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     8. Dutiyabrahmaññasuttaṃ    
      語根 品詞 語基 意味    
      Dutiya    名形 a 第二の、伴侶    
      brahmañña  bṛh 名形 a 依(属) 婆羅門法、婆羅門位、婆羅門たること    
      suttaṃ  sīv a 経、糸    
    訳文                  
     「第二の婆羅門法経」(『相応部』45-38    
                         
                         
                         
    38-1.                  
     38. Sāvatthinidānaṃ.     
      語根 品詞 語基 意味    
      Sāvatthi    ī 有(処) 地名、サーヴァッティー、舎衛城    
      nidānaṃ.    a 因縁、因由    
    訳文                  
     サーヴァッティーでのことである。    
                         
                         
                         
    38-2.                  
     ‘‘Brahmaññañca vo, bhikkhave, desessāmi, brahmaññatthañca.     
      語根 品詞 語基 意味    
      ‘‘Brahmaññañ    a 婆羅門法、婆羅門たること    
      ca    不変 と、また、そして、しかし    
      vo,    代的 あなたたち    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      desessāmi,  diś 使 示す    
      語根 品詞 語基 意味    
      brahmañña  bṛh 名形 a 依(属) 婆羅門法、婆羅門位、婆羅門たること    
      atthañ    a 男中 義、意味    
      ca.    不変 と、また、そして、しかし    
    訳文                  
     「比丘たちよ、私はあなたがたへ婆羅門法と婆羅門法の目的を教示しようとおもいます。    
                         
                         
                         
    38-3.                  
     Taṃ suṇātha.     
      語根 品詞 語基 意味    
      Taṃ    代的 それ    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      suṇātha.  śru 聞く    
    訳文                  
     それを聞いて下さい。    
                         
                         
                         
    38-4.                  
     Katamañca, bhikkhave, brahmaññaṃ?     
      語根 品詞 語基 意味    
      Katamañ    代的 いずれの、どちらの    
      ca,    不変 と、また、そして、しかし    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      brahmaññaṃ?    名形 a 男(中) 婆羅門法、婆羅門たること    
    訳文                  
     では比丘たちよ、いかなるものが婆羅門法なのでしょうか。    
                         
                         
                         
    38-5.                  
     Ayameva ariyo aṭṭhaṅgiko maggo, seyyathidaṃ –     
      語根 品詞 語基 意味    
      Ayam    代的 これ    
      eva    不変 まさに、のみ、じつに    
      ariyo    名形 a 聖なる    
      aṭṭha       
      aṅgiko    a 支分ある    
      maggo,    a    
      seyyathidaṃ –    不変 それはこの如し、あたかも〜の如し    
    訳文                  
     比丘たちよ、かの八支聖道です。    
                         
                         
                         
    38-6.                  
     sammādiṭṭhi…pe…     
      語根 品詞 語基 意味    
      sammā    不変 正しい、正しく    
      diṭṭhi…pe…  dṛś i 見、見解、意見    
    訳文                  
     正見……    
                         
                         
                         
    38-7.                  
     sammāsamādhi.     
      語根 品詞 語基 意味    
      sammā    不変 正しい、正しく    
      samādhi.  saṃ-ā-dhā i 定、三昧、精神統一    
    訳文                  
     ……正定です。    
                         
                         
                         
    38-8.                  
     Idaṃ vuccati, bhikkhave, brahmaññaṃ.     
      語根 品詞 語基 意味    
      Idaṃ    代的 これ    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      vuccati,  vac 受 いわれる    
      語根 品詞 語基 意味    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      brahmaññaṃ.    名形 a 男(中) 婆羅門法、婆羅門たること    
    訳文                  
     比丘たちよ、これが婆羅門法といわれるのです。    
                         
                         
                         
    38-9.                  
     Katamo ca, bhikkhave, brahmaññattho?     
      語根 品詞 語基 意味    
      Katamo    代的 いずれの、どちらの    
      ca,    不変 と、また、そして、しかし    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      brahmañña  bṛh 名形 a 依(属) 婆羅門法、婆羅門位、婆羅門たること    
      attho?    a 男中 義、意味    
    訳文                  
     では比丘たちよ、いかなるものが婆羅門法の目的なのでしょうか。    
                         
                         
                         
    38-10.                  
     Yo kho, bhikkhave, rāgakkhayo dosakkhayo mohakkhayo –     
      語根 品詞 語基 意味    
      Yo    代的 (関係代名詞)    
      kho,    不変 じつに、たしかに    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      rāga  raj a 依(属) 貪、貪欲、染    
      khayo  kṣī a 滅尽、尽滅    
      dosa    a 依(属) 瞋恚    
      khayo  kṣī a 滅尽、尽滅    
      moha    a 依(属) 愚痴    
      khayo –  kṣī a 滅尽、尽滅    
    訳文                  
     比丘たちよ、貪欲の滅尽、瞋恚の滅尽、愚痴の滅尽です。    
                         
                         
                         
    38-11.                  
     ayaṃ vuccati, bhikkhave, brahmaññattho’’ti.     
      語根 品詞 語基 意味    
      ayaṃ    代的 これ    
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味    
      vuccati,  vac 受 いわれる    
      語根 品詞 語基 意味    
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘    
      brahmañña  bṛh 名形 a 依(属) 婆羅門法、婆羅門位、婆羅門たること    
      attho’’    a 男中 義、意味    
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに    
    訳文                  
     比丘たちよ、これが婆羅門法の目的といわれるのです。    
                         
                         
                         
     Aṭṭhamaṃ.    
      語根 品詞 語基 意味    
      Aṭṭhamaṃ.    a 第八の    
    訳文                  
     第八〔経〕。    
                         
                         
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