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     8. Mahāhatthipadopamasuttaṃ  
      語根 品詞 語基 意味  
      Mahā    ant 大きい  
      hatthi    in 依(属)  
      pada    a 依(属) 足、足跡、句  
      upama    ā 依(属) 譬喩  
      suttaṃ sīv a 経、糸  
    訳文                
     『大象跡喩経』  
                       
                       
                       
    300-1.                
     300. Evaṃ me sutaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ   不変 このように  
      me   代的  
      sutaṃ –  śru 名過分 a 聞かれた、所聞  
    訳文                
     このように私は聞いた。  
                       
                       
                       
    300-2.                
     ekaṃ samayaṃ bhagavā sāvatthiyaṃ viharati jetavane anāthapiṇḍikassa ārāme.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ekaṃ    代的 一、とある  
      samayaṃ    a 副対  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāvatthiyaṃ    ī 地名、サーヴァッティー、舎衛城  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      jetavane    a 地名、ジェータ林、祇樹、祇園  
      anāthapiṇḍikassa    a 人名、アナータピンディカ、給孤独  
      ārāme.    a  
    訳文                
     あるとき世尊は、サーヴァッティーの、ジェータ林はアナータピンディカ園に住しておられた。  
                       
                       
                       
    300-3.                
     Tatra kho āyasmā sāriputto bhikkhū āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      sāriputto    a 人名、サーリプッタ  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに、尊者サーリプッタが比丘たちへ呼びかけた。  
                       
                       
                       
    300-4.                
     ‘‘āvuso bhikkhave’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘āvuso    不変 友よ  
      bhikkhave’’  bhikṣ u 比丘  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「友なる比丘たちよ」と。  
                       
                       
                       
    300-5.                
     ‘‘Āvuso’’ti kho te bhikkhū āyasmato sāriputtassa paccassosuṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Āvuso’’    不変 友よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      te    代的 それら、彼ら  
      bhikkhū  bhikṣ u 比丘  
      āyasmato    ant 尊者、具寿  
      sāriputtassa    a 人名、サーリプッタ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccassosuṃ.  prati-śru 応諾する、同意する、応える  
    訳文                
     「友よ」と、彼ら比丘たちは尊者サーリプッタへ応えた。  
                       
                       
                       
    300-6.                
     Āyasmā sāriputto etadavoca –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Āyasmā    ant 尊者、具寿  
      sāriputto    a 人名、サーリプッタ  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avoca – vac いう  
    訳文                
     尊者サーリプッタはこういった。  
                       
                       
                       
    300-7.                
     ‘‘seyyathāpi, āvuso, yāni kānici jaṅgalānaṃ pāṇānaṃ padajātāni sabbāni tāni hatthipade samodhānaṃ gacchanti, hatthipadaṃ tesaṃ aggamakkhāyati yadidaṃ mahantattena;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘seyyathā    不変 その如き、たとえば  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      āvuso,    不変 友よ  
      yāni    代的 (関係代名詞)  
      kānici    代的 何、誰  
      jaṅgalānaṃ    a 荒地、砂漠、ジャングル  
      pāṇānaṃ  pra-an a 生類  
      pada    a 足、足跡、句  
      jātāni  jan 過分 a 生じた →足跡の種類  
      sabbāni    名形 代的 すべて  
      tāni    代的 それら  
      hatthi    in 依(属)  
      pade    a 足、足跡、句  
      samodhānaṃ  saṃ-ava-dhā a 集合、総摂  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      gacchanti,  gam 行く  
      語根 品詞 語基 意味  
      hatthi    in 依(属)  
      padaṃ    a 足、足跡、句  
      tesaṃ    代的 それら、彼ら  
      aggam    a 最上の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      akkhāyati  ā-khyā 受 話される  
      語根 品詞 語基 意味  
      yadidaṃ    不変 すなわち  
      mahantattena;    a 大きさ  
    訳文                
     「友等よ、たとえば、およそどのようなものであれ、密林の生き物の足跡、それらはすべて、象の足跡に包含されるに至ります。すなわちその大きさゆえに、象の足跡はそれらのうち最上である〔と〕いわれるのです。  
                       
                       
                       
    300-8.                
     evameva kho, āvuso, ye keci kusalā dhammā sabbete catūsu ariyasaccesu saṅgahaṃ gacchanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      āvuso,    不変 友よ  
      ye    代的 (関係代名詞)  
      keci    代的 何、誰  
      kusalā    a よき、善巧の  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      sabbe    名形 代的 すべて  
      te    代的 それら  
      catūsu     
      ariya    名形 a 聖なる  
      saccesu    a 諦、真実  
      saṅgahaṃ  saṃ-grah a 摂取  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      gacchanti.  gam 行く  
    訳文                
     友等よ、じつにそのように、およそどのようなものであれ、善なる諸法、それらはすべて、四聖諦に包摂されるに至ります。  
                       
                       
                       
    300-9.                
     Katamesu catūsu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Katamesu    代的 いずれの、どちらの  
      catūsu?     
    訳文                
     いかなる四にか。  
                       
                       
                       
    300-10.                
     Dukkhe ariyasacce, dukkhasamudaye ariyasacce, dukkhanirodhe ariyasacce, dukkhanirodhagāminiyā paṭipadāya ariyasacce’’.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Dukkhe    名形 a  
      ariya    名形 a 聖なる  
      sacce,    a 諦、真実  
      dukkha    名形 a 依(属)  
      samudaye  saṃ-ud-i a 集、生起、原因  
      ariya    名形 a 聖なる  
      sacce,    a 諦、真実  
      dukkha    名形 a 依(属)  
      nirodhe  ni-rudh 受 a  
      ariya    名形 a 聖なる  
      sacce,    a 諦、真実  
      dukkha    名形 a 依(属)  
      nirodha  ni-rudh 受 a 依(属)  
      gāminiyā  gam ī 行かせる、導く  
      paṭipadāya  prati-pad ā  
      ariya    名形 a 聖なる  
      sacce’’.   a 諦、真実  
    訳文                
     苦なる聖諦に、苦の集なる聖諦に、苦の滅なる聖諦に、苦の滅へ導く道なる聖諦に、です。  
                       
                       
                       
    301-1.                
     301. ‘‘Katamañcāvuso, dukkhaṃ ariyasaccaṃ?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Katamañ    代的 いずれの、どちらの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āvuso,    不変 友よ  
      dukkhaṃ    名形 a  
      ariya    名形 a 聖なる  
      saccaṃ?    a 諦、真実  
    訳文                
     では友等よ、いかなるものが苦なる聖諦なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    301-2.                
     Jātipi dukkhā, jarāpi dukkhā, maraṇampi dukkhaṃ, sokaparidevadukkhadomanassupāyāsāpi dukkhā, yampicchaṃ na labhati tampi dukkhaṃ;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Jāti  jan i 生、誕生、生まれ、血統、種類  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      dukkhā,    名形 a 中→女  
      jarā  jṝ ā 老、老い  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      dukkhā,    名形 a 中→女  
      maraṇam  mṛ a  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      dukkhaṃ,    名形 a  
      soka  śuc a 愁、憂、うれい  
      parideva  pari-div a 悲、悲泣  
      dukkha    名形 a  
      domanassa    a 憂、憂悩  
      upāyāsā    a 悩、悶  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      dukkhā,    名形 a 中→男  
      yam    代的 (関係代名詞)  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      icchaṃ  iṣ ā 欲求、希求  
      na    不変 ない  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      labhati  labh 得る →求不得  
      語根 品詞 語基 意味  
      tam    代的 (関係代名詞)  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      dukkhaṃ;    名形 a  
    訳文                
     生も苦です。老も苦です。死も苦です。憂悲苦憂悩も苦です。求不得、それも苦です。  
    メモ                
     ・愛別離苦、怨憎会苦にはふれられていない。  
                       
                       
                       
    301-3.                
     saṃkhittena, pañcupādānakkhandhā dukkhā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      saṃkhittena,    a 副具 簡略すれば、要するに  
      pañca     
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandhā    a  
      dukkhā.    名形 a 中→男  
    訳文                
     要略するに、五取蘊が苦です。  
                       
                       
                       
    301-4.                
     Katame cāvuso, pañcupādānakkhandhā?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Katame    代的 いずれの、どちらの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āvuso,    不変 友よ  
      pañca     
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandhā?    a  
    訳文                
     では友等よ、いかなるものが五取蘊なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    301-5.                
     Seyyathidaṃ – rūpupādānakkhandho, vedanupādānakkhandho, saññupādānakkhandho, saṅkhārupādānakkhandho, viññāṇupādānakkhandho.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Seyyathidaṃ –    不変 それはこの如し、あたかも〜の如し  
      rūpa    a 依(属) 色、物質、肉体、行相  
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandho,    a 蘊、肩、集まり  
      vedanā  vid ā 依(属) 受、感受、苦痛  
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandho,    a 蘊、肩、集まり  
      saññā  saṃ-jñā ā 依(属) 想、想念、概念、表象  
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandho,    a 蘊、肩、集まり  
      saṅkhāra  saṃ-kṛ a 依(属) 行、為作、形成力、現象  
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandho,    a 蘊、肩、集まり  
      viññāṇa  vi-jñā a 依(属) 識、認識、意識  
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandho.   a 蘊、肩、集まり  
                     
     すなわち、色取蘊、受取蘊、想取蘊、行取蘊、識取蘊です。  
                       
                       
                       
    301-6.                
     ‘‘Katamo cāvuso, rūpupādānakkhandho?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Katamo    代的 いずれの、どちらの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āvuso,    不変 友よ  
      rūpa    a 依(属) 色、物質、肉体、行相  
      upādāna  upa-ā-dā a 依(属) 取、取着  
      khandho?    a 蘊、肩、集まり  
                     
     では友等よ、いかなるものが色取蘊なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    301-7.                
     Cattāri ca mahābhūtāni, catunnañca mahābhūtānaṃ upādāya rūpaṃ.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Cattāri     
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahā    ant 大きい、偉大な  
      bhūtāni,  bhū 過分 a 存在した →大種  
      catunnañ     
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      mahā    ant 大きい、偉大な  
      bhūtānaṃ  bhū 過分 a 存在した →大種  
      upādāya  upa-ā-dā 不変 取って、所造の  
      rūpaṃ.   a 色、物質、身体、形相  
                     
     四大種および四大種所造色です。  
                       
                       
                       
    301-8.                
     ‘‘Katamā cāvuso, cattāro mahābhūtā?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Katamā    代的 いずれの、どちらの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āvuso,    不変 友よ  
      cattāro     
      mahā    ant 大きい、偉大な  
      bhūtā?  bhū 過分 a 存在した →大種  
                     
     では友等よ、いかなるものが四大種なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    301-9.                
     Pathavīdhātu, āpodhātu, tejodhātu, vāyodhātu.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Pathavī    ī 依(属)  
      dhātu,    u 界、要素  
      āpo    as 依(属)  
      dhātu,    u 界、要素  
      tejo    as 依(属)  
      dhātu,    u 界、要素  
      vāyo    as 依(属)  
      dhātu.   u 界、要素  
                     
     地界、水界、火界、風界です。  
                       
                       
                       
    302-1.                
     302. ‘‘Katamā cāvuso, pathavīdhātu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Katamā    代的 いずれの、どちらの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āvuso,    不変 友よ  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu?    u 界、要素  
                     
     では友等よ、いかなるものが地界なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    302-2.                
     Pathavīdhātu siyā ajjhattikā, siyā bāhirā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Pathavī    ī 依(属)  
      dhātu    u 界、要素  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      siyā  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ajjhattikā,    a 自らの、内の  
      siyā  同上  
      bāhirā.    a 外の  
                     
     地界は、内なるものもあり、外なるものもあります。  
                       
                       
                       
    302-3.                
     Katamā cāvuso, ajjhattikā pathavīdhātu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Katamā    代的 いずれの、どちらの  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      āvuso,    不変 友よ  
      ajjhattikā    a 自らの、内の  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu?    u 界、要素  
                     
     では友等よ、いかなるものが内なる地界なのでしょうか。  
                       
                       
                       
    302-4.                
     Yaṃ ajjhattaṃ paccattaṃ kakkhaḷaṃ kharigataṃ upādinnaṃ, seyyathidaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      ajjhattaṃ    a 自らの、内の  
      paccattaṃ    a 各自の  
      kakkhaḷaṃ    a 粗悪な、粗い  
      kharigataṃ  gam a 堅くなった、固体  
      upādinnaṃ,  upa-ā-dā 過分 a 執受された  
      seyyathidaṃ –    不変 それはこの如し、あたかも〜の如し  
                     
     およそ内なる、各自の、粗なる、固体の、執受されたもの。すなわち、  
    メモ                
     ・執受されたとは「取り込まれた」というニュアンスであろうか。  
                       
                       
                       
    302-5.                
     kesā lomā nakhā dantā taco maṃsaṃ nhāru aṭṭhi aṭṭhimiñjaṃ vakkaṃ hadayaṃ yakanaṃ kilomakaṃ pihakaṃ papphāsaṃ antaṃ antaguṇaṃ udariyaṃ karīsaṃ, yaṃ vā panaññampi kiñci ajjhattaṃ paccattaṃ kakkhaḷaṃ kharigataṃ upādinnaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      kesā    a 頭髪  
      lomā    an 体毛  
      nakhā    a  
      dantā    a  
      taco    as 皮膚  
      maṃsaṃ    a 筋肉  
      nhāru    u  
      aṭṭhi    i  
      aṭṭhi    i 依(属)  
      miñjaṃ    a 髄 →骨髄  
      vakkaṃ    a 腎臓  
      hadayaṃ    a 男(中) 心臓  
      yakanaṃ    an 肝臓  
      kilomakaṃ    a 男(中) 肋膜、肺  
      pihakaṃ    a 脾臓  
      papphāsaṃ    a  
      antaṃ    a 腸、小腸  
      anta    a 依(属) 腸、小腸  
      guṇaṃ    a 男(中) 糸、弦 →腸間膜  
      udariyaṃ    a 胃の内容物  
      karīsaṃ,    a 大便  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
          不変 あるいは  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      aññam    代的 他の  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kiñci    代的 何、誰  
      ajjhattaṃ paccattaṃ kakkhaḷaṃ kharigataṃ upādinnaṃ. (302-4.)  
    訳文                
     頭髪、体毛、爪、歯、皮膚、筋肉、腱、骨、骨髄、腎臓、心臓、肝臓、肋膜、脾臓、肺、腸、腸間膜、胃の内容物、大便、あるいはまた、他の何らかの、内なる、各自の、粗なる、固体の、執受されたものです。  
                       
                       
                       
    302-6.                
     Ayaṃ vuccatāvuso, ajjhattikā pathavīdhātu.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vuccati  vac 受 いわれる  
      語根 品詞 語基 意味  
      āvuso,    不変 友よ  
      ajjhattikā    a 自らの、内の  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu.    u 界、要素  
    訳文                
     友等よ、これが内なる地界といわれるのです。  
                       
                       
                       
    302-7.                
     Yā ceva kho pana ajjhattikā pathavīdhātu, yā ca bāhirā pathavīdhātu, pathavīdhāturevesā.   
      語根 品詞 語基 意味  
          代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      ajjhattikā    a 自らの、内の  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu,    u 界、要素  
          代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      bāhirā    a 外の  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu,    u 界、要素  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu    u 界、要素  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      esā.    代的 それ  
    訳文                
     しかして、およそ内なる地界と、およそ外なる地界、それが地界なのです。  
                       
                       
                       
    302-8.                
     ‘Taṃ netaṃ mama, nesohamasmi, na meso attā’ti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Taṃ    代的 副対 それ  
      na    不変 ない  
      etaṃ    代的 これ  
      mama,    代的  
      na    不変 ない  
      eso    代的 これ  
      aham    代的  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asmi,  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      me    代的  
      eso    代的 これ  
      attā’    an 我、自己  
      ti –    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     そして『これは私のものではない、これは私ではない、これは私の我ではない』と、  
                       
                       
                       
    302-9.                
     evametaṃ yathābhūtaṃ sammappaññāya daṭṭhabbaṃ.   
      語根 品詞 語基 意味  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      etaṃ    代的 これ  
      yathābhūtaṃ    不変 如実に  
      samma    不変 正しい  
      paññāya  pra-jñā ā 智慧  
      daṭṭhabbaṃ.  dṛś 未分 a 見られるべき  
    訳文                
     これはそのように、如実に、正智をもって見られるべきです。  
                       
                       
                       
    302-10.                
     Evametaṃ yathābhūtaṃ sammappaññāya disvā pathavīdhātuyā nibbindati, pathavīdhātuyā cittaṃ virājeti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evam    不変 このように、かくの如き  
      etaṃ    代的 これ  
      yathābhūtaṃ    不変 如実に  
      samma    不変 正しい  
      paññāya  pra-jñā ā 智慧  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      disvā  dṛś 見る  
      語根 品詞 語基 意味  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātuyā    u 界、要素  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nibbindati,  ni-vid 厭う、厭離する  
      語根 品詞 語基 意味  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātuyā    u 界、要素  
      cittaṃ  cit a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      virājeti. vi-raj 離貪させる  
    訳文                
     これをそのように、如実に、正智をもって見て、地界に関して厭離し、地界に関して心を離貪させます。  
                       
                       
                       
    302-11.                
     ‘‘Hoti kho so, āvuso, samayo yaṃ bāhirā āpodhātu pakuppati [pathavīdhātu pakuppati (ka.)].   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘Hoti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      so,    代的 それ、彼  
      āvuso,    不変 友よ  
      samayo  saṃ-i a  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      bāhirā    a 外の  
      āpo    as 依(属)  
      dhātu    u 界、要素  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pakuppati.  pra-kup 怒る  
    訳文                
     友等よ、外の水界が荒ぶる、そのような時があります。  
                       
                       
                       
    302-12.                
     Antarahitā tasmiṃ samaye bāhirā pathavīdhātu hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Antarahitā  dhā 過分 a 滅没する、消失する  
      tasmiṃ    代的 それ、彼  
      samaye  saṃ-i a  
      bāhirā    a 外の  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātu    u 界、要素  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti.  bhū ある、存在する  
    訳文                
     その時、外の地界は消失します。  
                       
                       
                       
    302-13.                
     Tassā hi nāma, āvuso, bāhirāya pathavīdhātuyā tāva mahallikāya aniccatā paññāyissati, khayadhammatā paññāyissati, vayadhammatā paññāyissati, vipariṇāmadhammatā paññāyissati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassā    代的 それ、彼女  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      nāma,    an 副対 と、という名の、じつに  
      āvuso,    不変 友よ  
      bāhirāya    a 外の  
      pathavī    ī 依(属)  
      dhātuyā    u 界、要素  
      tāva    不変 それだけの  
      mahallikāya    ā 老婦人  
      aniccatā    ā 無常性  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paññāyissati,  pra-jñā 受 知られる  
      語根 品詞 語基 意味  
      khaya    a 依(属) 尽滅  
      dhammatā  dhṛ ā 法性  
      paññāyissati,  同上  
      vaya    a 依(属) 衰亡  
      dhammatā  dhṛ ā 法性  
      paññāyissati,  同上  
      vipariṇāma  vi-pari-nam a 依(属) 変易の、変異の  
      dhammatā  dhṛ ā 法性  
      paññāyissati.  同上  
    訳文                
     友等よ、じつにそれだけ広大なその外の地界に〔すら〕、無常なることが見られ、滅尽の法であることが見られ、衰亡の法であることが見られ、変易の法であることが見られるでしょう。  
    メモ                
     ・Tāva mahallikāyāti tāva mahantāya.という註の説明に従って「広大」と訳した。  
                       
                       
                       
    302-14.                
     Kiṃ panimassa mattaṭṭhakassa kāyassa taṇhupādinnassa ‘ahanti vā mamanti vā asmī’ti vā?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Kiṃ    代的 副対 何、なぜ、いかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      imassa    代的 これ  
      matta    a 量、少量の、のみ  
      ṭhakassa  sthā a 立つ、存続する  
      kāyassa    a 身体  
      taṇhā    ā 依(具) 渇愛、愛  
      upādinnassa  upa-ā-dā 過分 a 執受された  
      ‘ahan    代的  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
          不変 あるいは  
      maman    代的  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
          不変 あるいは  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      asmī’  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      vā?    不変 あるいは  
    訳文                
     しかるになぜ、わずかにとどまる、渇愛によって執受されたこの身について、『私である』、『私のものである』、あるいは『私がある』といえるでしょうか。  
                       
                       
                       
    302-15.                
     Atha khvāssa notevettha hoti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      assa    代的 これ  
      no    不変 ない、否  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      ettha    不変 ここに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti. bhū ある、存在する  
    訳文                
     それについて、彼には、『否』という〔答え〕のみがここに存在するのです。  
    メモ                
     ・いささか怪しい訳だが、やむを得ずである。  
                       
                       
                       
    302-16.                
     ‘‘Tañce, āvuso, bhikkhuṃ pare akkosanti paribhāsanti rosenti vihesenti, so evaṃ pajānāti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tañ    代的 副対 それゆえ  
      ce,    不変 もし、たとえ  
      āvuso,    不変 友よ  
      bhikkhuṃ  bhikṣ u 比丘  
      pare    代的 他の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      akkosanti  ā-kruś 罵る、謗る  
      paribhāsanti  pari-bhāṣ 誹謗する、悪口を言う  
      rosenti  ruṣ 使 怒らせる、悩害する  
      vihesenti,  vi-hiṃ 困らせる、苦しめる  
      語根 品詞 語基 意味  
      so    代的 それ、彼  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pajānāti –  pra-jñā 了知する  
    訳文                
     友等よ、それゆえもし、比丘を、他の人々が罵り、誹謗し、悩害し、苦しめても、彼はこのように知るのです。  
                       
                       
                       
    302-17.                
     ‘uppannā kho me ayaṃ sotasamphassajā dukkhavedanā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘uppannā  ud-pad 過分 a 生じた  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      me    代的  
      ayaṃ    代的 これ  
      sota    a 依(処)  
      samphassajā  saṃ-spṛś, jan a 触所生の  
      dukkha    名形 a  
      vedanā.  vid ā 受、感受、苦痛  
    訳文                
     『私に、この耳触所生の苦なる〈受〉が生じた。  
                       
                       
                       
    302-18.                
     Sā ca kho paṭicca, no apaṭicca.   
      語根 品詞 語基 意味  
          代的 それ、彼女  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      paṭicca,  prati-i 不変 縁りて  
      no    不変 ない  
      apaṭicca.  a-prati-i 不変 縁らずして  
    訳文                
     しかしこれは、〔縁に〕よって〔生じたもの〕である。〔縁に〕よらずして〔生じたもの〕ではない。  
                       
                       
                       
    302-19.                
     Kiṃ paṭicca?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Kiṃ    代的 何、なぜ、いかに  
      paṭicca?  prati-i 不変 縁りて  
    訳文                
     何によって〔生じたもの〕か。  
                       
                       
                       
    302-20.                
     Phassaṃ paṭicca’.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Phassaṃ  spṛś a  
      paṭicca’.  prati-i 不変 縁りて  
    訳文                
     〈触〉によって〔生じたもの〕である』〔と〕。  
                       
                       
                       
    302-21.                
     So [sopikho (syā.), sopi (ka.)] phasso aniccoti passati, vedanā aniccāti passati, saññā aniccāti passati, saṅkhārā aniccāti passati, viññāṇaṃ aniccanti passati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      So    代的 それ、彼  
      phasso  spṛś a  
      anicco    a 無常の  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      passati,  paś 見る、見出す、知る  
      語根 品詞 語基 意味  
      vedanā  vid ā 受、感受、苦痛  
      aniccā    a 無常の  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      passati,  同上  
      saññā  saṃ-jñā ā 想、想念、概念、表象  
      aniccā    a 無常の  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      passati,  同上  
                       
      saṅkhārā  saṃ-kṛ a 行、為作、形成力、現象  
      aniccā    a 無常の  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      passati,  同上  
      語根 品詞 語基 意味  
      viññāṇaṃ  vi-jñā a  
      aniccan   a 無常の  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      passati.  同上  
    訳文                
     かれは『〈触〉は無常なり』と見、『〈受〉は無常なり』と見、『〈想〉は無常なり』と見、『〈諸行〉は無常なり』と見、『〈識〉は無常なり』と見ます。  
                       
                       
                       
    302-22.                
     Tassa dhātārammaṇameva cittaṃ pakkhandati pasīdati santiṭṭhati adhimuccati.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Tassa    代的 それ、彼  
      dhātu    u 界、要素  
      ārammaṇam    a 所縁、対象  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      cittaṃ  cit a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pakkhandati  pra-skand 躍進する、跳入する  
      pasīdati  pra-sad 浄まる、喜ぶ、信じる  
      santiṭṭhati  saṃ-sthā 立つ、住立する、確立する  
      adhimuccati. adhi-muc 受 勝解する、志向する  
    訳文                
     彼の心は界という所縁のみに跳入し、浄信し、確立し、志向します。  
    メモ                
     ・これもよく分からないが、有身見にとらわれず、自己の構成要素である地などに意識を集中して見る、というような話であろうか。  
                       
                       
                       
    302-23.                
     ‘‘Tañce, āvuso, bhikkhuṃ pare aniṭṭhehi akantehi amanāpehi samudācaranti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tañ    代的 副対 それゆえ  
      ce,    不変 もし、たとえ  
      āvuso,    不変 友よ  
      bhikkhuṃ  bhikṣ u 比丘  
      pare    代的 他の  
      aniṭṭhehi  an-iṣ 過分 a 男中 不好の  
      akantehi  kantehi  過分 a 男中 不可愛の  
      amanāpehi  manāpehi  過分 a 男中 不可意の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samudācaranti –  saṃ-ud-ā-car 実行する、いう  
    訳文                
     友等よ、それゆえもし、比丘へ、他の人々が不好の、不可愛の、不可意のことによって行動したとしましょう。  
                       
                       
                       
    302-24.                
     pāṇisamphassenapi leḍḍusamphassenapi daṇḍasamphassenapi satthasamphassenapi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      pāṇi    i 依(具)  
      samphassena  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      leḍḍu    u 依(具) 土塊  
      samphassena  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      daṇḍa    a 依(具) 棒、鞭  
      samphassena  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      sattha    a 依(具) 剣、刀  
      samphassena  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi.    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
    訳文                
     手による接触によって、土塊による接触によって、鞭による接触によって、また剣による接触によって。  
                       
                       
                       
    302-25.                
     So evaṃ pajānāti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      So    代的 それ、彼  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pajānāti –  pra-jñā 知る、了知する  
    訳文                
     〔だとしても〕彼はこのように了知します。  
                       
                       
                       
    302-26.                
     ‘tathābhūto kho ayaṃ kāyo yathābhūtasmiṃ kāye pāṇisamphassāpi kamanti, leḍḍusamphassāpi kamanti, daṇḍasamphassāpi kamanti, satthasamphassāpi kamanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘tathābhūto    a そのように、如実に  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      ayaṃ    代的 これ  
      kāyo    a  
      yathābhūtasmiṃ    a そのように、如実に  
      kāye    a  
      pāṇi    i 依(具)  
      samphassā  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      kamanti,  kram 歩く、行く、来る、入る、影響する  
      語根 品詞 語基 意味  
      leḍḍu    u 依(具) 土塊  
      samphassā  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kamanti,  同上  
      daṇḍa    a 依(具) 棒、鞭  
      samphassā  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kamanti,  同上  
      sattha    a 依(具) 剣、刀  
      samphassā  saṃ-spṛś a 触、摩触  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kamanti.  同上  
    訳文                
     『この身は、およそ身において手による接触がおこり、土塊による接触がおこり、鞭による接触がおこり、剣による接触がおこる、そのようなものである。  
                       
                       
                       
    302-27.                
     Vuttaṃ kho panetaṃ bhagavatā kakacūpamovāde –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Vuttaṃ  vac 過分 a いわれた  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      etaṃ    代的 これ  
      bhagavatā    ant 世尊  
      kakaca    a 依(属)  
      upama    ā 依(属) 譬喩  
      ovāde –  ava-vad a 教誡  
    訳文                
     しかるに世尊は、鋸の譬喩の教誡において、こういわれた。  
    メモ                
     ・「中部」021経、『鋸喩経』参照。  
                       
                       
                       
    302-28.                
     ‘‘ubhatodaṇḍakena cepi, bhikkhave, kakacena corā ocarakā aṅgamaṅgāni okanteyyuṃ, tatrāpi yo mano padūseyya na me so tena sāsanakaro’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘ubhato    不変 両方から  
      daṇḍakena    a 小杖、柄  
      ce    不変 もし、たとえ  
      pi,    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      bhikkhave,  bhikṣ u 比丘  
      kakacena    a  
      corā  cur a 盗賊  
      ocarakā  ava-car? a 偵察する、賤業の  
      aṅga    a 部分、肢体  
      aṅgāni    a 部分、肢体  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      okanteyyuṃ,  ava-kṛt 切り離す、切り分ける  
      語根 品詞 語基 意味  
      tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      api    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      yo