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		11. Pabhaṅgusuttaṃ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Pabhaṅgu	pra-bhañj	名形	u	男	依（属）		壊れやすい、破壊する、壊法
			suttaṃ	sīv	名	a	中	単	主	経、糸
		訳文
		「壊法経」（『相応部』22-32）
		32-1.
		32. Sāvatthinidānaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sāvatthi		名	ī	女	有（処）		地名、サーヴァッティー、舎衛城
			nidānaṃ.		名	a	中	単	主	因縁、因由
		訳文
		サーヴァッティーでのことである。
		32-2.
		‘‘Pabhaṅguñca, bhikkhave, desessāmi appabhaṅguñca.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Pabhaṅguñ	pra-bhañj	名形	u	男	単	対	壊れやすい、破壊する、壊法
			ca,		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			desessāmi	diś　使	動	未	能	単	一	示す
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			appabhaṅguñ	a-pra-bhañj	名形	u	男	単	対	不壊法
			ca.		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
		訳文
		「比丘たちよ、私は壊法と不壊法について教示しようと思います。
		32-3.
		Taṃ suṇātha.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Taṃ		代	代的	中	単	対	それ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			suṇātha.	śru	動	命	能	複	二	聞く
		訳文
		あなたがたはそれを聞いて下さい。
		32-4.
		Kiñca, bhikkhave, pabhaṅgu, kiṃ appabhaṅgu?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Kiñ		代	代的	中	単	主	何、なぜ、いかに
			ca,		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			pabhaṅgu,	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
			kiṃ		代	代的	中	単	主	何、なぜ、いかに
			appabhaṅgu?	a-pra-bhañj	名形	u	男	単	主	不壊法
		訳文
		では比丘たちよ、何が壊法であり、何が不壊法なのでしょうか。
		32-5.
		Rūpaṃ, bhikkhave, pabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Rūpaṃ,		名	a	中	単	主	色、物質、肉体、形相
			bhikkhave,	bhikṣ	名	u	男	複	呼	比丘
			pabhaṅgu.	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
		訳文
		比丘たちよ、〈色〉は壊法です。
		32-6.
		Yo tassa nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yo		代	代的	男	単	主	（関係代名詞）
			tassa		代	代的	中	単	属	それ、彼
			nirodho	ni-rudh　受	名	a	男	単	主	滅、滅尽
			vūpasamo	vi-upa-śam	名	a	男	単	主	寂静、静止
			atthaṅgamo,	gam	名	a	男	単	主	滅没
			idaṃ		代	代的	中	単	主	これ
			appabhaṅgu.	a-pra-bhañj	名形	u	男	単	主	不壊法
		訳文
		それの滅尽、寂静、滅没、これが不壊法です。
		32-7.
		Vedanā pabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Vedanā	vid	名	ā	女	単	主	受、感受、苦痛
			pabhaṅgu.	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
		訳文
		〈受〉は壊法です。
		32-8.
		Yo tassā nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yo tassā nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgu. (32-6.)
			tassā		代	代的	女	単	属	それ、彼女
		訳文
		それの滅尽、寂静、滅没、これが不壊法です。
		32-9.
		Saññā pabhaṅgu…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Saññā	saṃ-jñā	名	ā	女	単	主	想、想念、概念、表象
			pabhaṅgu…	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
		訳文
		〈想〉は壊法です……
		32-10.
		saṅkhārā pabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			saṅkhārā	saṃ-kṛ	名	a	男	複	主	行、為作、潜勢力、現象
			pabhaṅgu.	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
		訳文
		〈諸行〉は壊法です。
		32-11.
		Yo tesaṃ nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yo tesaṃ nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgu. (32-6.)
			tesaṃ		代	代的	男	複	属	それら、彼ら
		訳文
		それらの滅尽、寂静、滅没、これが不壊法です。
		32-12.
		Viññāṇaṃ pabhaṅgu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Viññāṇaṃ	vi-jñā	名	a	中	単	主	識
			pabhaṅgu.	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
		訳文
		〈識〉は壊法です。
		32-13.
		Yo tassa nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgū’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yo tassa nirodho vūpasamo atthaṅgamo, idaṃ appabhaṅgū’’ (32-6.)
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		それの滅尽、寂静、滅没、これが不壊法です」
		Ekādasamaṃ.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ekādasamaṃ.		形	a	中	単	主	第十一の
		訳文
		第十一〔経〕。
		Bhāravaggo tatiyo.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Bhāra	bhṛ	名	a	男	依（属）		荷物、重荷
			vaggo		名	a	男	単	主	章、品
			tatiyo.		形	a	男	単	主	第三の
		訳文
		〔『相応部』「蘊篇」〕第三〔品〕、「無常品」〔おわり〕。
		Tassuddānaṃ –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa		代	代的	男	単	属	それ、彼
			uddānaṃ –	ud-dā	名	a	中	単	主	摂頌
		訳文
		その摂頌は、
		Bhāraṃ pariññaṃ abhijānaṃ, chandarāgaṃ catutthakaṃ;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Bhāraṃ	bhṛ	名	a	男	単	対（主）	荷物、重荷
			pariññaṃ	pari-jñā	名	ā	女	単	対（主）	遍知、暁了、知悉
			abhijānaṃ,		名	a	中	単	主	自証、証知
			chanda		名	a	男	相		欲、志欲、意欲
			rāgaṃ	raj	名	a	男	単	対（主）	貪
			catutthakaṃ;		形	a	中	単	主	第四の
		訳文
		♪「荷物〔経〕」、「遍知〔経〕」、「証知〔経〕」、第四に「欲貪〔経〕」、
		Assādā ca tayo vuttā, abhinandanamaṭṭhamaṃ;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Assādā	ā-svad	名	a	男	複	主	味、楽味
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			tayo		数	特	男	複	主	三
			vuttā,	vac	過分	a	男	複	主	言われた
			abhinandanam	abhi-nand	名	a, ā	中女	単	主	歓喜、愛楽
			aṭṭhamaṃ;		形	a	中	単	主	第八の
		訳文
		♪三つの「楽味〔経〕」が説かれ、第八に「歓喜〔経〕」、
		Uppādaṃ aghamūlañca, ekādasamo pabhaṅgūti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Uppādaṃ	ud-pad	名	a	男	単	対(主）	生起
			agha		名	as	中	依（属）		罪、痛み、災い
			mūlañ		名	a	中	単	主	根
			ca,		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			ekādasamo		形	a	男	単	主	第十一の
			pabhaṅgū	pra-bhañj	名形	u	男	単	主	壊れやすい、破壊する、壊法
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		♪「生起〔経〕」、「禍根〔経〕」、第十一に「壊法〔経〕」である。
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