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     10. Kīṭāgirisuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Kīṭāgiri    i 依(属) 地名、キーターギリ  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     『キーターギリ経』  
                       
                       
                       
    174-1.                
     174. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    174-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā kāsīsu cārikaṃ carati mahatā bhikkhusaṅghena saddhiṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      kāsīsu    i 地名、カーシ国  
      cārikaṃ  car 名形 a 男中 遊行  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      carati  car 行く  
      語根 品詞 語基 意味  
      mahatā    ant 大きい  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅghena  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
      saddhiṃ.    不変 共に、一緒に(具格支配)  
    訳文                
     ある時世尊は大比丘僧伽とともに、カーシ国を遊行しておられた。  
                       
                       
                       
    174-3.                
     Tatra kho bhagavā bhikkhū āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊は比丘たちへ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    174-4.                
     ‘‘ahaṃ kho, bhikkhave, aññatreva rattibhojanā [rattibhojanaṃ (ka.)] bhuñjāmi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘ahaṃ    代的  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      aññatra    不変 他所で、除いて  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      ratti    i 依(処)  
      bhojanā  bhuj a 食物、飲食  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhuñjāmi.  bhuj 受用する  
    訳文                
     「比丘たちよ、私は夜食を避けて食をとっています。  
    メモ                
     ・bhojanāという奪格はaññatraにかかるものであろう。直訳すれば「夜食より他においてのみ」となろうか。  
                       
                       
                       
    174-5.                
     Aññatra kho panāhaṃ, bhikkhave, rattibhojanā bhuñjamāno appābādhatañca sañjānāmi appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra    不変 他所で、除いて  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      ahaṃ,    代的  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      ratti    i 依(処)  
      bhojanā  bhuj a 食物、飲食  
      bhuñjamāno  bhuj 現分 a 受用する  
      appābādhatañ  appa-ā-bādh a 小病、無病、息災  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sañjānāmi  saṃ-jñā 知覚する、想念する、呼ぶ  
      語根 品詞 語基 意味  
      appātaṅkatañ    a 少悩、少疾、健康、息災  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      lahu    u 有(持) 軽い、早い  
      uṭṭhānañ  ud-sthā a 中→男 起立、努力 →軽快、起居軽利  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      balañ    名形 a 中→男 強い、力、威力、軍隊  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      phāsu    u 有(持) 安楽な、安穏な、愉快な  
      vihārañ  vi-hṛ a 住、住居、精舎、僧房  
      ca.    不変 と、また、そして、しかし  
    訳文                
     しかして比丘たちよ、夜食を避けて食をとっている私は無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    174-6.                
     Etha, tumhepi, bhikkhave, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Etha,  i 行け、いざ  
      語根 品詞 語基 意味  
      tumhe    代的 あなたたち  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      aññatreva rattibhojanā (174-4.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhuñjatha.  bhuj 受用する  
    訳文                
     いざ、比丘たちよ、あなたがたも夜食を避けて食をとりなさい。  
                       
                       
                       
    174-7.                
     Aññatra kho pana, bhikkhave, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra kho pana, bhikkhave, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’’ (174-5.)  
      bhuñjamānā  bhuj 現分 a 受用する  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sañjānissatha  saṃ-jñā 知覚する、想念する、呼ぶ  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     しからば比丘たちよ、夜食を避けて食をとるあなたがたもまた、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感ずることでしょう」と。  
                       
                       
                       
    174-8.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’ti kho te bhikkhū bhagavato paccassosuṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccassosuṃ.  prati-śru 応諾する、同意する、応える  
    訳文                
     「尊者よ、そのように」と彼ら比丘たちは世尊へ応えた。  
                       
                       
                       
    174-9.                
     Atha kho bhagavā kāsīsu anupubbena cārikaṃ caramāno yena kīṭāgiri nāma kāsīnaṃ nigamo tadavasari.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      kāsīsu    i 地名、カーシ国  
      anupubbena    a 順次に  
      cārikaṃ  car 名形 a 男中 遊行  
      caramāno  car 現分 a 行く  
      yena    代的 (関係代名詞)  
      kīṭāgiri    i 地名、キーターギリ  
      nāma    an 副対 と、という名の、じつに  
      kāsīnaṃ    i 地名、カーシ国  
      nigamo    a  
      tad    代的 それ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avasari.  ava-sṛ 異郷へ移る、至る、入る  
    訳文                
     ときに世尊はカーシ国で順次に遊行をなし、キーターギリという名のカーシ国の町に入られた。  
                       
                       
                       
    174-10.                
     Tatra sudaṃ bhagavā kīṭāgirismiṃ viharati kāsīnaṃ nigame.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      sudaṃ    不変 じつに、まさに  
      bhagavā    ant 世尊  
      kīṭāgirismiṃ    i 地名、キーターギリ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      kāsīnaṃ    i 地名、カーシ国  
      nigame.    a  
    訳文                
     そして世尊はキーターギリなるカーシ国の町に滞在された。  
                       
                       
                       
    175-1.                
     175. Tena kho pana samayena assajipunabbasukā nāma bhikkhū kīṭāgirismiṃ āvāsikā honti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasukā    a 人名、プナッバスカ  
      nāma    an 副対 と、という名の、じつに  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      kīṭāgirismiṃ    i 地名、キーターギリ  
      āvāsikā  ā-vas a 居住の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      honti.  bhū ある、存在する  
    訳文                
     さてその時、アッサジとプナッバスカという名の比丘たちがキーターギリに居住していた。  
    メモ                
     ・五比丘のアッサジとは別人と思われるが。  
                       
                       
                       
    175-2.                
     Atha kho sambahulā bhikkhū yena assajipunabbasukā bhikkhū tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      sambahulā    a 多くの  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasukā    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     そこで、多くの比丘たちが、アッサジおよびプナッバスカ比丘へ近づいた。  
                       
                       
                       
    175-3.                
     upasaṅkamitvā assajipunabbasuke bhikkhū etadavocuṃ –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasuke    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     近づいて、アッサジおよびプナッバスカ比丘へこういった。  
                       
                       
                       
    175-4.                
     ‘‘bhagavā kho, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjati bhikkhusaṅgho ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘bhagavā    ant 世尊  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      āvuso,    不変 友よ  
      aññatreva rattibhojanā (174-4.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhuñjati  bhuj 食べる、受用する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅgho  saṃ-hṛ a 僧伽、衆  
      ca.    不変 と、また、そして、しかし  
    訳文                
     「友等よ、世尊は、また比丘僧伽は、夜食を避けて食をとっています。  
                       
                       
                       
    175-5.                
     Aññatra kho panāvuso, rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānanti appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra kho panāvuso, rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānanti appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca. (174-7.)  
      āvuso,    不変 友よ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sañjānanti  saṃ-jñā 知覚する、想念する、呼ぶ  
    訳文                
     しかして友等よ、夜食を避けて食をとって、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    175-6.                
     Etha, tumhepi, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etha, tumhepi, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha. (174-6.)  
      āvuso,    不変 友よ  
    訳文                
     いざ、友等よ、あなたがたも夜食を避けて食をとりなさい。  
                       
                       
                       
    175-7.                
     Aññatra kho panāvuso, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra kho panāvuso, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’’ti. (174-5.)  
      āvuso,    不変 友よ  
    訳文                
     しからば友等よ、夜食を避けて食をとるあなたがたもまた、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感ずることでしょう」と。  
                       
                       
                       
    175-8.                
     Evaṃ vutte, assajipunabbasukā bhikkhū te bhikkhū etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      vutte,  vac 受 過分 a 男中 いわれた  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasukā    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     このようにいわれて、アッサジおよびプナッバスカ比丘は彼ら比丘たちへこういった。  
                       
                       
                       
    175-9.                
     ‘‘mayaṃ kho, āvuso, sāyañceva bhuñjāma pāto ca divā ca vikāle.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘mayaṃ    代的 私たち  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      āvuso,    不変 友よ  
      sāyañ    a 副対 夕刻に  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhuñjāma  bhuj 食べる、受用する  
      語根 品詞 語基 意味  
      pāto    不変 早朝に  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      divā    不変 日中に  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      vikāle.    a 非時、午後  
    訳文                
     「友等よ、我々は夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとっています。  
                       
                       
                       
    175-10.                
     Te mayaṃ sāyañceva bhuñjamānā pāto ca divā ca vikāle appābādhatañca sañjānāma appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      mayaṃ sāyañceva bhuñjamānā pāto ca divā ca vikāle (175-9.)  
      bhuñjamānā  bhuj 現分 a 受用する  
      appābādhatañca sañjānāma appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca. (174-7.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sañjānāma  saṃ-jñā 知覚する、想念する、呼ぶ  
    訳文                
     その、夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとっている我々は、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    175-11.                
     Te mayaṃ kiṃ sandiṭṭhikaṃ hitvā kālikaṃ anudhāvissāma?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      mayaṃ    代的 私たち  
      kiṃ    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      sandiṭṭhikaṃ  saṃ-dṛś a 現証の、自見の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hitvā  捨断して、捨てて  
      語根 品詞 語基 意味  
      kālikaṃ    a 時の、時間の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anudhāvissāma?  anu-dhāv 従う、追跡する、遂行する  
    訳文                
     その我々がなぜ、現に見られる〔安楽〕を捨てて、〔食事〕時間の〔規則〕に従わなくてはならないのでしょうか。  
    メモ                
     ・諸訳は註に従い「目の前の〔利益〕を捨てて、未来の〔功徳〕を求めようか」(『原始』)などと訳すが、ここでは別の解釈を採ってみた。  
                       
                       
                       
    175-12.                
     Sāyañceva mayaṃ bhuñjissāma pāto ca divā ca vikāle’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sāyañceva mayaṃ bhuñjissāma pāto ca divā ca vikāle’’ (175-9.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhuñjissāma  bhuj 食べる、受用する  
    訳文                
     我々は〔今後も〕、夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとることにします」と。  
                       
                       
                       
    175-13.                
     Yato kho te bhikkhū nāsakkhiṃsu assajipunabbasuke bhikkhū saññāpetuṃ, atha yena bhagavā tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yato    不変 そこから、〜なるが故に、何となれば(yaの奪格)  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      na    不変 ない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asakkhiṃsu  śak  能反 できる、可能である  
      語根 品詞 語基 意味  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasuke    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      saññāpetuṃ,  saṃ-jñā 使 不定 知らせる、了解させる、説得する  
      atha    不変 ときに、また、そこに  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     彼ら比丘たちは、アッサジおよびプナッバスカ比丘を説得することができず、それゆえ世尊のもとへ近づいた。  
                       
                       
                       
    175-14.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdiṃsu.  ni-sad 能反 坐る  
    訳文                
     近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    175-15.                
     Ekamantaṃ nisinnā kho te bhikkhū bhagavantaṃ etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinnā  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐った彼ら比丘たちは、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    175-16.                
     ‘‘idha mayaṃ, bhante, yena assajipunabbasukā bhikkhū tenupasaṅkamimha;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      mayaṃ,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      yena assajipunabbasukā bhikkhū (175-2.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamimha;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     「尊者よ、ここなる我々は、アッサジおよびプナッバスカ比丘へ近づきました。  
                       
                       
                       
    175-17.                
     upasaṅkamitvā assajipunabbasuke bhikkhū etadavocumha –   
      語根 品詞 語基 意味  
      upasaṅkamitvā assajipunabbasuke bhikkhū etad (175-2.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocumha –  vac いう  
    訳文                
     近づいて、アッサジおよびプナッバスカ比丘へこういいました。  
                       
                       
                       
    175-18.                
     ‘bhagavā kho, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjati bhikkhusaṅgho ca;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘bhagavā kho, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjati bhikkhusaṅgho ca; (175-4.)  
    訳文                
     『友等よ、世尊は、また比丘僧伽は、夜食を避けて食をとっています。  
                       
                       
                       
    175-19.                
     aññatra kho panāvuso, rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānanti appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      aññatra kho panāvuso, rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānanti appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca. (175-5.)  
    訳文                
     しかして友等よ、夜食を避けて食をとって、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    175-20.                
     Etha, tumhepi, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etha, tumhepi, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha. (175-6.)  
    訳文                
     いざ、友等よ、あなたがたも夜食を避けて食をとりなさい。  
                       
                       
                       
    175-21.                
     Aññatra kho panāvuso, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra kho panāvuso, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’ti. (175-7.)  
    訳文                
     しからば友等よ、夜食を避けて食をとるあなたがたもまた、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感ずることでしょう』と。  
                       
                       
                       
    175-22.                
     Evaṃ vutte, bhante, assajipunabbasukā bhikkhū amhe etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ vutte, bhante, assajipunabbasukā bhikkhū amhe etadavocuṃ – (175-8.)  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      amhe    代的 私たち  
    訳文                
     尊者よ、このようにいわれて、アッサジおよびプナッバスカ比丘は我々へこういいました。  
                       
                       
                       
    175-23.                
     ‘mayaṃ kho, āvuso, sāyañceva bhuñjāma pāto ca divā ca vikāle.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mayaṃ kho, āvuso, sāyañceva bhuñjāma pāto ca divā ca vikāle. (175-9.)  
    訳文                
     『友等よ、我々は夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとっています。  
                       
                       
                       
    175-24.                
     Te mayaṃ sāyañceva bhuñjamānā pāto ca divā ca vikāle appābādhatañca sañjānāma appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te mayaṃ sāyañceva bhuñjamānā pāto ca divā ca vikāle appābādhatañca sañjānāma appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca. (175-10.)  
    訳文                
     その、夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとっている我々は、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    175-25.                
     Te mayaṃ kiṃ sandiṭṭhikaṃ hitvā kālikaṃ anudhāvissāma?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te mayaṃ kiṃ sandiṭṭhikaṃ hitvā kālikaṃ anudhāvissāma? (175-11.)  
    訳文                
     その我々がなぜ、現に見られる〔安楽〕を捨てて、〔食事〕時間の〔規則〕に従わなくてはならないのでしょうか。  
                       
                       
                       
    175-26.                
     Sāyañceva mayaṃ bhuñjissāma pāto ca divā ca vikāle’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sāyañceva mayaṃ bhuñjissāma pāto ca divā ca vikāle’ti. (175-12.)  
    訳文                
     我々は〔今後も〕、夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとることにします』と。  
                       
                       
                       
    175-27.                
     Yato kho mayaṃ, bhante, nāsakkhimha assajipunabbasuke bhikkhū saññāpetuṃ, atha mayaṃ etamatthaṃ bhagavato ārocemā’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Yato kho mayaṃ, bhante, nāsakkhimha assajipunabbasuke bhikkhū saññāpetuṃ, atha (175-13.)  
      mayaṃ,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asakkhimha  śak  できる、可能である  
      語根 品詞 語基 意味  
      mayaṃ    代的 私たち  
      etam    代的 男中 これ  
      atthaṃ    a 男中  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ārocemā’’  ā-ruc 告げる、述べる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     尊者よ、我々は、アッサジおよびプナッバスカ比丘を説得することができず、それゆえ我々は世尊へ、この義を告げているのです」。  
                       
                       
                       
    176-1.                
     176. Atha kho bhagavā aññataraṃ bhikkhuṃ āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      aññataraṃ    代的 とある  
      bhikkhuṃ  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     そこで世尊は、とある比丘へ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    176-2.                
     ‘‘ehi tvaṃ, bhikkhu, mama vacanena assajipunabbasuke bhikkhū āmantehi –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘ehi    いざ、行け、来い  
      語根 品詞 語基 意味  
      tvaṃ,    代的 あなた  
      bhikkhu,  bhikṣ u 比丘  
      mama    代的  
      vacanena  vac a 言葉、命令  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasuke    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantehi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     「いざ比丘よ、あなたは私の言葉によってアッサジおよびプナッバスカ比丘へ呼びかけなさい。  
                       
                       
                       
    176-3.                
     ‘satthā āyasmante āmantetī’’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘satthā  śās ar  
      āyasmante    ant 尊者、具寿  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantetī’’’     能 呼びかける、話す、相談する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『師が、尊者がたを呼んでいます』と」。  
                       
                       
                       
    176-4.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’ti kho so bhikkhu bhagavato paṭissutvā yena assajipunabbasukā bhikkhū tenupasaṅkami;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      so    代的 それ、彼  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      bhagavato    ant 世尊  
      paṭissutvā  prati-śru 同意する、応諾する、答える  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasukā    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     「そのように、尊者よ」とその比丘は世尊へ応えて、アッサジおよびプナッバスカ比丘のところへ近づいた。  
                       
                       
                       
    176-5.                
     upasaṅkamitvā assajipunabbasuke bhikkhū etadavoca –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasuke    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     近づいて、アッサジおよびプナッバスカ比丘へこういった。  
                       
                       
                       
    176-6.                
     ‘‘satthā āyasmante āmantetī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘satthā āyasmante āmantetī’’ti. (176-3.)  
    訳文                
     「師が、尊者がたを呼んでいます」と。  
                       
                       
                       
    176-7.                
     ‘‘Evamāvuso’’ti kho assajipunabbasukā bhikkhū tassa bhikkhuno paṭissutvā yena bhagavā tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evam    不変 このように、かくの如き  
      āvuso’’    不変 友よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasukā    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      tassa    代的 それ、彼  
      bhikkhuno  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭissutvā  prati-śru 同意する、応諾する、答える  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づいた  
    訳文                
     「そのように、友よ」と、アッサジおよびプナッバスカ比丘はその比丘へ応えて、世尊のもとへ近づいた。  
                       
                       
                       
    176-8.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.   
      語根 品詞 語基 意味  
      upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu. (175-14.)  
    訳文                
     近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    176-9.                
     Ekamantaṃ nisinne kho assajipunabbasuke bhikkhū bhagavā etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinne  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      assaji    i 人名、アッサジ  
      punabbasuke    a 人名、プナッバスカ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      bhagavā    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐ったアッサジおよびプナッバスカ比丘へ、世尊はこういわれた。  
                       
                       
                       
    176-10.                
     ‘‘saccaṃ kira, bhikkhave, sambahulā bhikkhū tumhe upasaṅkamitvā etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘saccaṃ    a 真実、諦  
      kira,    不変 伝え言う、〜という話だ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      sambahulā    a 多くの  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      tumhe    代的 あなたたち  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     「比丘たちよ、多くの比丘たちがあなたに近づいて、このように言ったというのはまことでしょうか。  
                       
                       
                       
    176-11.                
     ‘bhagavā kho, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjati bhikkhusaṅgho ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘bhagavā kho, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjati bhikkhusaṅgho ca. (175-4.)  
    訳文                
     『友等よ、世尊は、また比丘僧伽は、夜食を避けて食をとっています。  
                       
                       
                       
    176-12.                
     Aññatra kho panāvuso, rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānanti appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra kho panāvuso, rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānanti appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca. (175-5.)  
    訳文                
     しかして友等よ、夜食を避けて食をとって、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    176-13.                
     Etha, tumhepi, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etha, tumhepi, āvuso, aññatreva rattibhojanā bhuñjatha. (175-6.)  
    訳文                
     いざ、友等よ、あなたがたも夜食を避けて食をとりなさい。  
                       
                       
                       
    176-14.                
     Aññatra kho panāvuso, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Aññatra kho panāvuso, tumhepi rattibhojanā bhuñjamānā appābādhatañca sañjānissatha appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañcā’ti. (175-7.)  
    訳文                
     しからば友等よ、夜食を避けて食をとるあなたがたもまた、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感ずることでしょう』と。  
                       
                       
                       
    176-15.                
     Evaṃ vutte kira [kiṃ nu (ka.)], bhikkhave, tumhe te bhikkhū evaṃ avacuttha –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      vutte  vac 受 過分 a 男中 いわれた  
      kira,    不変 伝え言う、〜という話だ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      tumhe    代的 あなたたち  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avacuttha –  vac いう  
    訳文                
     〔そして〕比丘たちよ、このようにいわれて、あなたがたが彼ら比丘たちへこう言ったというのは〔まことでしょうか〕。  
                       
                       
                       
    176-16.                
     ‘mayaṃ kho panāvuso, sāyañceva bhuñjāma pāto ca divā ca vikāle.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mayaṃ kho panāvuso, sāyañceva bhuñjāma pāto ca divā ca vikāle. (175-9.)  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
    訳文                
     『しかし友等よ、我々は夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとっています。  
                       
                       
                       
    176-17.                
     Te mayaṃ sāyañceva bhuñjamānā pāto ca divā ca vikāle appābādhatañca sañjānāma appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te mayaṃ sāyañceva bhuñjamānā pāto ca divā ca vikāle appābādhatañca sañjānāma appātaṅkatañca lahuṭṭhānañca balañca phāsuvihārañca. (175-10.)  
    訳文                
     その、夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとっている我々は、無病息災であり、起居が軽快であり、気力があり、暮らしが安穏であることを感じています。  
                       
                       
                       
    176-18.                
     Te mayaṃ kiṃ sandiṭṭhikaṃ hitvā kālikaṃ anudhāvissāma?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te mayaṃ kiṃ sandiṭṭhikaṃ hitvā kālikaṃ anudhāvissāma? (175-11.)  
    訳文                
     その我々がなぜ、現に見られる〔安楽〕を捨てて、〔食事〕時間の〔規則〕に従わなくてはならないのでしょうか。  
                       
                       
                       
    176-19.                
     Sāyañceva mayaṃ bhuñjissāma pāto ca divā ca vikāle’’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sāyañceva mayaṃ bhuñjissāma pāto ca divā ca vikāle’’’ti. (175-12.)  
    訳文                
     我々は〔今後も〕、夕刻にも、早朝にも、日中にも、非時にも食をとることにします』と」。  
                       
                       
                       
    176-20.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’.  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「その通りです、尊者よ」。  
                       
                       
                       
    177-1.                
     177. ‘‘Kiṃ nu me tumhe, bhikkhave, evaṃ dhammaṃ desitaṃ ājānātha yaṃ kiñcāyaṃ purisapuggalo paṭisaṃvedeti sukhaṃ vā dukkhaṃ vā adukkhamasukhaṃ vā tassa akusalā dhammā parihāyanti kusalā dhammā abhivaḍḍhantī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiṃ    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      nu    不変 いったい、〜かどうか、〜ではないか  
      me    代的  
      tumhe,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      dhammaṃ  dhṛ a 男中  
      desitaṃ  diś 使 過分 a 男中 説示された  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ājānātha  ā-jñā 了知する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      kiñci    代的 何、なぜ、いかに  
      ayaṃ    代的 これ  
      purisa    a 人、男  
      puggalo    a 人、個人  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭisaṃvedeti  prati-saṃ-vid 経験する、感知する  
      語根 品詞 語基 意味  
      sukhaṃ    名形 a  
          不変 あるいは  
      dukkhaṃ    名形 a  
          不変 あるいは  
      adukkhamasukhaṃ    a 不苦不楽  
          不変 あるいは  
      tassa    代的 それ、彼  
      akusalā    a 不善の  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      parihāyanti  pari-hā 衰退する、衰亡する  
      語根 品詞 語基 意味  
      kusalā    a 善なる、善巧の  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivaḍḍhantī’’  abhi-vṛdh 増大する、清涼する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     比丘たちよ、あなたがたは『およそ何であれ楽、苦、あるいは不苦不楽を経験するこの人物。彼には不善の諸法が衰退し、善なる諸法が増大する』と、そのような法が私によって説示されたと了解しているのでしょうか。  
                       
                       
                       
    177-2.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No    不変 ない、否  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      etaṃ,    代的 これ  
      bhante’’.  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」。  
                       
                       
                       
    177-3.                
     ‘‘Nanu me tumhe, bhikkhave, evaṃ dhammaṃ desitaṃ ājānātha idhekaccassa yaṃ evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyanti, idha panekaccassa evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti, kusalā dhammā abhivaḍḍhanti, idhekaccassa evarūpaṃ dukkhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyanti, idha panekaccassa evarūpaṃ dukkhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti kusalā dhammā abhivaḍḍhanti, idhekaccassa evarūpaṃ adukkhamasukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyanti, idha panekaccassa evarūpaṃ adukkhamasukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti kusalā dhammā abhivaḍḍhantī’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Nanu    不変 〜にあらずや、じつに  
      me tumhe, bhikkhave, evaṃ dhammaṃ desitaṃ ājānātha (177-1.)  
      idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      ekaccassa    代的 一類の  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      evarūpaṃ    a かくのごとき  
      sukhaṃ    名形 a  
      vedanaṃ  vid ā 受、感受、苦痛  
      vedayato  vid 使 現分 ant 感受する、経験する  
      akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyanti, (177-1.)  
      idha panekaccassa evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti, (同上)  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      idha panekaccassa evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti, (同上)  
      idhekaccassa evarūpaṃ dukkhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyanti, idha panekaccassa evarūpaṃ dukkhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti kusalā dhammā abhivaḍḍhanti, (同上)  
      dukkhaṃ    名形 a  
      idhekaccassa evarūpaṃ adukkhamasukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyanti, idha panekaccassa evarūpaṃ adukkhamasukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā parihāyanti kusalā dhammā abhivaḍḍhantī’’(同上)  
      adukkhamasukhaṃ    a 不苦不楽  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     比丘たちよ、あなたがたは『ここに、およそかくのごとき楽なる感受を経験する一部の者には、不善の諸法が増大し、善なる諸法が衰退する。またここに、およそかくのごとき楽なる感受を経験する一部の者には、不善の諸法が衰退し、善なる諸法が増大する。ここに、およそかくのごとき苦なる感受を経験する一部の者には、不善の諸法が増大し、善なる諸法が衰退する。またここに、およそかくのごとき苦なる感受を経験する一部の者には、不善の諸法が衰退し、善なる諸法が増大する。ここに、およそかくのごとき不苦不楽なる感受を経験する一部の者には、不善の諸法が増大し、善なる諸法が衰退する。またここに、およそかくのごとき不苦不楽なる感受を経験する一部の者には、不善の諸法が衰退し、善なる諸法が増大する』と、そのような法が私によって説示されたと了解しているのではありませんか」。  
                       
                       
                       
    177-4.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’.  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「その通りです、尊者よ」。  
                       
                       
                       
    178-1.                
     178. ‘‘Sādhu, bhikkhave!   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Sādhu,  sādh 不変 善哉、なにとぞ  
      bhikkhave!  bhikṣ u 比丘  
    訳文                
     「よいかな、比丘たちよ。  
                       
                       
                       
    178-2.                
     Mayā cetaṃ, bhikkhave, aññātaṃ abhavissa adiṭṭhaṃ aviditaṃ asacchikataṃ aphassitaṃ paññāya –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Mayā    代的  
      ce    不変 もし  
      etaṃ,    代的 これ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      aññātaṃ  ā-jñā 過分 a 知られない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhavissa  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      adiṭṭhaṃ  a-dṛś 過分 a 見られない  
      aviditaṃ  a-vid 過分 a 知られない、見出されない  
      asacchikataṃ  a-sacchi-kṛ 過分 a 作証されない  
      aphassitaṃ  a-spṛś 過分 a 触れられない  
      paññāya –  pra-jñā ā 智慧  
    訳文                
     比丘たちよ、もしも私によって、このことが知られず、見られず、見出されず、作証されず、智慧によって触れられないとしましょう。  
                       
                       
                       
    178-3.                
     ‘idhekaccassa evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyantī’ti, evāhaṃ ajānanto ‘evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ pajahathā’ti vadeyyaṃ;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘idhekaccassa evarūpaṃ sukhaṃ vedanaṃ vedayato akusalā dhammā abhivaḍḍhanti kusalā dhammā parihāyantī’ (177-3.)  
      ti,    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      ahaṃ    代的  
      ajānanto  ā-jñā 現分 ant 知らない  
      ‘evarūpaṃ    a かくのごとき  
      sukhaṃ    名形 a  
      vedanaṃ  vid ā 受、感受、苦痛  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味