī 依(属) 称讃、名声  
      saddo    a 音、声、語  
      abbhuggato –  abhi-ud-gam 過分 a あがる、昇る  
    訳文                
     しかるに、その尊者ゴータマへ、かくの如き善き称讃の声があがっている。  
                       
                       
                       
    359-7.                
     ‘itipi so bhagavā arahaṃ sammāsambuddho vijjācaraṇasampanno sugato lokavidū anuttaro purisadammasārathi satthā devamanussānaṃ buddho bhagavā’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘iti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      so    代的 それ、彼  
      bhagavā    ant 世尊  
      arahaṃ  arh 名現分 ant 阿羅漢、応供  
      sammā    不変 正しい、正しく  
      sambuddho  saṃ-budh 名過分 a 等覚者  
      vijjā  vid ā 明、智、呪,陀羅尼、学術、魔術  
      caraṇa  car a 依(具) 行、行為、実践、徳行  
      sampanno  saṃ-pad 過分 a 具足した、成就した →明行足  
      sugato  su-gam 名過分 a よく行ったもの、善逝  
      loka    a 依(属) 世間、世界  
      vidū  vid ū 賢い、知者 →世間解  
      anuttaro    代的 この上ない、無上士  
      purisa    a 人、男  
      damma  dam 未分 a 依(属) ならされるべき  
      sārathi    i 御者 →調御丈夫  
      satthā  śās ar 師、先生  
      deva    a 天、神、王、陛下  
      manussānaṃ    a 人間 →天人師  
      buddho  budh 名過分 a 仏陀、覚者  
      bhagavā’.    ant 世尊  
    訳文                
     『かくのごとく、彼は世尊なり。応供、正等覚、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊なり。  
    メモ                
     ・諸経に出るストックフレーズだが、ここにti. が付く場合とそうでない場合があるようである。  
                       
                       
                       
    359-8.                
     So imaṃ lokaṃ sadevakaṃ samārakaṃ sabrahmakaṃ sassamaṇabrāhmaṇiṃ pajaṃ sadevamanussaṃ sayaṃ abhiññā sacchikatvā pavedeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      So    代的 それ、彼  
      imaṃ    代的 これ  
      lokaṃ    a 世間、世界  
      sadevakaṃ    a 天ある  
      samārakaṃ    a 魔ある  
      sabrahmakaṃ  sa-bṛh a 梵ある  
      sassamaṇa  sa-śram a 有(相) 沙門ある  
      brāhmaṇiṃ  bṛh a 男→女 婆羅門の  
      pajaṃ  pra-jan ā 人々  
      sadeva    a 有(相) 天ある  
      manussaṃ    a 男→女 人、人間  
      sayaṃ    不変 みずから  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhiññā  abhi-jñā 証知する、自証する  
      sacchikatvā  kṛ 作証する、証明をなす、さとる  
      pavedeti.  pra-vid 使 知らせる、説く  
    訳文                
     かれは、この天・魔・梵を含む世界、〔また〕沙門と婆羅門、王と民を含む人々を、みずから知り、悟り、説く。  
                       
                       
                       
    359-9.                
     So dhammaṃ deseti ādikalyāṇaṃ majjhekalyāṇaṃ pariyosānakalyāṇaṃ sātthaṃ sabyañjanaṃ kevalaparipuṇṇaṃ parisuddhaṃ brahmacariyaṃ pakāseti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      So    代的 それ、彼  
      dhammaṃ  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      deseti  diś 使 示す、指示する、教示する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ādi    i 男中 依(処) 最初、初  
      kalyāṇaṃ    a 善い、善良の、善巧なる  
      majjhe    名形 a 中、中間の  
      kalyāṇaṃ    a 善い、善良の、善巧なる  
      pariyosāna  pari-o-sā 使 a 依(処) 終末、完結、完了  
      kalyāṇaṃ    a 善い、善良の、善巧なる  
      sātthaṃ    a 義ある、有義の(sa-attha)  
      sabyañjanaṃ    a 字ある  
      kevala    a 独一、独存、完全、全部  
      paripuṇṇaṃ  pari-pṝ 過分 a 円満した、充満した、完全な  
      parisuddhaṃ  pari-śudh 過分 a 清浄の  
      brahmacariyaṃ  bṛh, car a 梵行  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pakāseti.  pra-kāś 使 説明する、あきらかにする、知らせる  
    訳文                
     かれは、始めよく、半ばよく、終わりよく、意義をそなえ字句をそなえた教法を示し、完全に円満し清浄な梵行を説く。  
                       
                       
                       
    359-10.                
     Sādhu kho pana tathārūpānaṃ arahataṃ dassanaṃ hotī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sādhu    u よきかな  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      tathārūpānaṃ    a かくの如きの  
      arahataṃ  arh 名現分 ant 阿羅漢、応供  
      dassanaṃ    a 見、見ること  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hotī’’ bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     じつによきかな、かくの如き阿羅漢たちとまみえることは』」と。  
                       
                       
                       
    360-1.                
     360. Atha kho te kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā yena mahāvanaṃ kūṭāgārasālā tenupasaṅkamiṃsu.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā (359-3.)  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      mahā    ant  
      vanaṃ    a 森、林  
      kūṭa    a 男中 有(属) 尖頂、屋頂、楼、山頂  
      agāra    a 家、舎、家屋、俗家 →二階屋、重閣  
      sālā    ā 会堂、講堂、家屋、小屋  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu.  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     そこで、じつにそのコーサラ国の婆羅門の使者たちとマガダ国の婆羅門の使者たちは、大きな森にある二階屋の講堂へ近づいた。  
    メモ                
     ・mahāvane kūṭāgārasālāという形になりそうであるが、このようにmahāvanaまで主格になることを鑑みるに、この二語は同格となるのであろうか。すなわち後者を有財釈による形容詞と解し「二階屋の講堂ある大きな森」とでも訳すべきか。しかしその場合後者の性がvanaに合わせた中性化をなさず、女性のままだというのが解せないことになる。ここではyena……tenaの場合は目的地を含む範囲についても処格でなく主格とするものと取って、上記のようにした。  
                       
                       
                       
    360-2.                
     Tena kho pana samayena āyasmā nāgito bhagavato upaṭṭhāko hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      nāgito    a 人名、ナーギタ  
      bhagavato    ant 世尊  
      upaṭṭhāko  upa-sthā a 奉仕者、給仕者、随侍、看護者  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti.  bhū ある、存在する  
    訳文                
     じつにそのときは、尊者ナーギタが世尊の侍従であった。  
                       
                       
                       
    360-3.                
     Atha kho te kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā yenāyasmā nāgito tenupasaṅkamiṃsu.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā (359-3.)  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      nāgito    a 人名、ナーギタ  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu.  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     そこで、じつにそのコーサラ国の婆羅門の使者たちとマガダ国の婆羅門の使者たちは、尊者ナーギタへ近づいた。  
                       
                       
                       
    360-4.                
     Upasaṅkamitvā āyasmantaṃ nāgitaṃ etadavocuṃ –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      nāgitaṃ    a 人名、ナーギタ  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     近づいて、尊者ナーギタへこういった。  
                       
                       
                       
    360-5.                
     ‘‘kahaṃ nu kho, bho nāgita, etarahi so bhavaṃ gotamo viharati?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘kahaṃ    不変 どこに  
      nu    不変 いったい、たぶん、〜かどうか、〜ではないか  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bho  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、君よ、友よ、ああ、おお  
      nāgita,    a 人名、ナーギタ  
      etarahi    不変 いま、現在  
      so    代的 それ、彼  
      bhavaṃ  bhū 名現分 ant(特) 尊師、尊者  
      gotamo    a 人名、ゴータマ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati?  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     「尊者ナーギタよ、いま、かの尊者ゴータマは、一体どこに住しておられるか。  
                       
                       
                       
    360-6.                
     Dassanakāmā hi mayaṃ taṃ bhavantaṃ gotama’’nti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Dassana  dṛś a 有(属) 見、見ること  
      kāmā    a 男中  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      mayaṃ    代的 私たち  
      taṃ    代的 それ、彼  
      bhavantaṃ  bhū 名現分 ant(特) 尊師、尊者  
      gotama’’n    a 人名、ゴータマ  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     なんとなれば我々は、かの尊者ゴータマへまみえることを望んでいるのです」と。  
                       
                       
                       
    360-7.                
     ‘‘Akālo kho, āvuso, bhagavantaṃ dassanāya, paṭisallīno bhagavā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Akālo    a 非時  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      āvuso,    ant 尊者、具寿  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      dassanāya,  dṛś a 見、見ること  
      paṭisallīno  prati-saṃ-lī 過分 a 宴坐した、独坐した、禅思の、独居の  
      bhagavā’’    ant 世尊  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「尊者がたよ、いまは世尊にまみえるための時ではありません。世尊は独座しておられます」  
                       
                       
                       
    360-8.                
     Atha kho te kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā tattheva ekamantaṃ nisīdiṃsu –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      kosalakā ca brāhmaṇadūtā māgadhakā ca brāhmaṇadūtā – (359-3.)  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdiṃsu –  ni-sad 能反 坐る  
    訳文                
     ときに彼らコーサラ国の婆羅門の使者たちとマガダ国の婆羅門の使者たちは、そこで一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    360-9.                
     ‘‘disvāva mayaṃ taṃ bhavantaṃ gotamaṃ gamissāmā’’ti.  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘disvā dṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      mayaṃ    代的 私たち  
      taṃ    代的 それ、彼  
      bhavantaṃ  bhū 名現分 ant(特) 尊師、尊者  
      gotamaṃ    a 人名、ゴータマ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      gamissāmā’’  gam 行く  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「じつに我々は、かの尊者ゴータマへまみえてから行くとしよう」といって。  
                       
                       
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