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		238-1.
		238. Atha kho bhagavā ṭhitakova imā gāthā bhāsitvā yena bālakaloṇakāragāmo [bālakaloṇakagāmo (ka.), tathā vinayepi] tenupasaṅkami.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			ṭhitako	sthā	形	a	男	単	主	立った
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			imā		代	代的	女	複	対	これら
			gāthā		名	ā	女	複	対	偈
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			bhāsitvā	bhāṣ	動	連	‐	‐	‐	いう
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			yena		代	代的	中	単	具	（関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」）
			bālakaloṇakāra		名	a	男	持		地名、バーラカローナカーラ
			gāmo		名	a	男	単	主	村
			tena		代	代的	中	単	具	それ、彼、それによって、それゆえ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upasaṅkami.	upa-saṃ-kram	動	ア	能	単	三	近づいた
		訳文
		ときに世尊は、立ってこれらの諸偈を発してから、バーラカローナカーラ村へ近づかれた。
		メモ
		・あるいは「バーラカ造塩村」か。
		・以下、『中部』31「小ゴーシンガ経」に類似、パラレル。
		238-2.
		Tena kho pana samayena āyasmā bhagu bālakaloṇakāragāme viharati.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tena		代	代的	男	単	副具	それ、彼、それによって、それゆえ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			samayena		名	a	男	単	副具	時
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			bhagu		名	u	男	単	主	人名、バグ
			bālakaloṇakāra		名	a	男	持		地名、バーラカローナカーラ
			gāme		名	a	男	単	処	村
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharati.	vi-hṛ	動	現	能	単	三	住する
		訳文
		さてそのとき尊者バグがバーラカローナカーラ村に住していた。
		238-3.
		Addasā kho āyasmā bhagu bhagavantaṃ dūratova āgacchantaṃ.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Addasā	dṛś	動	ア	能	単	三	見た
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			bhagu		名	u	男	単	主	人名、バグ
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			dūrato		形	a	男中	単	奪	遠い、遠隔の
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			āgacchantaṃ.	ā-gam	現分	ant	男	単	対	来る
		訳文
		尊者バグは遠くからやってくる世尊を見た。
		238-4.
		Disvāna āsanaṃ paññapesi udakañca pādānaṃ dhovanaṃ [udakañca pādānaṃ (sī. syā. kaṃ. pī.)].
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Disvāna	dṛś	動	連	‐	‐	‐	見る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			āsanaṃ	ās	名	a	中	単	対	坐処、座
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paññapesi	pra-jñā　使	動	ア	能	単	三	知らしめる、用意する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			udakañ		名	a	中	単	対	水
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			pādānaṃ		名	a	男	複	属	足、句
			dhovanaṃ.		名	a	中	単	対	洗浄
		訳文
		見て、座と、足の洗浄のための水を用意した。
		238-5.
		Nisīdi bhagavā paññatte āsane.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Nisīdi	ni-sad	動	ア	能	単	三	坐る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			paññatte	pra-jñā　使	過分	a	中	単	処	知らしめられた、告知、用意、施設された
			āsane.	ās	名	a	中	単	処	坐処
		訳文
		世尊は用意された座へ坐られた。
		238-6.
		Nisajja pāde pakkhālesi.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Nisajja	ni-sad	動	連	‐	‐	‐	坐る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			pāde		名	a	男	複	対	足、句
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			pakkhālesi.	pra-kṣal	動	ア	能	単	三	洗う
		訳文
		坐って、足を洗われた。
		238-7.
		Āyasmāpi kho bhagu bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			pi		不変	‐	‐	‐	‐	〜もまた、けれども、たとえ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			bhagu		名	u	男	単	主	人名、バグ
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			abhivādetvā	abhi-vad　使	動	連	‐	‐	‐	敬礼する、礼拝する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			nisīdi.	ni-sad	動	ア	能	単	三	坐る
		訳文
		尊者バグも世尊へ礼拝して、一方へ坐った。
		238-8.
		Ekamantaṃ nisinnaṃ kho āyasmantaṃ bhaguṃ bhagavā etadavoca –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			nisinnaṃ	ni-sad	過分	a	男	単	対	坐った
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmantaṃ		形	ant	男	単	対	尊者、具寿
			bhaguṃ		名	u	男	単	対	人名、バグ
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		一方へ坐った尊者バグへ、世尊はこう仰った。
		238-9.
		‘‘kacci, bhikkhu, khamanīyaṃ, kacci yāpanīyaṃ, kacci piṇḍakena na kilamasī’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘kacci,		不変	‐	‐	‐	‐	〜かどうか
			bhikkhu,	bhikṣ	名	u	男	単	呼	比丘
			khamanīyaṃ,	kṣam	未分	a	中	単	主	耐えられるべき、忍ばれるべき
			kacci		不変	‐	‐	‐	‐	〜かどうか
			yāpanīyaṃ,	yā　使	未分	a	中	単	主	生きながらえるべき、活力ある
			kacci		不変	‐	‐	‐	‐	〜かどうか
			piṇḍakena		名	a	男	単	具	食物、団食、乞食食、集団
			na		不変	‐	‐	‐	‐	ない
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			kilamasī’’	klam	動	現	能	単	二	疲れる
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti?		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		「比丘よ、堪え忍んでいますか。生きながらえていますか。あなたがたは団食〔の獲得〕によって疲れていませんか」と。
		238-10.
		‘‘Khamanīyaṃ bhagavā, yāpanīyaṃ bhagavā, na cāhaṃ, bhante, piṇḍakena kilamāmī’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Khamanīyaṃ	kṣam	未分	a	中	単	主	耐えられるべき、忍ばれるべき
			bhagavā,		名	ant	男	単	呼	世尊
			yāpanīyaṃ	yā　使	未分	a	中	単	主	生きながらえるべき、活力ある
			bhagavā,		名	ant	男	単	呼	世尊
			na		不変	‐	‐	‐	‐	ない
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			ahaṃ,		代	代的	‐	単	主	私
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			piṇḍakena		名	a	男	単	具	食物、団食、乞食食、集団
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			kilamāmī’’	klam	動	現	能	単	一	疲れる
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		「世尊よ、堪え忍んでいます。世尊よ、生きながらえています。尊者よ、私は団食〔の獲得〕によって疲れていません」
		238-11.
		Atha kho bhagavā āyasmantaṃ bhaguṃ dhammiyā kathāya sandassetvā samādapetvā samuttejetvā sampahaṃsetvā uṭṭhāyāsanā yena pācīnavaṃsadāyo tenupasaṅkami.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			āyasmantaṃ		形	ant	男	単	対	尊者、具寿
			bhaguṃ		名	u	男	単	対	人名、バグ
			dhammiyā	dhṛ	名	ī	女	単	具	法の
			kathāya		名	ā	女	単	具	話
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sandassetvā	saṃ-dṛś　使	動	連	‐	‐	‐	教示する、開示する
			samādapetvā	saṃ-ā-dā　使	動	連	‐	‐	‐	取らせる、勧導する、訓誡する
			samuttejetvā	saṃ-ā-tij　使	動	連	‐	‐	‐	鼓舞する、奨励する
			sampahaṃsetvā	saṃ-pra-hṛṣ　使	動	連	‐	‐	‐	喜ばせる、欣喜させる
			uṭṭhāya	ud-sthā	動	連	‐	‐	‐	起き上がる、奮起する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			āsanā	ā-sad	名	a	中	単	奪	座
			yena		代	代的	中	単	具	（関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」）
			pācīna		形	a	‐	持		東の
			vaṃsa		名	a	男	依（属）		竹
			dāyo		名	a	男	単	主	森、林、園
			tena		代	代的	中	単	具	それ、彼、それによって、それゆえ
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			upasaṅkami.	upa-saṃ-kram	動	ア	能	単	三	近づいた
		訳文
		そこで世尊は尊者バグを法話によって教示し、訓誡し、鼓舞し、欣喜させ、座より立って、東の竹園へ近づかれた。
		238-12.
		Tena kho pana samayena āyasmā ca anuruddho āyasmā ca nandiyo [bhaddiyo (ma. ni. 2.166 naḷakapāne] āyasmā ca kimilo [kimbilo (sī. syā. kaṃ. pī.)] pācīnavaṃsadāye viharanti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tena		代	代的	中	単	副具	それ、彼、それによって、それゆえ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			samayena		名	a	男	単	副具	時
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			anuruddho		名	a	男	単	主	人名、アヌルッダ
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			nandiyo		名	a	男	単	主	人名、ナンディヤ
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			kimilo		名	a	男	単	主	人名、キミラ
			pācīna		形	a	‐	持		東の
			vaṃsa		名	a	男	依（属）		竹
			dāye		名	a	男	単	処	森、林、園
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharanti.	vi-hṛ	動	現	能	複	三	住する
		訳文
		さてそのとき、尊者アヌルッダ、尊者ナンディヤ、また尊者キミラが、東の竹園に住していた。
		238-13.
		Addasā kho dāyapālo bhagavantaṃ dūratova āgacchantaṃ.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Addasā	dṛś	動	ア	能	単	三	見る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			dāya		名	a	男	依（属）		森、林、園
			pālo	pā　使	名	a	男	単	主	守護者、番人
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			dūrato		形	a	中	単	副奪	遠い
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			āgacchantaṃ.	ā-gam	現分	ant	男	単	対	来る
		訳文
		園の番人は遠くからやってくる世尊を見た。
		238-14.
		Disvāna bhagavantaṃ etadavoca –
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Disvāna	dṛś	動	連	‐	‐	‐	見る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		見て、世尊へこういった。
		238-15.
		‘‘mā, mahāsamaṇa, etaṃ dāyaṃ pāvisi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘mā,		不変	‐	‐	‐	‐	なかれ
			mahā		形	ant	男	単	呼	大きい
			samaṇa,	śram	名	a	男	単	呼	沙門
			etaṃ		代	代的	男	単	対	これ
			dāyaṃ		名	a	男	単	対	森、林、園
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			pāvisi.	pra-viś	動	ア	能	単	二	入る
		訳文
		「大沙門よ、この園へ入ってはいけません。
		238-16.
		Santettha tayo kulaputtā attakāmarūpā viharanti.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Santi	as	動	現	能	複	三	ある、なる
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ettha		不変	‐	‐	‐	‐	ここに
			tayo		数	特	男	複	主	三
			kula		名	a	中	依（属）		家、良家
			puttā		名	a	男	複	主	息子　→善男子
			atta		名	a	男	有（具）		自己、我
			kāma		名	a	男中	持		欲
			rūpā		名	a	中→男	複	主	色、物質、肉体、形相
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharanti.	vi-hṛ	動	現	能	複	三	住する
		訳文
		ここには三人の善男子たちがいて、自ら欲するところの姿をもって住しています。
		238-17.
		Mā tesaṃ aphāsumakāsī’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Mā		不変	‐	‐	‐	‐	なかれ
			tesaṃ		代	代的	男	複	属	それら、彼ら
			aphāsum		形	u	中	単	対	不安な、惑悩した
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			akāsī’’	kṛ	動	ア	能	単	二	なす
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		彼らを悩ませてはいけません」と。
		238-18.
		Assosi kho āyasmā anuruddho dāyapālassa bhagavatā saddhiṃ mantayamānassa.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Assosi	śru	動	ア	能	単	三	聞く
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			anuruddho		名	a	男	単	主	人名、アヌルッダ
			dāya		名	a	男	依（属）		森、林、園
			pālassa	pā　使	名	a	男	単	属	守護者、番人
			bhagavatā		名	ant	男	単	具	世尊
			saddhiṃ		不変	‐	‐	‐	‐	共に、一緒に（具格支配）
			mantayamānassa.	mant	現分	a	男	単	属	考量する、相談する、忠告する
		訳文
		尊者アヌルッダは、世尊と話している園の番人の〔言葉を〕聞いた。
		238-19.
		Sutvāna dāyapālaṃ etadavoca –
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			Sutvāna	śru	動	連	‐	‐	‐	聞く
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			dāya		名	a	男	依（属）		森、林、園
			pālaṃ	pā　使	名	a	男	単	対	守護者、番人
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		聞いて、園の門番へこういった。
		238-20.
		‘‘mā, āvuso dāyapāla, bhagavantaṃ vāresi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘mā,		不変	‐	‐	‐	‐	なかれ
			āvuso		不変	‐	‐	‐	‐	友よ
			dāya		名	a	男	依（属）		森、林、園
			pāla,	pā　使	名	a	男	単	呼	守護者、番人
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			vāresi.	vṛ　使	動	ア	能	単	二	防ぐ、妨げる
		訳文
		「友なる園の番人よ、世尊を妨げてはいけません。
		238-21.
		Satthā no bhagavā anuppatto’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Satthā	śās	名	ar	男	単	主	師
			no		代	代的	‐	複	属	私たち
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			anuppatto’’	anu-pra-āp	過分	a	男	単	主	到達した、得た
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		我々の師である世尊が到着されたのです」と。
		239-1.
		239. Atha kho āyasmā anuruddho yenāyasmā ca nandiyo yenāyasmā ca kimilo tenupasaṅkami;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			anuruddho		名	a	男	単	主	人名、アヌルッダ
			yena		代	代的	中	単	具	（関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」）
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			nandiyo		名	a	男	単	主	人名、ナンディヤ
			yena		代	代的	中	単	具	（関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」）
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			kimilo		名	a	男	単	主	人名、キミラ
			tena		代	代的	中	単	具	それ、彼、それによって、それゆえ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upasaṅkami;	upa-saṃ-kram	動	ア	能	単	三	近づいた
		訳文
		そして尊者アヌルッダは、尊者ナンディヤと尊者キミラの元へ近づいた。
		239-2.
		upasaṅkamitvā āyasmantañca nandiyaṃ āyasmantañca kimilaṃ etadavoca –
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upasaṅkamitvā	upa-saṃ-kram	動	連	‐	‐	‐	近づく
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			āyasmantañ		形	ant	男	単	対	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			nandiyaṃ		名	a	男	単	対	人名、ナンディヤ
			āyasmantañ		形	ant	男	単	対	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			kimilaṃ		名	a	男	単	対	人名、キミラ
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		近づいて、尊者ナンディヤと尊者キミラへ、こう言った。
		239-3.
		‘‘abhikkamathāyasmanto, abhikkamathāyasmanto, satthā no bhagavā anuppatto’’ti.
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			‘‘abhikkamatha	abhi-kram	動	命	能	複	二	過ぎる、去る、出発する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			āyasmanto,		形	ant	男	複	呼	尊者、具寿
			abhikkamatha	同上
			āyasmanto,		形	ant	男	複	呼	尊者、具寿
			satthā no bhagavā anuppatto’’ti. (238-21.)
		訳文
		「来られよ、尊者がた。来られよ、尊者がた。我々の師である世尊が到着されました」と。
		239-4.
		Atha kho āyasmā ca anuruddho āyasmā ca nandiyo āyasmā ca kimilo bhagavantaṃ paccuggantvā eko bhagavato pattacīvaraṃ paṭiggahesi, eko āsanaṃ paññapesi, eko pādodakaṃ upaṭṭhapesi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Atha		不変	‐	‐	‐	‐	ときに、また、そこに
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			anuruddho		名	a	男	単	主	人名、アヌルッダ
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			nandiyo		名	a	男	単	主	人名、ナンディヤ
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			kimilo		名	a	男	単	主	人名、キミラ
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paccuggantvā	prati-ud-gam	動	連	‐	‐	‐	出発する、会いに出てゆく
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			eko		数	代的	男	単	主	一、とある
			bhagavato		名	ant	男	単	属	世尊
			patta		名	a	男中	相		鉢
			cīvaraṃ		名	a	中	単	対	衣
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paṭiggahesi,	prati-grah	動	ア	能	単	三	受け取る、受納する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			eko		数	代的	男	単	主	一、とある
			āsanaṃ	ās	名	a	中	単	対	座
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paññapesi,	pra-jñā　使	動	ア	能	単	三	知らしめる、用意する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			eko		数	代的	男	単	主	一、とある
			pāda		名	a	男	依（与）		足
			udakaṃ		名	a	中	単	対	水
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upaṭṭhapesi.	upa-sthā　使	動	ア	能	単	三	供給する、用意する
		訳文
		そこで、尊者アヌルッダ、尊者ナンディヤ、また尊者キミラは、世尊を出迎えた。一人は世尊の鉢と衣を受け取り、一人は座を用意し、一人は足〔の洗浄〕のための水を準備した。
		239-5.
		Nisīdi bhagavā paññatte āsane.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Nisīdi bhagavā paññatte āsane. (238-5.)
		訳文
		世尊は用意された座へ坐られた。
		239-6.
		Nisajja pāde pakkhālesi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Nisajja pāde pakkhālesi. (238-6.)
		訳文
		坐って、世尊は足を洗われた。
		239-7.
		Tepi kho āyasmanto bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Te		代	代的	男	複	主	それら、彼ら
			pi		不変	‐	‐	‐	‐	〜もまた、けれども、たとえ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmanto		形	ant	男	複	主	尊者、具寿
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			abhivādetvā	abhi-vad　使	動	連	‐	‐	‐	敬礼する、礼拝する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			nisīdiṃsu.	ni-sad	動	ア	能反	複	三	坐る
		訳文
		かれら尊者たちも、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。
		239-8.
		Ekamantaṃ nisinnaṃ kho āyasmantaṃ anuruddhaṃ bhagavā etadavoca –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Ekamantaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	一方に
			nisinnaṃ	ni-sad	過分	a	男	単	対	坐った
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			āyasmantaṃ		形	ant	男	単	対	尊者、具寿
			anuruddhaṃ		名	a	男	単	対	人名、アヌルッダ
			bhagavā		名	ant	男	単	主	世尊
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		一方へ坐った尊者アヌルッダへ、世尊はこう仰った。
		239-9.
		‘‘kacci vo, anuruddhā, khamanīyaṃ, kacci yāpanīyaṃ, kacci piṇḍakena na kilamathā’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘kacci vo, anuruddhā, khamanīyaṃ, kacci yāpanīyaṃ, kacci piṇḍakena na kilamathā’’ti? (238-9.)
			vo,		代	代的	‐	複	主	あなたたち
			anuruddhā,		名	a	男	複	呼	人名、アヌルッダ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			kilamathā’’	klam	動	現	能	複	二	疲れる
		訳文
		「アヌルッダたちよ、堪え忍んでいますか。生きながらえていますか。あなたがたは団食〔の獲得〕によって疲れていませんか」と
		239-10.
		‘‘Khamanīyaṃ bhagavā, yāpanīyaṃ bhagavā, na ca mayaṃ, bhante, piṇḍakena kilamāmā’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Khamanīyaṃ bhagavā, yāpanīyaṃ bhagavā, na ca mayaṃ, bhante, piṇḍakena kilamāmā’’ti. (238-10.)
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			mayaṃ,		代	代的	‐	複	主	私たち
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			kilamāmā’’	klam	動	現	能	複	一	疲れる
		訳文
		「世尊よ、堪え忍んでいます。世尊よ、生きながらえています。尊者よ、我々は団食によって疲れていません」
		239-11.
		‘‘Kacci pana vo, anuruddhā, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharathā’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Kacci		不変	‐	‐	‐	‐	〜かどうか
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			vo,		代	代的	‐	複	主	あなたたち
			anuruddhā,		名	a	男	複	呼	人名、アヌルッダ
			samaggā		形	a	男	複	主	和合した、合一した
			sammodamānā	saṃ-mud	現分	a	男	複	主	喜ぶ、相喜ぶ、挨拶する
			avivadamānā	a-vi-vad	現分	a	男	複	主	諍いなき
			khīra		名	a	中	相		乳、牛乳
			udakī		形	in	‐	依（属）		水の
			bhūtā	bhū	過分	a	男	複	主	存在した
			aññamaññaṃ		形	代的	中	単	副対	互い
			piya		名	a	‐	持		可愛の、所愛の
			cakkhūhi		名	us	中	複	具	眼
			sampassantā	saṃ-paś	現分	a	男	複	主	見る、正観する
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharathā’’	vi-hṛ	動	現	能	複	二	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti?		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		「しからばアヌルッダたちよ、あなたがたは和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住していますか」
		239-12.
		‘‘Taggha mayaṃ, bhante, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharāmā’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Taggha		不変	‐	‐	‐	‐	たしかに
			mayaṃ,		代	代的	‐	複	主	私たち
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā (239-11.)
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharāmā’’	vi-hṛ	動	現	能	複	一	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		「尊者よ、確かに我々は和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住しています」
		239-13.
		‘‘Yathā kathaṃ pana tumhe, anuruddhā, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharathā’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Yathā		不変	‐	‐	‐	‐	〜のごとくに､〜のように
			kathaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	いかに、なぜに
			pana tumhe, anuruddhā, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharathā’’ti? (239-11.)
			tumhe,		代	代的	‐	複	主	あなたたち
		訳文
		「しからばアヌルッダたちよ、あなたがたはどのように和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住していますか」
		239-14.
		‘‘Idha mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Idha		不変	‐	‐	‐	‐	ここに、この世で、いま、さて
			mayhaṃ,		代	代的	‐	単	属	私
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti –	bhū	動	現	能	単	三	ある、存在する
		訳文
		「尊者よ、ここなる私には、このような〔思い〕があります。
		239-15.
		‘lābhā vata me, suladdhaṃ vata me yohaṃ evarūpehi sabrahmacārīhi saddhiṃ viharāmī’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘lābhā	labh	名	a	男	複	主	利得、利養
			vata		不変	‐	‐	‐	‐	じつに
			me,		代	代的	‐	単	属	私
			suladdhaṃ	su-labh	過分	a	中	単	主	よく得られた、善利の
			vata		不変	‐	‐	‐	‐	じつに
			me		代	代的	‐	単	属	私
			yo		代	代的	男	単	主	（関係代名詞）
			ahaṃ		代	代的	‐	単	主	私
			evarūpehi		形	a	中	複	具	かくのごとき
			sabrahmacārīhi	sa-bṛh, car	名	in	男	複	具	同梵行者
			saddhiṃ		不変	‐	‐	‐	‐	共に、一緒に（具格支配）
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharāmī’	vi-hṛ	動	現	能	単	一	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		『私はかくのごとき同梵行者たちと友に住しており、じつに私には諸利得があり、じつに私には善利がある』と。
		239-16.
		Tassa mayhaṃ, bhante, imesu āyasmantesu mettaṃ kāyakammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa		代	代的	男	単	属	それ、彼
			mayhaṃ,		代	代的	‐	単	属	私
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			imesu		代	代的	男	複	処	これら
			āyasmantesu		形	ant	男	複	処	尊者、具寿
			mettaṃ		名形	a	中	単	主	慈
			kāya		名	a	男	依（属）		身
			kammaṃ	kṛ	名	an	中	単	主	業、行為
			paccupaṭṭhitaṃ	prati-upa-sthā	過分	a	中	単	主	現起した、現前の
			āvi		不変	‐	‐	‐	‐	明瞭な、明顕に
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			raho	rah	名	as	中	単	副対	密かに、静かに
			ca,		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, （同上）
			vacī	vac	名	as	中	依（属）		語
			mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca. （同上）
			mano	man	名	as	中	依（属）		意
		訳文
		尊者よ、その私には、これら尊者がたに対する慈の身業が、明瞭に、また密かに、現れています。慈の口業が、明瞭に、また密かに、現れています。慈の意業が、明瞭に、また密かに、現れています。
		239-17.
		Tassa, mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa,		代	代的	男	単	属	それ、彼
			mayhaṃ,		代	代的	‐	単	属	私
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti –	bhū	動	現	能	単	三	ある、存在する
		訳文
		尊者よ、その私には、かくのごとき〔思いが〕あります。
		239-18.
		‘yaṃnūnāhaṃ sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vatteyya’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘yaṃnūna		不変	‐	‐	‐	‐	〜してはどうか
			ahaṃ		代	代的	‐	単	主	私
			sakaṃ		形	a	中	単	対	自分の
			cittaṃ	cit	名	a	中	単	対	心
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			nikkhipitvā	ni-kṣip	動	連	‐	‐	‐	置く、蓄える、任せる
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			imesaṃ		代	代的	男	複	属	これら
			yeva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			āyasmantānaṃ		形	ant	男	複	属	尊者、具寿
			cittassa	cit	名	a	中	単	属	心
			vasena		名	a	男中	単	具	力、自在、〜によって
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			vatteyya’n	vṛt	動	願	能	単	一	転ずる、おこる、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		『私は自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになってはどうだろうか』と。
		239-19.
		So kho ahaṃ, bhante, sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vattāmi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			So		代	代的	男	単	主	それ、彼
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			ahaṃ,		代	代的	‐	単	主	私
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena (239-18.)
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			vattāmi.	vṛt	動	現	能	単	一	転ずる、おこる、存在する
		訳文
		尊者よ、その私は、自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになりました。
		239-20.
		Nānā hi kho no, bhante, kāyā, ekañca pana maññe citta’’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Nānā		不変	‐	‐	‐	‐	種々の
			hi		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、なぜなら
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			no,		代	代的	‐	複	属	私たち
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			kāyā,		名	a	男	複	主	身
			ekañ		数	代的	中	単	主	一、とある
			ca		不変	‐	‐	‐	‐	と、また、そして、しかし
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			maññe		不変	‐	‐	‐	‐	思うに、まるで
			citta’’n	cit	名	a	中	単	主	心
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		尊者よ、じつに我々は、身は種々でありながら、しかし心はまるで一つであるかのようです」
		239-21.
		Āyasmāpi kho nandiyo…pe…
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			pi		不変	‐	‐	‐	‐	〜もまた、けれども、たとえ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			nandiyo…pe…		名	a	男	単	主	人名、ナンディヤ
		訳文
		尊者ナンディヤは……
		239-22.
		āyasmāpi kho kimilo bhagavantaṃ etadavoca –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			āyasmā		形	ant	男	単	主	尊者、具寿
			pi		不変	‐	‐	‐	‐	〜もまた、けれども、たとえ
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			kimilo		名	a	男	単	主	人名、キミラ
			bhagavantaṃ		名	ant	男	単	対	世尊
			etad		代	代的	中	単	対	これ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			avoca –	vac	動	ア	能	単	三	いう
		訳文
		尊者キミラは世尊へこういった。
		239-23.
		‘‘mayhampi kho, bhante, evaṃ hoti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘mayhampi, bhante, evaṃ hoti – (239-14.)
			pi,		不変	‐	‐	‐	‐	〜もまた、けれども、たとえ
		訳文
		「尊者よ、私にも、そのような〔思い〕があります。
		239-24.
		‘lābhā vata me, suladdhaṃ vata me yohaṃ evarūpehi sabrahmacārīhi saddhiṃ viharāmī’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘lābhā vata me, suladdhaṃ vata me yohaṃ evarūpehi sabrahmacārīhi saddhiṃ viharāmī’ti. (239-15.)
		訳文
		『私はかくのごとき同梵行者たちと友に住しており、じつに私には諸利得があり、じつに私には善利がある』と。
		239-25.
		Tassa mayhaṃ, bhante, imesu āyasmantesu mettaṃ kāyakammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa mayhaṃ, bhante, imesu āyasmantesu mettaṃ kāyakammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca. (239-16.)
		訳文
		尊者よ、その私には、これら尊者がたに対する慈の身業が、明瞭に、また密かに、現れています。慈の口業が、明瞭に、また密かに、現れています。慈の意業が、明瞭に、また密かに、現れています。
		239-26.
		Tassa mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Tassa mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti – (239-17.)
		訳文
		尊者よ、その私には、かくのごとき〔思いが〕あります。
		239-27.
		‘yaṃnūnāhaṃ sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vatteyya’nti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘yaṃnūnāhaṃ sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vatteyya’nti. (239-18.)
		訳文
		『私は自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになってはどうだろうか』と。
		239-28.
		So kho ahaṃ, bhante, sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vattāmi.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			So kho ahaṃ, bhante, sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vattāmi. (239-19.)
		訳文
		尊者よ、その私は、自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになりました。
		239-29.
		Nānā hi kho no, bhante, kāyā, ekañca pana maññe cittanti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Nānā hi kho no, bhante, kāyā, ekañca pana maññe cittanti. (239-20.)
		訳文
		尊者よ、じつに我々は、身は種々でありながら、しかし心はまるで一つであるかのようです」
		239-30.
		Evaṃ kho mayaṃ, bhante, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharāmā’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			mayaṃ, bhante, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharāmā’’ti. (239-11.)
		訳文
		〔アヌルッダ曰く〕「尊者よ、我々はこのように和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住しています」
		240-1.
		240. ‘‘Sādhu, sādhu, anuruddhā!
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Sādhu,	sādh	形	u	中	単	主	善哉、なにとぞ
			sādhu,	sādh	形	u	中	単	主	善哉、なにとぞ
			anuruddhā!		名	a	男	複	呼	人名、アヌルッダ
		訳文
		「善きかな、善きかな、アヌルッダたちよ。
		240-2.
		Kacci pana vo, anuruddhā, appamattā ātāpino pahitattā viharathā’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Kacci		不変	‐	‐	‐	‐	〜かどうか
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			vo,		代	代的	‐	複	主	あなたたち
			anuruddhā,		名	a	男	複	呼	人名、アヌルッダ
			appamattā		形	a	男	複	主	不放逸
			ātāpino	ā-tap?	形	in	男	複	主	熱心の、熱意ある、正勤の
			pahita	pra-dhā	過分	a	‐	有（持）		熱心な、つとめた
			attā		名	an	男	複	主	自己、我　→自ら励める、専念、精進
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharathā’’	vi-hṛ	動	命	能	複	二	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti?		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		しからばアヌルッダたちよ、あなたがたは不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住していますか」
		240-3.
		‘‘Taggha mayaṃ, bhante, appamattā ātāpino pahitattā viharāmā’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Taggha		不変	‐	‐	‐	‐	たしかに
			mayaṃ,		代	代的	‐	複	主	私たち
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			appamattā ātāpino pahitattā (240-2.)
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			viharāmā’’	vi-hṛ	動	命	能	複	一	住する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			ti.		不変	‐	‐	‐	‐	と、といって、かく、このように、ゆえに
		訳文
		「尊者よ、我々はたしかに、不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住しています」
		240-4.
		‘‘Yathā kathaṃ pana tumhe, anuruddhā, appamattā ātāpino pahitattā viharathā’’ti?
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Yathā		不変	‐	‐	‐	‐	〜のごとくに､〜のように
			kathaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	いかに、なぜに
			pana tumhe, anuruddhā, appamattā ātāpino pahitattā viharathā’’ti? (240-2.)
			tumhe,		代	代的	‐	複	主	あなたたち
		訳文
		「しからばアヌルッダたちよ、あなたがたはどのようにに、不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住しているのでしょうか」
		240-5.
		‘‘Idha, bhante, amhākaṃ yo paṭhamaṃ gāmato piṇḍāya paṭikkamati, so āsanāni paññapeti, pānīyaṃ paribhojanīyaṃ upaṭṭhāpeti, avakkārapātiṃ upaṭṭhāpeti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			‘‘Idha,		不変	‐	‐	‐	‐	ここに、この世で、いま、さて
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			amhākaṃ		代	代的	‐	複	属	私たち
			yo		代	代的	男	単	主	（関係代名詞）
			paṭhamaṃ		形	a	中	単	副対	最初の、第一の
			gāmato		名	a	男	単	奪	村
			piṇḍāya		名	a	男	単	与	托鉢のため
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paṭikkamati,	prati-klam	動	現	能	単	三	戻る、退く
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			so		代	代的	男	単	主	それ、彼
			āsanāni	ās	名	a	中	複	対	座
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paññapeti,	pra-jñā　使	動	現	能	単	三	知らしめる、用意する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			pānīyaṃ	pā	名未分	a	中	単	対	飲まれるべき、飲み水
			paribhojanīyaṃ	pari-bhuj	名未分	a	中	単	対	受用されるべき、用水、洗浄水
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upaṭṭhāpeti,	upa-sthā	動	現	能	単	三	仕えさせる、給仕する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			avakkāra		名	a	男	依（属）		残食、屑物
			pātiṃ		名	i, ī	女	単	対	鉢、茶碗
			upaṭṭhāpeti.	同上
		訳文
		尊者よ、ここなる我々のうち、およそ最初に托鉢のための村より戻ってきた者、その者は、座を用意し、飲み水と洗浄水を仕度し、残食鉢を仕度します。
		240-6.
		Yo pacchā gāmato piṇḍāya paṭikkamati –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yo pacchā gāmato piṇḍāya paṭikkamati – (240-5.)
			pacchā		不変	‐	‐	‐	‐	後に、背後に、西方に
		訳文
		およそ後から托鉢のための村より戻ってきた者は、
		240-7.
		sace hoti bhuttāvaseso, sace ākaṅkhati, bhuñjati;
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			sace		不変	‐	‐	‐	‐	もし
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti	bhū	動	現	能	単	三	ある、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			bhutta	bhuj	名過分	a	‐	依（属）		食した、食物
			avaseso,		名形	a	男中	単	主	残余
			sace		不変	‐	‐	‐	‐	もし
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			ākaṅkhati,	ā-kāṅkṣ	動	現	能	単	三	希望する、意欲する
			bhuñjati;	bhuj	動	現	能	単	三	食べる、受用する
		訳文
		もし残食があれば、望むならば食べ、
		240-8.
		no ce ākaṅkhati, appaharite vā chaḍḍeti apāṇake vā udake opilāpeti –
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			no		不変	‐	‐	‐	‐	ない、否
			ce		不変	‐	‐	‐	‐	もし、たとえ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			ākaṅkhati,	ā-kāṅkṣ	動	現	能	単	三	希望する、意欲する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			appa		名形	a	中	有（持）		少ない
			harite		名形	a	中	単	処	青い、緑の、草、野菜
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			chaḍḍeti	chṛd	動	現	能	単	三	捨てる、吐く
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			apāṇake	a-pra-an	形	a	中	単	処	生物の居ない
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			udake		名	a	中	単	処	水
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			opilāpeti –	ava-plu　使	動	現	能	単	三	落とす、沈める
		訳文
		望まないならば草の少ない〔場所〕へ捨てるか、あるいは生き物のいない水へ沈めます。
		240-9.
		so āsanāni paṭisāmeti, pānīyaṃ paribhojanīyaṃ paṭisāmeti, avakkārapātiṃ dhovitvā paṭisāmeti, bhattaggaṃ sammajjati.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			so āsanāni paṭisāmeti, pānīyaṃ paribhojanīyaṃ paṭisāmeti, avakkārapātiṃ dhovitvā paṭisāmeti,  (240-5.)
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			paṭisāmeti,	prati-śam　使	動	現	能	単	三	整える、整備する、収蔵する
			dhovitvā	dhāv	動	連	‐	‐	‐	洗う
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			bhatta	bhuj	名過分	a	中	持		食した、食物
			aggaṃ		名	a	中	単	対	家、家屋、在家（agāraの異体）　→食堂
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			sammajjati.	saṃ-mṛj	動	現	能	単	三	掃く、掃除する
		訳文
		かれは、座を片付け、飲み水と洗浄水を片付け、残食鉢を洗って片付けて、食堂を掃除します。
		240-10.
		Yo passati pānīyaghaṭaṃ vā paribhojanīyaghaṭaṃ vā vaccaghaṭaṃ vā rittaṃ tucchaṃ so upaṭṭhāpeti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Yo		代	代的	男	単	主	（関係代名詞）
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			passati	paś	動	現	能	単	三	見る
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			pānīya	pā	名未分	a	中	依（属）		飲まれるべき、飲み水
			ghaṭaṃ		名	a	男	単	対	瓶、壺
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			paribhojanīya	pari-bhuj	名未分	a	中	依（属）		受用されるべき、用水、洗浄水
			ghaṭaṃ		名	a	男	単	対	瓶、壺
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			vacca		名	a	中	依（属）		糞、尿
			ghaṭaṃ		名	a	男	単	対	瓶、壺
			vā		不変	‐	‐	‐	‐	あるいは
			rittaṃ	ric	過分	a	男	単	対	捨てられた、除かれた
			tucchaṃ		形	a	男	単	対	空虚な、虚偽の
			so		代	代的	男	単	主	それ、彼
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upaṭṭhāpeti.	upa-sthā	動	現	能	単	三	仕えさせる、給仕する
		訳文
		およそ、飲み水の壺、洗浄水の壺、あるいは厠用の壺が、除かれ、空になっているのを見た者、その者は仕度をします。
		240-11.
		Sacassa hoti avisayhaṃ, hatthavikārena dutiyaṃ āmantetvā hatthavilaṅghakena upaṭṭhāpema [upaṭṭhapeti (sī.)], na tveva mayaṃ, bhante, tappaccayā vācaṃ bhindāma.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Sace		不変	‐	‐	‐	‐	もし
			assa		代	代的	男	単	属	それ
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			hoti	bhū	動	現	能	単	三	ある、存在する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			avisayhaṃ,	a-vi-sah	形	a	中	単	主	不可能な
			hattha	hṛ	名	a	男	依（属）		手
			vikārena	vi-kṛ	名	a	男	単	具	変化、変調
			dutiyaṃ		名形	a	男	単	対	第二の、伴侶
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			āmantetvā		動	連	‐	‐	‐	呼びかける、話しかける
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			hattha	hṛ	名	a	男	依（属）		手
			vilaṅghakena		名	a	男	単	具	手を動かして合図すること
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			upaṭṭhāpema,	upa-sthā	動	現	能	複	一	仕えさせる、給仕する
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			na		不変	‐	‐	‐	‐	ない
			tv		不変	‐	‐	‐	‐	という（ti)、しかし(tu)
			eva		不変	‐	‐	‐	‐	まさに、のみ、じつに
			mayaṃ,		代	代的	‐	複	主	私たち
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			taṃ		代	代的	中	持		それ
			paccayā	prati-i	名	a	男	単	副奪	よって
			vācaṃ	vac	名	ā	女	単	対	言葉
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			bhindāma.	bhid	動	現	能	複	一	破る、発語する
		訳文
		もし彼が不可能であったら、手の変化で相方を呼んで、手の合図で仕度をします。しかして尊者よ、我々はそれによって言葉を発することがありません。
		240-12.
		Pañcāhikaṃ kho pana mayaṃ, bhante, sabbarattiṃ dhammiyā kathāya sannisīdāma.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Pañca		数	特	‐	帯		五
			ahikaṃ		形	a	中	単	副対	日の
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			pana		不変	‐	‐	‐	‐	また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて
			mayaṃ,		代	代的	‐	複	主	私たち
			bhante,	bhū	名現分	ant（特）	男	単	呼	尊者よ、大徳よ
			sabba		名形	代的	中	持		すべて
			rattiṃ		名	i	女	単	副対	夜
			dhammiyā	dhṛ	名	ī	女	単	与	法の
			kathāya		名	ā	女	単	与	話
			述語	語根	品詞	活用	態	数	人称	意味
			sannisīdāma.	saṃ-ni-sad	動	現	能	複	一	落ち着く、静かになる、共坐する
		訳文
		しかして尊者よ、我々は五日〔ごとに〕、一晩中、法の話のため共坐します。
		メモ
		・諸訳にならった訳しかたをしたが、別の解釈もありうるか。
		240-13.
		Evaṃ kho mayaṃ, bhante, appamattā ātāpino pahitattā viharāmā’’ti.
			語	語根	品詞	語基	性	数	格	意味
			Evaṃ		不変	‐	‐	‐	‐	このように、かくの如き
			kho		不変	‐	‐	‐	‐	じつに、たしかに
			mayaṃ, bhante, appamattā ātāpino pahitattā viharāmā’’ti. (240-3.)
		訳文
		尊者よ、我々はこのように、不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住しています」
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