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     5. Cūḷarāhulovādasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Cūḷa    a 小さい  
      rāhula    a 依(与) 人名、ラーフラ  
      ovāda  ava-vad a 依(属) 教誡、訓誡  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     「小ラーフラ教誡経」(『中部』147  
    メモ                
     ・『中部』62が「大ラーフラ教誡経」であるが、章をまたいでペアになっているということか。  
                       
                       
                       
    416-1.                
     416. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      me    代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた  
    訳文                
     私はこのように聞いた。  
                       
                       
                       
    416-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā sāvatthiyaṃ viharati jetavane anāthapiṇḍikassa ārāme.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 副対 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      jetavane    a 地名、ジェータ林、祇樹、祇園  
      anāthapiṇḍikassa    a 人名、アナータピンディカ、給孤独  
      ārāme.    a  
    訳文                
     あるとき世尊はサーヴァッティーのジェータ林、アナータピンディカ園に住しておられた。  
                       
                       
                       
    416-3.                
     Atha kho bhagavato rahogatassa paṭisallīnassa evaṃ cetaso parivitakko udapādi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavato    ant 世尊  
      raho  rah as 依(対) 独処、静処  
      gatassa  gam 過分 a 行った、関係した →独処した  
      paṭisallīnassa  prati-saṃ-lī 過分 a 独坐した  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      cetaso  cit as  
      parivitakko  pari-vi-tark 名形 a 審慮、尋求  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      udapādi –  ud-pad 生じる、発生する  
    訳文                
     ときに、独処し、独坐した世尊の心に、かくのごとき審慮が生じた。  
                       
                       
                       
    416-4.                
     ‘‘paripakkā kho rāhulassa vimuttiparipācanīyā dhammā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘paripakkā  pari-pac 過分 a 遍熟した、消化した  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      rāhulassa    a 人名、ラーフラ  
      vimutti  vi-muc 受 i 依(対) 解脱  
      paripācanīyā  pari-pac a 円熟させる  
      dhammā.  dhṛ a 男中  
    訳文                
     「ラーフラには、解脱を円熟させる諸法が円熟している。  
                       
                       
                       
    416-5.                
     Yaṃnūnāhaṃ rāhulaṃ uttariṃ āsavānaṃ khaye vineyya’’nti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yaṃnūna    不変 〜してはどうか  
      ahaṃ    代的  
      rāhulaṃ    a 人名、ラーフラ  
      uttariṃ    i 副対 より上の、さらに  
      āsavānaṃ  ā-sru a 漏、煩悩  
      khaye  kṣi a 滅尽、尽滅  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vineyya’’n  vi-nī 能反 調伏する、教導する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     私はラーフラを、さらに、諸漏の滅尽に関して教導してはどうだろうか」と。  
                       
                       
                       
    416-6.                
     Atha kho bhagavā pubbaṇhasamayaṃ nivāsetvā pattacīvaramādāya sāvatthiṃ piṇḍāya pāvisi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      pubbaṇha    a 依(属) 午前  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nivāsetvā  ni-vas 使 着衣する、内衣を着る  
      語根 品詞 語基 意味  
      patta    a 男中  
      cīvaram    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ādāya  ā-dā 取って  
      語根 品詞 語基 意味  
      sāvatthiṃ    ī 地名、サーヴァッティー、舎衛城  
      piṇḍāya    a 団食、(与格で「托鉢のため」)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pāvisi.  pra-viś 入る  
    訳文                
     そこで世尊は午前中、内衣を付け、鉢と衣をもってサーヴァッティーへ托鉢に入られた。  
                       
                       
                       
    416-7.                
     Sāvatthiyaṃ piṇḍāya caritvā pacchābhattaṃ piṇḍapātapaṭikkanto āyasmantaṃ rāhulaṃ āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー、舎衛城  
      piṇḍāya    a 団食、(与格で「托鉢のため」)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      caritvā  car ゆく  
      語根 品詞 語基 意味  
      pacchā    不変 後に、背後に、西方に  
      bhattaṃ  bhaj 名形 a 副対 食事 →食後に  
      piṇḍapāta    a 依(奪) 団食  
      paṭikkanto  prati-kram 過分 a 戻った、退いた、減退した  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      rāhulaṃ    a 人名、ラーフラ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     托鉢のためサーヴァッティーへゆき、食後、施食より退いてから、尊者ラーフラへ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    416-8.                
     ‘‘gaṇhāhi, rāhula, nisīdanaṃ;   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘gaṇhāhi,  grah 取る、捉える  
      語根 品詞 語基 意味  
      rāhula,    a 人名、ラーフラ  
      nisīdanaṃ;  ni-sad a 坐具、敷具  
    訳文                
     「ラーフラよ、坐具を取りなさい。  
                       
                       
                       
    416-9.                
     yena andhavanaṃ tenupasaṅkamissāma divāvihārāyā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      andha    a 地名、アンダ  
      vanaṃ    a  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamissāma  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      divā    不変 日中に  
      vihārāyā’’  vi-hṛ a 住、住処  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     我々は日中を過ごすため、アンダ林へ近づくとしましょう」と。  
    メモ                
     ・アンダ林は『中部』23「蟻塚経」の舞台。そちらでもdevatāが登場する。  
                       
                       
                       
    416-10.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’ti kho āyasmā rāhulo bhagavato paṭissutvā nisīdanaṃ ādāya bhagavantaṃ piṭṭhito piṭṭhito anubandhi.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      rāhulo    a 人名、ラーフラ  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭissutvā  prati-śru 同意する、応諾する、答える  
      語根 品詞 語基 意味  
      nisīdanaṃ  ni-sad a 坐具、敷具  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ādāya  ā-dā 取って  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      piṭṭhito    i, ī 後ろより  
      piṭṭhito    i, ī 後ろより  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anubandhi.  anu-bandh 従う、追跡する  
    訳文                
     「そのように、尊者よ」と尊者ラーフラは世尊へ応え、坐具を取って、世尊へ後からずっとついて行った。  
                       
                       
                       
    416-11.                
     Tena kho pana samayena anekāni devatāsahassāni bhagavantaṃ anubandhāni honti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 副具 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      anekāni    a 一ならぬ  
      devatā    ā 神々、女神、地祇  
      sahassāni    a  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      anubandhāni  anu-bandh 過分 a 追跡する  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      honti –  bhū ある、存在する  
    訳文                
     またその時、後からずっとついてゆく数千の神霊たちもいた。  
    メモ                
     ・anubandhānianubaddhāniの語基あるいは異体ととった。  
                       
                       
                       
    416-12.                
     ‘‘ajja bhagavā āyasmantaṃ rāhulaṃ uttariṃ āsavānaṃ khaye vinessatī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘ajja    不変 今日、今  
      bhagavā    ant 世尊  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      rāhulaṃ uttariṃ āsavānaṃ khaye (416-5.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vinessatī’’  vi-nī 調伏する、教導する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「今日、世尊は尊者ラーフラを、さらに、諸漏の滅尽に関して教導されるようだ」といって。  
                       
                       
                       
    416-13.                
     Atha kho bhagavā andhavanaṃ ajjhogāhetvā aññatarasmiṃ rukkhamūle paññatte āsane nisīdi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      andha    a 地名、アンダ  
      vanaṃ    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ajjhogāhetvā  adhi-ava-gāh? 潜入する、入る  
      語根 品詞 語基 意味  
      aññatarasmiṃ    代的 とある  
      rukkha    a 依(属) 木、樹木  
      mūle    a  
      paññatte  pra-jñā 使 過分 a 知らしめられた、告知、用意、施設された  
      āsane  ās a 坐処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdi.  ni-sad 坐る  
    訳文                
     ときに世尊はアンダ林へ入り、とある木の根に用意された座に坐られた。  
                       
                       
                       
    416-14.                
     Āyasmāpi kho rāhulo bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Āyasmā    ant 尊者、具寿  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      rāhulo    a 人名、ラーフラ  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdi.  ni-sad 坐る  
    訳文                
     尊者ラーフラもまた、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    416-15.                
     Ekamantaṃ nisinnaṃ kho āyasmantaṃ rāhulaṃ bhagavā etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinnaṃ  ni-sad 過分 a 坐る  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      rāhulaṃ    a 人名、ラーフラ  
      bhagavā    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐った尊者ラーフラへ、世尊はこう仰った。  
                       
                       
                       
    417-1.                
     417. ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, cakkhu niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ    代的 それ  
      kiṃ    代的 何、なぜ、いかに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      maññasi,  man 考える  
      語根 品詞 語基 意味  
      rāhula,    a 人名、ラーフラ  
      cakkhu    us  
      niccaṃ    a 常の、常住の  
          不変 あるいは  
      aniccaṃ    a 無常の  
      vā’’    不変 あるいは  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。〈眼〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-2.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante ’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ,    a 無常の  
      bhante ’’. bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    417-3.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      aniccaṃ    a 無常の  
      dukkhaṃ    名形 a  
          不変 あるいは  
      taṃ    代的 それ  
      sukhaṃ    名形 a  
      vā’’    不変 あるいは  
      ti?   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-4.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ,    名形 a  
      bhante’’. bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    417-5.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      aniccaṃ    a 無常の  
      dukkhaṃ    名形 a  
      vipariṇāma  vi-pari-nam  a 有(属) 変化、変易  
      dhammaṃ,  dhṛ a 男中  
      kallaṃ    a 善い、賢い、適当である  
      nu    不変 いったい、たぶん、〜かどうか、〜ではないか  
      taṃ    代的 それ  
      samanupassituṃ –  saṃ-anu-paś 不定 見ること、みなすこと、考えること  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    417-6.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ    代的 これ  
      mama,    代的  
      eso    代的 これ  
      aham    代的  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asmi,  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      eso    代的 これ  
      me    代的  
      attā’’’    an 我、自己  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    417-7.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No    不変 ない、否  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      etaṃ,    代的 これ  
      bhante’’.  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    417-8.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, rūpā niccā vā aniccā vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, rūpā niccā vā aniccā vā’’ti? 417-.  
      rūpā    a 中(男) 色、物質、肉体、形相  
      niccā    a 常の、常住の  
      aniccā    a 無常の  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。諸々の〈色〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-9.                
     ‘‘Aniccā, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccā,    a 無常の  
      bhante’’.  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    417-10.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-11.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    417-12.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    417-13.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    417-14.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    417-15.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, cakkhuviññāṇaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, cakkhuviññāṇaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-1.)  
      cakkhu    us 依(属)  
      viññāṇaṃ  vi-jñā a  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。〈眼識〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-16.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ, bhante’’. (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    417-17.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-18.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    417-19.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    417-20.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    417-21.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    417-22.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, cakkhusamphasso nicco vā anicco vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, cakkhuviññāṇaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-1.)  
      cakkhu    us 依(属)  
      samphasso  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      nicco    a 常の、常住の  
      anicco    a 無常の  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。〈眼触〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-23.                
     ‘‘Anicco, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Anicco,    a 無常の  
      bhante’’.  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    417-24.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-25.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    417-26.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    417-27.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    417-28.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    417-29.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, yamidaṃ [yampidaṃ (sī. ka.)] cakkhusamphassapaccayā uppajjati vedanāgataṃ saññāgataṃ saṅkhāragataṃ viññāṇagataṃ tampi niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, yamidaṃ cakkhusamphassapaccayā uppajjati vedanāgataṃ saññāgataṃ saṅkhāragataṃ viññāṇagataṃ tampi niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-1.)  
      yam    代的 (関係代名詞)  
      idaṃ    代的 これ  
      cakkhu    us 依(属)  
      samphassa  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      paccayā  prati-i a 副奪 縁りて、ゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      uppajjati  ud-pad 生ずる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vedanā  vid ā 依(対) 受、感受、苦痛  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      saññā  saṃ-jñā ā 依(対) 想、想念、概念、表象  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      saṅkhāra  saṃ-kṛ a 依(対) 行、為作、潜勢力、現象  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      viññāṇa  vi-jñā a 依(対)  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      tam    代的 それ  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。かの、およそ〈眼触〉によって生ずる〈受〉の類、〈想〉の類、〈諸行〉の類、〈識〉の類、それは常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-30.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ, bhante’’. (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    417-31.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    417-32.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    417-33.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    417-34.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    417-35.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    418-1.                
     418. ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, sotaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, sotaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-1.)  
      sotaṃ  śru as  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。〈耳〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-2.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ, bhante…pe… (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」……  
                       
                       
                       
    418-3.                
     ghānaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ghānaṃ    a  
      niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-1.)  
    訳文                
     「〈鼻〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-4.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ, bhante…pe… (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」……  
                       
                       
                       
    418-5.                
     jivhā niccā vā aniccā vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      jivhā    ā  
      niccā    a 常の、常住の  
          不変 あるいは  
      aniccā    a 無常の  
      vā’’    不変 あるいは  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「〈舌〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-6.                
     ‘‘Aniccā, bhante…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccā,    a 無常の  
      bhante…pe…  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」……  
                       
                       
                       
    418-7.                
     kāyo nicco vā anicco vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      kāyo    a 身体  
      nicco    a 常の、常住の  
          不変 あるいは  
      anicco    a 無常の  
      vā’’    不変 あるいは  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「〈身〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-8.                
     ‘‘Anicco, bhante…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Anicco, bhante…pe… (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」……  
                       
                       
                       
    418-9.                
     mano nicco vā anicco vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      mano  man as  
      nicco vā anicco vā’’ti? (417-23.)  
    訳文                
     「〈意〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-10.                
     ‘‘Anicco, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Anicco, bhante’’. (417-23.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    418-11.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-12.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    418-13.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –‘  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –‘ (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    418-14.                
     etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    418-15.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    418-16.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, dhammā niccā vā aniccā vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, dhammā niccā vā aniccā vā’’ti? (417-8.)  
      dhammā    a 男中  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。諸々の〈法〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-17.                
     ‘‘Aniccā, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccā, bhante’’. (417-9.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    418-18.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-19.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    418-20.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    418-21.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    418-22.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    418-23.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, manoviññāṇaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, manoviññāṇaṃ niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-15.)  
      mano  man as 依(属)  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。〈意識〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-24.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ, bhante’’. (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    418-25.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-26.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    418-27.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    418-28.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    418-29.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    418-30.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, manosamphasso nicco vā anicco vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi rāhula, manosamphasso nicco vā anicco vā’’ti? (417-22.)  
      mano  man as 依(属)  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。〈意触〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-31.                
     ‘‘Anicco, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Anicco, bhante’’. (417-23.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    418-32.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-33.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    418-34.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ, kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    418-35.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    418-36.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    418-37.                
     ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, yamidaṃ manosamphassapaccayā uppajjati vedanāgataṃ saññāgataṃ saṅkhāragataṃ viññāṇagataṃ, tampi niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taṃ kiṃ maññasi, rāhula, yamidaṃ manosamphassapaccayā uppajjati vedanāgataṃ saññāgataṃ saṅkhāragataṃ viññāṇagataṃ, tampi niccaṃ vā aniccaṃ vā’’ti? (417-29.)  
      mano  man as 依(属)  
    訳文                
     「ラーフラよ、これをどう考えますか。かの、およそ〈意触〉によって生ずる〈受〉の類、〈想〉の類、〈諸行〉の類、〈識〉の類、それは常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-38.                
     ‘‘Aniccaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccaṃ, bhante’’. (417-2.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」  
                       
                       
                       
    418-39.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ, dukkhaṃ vā taṃ sukhaṃ vā’’ti? (417-3.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であるもの、それは苦でしょうか、あるいは楽でしょうか」  
                       
                       
                       
    418-40.                
     ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Dukkhaṃ, bhante’’. (417-4.)  
    訳文                
     「尊者よ、苦です」  
                       
                       
                       
    418-41.                
     ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yaṃ panāniccaṃ dukkhaṃ vipariṇāmadhammaṃ kallaṃ nu taṃ samanupassituṃ – (417-5.)  
    訳文                
     「しからば、およそ無常であり苦である変易の性質あるもの、それを〔このように〕みなすことは適切でしょうか。  
                       
                       
                       
    418-42.                
     ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etaṃ mama, esohamasmi, eso me attā’’’ti? (417-6.)  
    訳文                
     『これは私のものだ、これは私だ、これは私の〈我〉だ』と」  
                       
                       
                       
    418-43.                
     ‘‘No hetaṃ, bhante’’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘No hetaṃ, bhante’’. (417-7.)  
    訳文                
     「尊者よ、それは否です」  
                       
                       
                       
    419-1.                
     419. ‘‘Evaṃ passaṃ, rāhula, sutavā ariyasāvako cakkhusmiṃ [cakkhusmimpi (syā. kaṃ.) evamitaresupi] nibbindati, rūpesu nibbindati, cakkhuviññāṇe nibbindati, cakkhusamphasse nibbindati, yamidaṃ cakkhusamphassapaccayā uppajjati vedanāgataṃ saññāgataṃ saṅkhāragataṃ viññāṇagataṃ tasmimpi nibbindati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      passaṃ,  paś 現分 ant 見る  
      rāhula,    a 人名、ラーフラ  
      sutavā  śru ant 聞をそなえた、有聞の、博聞の  
      ariya    名形 a 依(属) 聖なる  
      sāvako  śru a 声聞、弟子  
      cakkhusmiṃ    us  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nibbindati,  nir-vid 厭う、厭悪する  
      語根 品詞 語基 意味  
      rūpesu    a  
      nibbindati,  同上  
      cakkhu    us 依(属)  
      viññāṇe  vi-jñā a  
      nibbindati,  同上  
      cakkhu    us 依(属)  
      samphasse  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      nibbindati,  同上  
      yam    代的 (関係代名詞)  
      idaṃ    代的 これ  
      cakkhu    us 依(属)  
      samphassa  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      paccayā  prati-i a 副奪 縁りて、ゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      uppajjati  ud-pad 生ずる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vedanā  vid ā 依(対) 受、感受、苦痛  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      saññā  saṃ-jñā ā 依(対) 想、想念、概念、表象  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      saṅkhāra  saṃ-kṛ a 依(対) 行、為作、潜勢力、現象  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      viññāṇa  vi-jñā a 依(対)  
      gataṃ  gam 過分 a 行った、関係した、姿  
      tasmim    代的 それ  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      nibbindati.  同上  
    訳文                
     「ラーフラよ、そのように見て、聞をそなえた聖者の弟子は、〈眼〉について厭悪し、諸々の〈色〉について厭悪し、〈眼識〉について厭悪し、〈眼触〉について厭悪し、かの、およそ〈眼触〉によって生ずる〈受〉の類、〈想〉の類、〈諸行〉の類、〈識〉の類、それについて厭悪します。  
                       
                       
                       
    419-2.                
     Sotasmiṃ nibbindati, saddesu nibbindati…pe…, ghānasmiṃ nibbindati, gandhesu nibbindati…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sotasmiṃ  śru as  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nibbindati,  nir-vid