←前へ   トップへ   次へ→
                       
                       
     5. Acirapakkantasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Acira    a 依(奪) 久しからず  
      pakkanta  pra-kram 過分 a 依(ゾク 去った、過ぎた、出発した  
      suttaṃ  sīv a 経、糸  
    訳文                
     『キョヒサシキョウ  
                       
                       
                       
    184-1.                
     184. Ekaṃ samayaṃ bhagavā rājagahe viharati gijjhakūṭe pabbate acirapakkante devadatte.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      rājagahe    a 地名、ラージャガハ、王舎城  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      gijjhakūṭe    a 地名、ギッジャクータ、霊鷲山  
      pabbate    a  
      acira     a 依(奪) 久しからず  
      pakkante pra-kram 過分 a 処絶 去った、過ぎた、出発した  
      devadatte.    a 処絶 人名、デーヴァダッタ  
    訳文                
     デーヴァダッタがってもないあるとき、世尊セソンはラージャガハのギッジャクータサンジュウしておられた。  
                       
                       
                       
    184-2.                
     Tatra kho bhagavā devadattaṃ ārabbha bhikkhū āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      devadattaṃ    a 人名、デーヴァダッタ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ārabbha  ā-rabh 始める、出発する、励む →関して  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊セソンはデーヴァダッタにカンして比丘ビクたちへびかけられた。  
                       
                       
                       
    184-3.                
     ‘‘attavadhāya, bhikkhave, devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi’’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘atta     an ゾク 自己、我  
      vadhāya,   a 殺戮、殺害  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      devadattassa    a ゾク 人名、デーヴァダッタ  
      lābha  labh a 利得、利養  
      sakkāra  sat-kṛ a 恭敬、尊敬  
      siloko    a 名声、讃歎、頌偈  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      udapādi,  ud-pac 生じる、発生する  
      語根 品詞 語基 意味  
      parābhavāya  parā-bhū a 敗北ハイボク敗亡ハイボウ  
      devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi’’. 同上ドウジョウ  
    訳文                
     「比丘ビクたちよ、デーヴァダッタにとって、利得リトク恭敬クギョウ名声メイセイ自滅ジメツのためにショウじました。デーヴァダッタにとって、利得と恭敬と名声は敗亡ハイボウのために生じました。  
                       
                       
                       
    184-4.                
     ‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, kadalī attavadhāya phalaṃ deti, parābhavāya phalaṃ deti;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      kadalī    ī 芭蕉、バナナ  
      atta    an ゾク 自己、我  
      vadhāya    a 殺戮、殺害  
      phalaṃ  phal a 果、結果、果報  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      deti,  与える  
      語根 品詞 語基 意味  
      parābhavāya  parā-bhū a 敗北ハイボク敗亡ハイボウ  
      phalaṃ  phal a 果、結果、果報  
      deti;  同上ドウジョウ  
    訳文                
     たとえば比丘ビクたちよ、芭蕉バショウが自滅のためにムスび、敗亡のためにムスぶ、  
    メモ                
     ・「相応ソウオウ部」06-012『デーヴァダッタ経』のメモを参照サンショウ  
                       
                       
                       
    184-5.                
     evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi. (184-3.)  
    訳文                
     まさにそのように比丘ビクたちよ、デーヴァダッタにとって、利得リトク恭敬クギョウ名声メイセイ自滅ジメツのためにショウじました。デーヴァダッタにとって、利得と恭敬と名声は敗亡ハイボウのために生じました。  
                       
                       
                       
    184-6.                
     ‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, veḷu attavadhāya phalaṃ deti, parābhavāya phalaṃ deti;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, veḷu attavadhāya phalaṃ deti, parābhavāya phalaṃ deti; (184-4.)  
      veḷu    u タン シュ  
    訳文                
     たとえば比丘ビクたちよ、タケが自滅のためにムスび、敗亡のためにムスぶ、  
                       
                       
                       
    184-7.                
     evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi. (184-5.)  
    訳文                
     まさにそのように比丘ビクたちよ、デーヴァダッタにとって、利得リトク恭敬クギョウ名声メイセイ自滅ジメツのためにショウじました。デーヴァダッタにとって、利得と恭敬と名声は敗亡ハイボウのために生じました。  
                       
                       
                       
    184-8.                
     ‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, naḷo attavadhāya phalaṃ deti, parābhavāya phalaṃ deti;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, naḷo attavadhāya phalaṃ deti, parābhavāya phalaṃ deti; (184-4.)  
      naḷo    a アシ  
    訳文                
     たとえば比丘ビクたちよ、アシが自滅のためにムスび、敗亡のためにムスぶ、  
                       
                       
                       
    184-9.                
     evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi.  
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi. (184-5.)  
    訳文                
     まさにそのように比丘ビクたちよ、デーヴァダッタにとって、利得リトク恭敬クギョウ名声メイセイ自滅ジメツのためにショウじました。デーヴァダッタにとって、利得と恭敬と名声は敗亡ハイボウのために生じました。  
                       
                       
                       
    184-10.                
     ‘‘Seyyathāpi, bhikkhave, assatarī attavadhāya gabbhaṃ gaṇhāti, parābhavāya gabbhaṃ gaṇhāti;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      assatarī    ī タン シュ 驢馬  
      atta    an ゾク 自己、我  
      vadhāya    a 殺戮、殺害  
      gabbhaṃ    a 母胎、胎児  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      gaṇhāti,  grah 捕らえる  
      語根 品詞 語基 意味  
      parābhavāya  parā-bhū a 敗北ハイボク敗亡ハイボウ  
      gabbhaṃ    a 母胎、胎児  
      gaṇhāti;  同上ドウジョウ  
    訳文                
     たとえば比丘ビクたちよ、メス騾馬ラバが自滅のために胎児タイジハラみ、敗亡のために胎児タイジハラむ、  
                       
                       
                       
    184-11.                
     evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evameva kho, bhikkhave, attavadhāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi, parābhavāya devadattassa lābhasakkārasiloko udapādi. (184-5.)  
    訳文                
     まさにそのように比丘ビクたちよ、デーヴァダッタにとって、利得リトク恭敬クギョウ名声メイセイ自滅ジメツのためにショウじました。デーヴァダッタにとって、利得と恭敬と名声は敗亡ハイボウのために生じました。  
                       
                       
                       
    184-12.                
     Evaṃ dāruṇo kho, bhikkhave, lābhasakkārasiloko.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      dāruṇo    ケイ a ダン 強健キョウケンな、凶暴キョウボウな、オソろしい  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      lābha  labh a 利得、利養  
      sakkāra  sat-kṛ a 恭敬、尊敬  
      siloko.    a 名声、讃歎、頌偈  
    訳文                
     このように、比丘ビクたちよ、利得リトク恭敬クギョウ名声メイセイは、オソろしく……  
                       
                       
                       
    184-13.                
     Evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabba’’nti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evañ    不変 このように、かくの如き  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      vo,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      sikkhitabba’’n  śak 意 未分 a 学ばれるべき  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     ……比丘ビクたちよ、あなたがたによってそのようにマナばれるべきです」。  
                       
                       
                       
    184-14.                
     Idamavoca bhagavā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idam    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca  vac いう  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavā.    ant 世尊  
    訳文                
     世尊セソンはこうオッシャった。  
                       
                       
                       
    184-15.                
     Idaṃ vatvāna sugato athāparaṃ etadavoca satthā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idaṃ    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vatvāna  vac いう  
      語根 品詞 語基 意味  
      sugato  su-gam 名過分 a よく行ったもの、善逝  
      atha    不変 ときに、また、そこに  
      aparaṃ    代的 副対 後の、次の、他の、(副対で)さらに  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca  vac いう  
      語根 品詞 語基 意味  
      satthā –  śās ar  
    訳文                
     こうオッシャって、さらにまたたるゼンセイはこうオッシャった。  
                       
                       
                       
    184-16.                
     ‘‘Phalaṃ ve kadaliṃ hanti, phalaṃ veḷuṃ phalaṃ naḷaṃ;  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Phalaṃ  phal a 果、結果、果報  
      ve    不変 じつに  
      kadaliṃ    ī 芭蕉、バナナ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hanti,  han 殺す、殺害する、打つ  
      語根 品詞 語基 意味  
      phalaṃ  phal a 果、結果、果報  
      veḷuṃ    u  
      phalaṃ  phal a 果、結果、果報  
      naḷaṃ;    a  
    訳文                
     「♪実は芭蕉を、実は竹を、実は葦を殺す。  
    メモ                
     ・このは『デーヴァダッタキョウ』にオナじ。  
                       
                       
                       
    184-17.                
     Sakkāro kāpurisaṃ hanti, gabbho assatariṃ yathāti’’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sakkāro  saṃ-kṛ a 恭敬、尊敬  
      kāpurisaṃ    a 邪悪人、劣悪人  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hanti,  han 殺す、殺害する、打つ  
      語根 品詞 語基 意味  
      gabbho    a 母胎、胎児  
      assatariṃ    ī 騾馬  
      yathā    不変 〜のごとくに、〜のように  
      ti’’.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     ♪胎児が雌騾馬にするように、尊敬は邪悪人を殺す」と。  
                       
                       
                       
     pañcamaṃ;  
      語根 品詞 語基 意味  
      pañcamaṃ;    a 第五の  
    訳文                
     ダイ5キョウ〕。  
                       
                       
  ←前へ   トップへ   次へ→
inserted by FC2 system