トップへ   次へ→
                       
                       
     4. Mahāyamakavaggo  
      語根 品詞 語基 意味  
      Mahā    ant 大きい  
      yamaka    名形 a 依(属) 双の、対の  
      vaggo   a 章、品  
    訳文                
     「大双品」  
                       
                       
                       
     1. Cūḷagosiṅgasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Cūḷa    a 小さい  
      gosiṅga    a 依(属) 地名、ゴーシンガ  
      suttaṃ sīv a 経、糸  
    訳文                
     『小ゴーシンガ経』  
    メモ                
     ・ゴーシンガは「牛の角」の意。註によればそういう形のサーラ樹があり、そこから林全体がそう呼ばれるようになったという。次品の品末の偈でgosiṅgoとなっているので男性名詞とした。  
                       
                       
                       
    325-1.                
     325. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    325-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā nātike [nādike (sī. syā. pī.), ñātike (ka.)] viharati giñjakāvasathe.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      nātike    a 男中 地名、ナーティカ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      giñjakāvasathe.    a 煉瓦堂  
    訳文                
     あるとき世尊はナーティカの煉瓦堂に住された。  
    メモ                
     ・ナーティカの煉瓦堂は『大般涅槃経』や『ジャナヴァサバ経』で、命終した者たちの帰趣について語られた場所である。  
                       
                       
                       
    325-3.                
     Tena kho pana samayena āyasmā ca anuruddho āyasmā ca nandiyo āyasmā ca kimilo [kimbilo (sī. pī. ka.)] gosiṅgasālavanadāye viharanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      samayena    a 副具  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      anuruddho    a 人名、アヌルッダ  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      nandiyo    a 人名、ナンディヤ  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kimilo    a 人名、キミラ  
      gosiṅga    a 地名、ゴーシンガ  
      sāla    a 依(属) 植物名、サーラ樹  
      vana    a 依(属) 林、森  
      dāye    a 森、林、園  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharanti.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     さてそのとき、尊者アヌルッダ、尊者ナンディヤ、また尊者キミラが、ゴーシンガサーラ林園に住していた。  
                       
                       
                       
    325-4.                
     Atha kho bhagavā sāyanhasamayaṃ paṭisallānā vuṭṭhito yena gosiṅgasālavanadāyo tenupasaṅkami.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāyanha    a 依(属) 夕方  
      samayaṃ  saṃ-i a 副対  
      paṭisallānā  prati-saṃ-lī a 独坐  
      vuṭṭhito  (vi-)ud-sthā 過分 a 出定した  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      gosiṅga    a 地名、ゴーシンガ  
      sāla    a 依(属) 植物名、サーラ樹  
      vana    a 依(属) 林、森  
      dāyo    a 森、林、園  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami.  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     ときに世尊は夕暮れ時、独坐より出定してゴーシンガサーラ林園へ近づかれた。  
                       
                       
                       
    325-5.                
     Addasā kho dāyapālo bhagavantaṃ dūratova āgacchantaṃ.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Addasā  dṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      dāya    a 依(属) 森、林、園  
      pālo   使 a 守護者、番人  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      dūrato    a 副奪 遠い  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      āgacchantaṃ.  ā-gam 現分 ant 来る  
    訳文                
     園の番人は遠くからやってくる世尊を見た。  
                       
                       
                       
    325-6.                
     Disvāna bhagavantaṃ etadavoca –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Disvāna  dṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     見て、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    325-7.                
     ‘‘mā, samaṇa, etaṃ dāyaṃ pāvisi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘mā,    不変 なかれ  
      samaṇa,  śram a 沙門  
      etaṃ    代的 これ  
      dāyaṃ    a 森、林、園  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pāvisi.  pra-viś 入る  
    訳文                
     「沙門よ、この園へ入ってはいけません。  
                       
                       
                       
    325-8.                
     Santettha tayo kulaputtā attakāmarūpā viharanti.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Santi  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ettha    不変 ここに  
      tayo     
      kula    a 依(属) 家、良家  
      puttā    a 息子 →善男子  
      atta    a 有(具) 自己、我  
      kāma    a 男中  
      rūpā    a 中→男 色、物質、肉体、形相  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharanti.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     ここには三人の善男子たちがいて、自ら欲するところの姿をもって住しています。  
                       
                       
                       
    325-9.                
     Mā tesaṃ aphāsumakāsī’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
          不変 なかれ  
      tesaṃ    代的 それら、彼ら  
      aphāsum   u 不安な、惑悩した  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
       akāsī’’  kṛ なす  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     彼らを悩ませてはいけません」と。  
                       
                       
                       
    325-10.                
     Assosi kho āyasmā anuruddho dāyapālassa bhagavatā saddhiṃ mantayamānassa.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Assosi  śru 聞く  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      anuruddho    a 人名、アヌルッダ  
      dāya    a 依(属) 森、林、園  
      pālassa   使 a 守護者、番人  
      bhagavatā    ant 世尊  
      saddhiṃ    不変 共に、一緒に(具格支配)  
      mantayamānassa.  mant 現分 a 考量する、相談する、忠告する  
    訳文                
     尊者アヌルッダは、世尊と話している園の番人の〔言葉を〕聞いた。  
                       
                       
                       
    325-11.                
     Sutvāna dāyapālaṃ etadavoca –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Sutvāna  śru 聞く  
      語根 品詞 語基 意味  
      dāya    a 依(属) 森、林、園  
      pālaṃ   使 a 守護者、番人  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     聞いて、園の門番へこういった。  
                       
                       
                       
    325-12.                
     ‘‘mā, āvuso dāyapāla, bhagavantaṃ vāresi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘mā,    不変 なかれ  
      āvuso    不変 友よ  
      dāya    a 依(属) 森、林、園  
      pāla,   使 a 守護者、番人  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vāresi.  vṛ 使 防ぐ、妨げる  
    訳文                
     「友なる園の番人よ、世尊を妨げてはいけません。  
                       
                       
                       
    325-13.                
     Satthā no bhagavā anuppatto’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Satthā  śās ar  
      no    代的 私たち  
      bhagavā    ant 世尊  
      anuppatto’’  anu-pra-āp 過分 a 到達した、得た  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     我々の師である世尊が到着されたのです」と。  
                       
                       
                       
    325-14.                
     Atha kho āyasmā anuruddho yenāyasmā ca nandiyo āyasmā ca kimilo tenupasaṅkami;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      anuruddho    a 人名、アヌルッダ  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      nandiyo    a 人名、ナンディヤ  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kimilo    a 人名、キミラ  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     そして尊者アヌルッダは、尊者ナンディヤと尊者キミラの元へ近づいた。  
                       
                       
                       
    325-15.                
     upasaṅkamitvā āyasmantañca nandiyaṃ āyasmantañca kimilaṃ etadavoca –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmantañ    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      nandiyaṃ    a 人名、ナンディヤ  
      āyasmantañ    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kimilaṃ    a 人名、キミラ  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     近づいて、尊者ナンディヤと尊者キミラへ、こう言った。  
                       
                       
                       
    325-16.                
     ‘‘abhikkamathāyasmanto, abhikkamathāyasmanto, satthā no bhagavā anuppatto’’ti.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘abhikkamatha  abhi-kram 過ぎる、去る、出発する  
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmanto,    ant 尊者、具寿  
      abhikkamatha  同上  
      āyasmanto,    ant 尊者、具寿  
      satthā no bhagavā anuppatto’’ti. (325-13.)  
    訳文                
     「来られよ、尊者がた。来られよ、尊者がた。我々の師である世尊が到着されました」と。  
                       
                       
                       
    325-17.                
     Atha kho āyasmā ca anuruddho āyasmā ca nandiyo āyasmā ca kimilo bhagavantaṃ paccuggantvā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      anuruddho    a 人名、アヌルッダ  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      nandiyo    a 人名、ナンディヤ  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kimilo    a 人名、キミラ  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccuggantvā –  prati-ud-gam 出発する、会いに出てゆく  
    訳文                
     そこで、尊者アヌルッダ、尊者ナンディヤ、また尊者キミラは、世尊を出迎えた。  
                       
                       
                       
    325-18.                
     eko bhagavato pattacīvaraṃ paṭiggahesi, eko āsanaṃ paññapesi, eko pādodakaṃ upaṭṭhāpesi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      eko    代的 一、とある  
      bhagavato    ant 世尊  
      patta    a 男中  
      cīvaraṃ    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭiggahesi,  prati-grah 受け取る、受納する  
      語根 品詞 語基 意味  
      eko    代的 一、とある  
      āsanaṃ  ās a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paññapesi,  pra-jñā 使 知らしめる、用意する  
      語根 品詞 語基 意味  
      eko    代的 一、とある  
      pāda    a 依(与)  
      udakaṃ    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upaṭṭhāpesi.  upa-sthā 使 供給する、用意する  
    訳文                
     一人は世尊の鉢と衣を受け取り、一人は座を用意し、一人は足〔の洗浄〕のための水を準備しました。  
                       
                       
                       
    325-19.                
     Nisīdi bhagavā paññatte āsane.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Nisīdi  ni-sad 坐る  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavā    ant 世尊  
      paññatte  pra-jñā 使 過分 a 用意された  
      āsane.  ās a  
    訳文                
     世尊は用意された座へ坐られた。  
                       
                       
                       
    325-20.                
     Nisajja kho bhagavā pāde pakkhālesi.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Nisajja  ni-sad 坐る  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      pāde    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pakkhālesi.  pra-kṣal 洗う  
    訳文                
     坐って、世尊は足を洗われた。  
                       
                       
                       
    325-21.                
     Tepi kho āyasmanto bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmanto    ant 尊者、具寿  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdiṃsu.  ni-sad 能反 坐る  
    訳文                
     かれら尊者たちも、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    325-22.                
     Ekamantaṃ nisinnaṃ kho āyasmantaṃ anuruddhaṃ bhagavā etadavoca –  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinnaṃ  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      anuruddhaṃ    a 人名、アヌルッダ  
      bhagavā    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca – vac いう  
    訳文                
     一方へ坐った尊者アヌルッダへ、世尊はこう言われた。  
                       
                       
                       
    326-1.                
     326. ‘‘Kacci vo, anuruddhā, khamanīyaṃ, kacci yāpanīyaṃ, kacci piṇḍakena na kilamathā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kacci    不変 〜かどうか  
      vo,    代的 あなたたち  
      anuruddhā,    a 人名、アヌルッダ  
      khamanīyaṃ,  kṣam 未分 a 耐えられるべき、忍ばれるべき  
      kacci    不変 〜かどうか  
      yāpanīyaṃ,   使 未分 a 生きながらえるべき、活力ある  
      kacci    不変 〜かどうか  
      piṇḍakena    a 食物、団食、乞食食、集団  
      na    不変 ない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      kilamathā’’  klam 疲れる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「アヌルッダたちよ、堪え忍んでいますか。生きながらえていますか。あなたがたは団食によって疲れていませんか」と。  
                       
                       
                       
    326-2.                
     ‘‘Khamanīyaṃ, bhagavā, yāpanīyaṃ, bhagavā;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Khamanīyaṃ,  kṣam 未分 a 耐えられるべき、忍ばれるべき  
      bhagavā,    ant 世尊  
      yāpanīyaṃ,   使 未分 a 生きながらえるべき、活力ある  
      bhagavā;    ant 世尊  
    訳文                
     「世尊よ、堪え忍んでいます。世尊よ、生きながらえています。  
                       
                       
                       
    326-3.                
     na ca mayaṃ, bhante, piṇḍakena kilamāmā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mayaṃ,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      piṇḍakena    a 食物、団食、乞食食、集団  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      kilamāmā’’  klam 疲れる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     尊者よ、我々は団食によって疲れていません」。  
                       
                       
                       
    326-4.                
     ‘‘Kacci pana vo, anuruddhā, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharathā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kacci    不変 〜かどうか  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      vo,    代的 あなたたち  
      anuruddhā,    a 人名、アヌルッダ  
      samaggā    a 和合した、合一した  
      sammodamānā  saṃ-mud 現分 a 喜ぶ、相喜ぶ、挨拶する  
      avivadamānā  a-vi-vad 現分 a 諍いなき  
      khīra    a 乳、牛乳  
      udakī    in 依(属) 水の  
      bhūtā  bhū 過分 a 存在した  
      aññamaññaṃ    代的 副対 互い  
      piya    a 可愛の、所愛の  
      cakkhūhi    u  
      sampassantā  saṃ-paś 現分 a 見る、正観する  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharathā’’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「しからばアヌルッダたちよ、あなたがたは和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住していますか」。  
                       
                       
                       
    326-5.                
     ‘‘Taggha mayaṃ, bhante, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharāmā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taggha    不変 たしかに  
      mayaṃ,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā (326-4.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharāmā’’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「尊者よ、確かに我々は和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住しています」。  
                       
                       
                       
    326-6.                
     ‘‘Yathā kathaṃ pana tumhe, anuruddhā, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharathā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yathā    不変 〜のごとくに、〜のように  
      kathaṃ    不変 いかに、なぜに  
      pana tumhe, anuruddhā, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharathā’’ti? (326-4.)  
      tumhe,    代的 あなたたち  
    訳文                
     「しからばアヌルッダたちよ、あなたがたはどのように和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住していますか」。  
                       
                       
                       
    326-7.                
     ‘‘Idha mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      mayhaṃ,    代的  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti –  bhū ある、存在する  
    訳文                
     「尊者よ、ここなる私には、このような〔思い〕があります。  
                       
                       
                       
    326-8.                
     ‘lābhā vata me, suladdhaṃ vata me, yohaṃ evarūpehi sabrahmacārīhi saddhiṃ viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘lābhā  labh a 利得、利養  
      vata    不変 じつに  
      me,    代的  
      suladdhaṃ  su-labh 過分 a よく得られた、善利の  
      vata    不変 じつに  
      me,    代的  
      yo    代的 (関係代名詞)  
      ahaṃ    代的  
      evarūpehi    a かくのごとき  
      sabrahmacārīhi  sa-brh, car in 同梵行者  
      saddhiṃ    不変 共に、一緒に(具格支配)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharāmī’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『私はかくのごとき同梵行者たちと友に住しており、じつに私には利得があり、じつに私には善利がある』と。  
                       
                       
                       
    326-9.                
     Tassa mayhaṃ, bhante, imesu āyasmantesu mettaṃ kāyakammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa    代的 それ、彼  
      mayhaṃ,    代的  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      imesu    代的 これら  
      āyasmantesu    ant 尊者、具寿  
      mettaṃ    名形 a  
      kāya    a 依(属)  
      kammaṃ  kṛ a 業、行為  
      paccupaṭṭhitaṃ  prati-ud-sthā 過分 a 現起した、現前の  
      āvi    不変 明瞭な、明顕に  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      raho  rah as 副対 密かに、静かに  
      ca;    不変 と、また、そして、しかし  
    訳文                
     尊者よ、その私には、これら尊者がたに対する慈の身業が、明瞭に、また密かに、現れています。  
                       
                       
                       
    326-10.                
     mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca;   
      語根 品詞 語基 意味  
      mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca; (326-9.)  
      vacī  vac as 依(属)  
    訳文                
     慈の口業が、明瞭に、また密かに、現れています。  
                       
                       
                       
    326-11.                
     mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca. (326-9.)  
      mano  man as 依(属)  
    訳文                
     慈の意業が、明瞭に、また密かに、現れています。  
                       
                       
                       
    326-12.                
     Tassa mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa    代的 それ、彼  
      mayhaṃ,    代的  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti –  bhū ある、存在する  
    訳文                
     尊者よ、その私には、かくのごとき〔思いが〕あります。  
                       
                       
                       
    326-13.                
     ‘yaṃnūnāhaṃ sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vatteyya’nti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘yaṃnūna    不変 〜してはどうか  
      ahaṃ    代的  
      sakaṃ    a 自分の  
      cittaṃ  cit a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nikkhipitvā  ni-kṣip 置く、蓄える、任せる  
      語根 品詞 語基 意味  
      imesaṃ    代的 これら  
      yeva    不変 まさに、のみ、じつに  
      āyasmantānaṃ    ant 尊者、具寿  
      cittassa  cit a  
      vasena    a 男中 力、自在、〜によって  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vatteyya’n  vṛt 転ずる、おこる、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『私は自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになってはどうだろうか』と。  
                       
                       
                       
    326-14.                
     So kho ahaṃ, bhante, sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vattāmi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      So    代的 それ、彼  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      ahaṃ,    代的  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena (326-13.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vattāmi.  vṛt 転ずる、おこる、存在する  
    訳文                
     尊者よ、その私は、自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになりました。  
                       
                       
                       
    326-15.                
     Nānā hi kho no, bhante, kāyā ekañca pana maññe citta’’nti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Nānā    不変 種々の  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      no,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      kāyā    a  
      ekañ    代的 一、とある  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      maññe    不変 思うに、まるで  
      citta’’n  cit a  
      ti.   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     尊者よ、じつに我々は、身は種々でありながら、しかし心はまるで一つであるかのようです」。  
    メモ                
     ・『大因縁経』【七識住】の章では、初禅天の神々が種々の身と一つの心を持つ、とされているが、これは関係あるであろうか。  
                       
                       
                       
    326-16.                
     Āyasmāpi kho nandiyo…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      Āyasmā    ant 尊者、具寿  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      nandiyo…pe…    a 人名、ナンディヤ  
    訳文                
     尊者ナンディヤは……  
                       
                       
                       
    326-17.                
     āyasmāpi kho kimilo bhagavantaṃ etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      kimilo    a 人名、キミラ  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca –  vac いう  
    訳文                
     尊者キミラは世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    326-18.                
     ‘‘mayhampi, bhante, evaṃ hoti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘mayhampi, bhante, evaṃ hoti – (326-7.)  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
    訳文                
     「尊者よ、私にも、そのような〔思い〕があります。  
                       
                       
                       
    326-19.                
     ‘lābhā vata me, suladdhaṃ vata me, yohaṃ evarūpehi sabrahmacārīhi saddhiṃ viharāmī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘lābhā vata me, suladdhaṃ vata me, yohaṃ evarūpehi sabrahmacārīhi saddhiṃ viharāmī’ti. (326-8.)  
    訳文                
     『私はかくのごとき同梵行者たちと友に住しており、じつに私には利得があり、じつに私には利得がある』と。  
                       
                       
                       
    326-20.                
     Tassa mayhaṃ, bhante, imesu āyasmantesu mettaṃ kāyakammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa mayhaṃ, bhante, imesu āyasmantesu mettaṃ kāyakammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, (326-9.)  
      mettaṃ vacīkammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca, (326-10.)  
      mettaṃ manokammaṃ paccupaṭṭhitaṃ āvi ceva raho ca. (326-11.)  
    訳文                
     尊者よ、その私には、これら尊者がたに対する慈の身業が、明瞭に、また密かに、現れています。慈の口業が、明瞭に、また密かに、現れています。慈の意業が、明瞭に、また密かに、現れています。  
                       
                       
                       
    326-21.                
     Tassa mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa mayhaṃ, bhante, evaṃ hoti – (326-12.)  
    訳文                
     尊者よ、その私には、かくのごとき〔思いが〕あります。  
                       
                       
                       
    326-22.                
     ‘yaṃnūnāhaṃ sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vatteyya’nti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘yaṃnūnāhaṃ sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vatteyya’nti. (326-13.)  
    訳文                
     『私は自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになってはどうだろうか』と。  
                       
                       
                       
    326-23.                
     So kho ahaṃ, bhante, sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vattāmi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      So kho ahaṃ, bhante, sakaṃ cittaṃ nikkhipitvā imesaṃyeva āyasmantānaṃ cittassa vasena vattāmi. (326-14.)  
    訳文                
     尊者よ、その私は、自分の心をさておいて、ただこれらの尊者がたの心に従うようになりました。  
                       
                       
                       
    326-24.                
     Nānā hi kho no, bhante, kāyā ekañca pana maññe cittanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Nānā hi kho no, bhante, kāyā ekañca pana maññe cittanti. (326-15.)  
    訳文                
     尊者よ、じつに我々は、身は種々でありながら、しかし心はまるで一つであるかのようです」。  
                       
                       
                       
    326-25.                
     ‘‘Evaṃ kho mayaṃ, bhante, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharāmā’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      mayaṃ, bhante, samaggā sammodamānā avivadamānā khīrodakībhūtā aññamaññaṃ piyacakkhūhi sampassantā viharāmā’’ti. (326-4.)  
    訳文                
     〔アヌルッダ曰く〕「尊者よ、我々はこのように和合し、相喜び、諍いなく、牛乳と水の如くであり、互いに愛眼をもって見つつ、住しています」。  
                       
                       
                       
    327-1.                
     327. ‘‘Sādhu sādhu, anuruddhā!   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Sādhu  sādh 不変 善哉、なにとぞ  
      sādhu,  sādh 不変 善哉、なにとぞ  
      anuruddhā!    a 人名、アヌルッダ  
    訳文                
     「善きかな、善きかな、アヌルッダたちよ。  
                       
                       
                       
    327-2.                
     Kacci pana vo, anuruddhā, appamattā ātāpino pahitattā viharathā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Kacci    不変 〜かどうか  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      vo,    代的 あなたたち  
      anuruddhā,    a 人名、アヌルッダ  
      appamattā    a 不放逸  
      ātāpino  ā-tap? in 熱心の、熱意ある、正勤の  
      pahita  pra-dhā 過分 a 有(持) 熱心な、つとめた  
      attā    an 自己、我 →自ら励める、専念、精進  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharathā’’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     しからばアヌルッダたちよ、あなたがたは不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住していますか」。  
                       
                       
                       
    327-3.                
     ‘‘Taggha mayaṃ, bhante, appamattā ātāpino pahitattā viharāmā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Taggha    不変 たしかに  
      mayaṃ,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      appamattā ātāpino pahitattā (327-2.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharāmā’’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「尊者よ、我々はたしかに、不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住しています」。  
                       
                       
                       
    327-4.                
     ‘‘Yathā kathaṃ pana tumhe, anuruddhā, appamattā ātāpino pahitattā viharathā’’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Yathā    不変 〜のごとくに、〜のように  
      kathaṃ    不変 いかに、なぜに  
      pana tumhe, anuruddhā, appamattā ātāpino pahitattā viharathā’’ti? (327-2.)  
      tumhe,    代的 あなたたち  
    訳文                
     「しからばアヌルッダたちよ、あなたがたはどのようにに、不放逸の、正勤の、専念の者たちとして住しているのでしょうか」。  
                       
                       
                       
    327-5.                
     ‘‘Idha, bhante, amhākaṃ yo paṭhamaṃ gāmato piṇḍāya paṭikkamati so āsanāni paññapeti, pānīyaṃ paribhojanīyaṃ upaṭṭhāpeti, avakkārapātiṃ upaṭṭhāpeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      amhākaṃ    代的 私たち  
      yo    代的 (関係代名詞)  
      paṭhamaṃ    a 副対 最初の、第一の  
      gāmato    a  
      piṇḍāya    a 副与 托鉢のため  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭikkamati  prati-klam 戻る、退く  
      語根 品詞 語基 意味  
      so    代的 それ、彼  
      āsanāni  ās a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paññapeti,  pra-jñā 使 知らしめる、用意する  
      語根 品詞 語基 意味  
      pānīyaṃ  名未分 a 飲まれるべき、飲み水  
      paribhojanīyaṃ  pari-bhuj 名未分 a 受用されるべき、用水、洗浄水  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upaṭṭhāpeti,  upa-sthā 仕えさせる、給仕する  
      語根 品詞 語基 意味  
      avakkāra    a 依(属) 残食、屑物  
      pātiṃ    i, ī 鉢、茶碗  
      upaṭṭhāpeti.  同上  
    訳文                
     尊者よ、ここなる我々のうち、およそ最初に托鉢のための村より戻ってきた者、その者は、座を用意し、飲み水と洗浄水を仕度し、残食鉢を仕度します。  
                       
                       
                       
    327-6.                
     Yo pacchā gāmato piṇḍāya paṭikkamati, sace hoti bhuttāvaseso sace ākaṅkhati bhuñjati, no ce ākaṅkhati appaharite vā chaḍḍeti, appāṇake vā udake opilāpeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo pacchā gāmato piṇḍāya paṭikkamati, (327-5.)  
      pacchā    不変 後に、背後に、西方に  
      sace    不変 もし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhutta  bhuj 名過分 a 依(属) 食した、食物  
      avaseso    名形 a 男中 残余  
      sace    不変 もし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ākaṅkhati  ā-kāṅkṣ 希望する、意欲する  
      bhuñjati,  bhuj 食べる、受用する  
      語根 品詞 語基 意味  
      no    不変 ない、否  
      ce    不変 もし、たとえ  
      ākaṅkhati  同上  
      appa    名形 a 有(持) 少ない  
      harite    名形 a 青い、緑の、草、野菜  
          不変 あるいは  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      chaḍḍeti,  chṛd 捨てる、吐く  
      語根 品詞 語基 意味  
      appāṇake  a-pra-an a 生物の居ない  
          不変 あるいは  
      udake    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      opilāpeti.  ava-plu 使 落とす、沈める  
    訳文                
     およそ後から托鉢のための村より戻ってきた者は、もし残食があれば、望むならば食べ、望まないならば草の少ない〔場所〕へ捨てるか、あるいは生き物のいない水へ沈めます。  
    メモ                
     ・この残食の処理法は「中部」003『法嗣経』にパラレル。  
                       
                       
                       
    327-7.                
     So āsanāni paṭisāmeti, pānīyaṃ paribhojanīyaṃ paṭisāmeti, avakkārapātiṃ paṭisāmeti, bhattaggaṃ sammajjati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      So āsanāni paṭisāmeti, pānīyaṃ paribhojanīyaṃ paṭisāmeti, avakkārapātiṃ paṭisāmeti,  (327-5.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭisāmeti,  prati-śam 使 整える、整備する、収蔵する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhatta  bhuj 名過分 a 食した、食物  
      aggaṃ    a 家、家屋、在家(agāraの異体) →食堂  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sammajjati.  saṃ-mṛj 掃く、掃除する  
    訳文                
     かれは、座を片付け、飲み水と洗浄水を片付け、残食鉢を片付けて、食堂を掃除します。  
                       
                       
                       
    327-8.                
     Yo passati pānīyaghaṭaṃ vā paribhojanīyaghaṭaṃ vā vaccaghaṭaṃ vā rittaṃ tucchaṃ so upaṭṭhāpeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo    代的 (関係代名詞)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      passati  paś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      pānīya  名未分 a 依(属) 飲まれるべき、飲み水  
      ghaṭaṃ    a 瓶、壺  
          不変 あるいは  
      paribhojanīya  pari-bhuj 名未分 a 依(属) 受用されるべき、用水、洗浄水  
      ghaṭaṃ    a 瓶、壺  
          不変 あるいは  
      vacca    a 依(属) 糞、尿  
      ghaṭaṃ    a 瓶、壺  
          不変 あるいは  
      rittaṃ  ric 過分 a