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     2. Rūpasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Rūpa    a 依(属) 色、物質、肉体、形相  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     「色経」(『相応部』18-2  
                       
                       
                       
    189-1.                
     189. Sāvatthiyaṃ viharati…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー  
      語根 品詞 語基 意味  
      viharati…pe…  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     〔あるとき世尊は〕サーヴァッティーに住しておられた……  
                       
                       
                       
    189-2.                
     ‘‘taṃ kiṃ maññasi, rāhula, rūpā niccā vā aniccā vā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘taṃ    代的 それ  
      kiṃ    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      maññasi,  man 考える  
      語根 品詞 語基 意味  
      rāhula,    a 人名、ラーフラ  
      rūpā    a 中(男) 色、物質、肉体、形相  
      niccā    a 常の、常住の  
          不変 あるいは  
      aniccā    a 無常の  
      vā’’    不変 あるいは  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「ラーフラよ、あなたはこれをどう考えますか。諸々の〈色〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    189-3.                
     ‘‘Aniccā, bhante’’…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccā,    a 無常の  
      bhante’’…pe…  bhū 名現分 ant(特) 尊者よ、大徳よ  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」……  
                       
                       
                       
    189-4.                
     saddā…   
      語根 品詞 語基 意味  
      saddā…    a 音、声、語  
    訳文                
     「諸々の〈声〉は……  
                       
                       
                       
    189-5.                
     gandhā…   
      語根 品詞 語基 意味  
      gandhā…    a  
    訳文                
     諸々の〈香〉は……  
                       
                       
                       
    189-6.                
     rasā…   
      語根 品詞 語基 意味  
      rasā…    a 味、汁、作用、実質  
    訳文                
     諸々の〈味〉は……  
                       
                       
                       
    189-7.                
     phoṭṭhabbā…   
      語根 品詞 語基 意味  
      phoṭṭhabbā…  spṛś 名未分 a 中(男)  
    訳文                
     諸々の〈触〉は……  
                       
                       
                       
    189-8.                
     dhammā niccā vā aniccā vāti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      niccā vā aniccā vāti? (189-2.)  
    訳文                
     諸々の〈法〉は常住でしょうか、あるいは無常でしょうか」  
                       
                       
                       
    189-9.                
     ‘‘Aniccā, bhante’’…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Aniccā, bhante’’…pe… (189-3.)  
    訳文                
     「尊者よ、無常です」……  
                       
                       
                       
    189-10.                
     ‘‘evaṃ passaṃ, rāhula, sutavā ariyasāvako rūpesupi nibbindati…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      passaṃ,  paś 現分 ant 見る  
      rāhula,    a 人名、ラーフラ  
      sutavā  śru ant 聞をそなえた、有聞の、博聞の  
      ariya    名形 a 依(属) 聖なる  
      sāvako  śru a 声聞、弟子  
      rūpesu    a  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nibbindati…  nir-vid 厭う、厭悪する  
    訳文                
     「ラーフラよ、そのように見て、聞をそなえた聖者の弟子は、諸々の〈色〉に関して厭悪します……  
                       
                       
                       
    189-11.                
     saddesupi nibbindati…   
      語根 品詞 語基 意味  
      saddesu    a 音、声、語  
      pi nibbindati… (189-10.)  
    訳文                
     諸々の〈声〉に関して厭悪します……  
                       
                       
                       
    189-12.                
     gandhesupi nibbindati…   
      語根 品詞 語基 意味  
      gandhesu    a  
      pi nibbindati… (189-10.)  
    訳文                
     諸々の〈香〉に関して厭悪します……  
                       
                       
                       
    189-13.                
     rasesupi nibbindati…   
      語根 品詞 語基 意味  
      rasesu    a 味、汁、作用、実質  
      pi nibbindati… (189-10.)  
    訳文                
     諸々の〈味〉に関して厭悪します……  
                       
                       
                       
    189-14.                
     phoṭṭhabbesupi nibbindati…   
      語根 品詞 語基 意味  
      phoṭṭhabbesu  spṛś 名未分 a 触、所触、触れられるべきもの  
      pi nibbindati… (189-10.)  
    訳文                
     諸々の〈触〉に関して厭悪します……  
                       
                       
                       
    189-15.                
     dhammesupi nibbindati;   
      語根 品詞 語基 意味  
      dhammesu  dhṛ a 男中  
      pi nibbindati; (189-10.)  
    訳文                
     諸々の〈法〉に関して厭悪します……  
                       
                       
                       
    189-16.                
     nibbindaṃ virajjati…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      nibbindaṃ  nir-vid 現分 ant 厭離、厭悪  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      virajjati…pe…  vi-raj 離貪する  
    訳文                
     厭悪し、離貪します……  
                       
                       
                       
    189-17.                
     pajānātī’’ti.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pajānātī’’  pra-jñā 知る、了知する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     ……了知するのです」  
                       
                       
                       
     Dutiyaṃ.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Dutiyaṃ.    名形 a 男→中 第二の、伴侶  
    訳文                
     第二〔経〕。  
                       
                       
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