←前へ   トップへ   次へ→
                       
                       
                       
     9. Mahāassapurasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Mahā    ant 大きい  
      assapura    a 依(属) 地名、アッサプラ  
      suttaṃ sīv a 経、糸  
    訳文                
     『大アッサプラ経』  
                       
                       
                       
    415-1.                
     415. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    415-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā aṅgesu viharati assapuraṃ nāma aṅgānaṃ nigamo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      aṅgesu    a 地名、アンガ国  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      assapuraṃ    a 地名、アッサプラ  
      nāma    an 副対 と、という名の、じつに  
      aṅgānaṃ    a 地名、アンガ国  
      nigamo.    a  
    訳文                
     あるとき世尊は、アンガ国に住しておられた。アンガ国にはアッサプラという町があった。  
                       
                       
                       
    415-3.                
     Tatra kho bhagavā bhikkhū āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊は、比丘たちへ呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    415-4.                
     ‘‘bhikkhavo’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘bhikkhavo’’  bhikṣ u 比丘  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「比丘たちよ」と。  
                       
                       
                       
    415-5.                
     ‘‘Bhadante’’ti te bhikkhū bhagavato paccassosuṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Bhadante’’    大徳、尊師  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccassosuṃ.  prati-śru 応諾する、同意する、応える  
    訳文                
     「尊者よ」と、彼ら比丘たちは世尊へ応えた。  
                       
                       
                       
    415-6.                
     Bhagavā etadavoca –  
      語根 品詞 語基 意味  
      Bhagavā    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     世尊はこういわれた。  
                       
                       
                       
    415-7.                
     ‘‘Samaṇā samaṇāti vo, bhikkhave, jano sañjānāti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Samaṇā  śram a 沙門  
      samaṇā  śram a 沙門  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      vo,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      jano    a 人、人々  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sañjānāti.  saṃ-jñā 知覚する、想念する、呼ぶ、名付ける  
    訳文                
     「比丘たちよ、人々はあなたがたを『沙門たち、沙門たち』と呼びます。  
                       
                       
                       
    415-8.                
     Tumhe ca pana ‘ke tumhe’ti puṭṭhā samānā ‘samaṇāmhā’ti paṭijānātha;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tumhe    代的 あなたたち  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      ‘ke    代的 何、誰  
      tumhe’    代的 あなたたち  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      puṭṭhā  prach 過分 a 問われた  
      samānā  śram a 沙門  
      ‘samaṇā  śram a 沙門  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      amhā’  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭijānātha;  pra-jñā 自称する、公言する、認める  
    訳文                
     あなたがた沙門たちもまた、『あなたがたは何者か』と問われれば、『我々は沙門です』と称します。  
                       
                       
                       
    415-9.                
     tesaṃ vo, bhikkhave, evaṃsamaññānaṃ sataṃ evaṃpaṭiññānaṃ sataṃ ‘ye dhammā samaṇakaraṇā ca brāhmaṇakaraṇā ca te dhamme samādāya vattissāma, evaṃ no ayaṃ amhākaṃ samaññā ca saccā bhavissati paṭiññā ca bhūtā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      tesaṃ    代的 それら、彼ら  
      vo,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      samaññānaṃ    ā 属絶 通称、呼称  
      sataṃ  as 現分 ant 属絶 ある、なる  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      paṭiññānaṃ  prati-jñā ā 属絶 自称、自認  
      sataṃ  as 現分 ant 属絶 ある、なる  
      ‘ye    代的 (関係代名詞)  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      samaṇa  śram a 有(属) 沙門  
      karaṇā  kṛ a 中→男 所作、遂行  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      brāhmaṇa  bṛh a 有(属) 婆羅門  
      karaṇā  kṛ a 中→男 所作、遂行  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      te    代的 それら、彼ら  
      dhamme  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samādāya  saṃ-ā-dā 取る、受ける、受持する  
      vattissāma,  vṛt 転ずる、起こる、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      no    代的 私たち  
      ayaṃ    代的 これ  
      amhākaṃ    代的 私たち  
      samaññā    ā 通称、呼称  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      saccā    a 中→女 真理、真実  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissati  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      paṭiññā  prati-jñā ā 自称、自認  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      bhūtā.  bhū 過分 a 存在した、真実  
    訳文                
     比丘たちよ、そのあなたがたへ、かくのごとき呼称、かくのごとき自称があるならば、『およそ沙門の所作たる、また婆羅門の所作たる諸法があるが、我々はそれら諸法を受持して存在しよう。我々がそのようであることで、この我々への呼称は真実となり、自称は事実となろう。  
    メモ                
     ・sataṃは女性名詞にかかっているから、ほんとうはsatināṃでなくてはならないはずである。  
     ・vattissāmaは「転じよう」がよいかもしれない。  
     ・saccāは一語で有財釈化していると思われる。  
                       
                       
                       
    415-10.                
     Yesañca mayaṃ cīvarapiṇḍapātasenāsanagilānappaccayabhesajjaparikkhāraṃ paribhuñjāma, tesaṃ te kārā amhesu mahapphalā bhavissanti mahānisaṃsā, amhākañcevāyaṃ pabbajjā avañjhā bhavissati saphalā saudrayā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yesañ    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mayaṃ    代的 私たち  
      cīvara    a  
      piṇḍapāta    a 団食  
      sena  śī a 臥具  
      āsana  ās a  
      gilāna    a 依(与) 病んだ、病人  
      paccaya  prati-i a 資具、須要物  
      bhesajja    a 薬、薬物  
      parikkhāraṃ    a 資具、資財、資助、必需品、祭法  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paribhuñjāma,  pari-bhuj 受用する、用いる  
      語根 品詞 語基 意味  
      tesaṃ    代的 それら、彼ら  
      te    代的 それら、彼ら  
      kārā  kṛ a 行為、作者  
      amhesu    代的 私たち  
      maha    ant 有(持) 大きい  
      phalā  phal a 中→男 果、結果、果実  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissanti  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      maha    ant 有(持) 大きい  
      ānisaṃsā,    a 功徳、利益、勝利  
      amhākañ    代的 私たち  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      ayaṃ    代的 これ  
      pabbajjā  pra-vraj ā 出家、出家生活  
      avañjhā    a 不毛でない、無駄でない、空しくない  
      bhavissati  同上  
      saphalā  sa-phal a 結果ある  
      saudrayā’    a 結果ある、効果ある  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     およそ、我々は彼らの衣、団食、臥坐具、病者の資具たる医薬品を受用しているが、彼らの我々に対するそれらの〔布施〕行為は、大きな結果あり、大きな功徳あるものとなろう。また我々のこの出家生活も、空しからず、結果あり、効果あるものとなろう』と、  
                       
                       
                       
    415-11.                
     Evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evañ    不変 このように、かくの如き  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      vo,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      sikkhitabbaṃ. śak 意 未分 a 学ばれるべき、学得されるべき  
    訳文                
     比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    416-1.                
     416. ‘‘Katame ca, bhikkhave, dhammā samaṇakaraṇā ca brāhmaṇakaraṇā ca?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Katame    代的 いずれの、どちらの  
      ca, bhikkhave, dhammā samaṇakaraṇā ca brāhmaṇakaraṇā ca? (415-9.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、いかなるものが、沙門の所作たる、また婆羅門の所作たる諸法なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    416-2.                
     ‘Hirottappena samannāgatā bhavissāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Hiri    i, ī 慚、内心への恥  
      ottappena    a 愧、外部に恥じる  
      samannāgatā  saṃ-anu-ā-gam 過分 a 具足した  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissāmā’  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (415-11.)  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなろう』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    416-3.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Siyā  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana,    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      tumhākaṃ    代的 あなたたち  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      assa –  as ある、なる  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    416-4.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hiri    i, ī 慚、内心への恥  
      ottappena    a 愧、外部に恥じる  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      amha  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      samannāgatā,  saṃ-anu-ā-gam 過分 a 具足した  
      alam    不変 十分な、満足だ  
      ettāvatā    不変 これだけ、この範囲で  
      katam  kṛ 過分 a なされた  
      ettāvatā,    不変 これだけ、この範囲で  
      anuppatto  anu-pra-āp 過分 a 得られた  
      no    代的 私たち  
      sāmañña  śram a 依(属) 沙門性、沙門位、沙門法  
      attho,    a 男中  
      na    不変 ない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      atthi  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      no    代的 私たち  
      kiñci    代的 何、誰  
      uttariṃ    i 副対 より上の  
      karaṇīya’n  kṛ 名未分 a なされるべき事  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      tāvatakena    a それだけの  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      tuṭṭhiṃ  tuṣ i 満足  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āpajjeyyātha.  ā-pad 来る、会う、到達する  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    416-5.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Ārocayāmi  ā-ruc 使 告げる、述べる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vo,    代的 あなたたち  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭivedayāmi  prati-vid 使 知らせる、述べる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vo,    代的 あなたたち  
      bhikkhave –  bhikṣ u 比丘  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    416-6.                
     ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā    不変 なかれ  
      vo    代的 属絶 あなたたち  
      sāmañña  śram a 依(属) 沙門性、沙門位、沙門法  
      atthikānaṃ    a 属絶 適当な、意義ある、欲求する、存在する  
      sataṃ  as 現分 ant 属絶 ある、なる  
      sāmañña  śram a 依(属) 沙門性、沙門位、沙門法  
      attho    a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      parihāyi,  pari-hā 衰退する、損減する  
      語根 品詞 語基 意味  
      sati  as 現分 ant 処絶 ある、なる  
      uttariṃ    i 副対 より上の  
      karaṇīye’. kṛ 名未分 a 処絶 なされるべき事  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    417-1.                
     417. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñ    代的 何、なぜ、いかに  
      ca,    不変 と、また、そして、しかし  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      uttariṃ    i 副対 より上の  
      karaṇīyaṃ?  kṛ 名未分 a なすべき事  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    417-2.                
     ‘Parisuddho no kāyasamācāro bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Parisuddho  pari-śudh 過分 a 遍浄の、清浄の  
      no    代的 私たち  
      kāya    a 依(属) 身体、集まり  
      samācāro  saṃ-ā-car a 正行、行事、儀法  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissati  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      uttāno  ud-tan a 明顕な、明瞭な  
      vivaṭo  vi-vṛ 過分 a 開かれた、覆いのない  
      na    不変 ない  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      chiddavā    ant 穴のある、欠点ある  
      saṃvuto  saṃ-vṛ 過分 a 防護した、抑制した  
      ca.    不変 と、また、そして、しかし  
    訳文                
     『我々の身の行動は、清浄な、明顕な、開かれた、無欠の、防護されたものであれかし。  
                       
                       
                       
    417-3.                
     Tāya ca pana parisuddhakāyasamācāratāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti [nevattānukkaṃsissāma na paraṃ vambhissāmāti (sabbattha)] evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tāya    代的 それ、彼女  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      parisuddha  pari-śudh 過分 a 遍浄の、清浄の  
      kāya    a 依(属) 身体、集まり  
      samācāratāya  saṃ-ā-car ā 行動性  
      na    不変 ない  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      attāno   an 自己、我  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ukkaṃsessāma  ud-kṛṣ 挙揚する、賞揚する  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      paraṃ    代的 他の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vambhessāmā’    軽蔑する、謗る  
      ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (416-2.)  
    訳文                
     しかして我々は、その清浄な身の行動あることによって、自分たちを賞揚せず、他者を軽蔑すまい』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    417-4.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa – (416-3.)  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    417-5.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, parisuddho no kāyasamācāro;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hirottappenamha samannāgatā, (416-3.)  
      parisuddho no kāyasamācāro; (417-2.)  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。我々の身の行動は清浄となった。  
                       
                       
                       
    417-6.                
     alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha. (416-4.)  
    訳文                
     これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    417-7.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave – (416-5.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    417-8.                
     ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’. (416-6.)  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    418-1.                
     418. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ? (417-1.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    418-2.                
     ‘Parisuddho no vacīsamācāro bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Parisuddho no vacīsamācāro bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca. (417-2.)  
      vacī  vac as 依(属) 語、言、口  
    訳文                
     『我々の口の行動は、清浄な、明顕な、開かれた、無欠の、防護されたものであれかし。  
                       
                       
                       
    418-3.                
     Tāya ca pana parisuddhavacīsamācāratāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tāya ca pana parisuddhavacīsamācāratāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (417-3.)  
      vacī  vac as 依(属) 語、言、口  
    訳文                
     しかして我々は、その清浄な口の行動あることによって、自分たちを賞揚せず、他者を軽蔑すまい』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    418-4.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa – (416-3.)  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    418-5.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, parisuddho no kāyasamācāro, parisuddho vacīsamācāro;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hirottappenamha samannāgatā, (416-3.)  
      parisuddho no kāyasamācāro, (417-2.)  
      parisuddho vacīsamācāro; (418-2.)  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。我々の身の行動は清浄となった。口の行動は清浄となった。  
                       
                       
                       
    418-6.                
     alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha. (416-4.)  
    訳文                
     これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    418-7.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave – (416-5.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    418-8.                
     ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’. (416-6.)  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    419-1.                
     419. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ? (417-1.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    419-2.                
     ‘Parisuddho no manosamācāro bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Parisuddho no manosamācāro bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca. (417-2.)  
      mano  man as 依(属)  
    訳文                
     『我々の意の行動は、清浄な、明顕な、開かれた、無欠の、防護されたものであれかし。  
                       
                       
                       
    419-3.                
     Tāya ca pana parisuddhamanosamācāratāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tāya ca pana parisuddhamanosamācāratāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (417-3.)  
      mano  man as 依(属)  
    訳文                
     しかして我々は、その清浄な意の行動あることによって、自分たちを賞揚せず、他者を軽蔑すまい』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    419-4.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa – (416-3.)  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    419-5.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, parisuddho no kāyasamācāro, parisuddho vacīsamācāro, parisuddho manosamācāro;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hirottappenamha samannāgatā, (416-3.)  
      parisuddho no kāyasamācāro, (417-2.)  
      parisuddho vacīsamācāro, (418-2.)  
      parisuddho manosamācāro; (419-2.)  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。我々の身の行動は清浄となった。口の行動は清浄となった。意の行動は清浄となった。  
                       
                       
                       
    419-6.                
     alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha. (416-4.)  
    訳文                
     これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    419-7.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave – (416-5.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    419-8.                
     ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’. (416-6.)  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    420-1.                
     420. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ? (417-1.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    420-2.                
     ‘Parisuddho no ājīvo bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Parisuddho no ājīvo bhavissati uttāno vivaṭo na ca chiddavā saṃvuto ca. (417-2.)  
      ājīvo  ā-jīv a 生活、活命  
    訳文                
     『我々の生活は、清浄な、明顕な、開かれた、無欠の、防護されたものであれかし。  
                       
                       
                       
    420-3.                
     Tāya ca pana parisuddhājīvatāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tāya ca pana parisuddhājīvatāya nevattānukkaṃsessāma na paraṃ vambhessāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (417-3.)  
      ājīvatāya  ā-jīv ā 生活性  
    訳文                
     しかして我々は、その清浄な生活あることによって、自分たちを賞揚せず、他者を軽蔑すまい』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    420-4.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa – (416-3.)  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    420-5.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, parisuddho no kāyasamācāro, parisuddho vacīsamācāro, parisuddho manosamācāro, parisuddho ājīvo;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hirottappenamha samannāgatā, (416-3.)  
      parisuddho no kāyasamācāro, (417-2.)  
      parisuddho vacīsamācāro, (418-2.)  
      parisuddho manosamācāro, (419-2.)  
      parisuddho ājīvo; (420-3.)  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。我々の身の行動は清浄となった。口の行動は清浄となった。意の行動は清浄となった。生活は清浄となった。  
                       
                       
                       
    420-6.                
     alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha. (416-4.)  
    訳文                
     これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    420-7.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave – (416-5.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    420-8.                
     ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’. (416-6.)  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    421-1.                
     421. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ? (417-1.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    421-2.                
     ‘Indriyesu guttadvārā bhavissāma;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Indriyesu    a 根、感官  
      gutta  gup 過分 a 有(持) 守られた  
      dvārā    a 中→男 門、戸  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissāma;  bhū ある、なる  
    訳文                
     『我々は諸根における門を守られた者たちとなろう。  
    メモ                
     ・これ以下をはじめ、本経の多くの部分が『沙門果経』にパラレル。逐一記載はしない。  
                       
                       
                       
    421-3.                
     cakkhunā rūpaṃ disvā na nimittaggāhī nānubyañjanaggāhī.   
      語根 品詞 語基 意味  
      cakkhunā    u  
      rūpaṃ    a 色、物質、肉体  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      disvā  ḍṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      nimitta    a 依(属) 相、困相、標識、理由  
      gāhī  grah 名形 in 取るもの  
      na    不変 ない  
      anubyañjana  anu-vi-añj a 依(属) 随好、随相、細相、随相好  
      gāhī.  grah 名形 in 取るもの  
    訳文                
     眼によって色を見ながら、相(大まかな特徴)に執せず、随相(細かな特徴)に執しない〔者たちとなろう〕。  
                       
                       
                       
    421-4.                
     Yatvādhikaraṇamenaṃ cakkhundriyaṃ asaṃvutaṃ viharantaṃ abhijjhādomanassā pāpakā akusalā dhammā anvāssaveyyuṃ, tassa saṃvarāya paṭipajjissāma, rakkhissāma cakkhundriyaṃ, cakkhundriye saṃvaraṃ āpajjissāma.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yato   不変 そこから、〜なるがゆえに、なんとなれば  
      adhikaraṇam adhi-kṛ a 副対 そのゆえに、その理由で  
      enaṃ    代的 これ、彼  
      cakkhu   u 有(属)  
      indriyaṃ    a 中→男 根、感官  
      asaṃvutaṃ  a-saṃ-vṛ a 防護、律儀、摂護なき  
      viharantaṃ  vi-hṛ 現分 ant 住する  
      abhijjhā  abhi-kṣai? ā 貪、貪欲、貪求、貪愛  
      domanassā    a 中(男) 憂、憂悩  
      pāpakā    a 悪い、邪悪な  
      akusalā    a 不善の  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anvāssaveyyuṃ,  anu-ā-sru 流れ込む、落ちる  
      語根 品詞 語基 意味  
      tassa    代的 それ、彼  
      saṃvarāya  saṃ-vṛ a 防護、律儀、摂護  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭipajjissāma,  prati-pad 向かって歩く、行動する  
      rakkhissāma  lakṣ 守る  
      語根 品詞 語基 意味  
      cakkhu    u 依(属)  
      indriyaṃ,    a 根、感官  
      cakkhu   u 依(属)  
      indriye    a 根、感官  
      saṃvaraṃ  saṃ-vṛ a 防護、律儀、摂護  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āpajjissāma.  ā-pad 来る、会う、遭遇する、到達する  
    訳文                
     眼根が守られないでいるその者へは、貪求〔と〕憂悩〔という〕悪しき不善の諸法が流れ込む。それゆえ我々は、それ(眼根)の防護のため励行し、眼根を守り、眼根における防護に至ろう。  
                       
                       
                       
    421-5.                
     Sotena saddaṃ sutvā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sotena    a  
      saddaṃ    a 音、声、語  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sutvā…pe…  śru 聞く  
    訳文                
     耳によって声を聞き……  
                       
                       
                       
    421-6.                
     ghānena gandhaṃ ghāyitvā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ghānena    a  
      gandhaṃ    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ghāyitvā…pe…  ghrā 嗅ぐ  
    訳文                
     鼻によって香を嗅ぎながら……  
                       
                       
                       
    421-7.                
     jivhāya rasaṃ sāyitvā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      jivhāya    ā  
      rasaṃ    a 味、汁、作用、実質  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sāyitvā…pe…  svad 味わう、食べる  
    訳文                
     舌によって味をあじわいながら……  
                       
                       
                       
    421-8.                
     kāyena phoṭṭhabbaṃ phusitvā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      kāyena    a  
      phoṭṭhabbaṃ  spṛś 未分 a 触、所触、触れられるべきもの  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      phusitvā…pe…  spṛś 触れる  
    訳文                
     身によって触へふれながら……  
                       
                       
                       
    421-9.                
     manasā dhammaṃ viññāya na nimittaggāhī nānubyañjanaggāhī.   
      語根 品詞 語基 意味  
      manasā    as  
      dhammaṃ  dhṛ a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viññāya  vi-jñā 知る  
      語根 品詞 語基 意味  
      na nimittaggāhī nānubyañjanaggāhī. (421-3.)  
    訳文                
     意によって法を知りながら、相(大まかな特徴)に執せず、随相(細かな特徴)に執しない〔者たちとなろう〕。  
                       
                       
                       
    421-10.                
     Yatvādhikaraṇamenaṃ manindriyaṃ asaṃvutaṃ viharantaṃ abhijjhādomanassā pāpakā akusalā dhammā anvāssaveyyuṃ, tassa saṃvarāya paṭipajjissāma, rakkhissāma manindriyaṃ, manindriye saṃvaraṃ āpajjissāmā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yatvādhikaraṇamenaṃ manindriyaṃ asaṃvutaṃ viharantaṃ abhijjhādomanassā pāpakā akusalā dhammā anvāssaveyyuṃ, tassa saṃvarāya paṭipajjissāma, rakkhissāma manindriyaṃ, manindriye saṃvaraṃ āpajjissāmā’ (421-4.)  
      mano   as 有(属)  
      mano   as 依(属)  
      ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (416-2.)  
    訳文                
     眼根が守られないでいるその者へは、貪求〔と〕憂悩〔という〕悪しき不善の諸法が流れ込む。それゆえ我々は、それ(眼根)の防護のため励行し、眼根を守り、眼根における防護に至ろう』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
                       
                       
                       
    421-11.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa – (416-3.)  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    421-12.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, parisuddho no kāyasamācāro, parisuddho vacīsamācāro, parisuddho manosamācāro, parisuddho ājīvo, indriyesumha guttadvārā;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hirottappenamha samannāgatā, (416-3.)  
      parisuddho no kāyasamācāro, (417-2.)  
      parisuddho vacīsamācāro, (418-2.)  
      parisuddho manosamācāro, (419-2.)  
      parisuddho ājīvo, (420-3.)  
      indriyesumha guttadvārā; (421-2.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      amha  as ある、なる  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。我々の身の行動は清浄となった。口の行動は清浄となった。意の行動は清浄となった。生活は清浄となった。我々は諸根における門が守られた者たちとなった。  
                       
                       
                       
    421-13.                
     alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha. (416-4.)  
    訳文                
     これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    421-14.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave – (416-5.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    421-15.                
     ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā vo sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi, sati uttariṃ karaṇīye’. (416-6.)  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    422-1.                
     422. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ? (417-1.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    422-2.                
     ‘Bhojane mattaññuno bhavissāma, paṭisaṅkhā yoniso āhāraṃ āharissāma, neva davāya na madāya na maṇḍanāya na vibhūsanāya yāvadeva imassa kāyassa ṭhitiyā yāpanāya, vihiṃsūparatiyā, brahmacariyānuggahāya, iti purāṇañca vedanaṃ paṭihaṅkhāma navañca vedanaṃ na uppādessāma, yātrā ca no bhavissati, anavajjatā ca, phāsu vihāro cā’ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Bhojane  bhuj a 飲食  
      mattaññuno  jñā ū 適量を知る  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissāma,  bhū ある、なる  
      paṭisaṅkhā  prati-saṃ-khyā 観察して  
      語根 品詞 語基 意味  
      yoniso    不変 根源より、如理に  
      āhāraṃ  ā-hṛ a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āharissāma,  ā-hṛ 取り出す、運ぶ  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      davāya    a 戯れ  
      na    不変 ない  
      madāya  mad a 驕慢  
      na    不変 ない  
      maṇḍanāya    a 装飾、荘厳  
      na    不変 ない  
      vibhūsanāya  vi-bhūṣ a 装飾、荘厳  
      yāva    不変 〜だけ、〜まで、〜の限り  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      imassa    代的 これ  
      kāyassa    a 身体  
      ṭhitiyā  sthā i 止住、住立  
      yāpanāya,   使 a 生活、生存、存続、保養  
      vihiṃsā vi-hiṃs ā 依(属) 害意、悩害  
       uparatiyā,  upa-ram i 止息、静止  
      brahmacariya  bṛh, car a 依(属) 梵行  
      anuggahāya,  anu-grah a 資助、摂受  
      iti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      purāṇañ    名形 a 中→女 昔の、以前の、古い  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      vedanaṃ  vid ā 感受、苦痛  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭihaṅkhāma  prati-han 撃破、撃退する  
      語根 品詞 語基 意味  
      navañ    a 新しい  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      vedanaṃ    ā 感受、苦痛  
      na    不変 ない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      uppādessāma,  ud-pad 生じさせる、起こす  
      語根 品詞 語基 意味  
      yātrā    ā 旅行、よい習慣、暮らし、生活  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      no    代的 私たち  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissati,  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      anavajjatā    ā 無罪性  
      ca,    不変 と、また、そして、しかし  
      phāsu    u 安楽な、安穏な  
      vihāro  vi-hṛ a 住、精舎  
      cā’    不変 と、また、そして、しかし  
      ti evañhi vo, bhikkhave, sikkhitabbaṃ. (416-2.)  
                     
     『我々は飲食に関して適量を知る者たちとなろう。如理に観察して食を摂ろう。戯れのため、驕慢のため、装飾のため、荘厳のためではなく、この身体の維持のため、生存のため、悩害の静止のため、私は古い〔空腹の〕苦痛を撃退しよう。私は新たな〔空腹の〕苦痛を起こさないようにしよう。そして私にはよい習慣、罪なきこと、安穏な生活があることだろうという梵行の資助のためだけに』と、比丘たちよ、あなたがたによって、そのように学ばれるべきです。  
    メモ                
     ・nevaからphāsu vihāro cāまでは「中部」002『一切漏経』にパラレル。  
     ・ここでのmattaññunoのように、ū語基男性名詞の単数与属格の形である-unoが、なぜか複数主格として用いられることがまれに見られる。  
                       
                       
                       
    422-3.                
     Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Siyā kho pana, bhikkhave, tumhākaṃ evamassa – (416-3.)  
    訳文                
     しかし比丘たちよ、あなたがたに、このような〔思いが〕起こることがあるかもしれません。  
                       
                       
                       
    422-4.                
     ‘hirottappenamha samannāgatā, parisuddho no kāyasamācāro, parisuddho vacīsamācāro, parisuddho manosamācāro, parisuddho ājīvo, indriyesumha guttadvārā, bhojane mattaññuno;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘hirottappenamha samannāgatā, (416-3.)  
      parisuddho no kāyasamācāro, (417-2.)  
      parisuddho vacīsamācāro, (418-2.)  
      parisuddho manosamācāro, (419-2.)  
      parisuddho ājīvo, (420-3.)  
      indriyesumha guttadvārā, (421-12.)  
      bhojane mattaññuno; (422-2.)  
    訳文                
     『我々は慚愧を具足した者たちとなった。我々の身の行動は清浄となった。口の行動は清浄となった。意の行動は清浄となった。生活は清浄となった。我々は諸根における門が守られた者たちとなった。我々は飲食に関して適量を知る者たちとなった。  
                       
                       
                       
    422-5.                
     alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha.   
      語根 品詞 語基 意味  
      alamettāvatā katamettāvatā, anuppatto no sāmaññattho, natthi no kiñci uttariṃ karaṇīya’nti tāvatakeneva tuṭṭhiṃ āpajjeyyātha. (416-4.)  
    訳文                
     これだけで十分だ。これだけで〔必用なことは〕なされた。我々には沙門たるの義が得られた。我々にはさらになされるべき事は存在しない』と。それだけをもって満足に至るかも知れません。  
                       
                       
                       
    422-6.                
     Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ārocayāmi vo, bhikkhave, paṭivedayāmi vo, bhikkhave – (416-5.)  
    訳文                
     比丘たちよ、私はあなたがたへ告げます。比丘たちよ、私はあなたがたへ述べます。  
                       
                       
                       
    422-7.                
     ‘mā vo, sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi sati uttariṃ karaṇīye’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘mā vo, sāmaññatthikānaṃ sataṃ sāmaññattho parihāyi sati uttariṃ karaṇīye’. (416-6.)  
    訳文                
     さらになされるべき事があるとき、あなたがたが沙門たることを希求する者たちであるならば、沙門たるの義が損ねられてはなりません。  
                       
                       
                       
    423-1.                
     423. ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kiñca, bhikkhave, uttariṃ karaṇīyaṃ? (417-1.)  
    訳文                
     では比丘たちよ、何がさらになされるべき事なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    423-2.                
     ‘Jāgariyaṃ anuyuttā bhavissāma, divasaṃ caṅkamena nisajjāya āvaraṇīyehi dhammehi cittaṃ parisodhessāma.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Jāgariyaṃ    ā 不眠、覚醒  
      anuyuttā  anu-yuj 過分 a 実践した、実行した  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhavissāma,  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      divasaṃ    a 副対 日中