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     8. Sallekhasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sallekha  saṃ-likh a 依(属) 削減、損減、倹約  
      suttaṃ sīv a 経、糸  
    訳文  
     「削減経」(『中部』8  
                       
                       
                       
    81-1.                
     81. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    81-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā sāvatthiyaṃ viharati jetavane anāthapiṇḍikassa ārāme.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ    a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー、舎衛城  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      jetavane    a 地名、ジェータ林、祇樹、祇園  
      anāthapiṇḍikassa    a 人名、アナータピンディカ、給孤独  
      ārāme.    a  
    訳文                
     あるとき世尊は、サーヴァッティーの、ジェータ林はアナータピンディカ園に住しておられた。  
                       
                       
                       
    81-3.                
     Atha kho āyasmā mahācundo sāyanhasamayaṃ paṭisallānā vuṭṭhito yena bhagavā tenupasaṅkami;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      mahācundo    a 人名、マハー・チュンダ  
      sāyanha    a 依(属) 夕方、晩方  
      samayaṃ    a 副対  
      paṭisallānā  prati-saṃ-lī a 宴坐、宴黙、独坐、独想、禅思  
      vuṭṭhito  vi-ud-sthā? 過分 a 立ち上がった、出定した  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     ときに尊者マハー・チュンダは夕暮れ時、独坐より出定して世尊の元へ近づいた。  
                       
                       
                       
    81-4.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdi.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdi.  ni-sad 坐る  
    訳文                
     近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    81-5.                
     Ekamantaṃ nisinno kho āyasmā mahācundo bhagavantaṃ etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinno  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      mahācundo    a 人名、マハー・チュンダ  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     一方に坐ったマハー・チュンダは、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    81-6.                
     ‘‘yā imā, bhante, anekavihitā diṭṭhiyo loke uppajjanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘yā    代的 (関係代名詞)  
      imā,    代的 これら  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      aneka    代的 一つならぬ、多くの  
      vihitā  vi-dhā 過分 a 置かれた、整えられた →種々の  
      diṭṭhiyo  dṛś i 見、見解、謬見  
      loke    a 世界、世間  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      uppajjanti –  ud-pad 起こる、生ずる、発生する  
    訳文                
     「尊者よ、世に、およそこれら種々の見解が起こっています。  
                       
                       
                       
    81-7.                
     attavādapaṭisaṃyuttā vā lokavādapaṭisaṃyuttā vā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      atta    an 依(属)  
      vāda  vad a 依(対) 論、説  
      paṭisaṃyuttā  prati-saṃ-yuj 過分 a 関係した  
          不変 あるいは  
      loka    a 依(属) 世界、世間  
      vāda  vad a 依(対) 論、説  
      paṭisaṃyuttā  prati-saṃ-yuj 過分 a 関係した  
      vā –    不変 あるいは  
    訳文                
     我論に関するもの、あるいは世間論に関するものが。  
                       
                       
                       
    81-8.                
     ādimeva nu kho, bhante, bhikkhuno manasikaroto evametāsaṃ diṭṭhīnaṃ pahānaṃ hoti, evametāsaṃ diṭṭhīnaṃ paṭinissaggo hotī’’ti?  
      語根 品詞 語基 意味  
      ādim    i 男中 最初  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      nu    不変 いったい、たぶん、〜かどうか、〜ではないか  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      bhikkhuno  bhikṣ u 属絶 比丘  
      manasikaroto  man, kṛ 現分 ant 属絶 作意する  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      etāsaṃ    代的 それら、彼女ら  
      diṭṭhīnaṃ  dṛś i 見、見解、謬見  
      pahānaṃ  pra-hā a 捨断  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti,  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      etāsaṃ    代的 それら、彼女ら  
      diṭṭhīnaṃ  dṛś i 見、見解、謬見  
      paṭinissaggo  prati-ni-sṛj a 捨遺、捨離  
      hotī’’  同上  
      ti?   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     尊者よ、いったい比丘が、最初に〔何を〕作意すれば、かくのごときそれらの見解の捨断が、かくのごときそれらの見解の捨遺がおこるのでしょうか」と。  
    メモ                
     ・『註』や諸訳はādiを教義や修道の最初期段階と解し、「最初だけを作意する比丘に邪見の捨断はありうるか」という文と解しているようであるが、これでは続く釈尊の解答と整合していない。そこでここではkiṃを補って補訳してみた。邪見の捨断には何がポイントとなるのか、と問うニュアンスである。  
                       
                       
                       
    82-1.                
     82. ‘‘Yā imā, cunda, anekavihitā diṭṭhiyo loke uppajjanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yā imā, cunda, anekavihitā diṭṭhiyo loke uppajjanti – (81-6.)  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
    訳文                
     「チュンダよ、世に、およそこれら種々の見解が起こっています。  
                       
                       
                       
    82-2.                
     attavādapaṭisaṃyuttā vā lokavādapaṭisaṃyuttā vā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      attavādapaṭisaṃyuttā vā lokavādapaṭisaṃyuttā vā – (81-7.)  
    訳文                
     我論に関するもの、あるいは世間論に関するものが。  
                       
                       
                       
    82-3.                
     yattha cetā diṭṭhiyo uppajjanti yattha ca anusenti yattha ca samudācaranti taṃ ‘netaṃ mama, nesohamasmi, na me so attā’ti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      yattha    不変 〜するようなところ  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      etā    代的 これ  
      diṭṭhiyo  dṛś i 見解  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      uppajjanti  ud-pad 生起する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yattha    不変 〜するようなところ  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anusenti  anu-śī 随眠する、潜在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yattha    不変 〜するようなところ  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samudācaranti  saṃ-ud-ā-car 行われる、実行する  
      語根 品詞 語基 意味  
      taṃ    代的 それ  
      ‘na    不変 ない  
      etaṃ    代的 これ  
      mama,    代的  
      na    不変 ない  
      eso    代的 これ  
      aham    代的  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asmi,  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      me    代的  
      so    代的 それ、彼  
      attā’    an 我、自己  
      ti –    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     それらの見解が起こっている所でも、潜在している所でも、行われている所でも、それを『これは私のものではない、これは私ではない、それは私の我ではない』と、  
                       
                       
                       
    82-4.                
     evametaṃ yathābhūtaṃ sammappaññā passato evametāsaṃ diṭṭhīnaṃ pahānaṃ hoti, evametāsaṃ diṭṭhīnaṃ paṭinissaggo hoti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      etaṃ    代的 これ  
      yathābhūtaṃ    不変 如実に  
      sammappaññā    ā 正智  
      passato  paś 現分 ant 見る  
      evametāsaṃ diṭṭhīnaṃ pahānaṃ hoti, evametāsaṃ diṭṭhīnaṃ paṭinissaggo hoti. (81-8.)  
    訳文                
     そのように如実に、正智をもってこのことを見れば、かくのごときそれらの見解の捨断が、かくのごときそれらの見解の捨遺がおこるのです。  
    メモ                
     ・sammappaññāsammappaññāyaの誤記とみなした。『パーリ』も欄外の注でそのように引用している(『中部』「根本五十経篇」I p122. )。  
                       
                       
                       
    82-5.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu vivicceva kāmehi vivicca akusalehi dhammehi savitakkaṃ savicāraṃ vivekajaṃ pītisukhaṃ paṭhamaṃ jhānaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ  sthā a 場所、状態、理由、道理  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      etaṃ,    代的 これ  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vijjati  vid 受 見出される、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      ekacco    代的 一類の  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      vivicca  vi-vic 不変 離れて、遠離して  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kāmehi    a 欲、愛欲、欲念、欲情、欲楽  
      vivicca  vi-vic 不変 離れて、遠離して  
      akusalehi    a 不善の  
      dhammehi  dhṛ a  
      savitakkaṃ    a 有尋  
      savicāraṃ  sa-vi-car a 有伺  
      vivekajaṃ  vi-vic, jan a 遠離、独処より生じた  
      pīti    i 有(相) 喜、喜悦  
      sukhaṃ    名形 a  
      paṭhamaṃ    a 初の、第一の  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、じつに欲から遠離し、不善の諸法から遠離して、尋をともない、伺をともない、遠離より生じた喜と楽ある初禅に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-6.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa    代的 それ、彼  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      assa –  as ある、なる  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-7.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena  saṃ-likh a 削減、損減、倹約  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharāmī’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-8.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na    不変 ない  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      ete,    代的 これ  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      ariyassa    名形 a 聖なる  
      vinaye  vi-nī a  
      sallekhā  saṃ-likh a 削減、損減、倹約  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vuccanti.  vac 受 いわれる  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-9.                
     Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Diṭṭha  dṛś 過分 a 見られた  
      dhamma  dhṛ a 男中 依(処) 法 →現法  
      sukha    名形 a  
      vihārā  vi-hṛ a  
      ete ariyassa vinaye vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、現法における楽住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-10.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu vitakkavicārānaṃ vūpasamā ajjhattaṃ sampasādanaṃ cetaso ekodibhāvaṃ avitakkaṃ avicāraṃ samādhijaṃ pītisukhaṃ dutiyaṃ jhānaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      vitakka    a  
      vicārānaṃ  vi-car a  
      vūpasamā  vi-upa-śam a 寂静、寂滅、寂止  
      ajjhattaṃ    a 副対 自らの、内の、個人的  
      sampasādanaṃ  saṃ-pra-sad a 浄、浄潔  
      cetaso  cit as  
      ekodi   i 有(属) 専一の、一点の  
      bhāvaṃ bhū a 男→中 本性、性、状態、態 →一境性  
      avitakkaṃ    a 尋なき  
      avicāraṃ  a-vi-car a 伺なき  
      samādhijaṃ  saṃ-ā-dhā, jan a 三昧より生じた  
      pīti    i 有(相) 喜、喜悦  
      sukhaṃ    名形 a  
      dutiyaṃ    名形 a 男→中 第二の  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、尋と伺の寂止のゆえに、内なる浄あり、心の一境性あり、尋なく伺なく、三昧より生じた喜と楽ある第二禅に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-11.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-12.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-13.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-14.                
     Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti. (82-9.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、現法における楽住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-15.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu pītiyā ca virāgā upekkhako ca vihareyya, sato ca sampajāno sukhañca kāyena paṭisaṃvedeyya, yaṃ taṃ ariyā ācikkhanti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      pītiyā    i 喜、喜悦  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      virāgā  vi-raj a 離貧、離、遠離、離欲、離貧者  
      upekkhako  upa-īkṣ a 捨なる、無関心な  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vihareyya,  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      sato  smṛ 過分 a 憶念した、念の、念のある、具念、正念の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      sampajāno  saṃ-pra-jñā a 正知の、意識的の、正知者、故意の  
      sukhañ    名形 a  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kāyena    a 身、身体  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭisaṃvedeyya,  prati-saṃ-vid 感知する、経験する、受ける  
      語根 品詞 語基 意味  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      taṃ    代的 それ、彼、彼女  
      ariyā    名形 a 聖なる  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ācikkhanti –  ā-khyā 強 告げる、のべる、説く、宣説する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、喜の遠離ゆえに捨あって住し、正念正知にして、身体によって楽を受け、それについて聖者たちが、  
                       
                       
                       
    82-16.                
     ‘upekkhako satimā sukhavihārī’ti tatiyaṃ jhānaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘upekkhako  upa-īkṣ a 捨なる、無関心な  
      satimā  smṛ ant 念ある、憶念ある  
      sukha    名形 a 依(処)  
      vihārī’  vi-hṛ in 住者、住ある  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      tatiyaṃ    a 第三  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     『〔そこに到達した者は〕捨にして念あり楽に住す』と述べるような第三禅に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-17.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-18.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-19.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-20.                
     Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti. (82-9.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、現法における楽住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-21.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu sukhassa ca pahānā dukkhassa ca pahānā pubbeva somanassadomanassānaṃ atthaṅgamā adukkhamasuṃ upekkhāsatipārisuddhiṃ catutthaṃ jhānaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      sukhassa    名形 a 楽、楽の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pahānā  pra-hā a 捨、断、捨断、捨離  
      dukkhassa    名形 a 苦、苦の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pahānā  pra-hā a 捨、断、捨断、捨離  
      pubbe    代的 先の、前の、昔の  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      somanassa  su-man a 喜、喜悦  
      domanassānaṃ  dur-man a 憂、憂悩  
      atthaṅgamā  gam a 没、滅没  
      adukkha    a 不苦の  
      asuṃ    a 不楽の  
      upekkhā  upa-īkṣ ā 依(具)  
      sati  smṛ i 有(属) 念、憶念、記憶、正念  
      pārisuddhiṃ  pari-śudh 受 i 女→中 遍浄、清浄  
      catutthaṃ    a 第四  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、楽の捨断ゆえ、また苦の捨断ゆえ、じつにすでに喜と憂が没しているゆえ、不苦不楽であり、捨によって念が清浄である第四禅に達して住するような、このことが見られます。  
    メモ                
     ・asuṃasukhaṃの誤記であろう。  
                       
                       
                       
    82-22.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-23.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-24.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-25.                
     Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Diṭṭhadhammasukhavihārā ete ariyassa vinaye vuccanti. (82-9.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、現法における楽住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-26.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu sabbaso rūpasaññānaṃ samatikkamā, paṭighasaññānaṃ atthaṅgamā, nānattasaññānaṃ amanasikārā, ‘ananto ākāso’ti ākāsānañcāyatanaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      sabbaso    不変 あまねく、まったく(単数奪格)  
      rūpa    a 依(属) 色、物質  
      saññānaṃ  saṃ-jñā ā 想、想念、概念、表象  
      samatikkamā,  saṃ-ati-kram a 男中 超える、越度する  
      paṭigha  prati-han a 男中 依(属) 瞋恚、いかり、障碍、対碍、有対  
      saññānaṃ  saṃ-jñā ā 想、想念、概念、表象 →有対想  
      atthaṅgamā,    a 滅没  
      nānatta    a 種々、雑多  
      saññānaṃ  saṃ-jñā ā 想、想念、概念、表象  
      amanasikārā,  a-man, kṛ a 不作意  
      ‘ananto    a 無辺の、無限の、無量の  
      ākāso’    a 虚空、空  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      ākāsa   a 有(持) 虚空、空  
      ānañca   a 無辺 (複合語の部分としてのみ)  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →空無辺処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、あまねく色想を超えることより、有対想の滅没より、種々の想の不作意より、『虚空は無辺なり』と、空無辺処に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-27.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-28.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-29.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-30.                
     Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Santā  śam 過分 a 寂静の、寂止の  
      ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti. (82-20.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、寂静なる住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-31.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu sabbaso ākāsānañcāyatanaṃ samatikkamma ‘anantaṃ viññāṇa’nti viññāṇañcāyatanaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      sabbaso    不変 あまねく、まったく(単数奪格)  
      ākāsa   a 有(持) 虚空、空  
      ānañca   a 無辺 (複合語の部分としてのみ)  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →空無辺処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samatikkamma  saṃ-ati-kram 超える、越度する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
      viññāṇa’n  vi-jñā a 識、認識、意識  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      viññāṇa vi-jñā a 有(持) 識、認識、意識  
      ānañca   a 無辺 (複合語の部分としてのみ)  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →識無辺処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、あまねく空無辺処を超えて『識は無辺なり』と、識無辺処に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-32.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-33.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-34.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-35.                
     Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti. (82-20.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、寂静なる住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-36.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu sabbaso viññāṇañcāyatanaṃ samatikkamma ‘natthi kiñcī’ti ākiñcaññāyatanaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      sabbaso    不変 あまねく、まったく(単数奪格)  
      viññāṇa vi-jñā a 有(持) 識、認識、意識  
      ānañca   a 無辺 (複合語の部分としてのみ)  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →識無辺処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samatikkamma  saṃ-ati-kram 超える、越度する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘na    不変 ない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      atthi  as ある  
      語根 品詞 語基 意味  
      kiñcī’    代的  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      ākiñcañña    a 無所有  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →無所有処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、あまねく識無辺処を超えて『何も存在しない』と、無所有処に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-37.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-38.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-39.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-40.                
     Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti. (82-20.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、寂静なる住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    82-41.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu sabbaso ākiñcaññāyatanaṃ samatikkamma nevasaññānāsaññāyatanaṃ upasampajja vihareyya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ idhekacco bhikkhu (82-5.)  
      sabbaso    不変 あまねく、まったく(単数奪格)  
      ākiñcañña    a 無所有  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →無所有処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samatikkamma  saṃ-ati-kram 超える、越度する  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      saññā  saṃ-jñā ā  
      na    不変 ない  
      asañña  a-saṃ-jñā a 非想  
      āyatanaṃ  ā-yam a 処、入 →非想非非想処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      vihareyya.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに、一部の比丘が、あまねく無所有処を超えて、非想非非想処に達して住するような、このことが見られます。  
                       
                       
                       
    82-42.                
     Tassa evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa evamassa – (82-6.)  
    訳文                
     彼には、このような〔思いが〕あるかもしれません。  
                       
                       
                       
    82-43.                
     ‘sallekhena viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sallekhena viharāmī’ti. (82-7.)  
    訳文                
     『私は、削減をそなえて住している』と。  
                       
                       
                       
    82-44.                
     Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Na kho panete, cunda, ariyassa vinaye sallekhā vuccanti. (82-8.)  
    訳文                
     しかしチュンダよ、これらは、聖者の律においては削減とはいわれないのです。  
                       
                       
                       
    82-45.                
     Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Santā ete vihārā ariyassa vinaye vuccanti. (82-20.)  
    訳文                
     これらは、聖者の律においては、寂静なる住であるといわれるのです。  
                       
                       
                       
    83-1.                
     83. ‘‘Idha kho pana vo, cunda, sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      vo,    代的 あなたたち  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      sallekho  saṃ-likh a 削減、損減、倹約  
      karaṇīyo.  kṛ 名未分 a 中→男 なされるべき  
    訳文                
     しかるにチュンダよ、ここであなた方によって、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-2.                
     ‘Pare vihiṃsakā bhavissanti, mayamettha avihiṃsakā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare    代的 他の  
      vihiṃsakā  vi-hiṃs a 害者  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissanti,  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      mayam    代的 私たち  
      ettha    不変 ここに  
      avihiṃsakā  a-vi-hiṃs a 不害者  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissāmā’  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      sallekho  saṃ-likh a 削減、損減、倹約  
      karaṇīyo.  kṛ 名未分 a 中→男 なされるべき  
    訳文                
     『他の者たちは害する者たちとなろうが、ここに我々は害さざる者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-3.                
     ‘Pare pāṇātipātī bhavissanti, mayamettha pāṇātipātā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare pāṇātipātī bhavissanti, mayamettha pāṇātipātā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-2.)  
      pāṇa  pra-an a 依(対) 生物、生類  
      atipātī  ati-pat in 倒す、打つ →殺生する  
      pāṇa  pra-an a 依(対) 生物、生類  
      atipātā  ati-pat a 倒すこと、打つこと →殺生  
      paṭiviratā  prati-vi-ram 過分 a 回避した、離れた  
    訳文                
     『他の者たちは殺生の者たちとなろうが、ここに我々は殺生から離れた者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-4.                
     ‘Pare adinnādāyī bhavissanti, mayamettha adinnādānā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare adinnādāyī bhavissanti, mayamettha adinnādānā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-3.)  
      adinna  a-dā 過分 a 依(対) 与えられないもの  
      ādāyī  ā-dā in 取る →偸盗する  
      adinna  a-dā 過分 a 依(対) 与えられないもの  
      ādānā  ā-dā a 取、取ること →偸盗  
    訳文                
     『他の者たちは偸盗の者たちとなろうが、ここに我々は偸盗から離れた者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-5.                
     ‘Pare abrahmacārī bhavissanti, mayamettha brahmacārī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare abrahmacārī bhavissanti, mayamettha brahmacārī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-2.)  
      abrahmacārī  a-bṛh, car in 非梵行者  
      brahmacārī  bṛh, car in 梵行者  
    訳文                
     『他の者たちは非梵行者たちとなろうが、ここに我々は梵行者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-6.                
     ‘Pare musāvādī bhavissanti, mayamettha musāvādā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare musāvādī bhavissanti, mayamettha musāvādā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-3.)  
      musā    不変 虚妄に、偽って  
      vādī  vad in 説、語、論ある →妄語の  
      musā    不変 虚妄に、偽って  
      vādā  vad a 説、語、論 →妄語  
    訳文                
     『他の者たちは妄語の者たちとなろうが、ここに我々は妄語から離れた者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-7.                
     ‘Pare pisuṇavācā [pisuṇā vācā (sī. pī.)] bhavissanti, mayamettha pisuṇāya vācāya paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare pisuṇavācā bhavissanti, mayamettha pisuṇāya vācāya paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-3.)  
      pisuṇa    a 有(持) 離間の、中傷の  
      vācā  vac ā 女→男 語、言葉 →両舌の  
      pisuṇāya    a 離間の、中傷の  
      vācāya  vac ā 語、言葉 →両舌  
    訳文                
     『他の者たちは両舌の者たちとなろうが、ここに我々は両舌から離れた者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-8.                
     ‘Pare pharusavācā [pharusā vācā (sī. pī.)] bhavissanti, mayamettha pharusāya vācāya paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare pharusavācā bhavissanti, mayamettha pharusāya vācāya paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-3.)  
      pharusa    a 有(持) 粗暴な、麁悪な  
      vācā  vac ā 女→男 語、言葉 →悪口の  
      pharusāya    a 粗暴な、麁悪な  
      vācāya  vac ā 語、言葉 →悪口  
    訳文                
     『他の者たちは悪口の者たちとなろうが、ここに我々は悪口から離れた者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-9.                
     ‘Pare samphappalāpī bhavissanti, mayamettha samphappalāpā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare samphappalāpī bhavissanti, mayamettha samphappalāpā paṭiviratā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-3.)  
      sampha    a 有(持) 雑穢の、綺(かざ)った  
      palāpī    in 駄弁、談論; もみがら →綺語の  
      sampha    a 雑穢の、綺(かざ)った  
      palāpā    a 駄弁、談論; もみがら →綺語  
    訳文                
     『他の者たちは綺語の者たちとなろうが、ここに我々は綺語から離れた者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-10.                
     ‘Pare abhijjhālū bhavissanti, mayamettha anabhijjhālū bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare abhijjhālū bhavissanti, mayamettha anabhijjhālū bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-2.)  
      abhijjhālū  abhi-dhyā u 貪欲の  
      anabhijjhālū  an-abhi-dhyā u 貪欲なき  
    訳文                
     『他の者たちは貪欲の者たちとなろうが、ここに我々は貪欲なき者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-11.                
     ‘Pare byāpannacittā bhavissanti, mayamettha abyāpannacittā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare byāpannacittā bhavissanti, mayamettha abyāpannacittā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-2.)  
      byāpanna  vi-ā-pad 過分 a 有(持) 瞋害した、瞋恚の  
      cittā  cit a 中→男  
      abyāpanna  a-vi-ā-pad 過分 a 有(持) 瞋恚なき  
      cittā  cit a 中→男  
    訳文                
     『他の者たちは瞋恚心の者たちとなろうが、ここに我々は瞋恚心なき者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-12.                
     ‘Pare micchādiṭṭhī bhavissanti, mayamettha sammādiṭṭhī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchādiṭṭhī bhavissanti, mayamettha sammādiṭṭhī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-2.)  
      micchā    不変 邪、よこしま、邪悪  
      diṭṭhī  dṛś i 女→男 見、見解、意見  
      sammā    不変 正しい、正しく  
    訳文                
     『他の者たちは邪見の者たちとなろうが、ここに我々は正見の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-13.                
     ‘Pare micchāsaṅkappā bhavissanti, mayamettha sammāsaṅkappā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāsaṅkappā bhavissanti, mayamettha sammāsaṅkappā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      saṅkappā  saṃ-kḷp a 思惟、思念  
    訳文                
     『他の者たちは邪思惟の者たちとなろうが、ここに我々は正思惟の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-14.                
     ‘Pare micchāvācā bhavissanti, mayamettha sammāvācā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāvācā bhavissanti, mayamettha sammāvācā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      vācā  vac ā 女→男 言葉、語  
    訳文                
     『他の者たちは邪語の者たちとなろうが、ここに我々は正語の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-15.                
     ‘Pare micchākammantā bhavissanti, mayamettha sammākammantā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchākammantā bhavissanti, mayamettha sammākammantā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      kammantā  kṛ a 業、作業、業務、家業、職業  
    訳文                
     『他の者たちは邪業の者たちとなろうが、ここに我々は正業の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-16.                
     ‘Pare micchāājīvā bhavissanti, mayamettha sammāājīvā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāājīvā bhavissanti, mayamettha sammāājīvā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      ājīvā  ā-jīv a 活命、命、生活  
    訳文                
     『他の者たちは邪命の者たちとなろうが、ここに我々は正命の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-17.                
     ‘Pare micchāvāyāmā bhavissanti, mayamettha sammāvāyāmā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāvāyāmā bhavissanti, mayamettha sammāvāyāmā bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      vāyāmā    a 精進、勤  
    訳文                
     『他の者たちは邪精進の者たちとなろうが、ここに我々は正精進の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-18.                
     ‘Pare micchāsatī bhavissanti, mayamettha sammāsatī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāsatī bhavissanti, mayamettha sammāsatī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      satī  smṛ i 女→男 念、記憶  
    訳文                
     『他の者たちは邪念の者たちとなろうが、ここに我々は正念の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-19.                
     ‘Pare micchāsamādhi bhavissanti, mayamettha sammāsamādhī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāsamādhi bhavissanti, mayamettha sammāsamādhi bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      samādhī  saṃ-ā-dhā i 定、三昧、精神集中  
    訳文                
     『他の者たちは邪定の者たちとなろうが、ここに我々は正定の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-20.                
     ‘Pare micchāñāṇī bhavissanti, mayamettha sammāñāṇī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Pare micchāñāṇī bhavissanti, mayamettha sammāñāṇī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo. (83-12.)  
      ñāṇī  jñā in 智ある  
    訳文                
     『他の者たちは邪智の者たちとなろうが、ここに我々は正智の者たちとなろう』と、削減がなされるべきです。  
                       
                       
                       
    83-21.                
     ‘Pare micchāvimuttī bhavissanti, mayamettha sammāvimuttī bhavissāmā’ti sallekho karaṇīyo.  
      語根