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		17-46. Jalābujādidānūpakārasuttatiṃsakaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Jalābuja	jan	形	a	‐	有（持）		胎生
			ādi		名	i	男中	依（属）		最初、初
			dāna	dā	名	a	中	依（属）		施、布施
			upakāra	upa-kṛ	名	a	男	依（属）		利益、資助
			sutta	sīv	名	a	中	持		経、糸
			tiṃsakaṃ		形	a	中	単	主	三十の
		訳文
		胎生などの「布施利益経」三十経（『相応部』30-17〜46）
		408-1.
		408-437. Sāvatthinidānaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sāvatthi		名	ī	女	有（処）		地名、サーヴァッティー、舎衛城
			nidānaṃ.		名	a	中	単	主	因縁、因由
		訳文
		サーヴァッティーでのことである。
		408-2.
		Ekamantaṃ nisinno kho so bhikkhu bhagavantaṃ etadavoca –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			nisinno	ni-sad	過分	a	男	単	主	坐った
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			so		代	代的	男	単	主	それ、彼
			bhikkhu	bhikṣ	名	u	男	単	主	比丘
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		一方へ坐ったその比丘は、世尊へこう言った。
		408-3.
		‘‘ko nu kho, bhante, hetu, ko paccayo, yena midhekacco kāyassa bhedā paraṃ maraṇā jalābujānaṃ supaṇṇānaṃ…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘ko		代	代的	男	単	主	何、誰
			nu		不変	‐	‐	‐	‐	いったい、たぶん、〜かどうか、〜ではないか
			kho,		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			hetu,	hi	名	u	男	単	主	因、原因（属格に副対で「〜のゆえに」）
			ko		代	代的	男	単	主	何、誰
			paccayo,	prati-i	名	a	男	単	主	縁、資具
			yena		代	代的	中	単	具	（関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」）
			idha		不変	‐	‐	‐	‐	ここに、この世で、いま、さて
			ekacco		形	代的	男	単	主	一部の、一類の
			kāyassa		名	a	男	単	属	身体、集まり
			bhedā	bhid	名	a	男	単	奪	破壊、不和合、離間、種類、区分
			paraṃ		形	代的	中	単	副対	他の、（副対：さらに、後に、越えて）
			maraṇā	mṛ	名	a	中	単	奪	死　→死後に
			jalābujānaṃ	jan	形	a	男	複	属	胎生
			supaṇṇānaṃ…pe…		名	a	男	複	属	金翅鳥
		訳文
		「尊者よ、いったい、いかなる因、いかなる縁あって、ここなる一部の者は、身破れてのち、死後に、胎生の金翅鳥たちの……
		408-4.
		saṃsedajānaṃ supaṇṇānaṃ…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			saṃsedajānaṃ	jan	形	a	男	複	属	湿生
			supaṇṇānaṃ…pe…		名	a	男	複	属	金翅鳥
		訳文
		湿生の金翅鳥たちの……
		408-5.
		opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ upapajjatī’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			opapātikānaṃ		形	a	男	複	属	化生の
			supaṇṇānaṃ		名	a	男	複	属	金翅鳥
			sahabyataṃ		名	ā	女	単	対	共住、友誼
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upapajjatī’’	upa-pad	動	現	能	単	三	再生する、往生する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti?		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		……化生の金翅鳥たちの眷属に生まれ変るのでしょうか」と。
		408-6.
		‘‘Idha, bhikkhu, ekacco kāyena dvayakārī hoti, vācāya dvayakārī, manasā dvayakārī.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Idha,		不変	‐	‐	‐	‐	ここに、この世で、いま、さて
			bhikkhu,	bhikṣ	名	u	男	単	呼	比丘
			ekacco		形	代的	男	単	主	一部の、一類の
			kāyena		名	a	男	単	具	身
			dvaya		名形	a	‐	依（属）		二種の、一対
			kārī	kṛ	形	in	男	単	主	なす、作者
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti,	bhū	動	現	能	単	三	ある、なる、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			vācāya	vac	名	ā	女	単	具	言葉、語
			dvaya		名形	a	‐	依（属）		二種の、一対
			kārī,	kṛ	形	in	男	単	主	なす、作者
			manasā		名	as	中	単	具	意
			dvaya		名形	a	‐	依（属）		二種の、一対
			kārī.	kṛ	形	in	男	単	主	なす、作者
		訳文
		「比丘よ、ここで、一部の者が、身によって二種をなし、語によって二種をなし、意によって二種をなす〔としましょう〕。
		408-7.
		Tassa sutaṃ hoti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa		代	代的	男	単	属	それ、彼
			sutaṃ	śru	名過分	a	中	単	主	所聞、聞かれた
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti –	bhū	動	現	能	単	三	ある、なる、存在する
		訳文
		その者が〔このように〕聞きます。
		408-8.
		‘opapātikā supaṇṇā dīghāyukā vaṇṇavanto sukhabahulā’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘opapātikā		形	a	男	複	主	化生の
			supaṇṇā		名	a	男	複	主	金翅鳥
			dīgha		形	a	‐	有（持）		長い
			āyukā		形	a	男	複	主	寿命の
			vaṇṇavanto		形	ant	男	複	主	美しい
			sukha		名形	a	中	有（持）		楽
			bahulā’		形	a	男	複	主	多い
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		『化生の金翅鳥たちは長寿で美しく、楽が多い』と。
		408-9.
		Tassa evaṃ hoti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa		代	代的	男	単	属	それ、彼
			evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti –	bhū	動	現	能	単	三	ある、なる、存在する
		訳文
		その者には、このような〔思いが〕おこります。
		408-10.
		‘aho vatāhaṃ kāyassa bhedā paraṃ maraṇā opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ upapajjeyya’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘aho		不変	‐	‐	‐	‐	ああ（感嘆詞）
			vata		不変	‐	‐	‐	‐	じつに
			ahaṃ		代	代的	‐	単	主	私
			kāyassa bhedā paraṃ maraṇā opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ (408-3, 5.)
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upapajjeyya’n	upa-pad	動	願	能反	単	一	転生する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		『ああ、じつに私は、身破れてのち、死後に、化生の金翅鳥たちの眷属に生まれ変りたいものだ』と。
		408-11.
		So annaṃ deti…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			So		代	代的	男	単	主	それ、彼
			annaṃ		名	a	中	単	対	食べ物
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			deti…pe…	dā	動	現	能	単	三	与える
		訳文
		その者は食物を布施します……
		408-12.
		pānaṃ deti…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			pānaṃ	pā	名	a	男	単	対	飲み物
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			deti…pe…	dā	動	現	能	単	三	与える
		訳文
		飲物を布施します……
		408-13.
		padīpeyyaṃ deti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			padīpeyyaṃ	pra-dīp	名	a	中	単	対	燈明
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			deti.	dā	動	現	能	単	三	与える
		訳文
		燈明を布施します。
		408-14.
		So kāyassa bhedā paraṃ maraṇā opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ upapajjati.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			So		代	代的	男	単	主	それ、彼
			kāyassa bhedā paraṃ maraṇā opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ upapajjati. (408-3, 5.)
		訳文
		その者は、身破れてのち、死後に、化生の金翅鳥たちの眷属に生まれ変ります。
		408-15.
		Ayaṃ kho, bhikkhu, hetu, ayaṃ paccayo, yena midhekacco kāyassa bhedā paraṃ maraṇā opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ upapajjatī’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ayaṃ		代	代的	男	単	主	これ
			kho, bhikkhu, hetu, ayaṃ paccayo, yena midhekacco kāyassa bhedā paraṃ maraṇā opapātikānaṃ supaṇṇānaṃ sahabyataṃ upapajjatī’’ti. (408-3, 5.)
			bhikkhu,	bhikṣ	名	u	男	単	呼	比丘
		訳文
		比丘よ、この因、この縁があって、ここなる一部の者は、身破れてのち、死後に、化生の金翅鳥たちの眷属に生まれ変るのです」
		Chacattālīsamaṃ.　(Evaṃ piṇḍakena chacattālīsaṃ suttantā honti.)
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Chacattālīsamaṃ.		形	a	中	単	主	第四十六の
		訳文
		第四十六〔経〕。
		メモ
		・(　)内は「このように団食〔の布施などの繰り返し〕によって四十六の諸経がある」。
		Supaṇṇasaṃyuttaṃ samattaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Supaṇṇa		名	a	男	依（属）		金翅鳥
			saṃyuttaṃ	saṃ-yuj	過分	a	中	単	主	結ばれた、結合した
			samattaṃ.	saṃ-āp	過分	a	中	単	主	到達した、完成した、終わった
		訳文
		｢金翅鳥相応｣おわり。
		Tassuddānaṃ –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa		代	代的	男	単	属	それ、彼
			uddānaṃ –	ud-dā	名	a	中	単	主	摂頌
		訳文
		その摂頌は、
		Suddhikaṃ haranti ceva, dvayakārī ca caturo;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Suddhikaṃ	śudh	名	a	中	単	主	清浄の、純粋の、単純な
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			haranti	hṛ	動	現	能	複	三	運ぶ、持ち去る、奪う
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			eva,		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			dvaya		名形	a	‐	依（属）		二種の、一対
			kārī	kṛ	形	in	‐	複	主	なす、作者
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			caturo;		数	特	男	複	主	四
		訳文
		♪「簡潔〔経〕」、「捕獲〔経〕」、四の「二種作者〔経〕」、
		Dānūpakārā tālīsaṃ, supaṇṇe suppakāsitāti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Dāna	dā	名	a	中	依（属）		施、布施
			upakārā	upa-kṛ	名	a	男	複	主	利益、資助
			tālīsaṃ,		数	a	中	単	主	cattālīsa（四十）の略か
			supaṇṇe		名	a	男	単	処	金翅鳥
			suppakāsitā	su-pra-kāś　使	過分	a	男	複	主	よく明らかにされた、よく説明された
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪四十の「布施利益〔経〕」で、金翅鳥に関してよく明らかにされた。
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