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		4. Sambahulasuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sambahula		形	a	‐	依（属）		多くの
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「衆多経」（『相応部』9-4）
		224-1.
		224. Ekaṃ samayaṃ sambahulā bhikkhū kosalesu viharanti aññatarasmiṃ vanasaṇḍe.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ekaṃ samayaṃ sambahulā bhikkhū kosalesu viharanti aññatarasmiṃ vanasaṇḍe. (221-2.)
			sambahulā		形	a	男	複	主	多くの、衆多の
			bhikkhū	bhikṣ	名	u	男	複	主	比丘
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharanti	vi-hṛ	動	現	能	複	三	住する
		訳文
		あるとき、衆多の比丘が、コーサラ国のとある密林に住していた。
		224-2.
		Atha kho te bhikkhū vassaṃvuṭṭhā [vassaṃvutthā (sī. syā. kaṃ. pī.)] temāsaccayena cārikaṃ pakkamiṃsu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			te		代	代的	男	複	主	それら、彼ら
			bhikkhū	bhikṣ	名	u	男	複	主	比丘
			vassaṃ	vṛṣ	名	a	男中	単	対	雨、安居、年
			vuṭṭhā	vṛṣ	過分	a	男	複	主	降られた
			te		数	特	‐	帯		三
			māsa		名	a	男	依（属）		月
			accayena	ati-i	名	a	男	単	副具	過ぎてから
			cārikaṃ	car	名形	a	男中	単	対	旅行、遊行、徘徊
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			pakkamiṃsu.	pra-kram	動	ア	能反	複	三	出発する、進む
		訳文
		そこで彼ら比丘たちは雨期をすごしていたが、三ヶ月が過ぎると遊行へ出発した。
		224-3.
		Atha kho yā tasmiṃ vanasaṇḍe adhivatthā devatā te bhikkhū apassantī paridevamānā tāyaṃ velāyaṃ imaṃ gāthaṃ abhāsi –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha kho yā tasmiṃ vanasaṇḍe adhivatthā devatā (221-4.)
			te		代	代的	男	複	対	それら、彼ら
			bhikkhū	bhikṣ	名	u	男	複	対	比丘
			apassantī	a-paś	現分	ant	女	単	主	見ない
			paridevamānā	pari-div	現分	a	女	単	主	なく、悲泣する
			tāyaṃ		代	代的	女	単	処	それ、彼女
			velāyaṃ		名	ā	女	単	処	時
			imaṃ		代	代的	女	単	対	これ
			gāthaṃ		名	ā	女	単	対	偈
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			abhāsi –	bhāṣ	動	ア	能	単	三	語る、話す
		訳文
		そこで、その密林に住んでいる神霊が、彼ら比丘たちを見ることがなくなって悲泣し、そのときこの偈をとなえた。
		224-4.
		‘‘Arati viya mejja khāyati,
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Arati	a-ram	名	i	女	単	主	不快、不楽
			viya		不変	‐	‐	‐	‐	ごとき
			me		代	代的	‐	単	属	私
			ajja		不変	‐	‐	‐	‐	今日、今
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			khāyati,	khyā	動	現	能	単	三	思える、見える
		訳文
		「♪いま、不快のごときものが私に現れた。
		224-5.
		Bahuke disvāna vivitte āsane;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Bahuke		形	a	中	単	処	多くの
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			disvāna	dṛś	動	連	‐	‐	‐	見る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			vivitte	vi-vic	過分	a	中	単	処	遠離した、離れた
			āsane;	ās	名	a	中	単	処	坐処
		訳文
		♪多くの〔比丘が〕離れた坐処を見て。
		224-6.
		Te cittakathā bahussutā,
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Te		代	代的	男	複	主	それら、彼ら
			citta	cit	名	a	中	有（持）		種々の
			kathā		名	ā	女→男	複	主	話　→巧説者
			bahu		形	u	‐	有（持）		多い
			sutā,	śru	名過分	a	中→男	複	主	聞かれた、所聞
		訳文
		♪かの巧説者、多聞者たち、
		224-7.
		Kome gotamasāvakā gatā’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ku		不変	‐	‐	‐	‐	どこ、いつ
			ime		代	代的	男	複	主	これら
			gotama		名	a	男	依（属）		人名、ゴータマ
			sāvakā	śru	名	a	男	複	主	弟子、声聞
			gatā’’	gam	過分	a	男	複	主	いった
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪かれらゴータマの弟子たちはどこへ行ったのか」と。
		224-8.
		Evaṃ vutte, aññatarā devatā taṃ devataṃ gāthāya paccabhāsi –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			vutte,	vac　受	過分	a	中	単	処	いわれた
			aññatarā		形	代的	女	単	主	とある
			devatā		名	ā	女	単	主	神々、女神、地祇
			taṃ		代	代的	女	単	対	それ
			devataṃ		名	a	女	単	対	女神、地祇、神々
			gāthāya		名	ā	女	単	具	偈
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paccabhāsi –	prati-bhāṣ	動	ア	能	単	三	応答する、答弁する
		訳文
		このようにいわれて、とある神霊がその神霊へ偈をもって答えた。
		224-9.
		‘‘Māgadhaṃ gatā kosalaṃ gatā, ekacciyā pana vajjibhūmiyā;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Māgadhaṃ		形	a	男	単	対	マガダ国の
			gatā	gam	過分	a	男	複	主	いった
			kosalaṃ		名	a	男	単	対	地名、コーサラ
			gatā,	gam	過分	a	男	複	主	いった
			ekacciyā		形	代的	男	複	主	とある、一類の
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			vajji		名	ī	女	依（属）		地名、ヴァッジー国
			bhūmiyā;		名	i	女	単	処	地、大地
		訳文
		「♪マガダへ行き、コーサラへ行き、またある者たちはヴァッジーの地へ。
		224-10.
		Magā viya asaṅgacārino, aniketā viharanti bhikkhavo’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Magā		名	a	男	複	主	獣、鹿
			viya		不変	‐	‐	‐	‐	ごとき
			asaṅga	a-sañj	形	a	‐	持		無著の、執着なき
			cārino,	car	名形	in	男	複	主	行の
			aniketā		形	a	男	複	主	家のない
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharanti	vi-hṛ	動	現	能	複	三	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			bhikkhavo’’	bhikṣ	名	u	男	複	主	比丘
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪鹿のごとく執着なく行き、家なくして比丘たちは住する」と。
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