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     Sukhallikānuyogo  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogo anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     【安楽行】  
                       
                       
                       
    183-1.                
     183. ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ  sthā a 場所、状態、理由、原因、道理  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      etaṃ,    代的 これ  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vijjati  vid 受 知られる  
      語根 品詞 語基 意味  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      añña    代的 他の、異なる  
      titthiyā    a 外道、異学  
      paribbājakā  pari-vraj a 遍歴行者  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vadeyyuṃ –  vad いう  
                     
     さてチュンダよ、異学外道の遍歴行者たちがこのように言うような、このことが知られます。  
                       
                       
                       
    183-2.                
     ‘sukhallikānuyogamanuyuttā samaṇā sakyaputtiyā viharantī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogam  anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
      anuyuttā  anu-yuj 過分 a 実践した、従事した  
      samaṇā  śram a 沙門  
      sakya    a 依(属) 釈迦、釈子、釈族  
      puttiyā    形? a 息子の? →釈子の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharantī’  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     『釈子の沙門たちは、安楽行に従事して住している』と。  
                       
                       
                       
    183-3.                
     Evaṃvādino [vadamānā (syā.)], cunda, aññatitthiyā paribbājakā evamassu vacanīyā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      vādino,  vad in 説者  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      añña    代的 他の、異なる  
      titthiyā    a 外道、異学  
      paribbājakā  pari-vraj a 遍歴行者  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      assu  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vacanīyā –  vac 未分 a いわれるべき  
                     
     チュンダよ、このようにいう異学外道の遍歴行者たちは、このように言われるべきです。  
                       
                       
                       
    183-4.                
     ‘katamo so, āvuso, sukhallikānuyogo?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘katamo    代的 いずれが、どちらが  
      so,    代的 それ、彼  
      āvuso,    不変 友よ  
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogo?  anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     『友よ、その安楽行とは、どれのことですか。  
                       
                       
                       
    183-5.                
     Sukhallikānuyogā hi bahū anekavihitā nānappakārakā’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogā  anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      bahū    u 多くの  
      aneka    代的 一つならぬ  
      vihitā  vi-dhā 過分 a 置かれた、整備された →種々の  
      nāna    a 種々に  
      pakārakā’    a 種類の  
      ti.   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     なんとなれば、多くの、種々の、多種の安楽行があるのですから』と。  
                       
                       
                       
    183-6.                
     ‘‘Cattārome, cunda, sukhallikānuyogā hīnā gammā pothujjanikā anariyā anatthasaṃhitā na nibbidāya na virāgāya na nirodhāya na upasamāya na abhiññāya na sambodhāya na nibbānāya saṃvattanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Cattāro     
      ime,    代的 これら  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogā  anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
      hīnā  過分 a 捨てられた、劣った  
      gammā    a 村の、野卑な  
      pothujjanikā    a 凡夫の  
      anariyā    a 聖ならぬ  
      anattha    a 依(具) 無義、無益  
      saṃhitā  saṃ-dhā 過分 a 伴った、具した  
      na    不変 ない  
      nibbidāya  nir-vid ā 厭、厭離、厭悪、厭逆  
      na    不変 ない  
      virāgāya    a 離貧、離、遠離、離欲、離貧者  
      na    不変 ない  
      nirodhāya  ni-rudh 受 a 滅、滅尽  
      na    不変 ない  
      upasamāya  upa-śam a 寂静、寂止、休息、止息  
      na    不変 ない  
      abhiññāya  abhi-jñā ā 神通、証知  
      na    不変 ない  
      sambodhāya  saṃ-budh a 正覚、等覚  
      na    不変 ない  
      nibbānāya    a 涅槃、寂滅  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      saṃvattanti.  saṃ-vṛt 転起する、作用する、導く  
                     
     チュンダよ、これら四つの安楽行は、劣った、野卑な、凡夫の、聖ならぬ、義を伴わない、厭悪、離貪、滅尽、寂静、神通、正覚、涅槃のためにならないものです。  
                       
                       
                       
    183-7.                
     Katame cattāro?  
      語根 品詞 語基 意味  
      Katame    代的 いずれが、どちらが  
      cattāro?    
                     
     どのような四つでしょうか。  
                       
                       
                       
    183-8.                
     ‘‘Idha, cunda, ekacco bālo pāṇe vadhitvā vadhitvā attānaṃ sukheti pīṇeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      ekacco    a とある  
      bālo    a 愚かな、無知の  
      pāṇe  pra-an a 生き物  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vadhitvā  vadh 殺す、殺害する、打つ  
      vadhitvā  同上  
      語根 品詞 語基 意味  
      attānaṃ    an 自分、自己  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      sukheti    楽しむ、喜ぶ  
      pīṇeti.    喜ばせる、満足させる  
                     
     チュンダよ、ここに、とある愚かな者が生き物を次々と殺して、自分を楽しませ、喜ばせている〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    183-9.                
     Ayaṃ paṭhamo sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      paṭhamo    a 第一の  
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogo. anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     これが、第一の安楽行です。  
                       
                       
                       
    183-10.                
     ‘‘Puna caparaṃ, cunda, idhekacco adinnaṃ ādiyitvā ādiyitvā attānaṃ sukheti pīṇeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna    不変 さらに、ふたたび  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      aparaṃ,    代的 副対 後の、次の、他の  
      cunda, idhekacco adinnaṃ ādiyitvā ādiyitvā attānaṃ sukheti pīṇeti. (183-8.)  
      adinnaṃ  a-dā 過分 a 与えられないもの  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ādiyitvā  a-dā 取る  
      ādiyitvā  同上  
                     
     さらにまたチュンダよ、ここに、とある者が、与えられていない物を次々と取って、自分を楽しませ、喜ばせている〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    183-11.                
     Ayaṃ dutiyo sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      dutiyo    名形 a 第二の  
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogo. anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     これが、第二の安楽行です。  
                       
                       
                       
    183-12.                
     ‘‘Puna caparaṃ, cunda, idhekacco musā bhaṇitvā bhaṇitvā attānaṃ sukheti pīṇeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, cunda, idhekacco musā bhaṇitvā bhaṇitvā attānaṃ sukheti pīṇeti. (183-10.)  
      musā    不変 偽って  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      bhaṇitvā  bhaṇ 話す、語る  
      bhaṇitvā  同上  
                     
     さらにまたチュンダよ、ここに、とある者が、次々と偽って語り、自分を楽しませ、喜ばせている〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    183-13.                
     Ayaṃ tatiyo sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      tatiyo    a 第三の  
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogo. anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     これが、第三の安楽行です。  
                       
                       
                       
    183-14.                
     ‘‘Puna caparaṃ, cunda, idhekacco pañcahi kāmaguṇehi samappito samaṅgībhūto paricāreti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, cunda, idhekacco (183-10.)  
      pañcahi     
      kāma   a 男中 依(属) 欲、愛欲、欲念、欲情、欲楽  
      guṇehi    a 徳、種類 →五妙欲、五種欲  
      samappito  saṃ-ṛ 使 過分 a 引き渡された、与えられた、具備した  
      samaṅgī    in 具足した  
      bhūto  bhū 過分 a 真実、存在、生物、鬼神、漏尽者  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paricāreti.  pari-car 使 奉仕させる、尊敬させる、楽しむ、ふける  
                     
     さらにまたチュンダよ、ここに、とある者が、五妙欲を具備し、具足して、ふける〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    183-15.                
     Ayaṃ catuttho sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      catuttho    a 第四の  
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyogo. anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     これが、第四の安楽行です。  
                       
                       
                       
    183-16.                
     ‘‘Ime kho, cunda, cattāro sukhallikānuyogā hīnā gammā pothujjanikā anariyā anatthasaṃhitā na nibbidāya na virāgāya na nirodhāya na upasamāya na abhiññāya na sambodhāya na nibbānāya saṃvattanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ime kho, cunda, cattāro sukhallikānuyogā hīnā gammā pothujjanikā anariyā anatthasaṃhitā na nibbidāya na virāgāya na nirodhāya na upasamāya na abhiññāya na sambodhāya na nibbānāya saṃvattanti. (183-6.)  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
                     
     チュンダよ、これら四つの安楽行は、劣った、野卑な、凡夫の、聖ならぬ、義を伴わない、厭悪、離貪、滅尽、寂静、神通、正覚、涅槃のためにならないものです。  
                       
                       
                       
    183-17.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ – (183-1.)  
                     
     さてチュンダよ、異学外道の遍歴行者たちがこのように言うような、このことが知られます。  
                       
                       
                       
    183-18.                
     ‘‘ime cattāro sukhallikānuyoge anuyuttā samaṇā sakyaputtiyā viharantī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘ime    代的 これら  
      cattāro     
      sukhallikānuyoge anuyuttā samaṇā sakyaputtiyā viharantī’ti. (183-2.)  
      anuyoge  anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
                     
     『釈子の沙門たちは、これら四つの安楽行に従事して住している』と。  
                       
                       
                       
    183-19.                
     Te vo [te (sī. pī.)] ‘māhevaṃ’ tissu vacanīyā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te    代的 それら、彼ら  
      vo    代的 あなたたち  
      ‘mā    不定 なかれ  
      hi    不定 じつに、なぜなら  
      evaṃ’    不変 このように、かくの如き  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      assu  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vacanīyā.  vac 未分 a いわれるべき  
                     
     彼らは、あなた方に『そのように〔言う〕なかれ』と、言われるべきです。  
                       
                       
                       
    183-20.                
     Na te vo sammā vadamānā vadeyyuṃ, abbhācikkheyyuṃ asatā abhūtena.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Na    不変 ない  
      te    代的 それら、彼ら  
      vo    代的 あなたたち  
      sammā    不変 正しい、正しく  
      vadamānā  vad 現分 a いう  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vadeyyuṃ,    いう  
      abbhācikkheyyuṃ  abhi-ā-khyā 強 非難する、誹謗する  
      語根 品詞 語基 意味  
      asatā  a-as 現分 a 存在しない、不実の、不真の  
      abhūtena. a-bhū 名過分 a 不実の、虚偽  
                     
     彼らは、あなた方に関して、正しい主張者として述べておらず、不実に、虚偽によって誹謗しています。  
                       
                       
                       
    184-1.                
     184. ‘‘Cattārome, cunda, sukhallikānuyogā ekantanibbidāya virāgāya nirodhāya upasamāya abhiññāya sambodhāya nibbānāya saṃvattanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Cattārome, cunda, sukhallikānuyogā ekantanibbidāya virāgāya nirodhāya upasamāya abhiññāya sambodhāya nibbānāya saṃvattanti. (183-6.)  
      ekanta    a 一向の、単一の  
                     
     チュンダよ、これら四つの安楽行は、もっぱら、厭悪、離貪、滅尽、寂静、神通、正覚、涅槃のためとなるものです。  
                       
                       
                       
    184-2.                
     Katame cattāro?  
      語根 品詞 語基 意味  
      Katame    代的 いずれが、どちらが  
      cattāro?    
                     
     どのような四つでしょうか。  
                       
                       
                       
    184-3.                
     ‘‘Idha, cunda, bhikkhu vivicceva kāmehi vivicca akusalehi dhammehi savitakkaṃ savicāraṃ vivekajaṃ pītisukhaṃ paṭhamaṃ jhānaṃ upasampajja viharati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      vivicca  vi-vic 不変 離れて、遠離して(viviccatiの連続体)  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      kāmehi    a 欲、愛欲、欲念、欲情、欲楽  
      vivicca  vi-vic 不変 離れて、遠離して(viviccatiの連続体)  
      akusalehi    a 不善の  
      dhammehi  dhṛ a 法、状態、性質、道、権利、事物、教法、正理  
      savitakkaṃ    a 有尋  
      savicāraṃ  sa-vi-car a 有伺  
      vivekajaṃ  vi-vic, jan a 遠離、独処より生じた  
      pīti   ī 有(相) 喜、喜悦  
      sukhaṃ   名形 a  
      paṭhamaṃ    a 初の、第一の  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      viharati.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     チュンダよ、ここに比丘が、じつに欲から遠離し、不善の諸法から遠離して、尋をともない、伺をともない、遠離より生じた喜と楽ある初禅に達して住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    184-4.                
     Ayaṃ paṭhamo sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ paṭhamo sukhallikānuyogo. (183-9.)  
                     
     これが、第一の安楽行です。  
                       
                       
                       
    184-5.                
     ‘‘Puna caparaṃ, cunda, bhikkhu vitakkavicārānaṃ vūpasamā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna    不変 さらに、ふたたび  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      aparaṃ,    代的 副対 後の、次の、他の、さらに  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      vitakka    a  
      vicārānaṃ  vi-car a  
      vūpasamā  vi-upa-śam a 寂静、寂滅、寂止  
      …pe…    (略)  
    訳文                
     さらにまたチュンダよ、比丘が、尋と伺の寂止のゆえに……(略)  
                       
                       
                       
    184-6.                
     dutiyaṃ jhānaṃ upasampajja viharati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      dutiyaṃ    名形 a 男→中 第二の  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      viharati.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     二禅に達して住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    184-7.                
     Ayaṃ dutiyo sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ dutiyo sukhallikānuyogo. (183-11.)  
                     
     これが、第二の安楽行です。  
                       
                       
                       
    184-8.                
     ‘‘Puna caparaṃ, cunda, bhikkhu pītiyā ca virāgā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, cunda, bhikkhu (183-5.)  
      pītiyā    ī 喜、喜悦  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      virāgā  vi-raj a 離貧、離、遠離、離欲、離貧者  
      …pe…    (略)  
    訳文                
     さらにまたチュンダよ、比丘が、喜の遠離ゆえに……(略)  
                       
                       
                       
    184-9.                
     tatiyaṃ jhānaṃ upasampajja viharati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      tatiyaṃ    a 第三  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      viharati.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     三禅に達して住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    184-10.                
     Ayaṃ tatiyo sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ tatiyo sukhallikānuyogo. (183-13.)  
                     
     これが、第三の安楽行です。  
                       
                       
                       
    184-11.                
     ‘‘Puna caparaṃ, cunda, bhikkhu sukhassa ca pahānā dukkhassa ca pahānā…pe…   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, cunda, bhikkhu (183-5.)  
      sukhassa    名形 a 楽、楽の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pahānā  pra-hā a 捨、断、捨断、捨離  
      dukkhassa    名形 a 苦、苦の  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pahānā  pra-hā a 捨、断、捨断、捨離  
      …pe…    (略)  
    訳文                
     さらにまたチュンダよ、比丘が、楽の捨ゆえ、また苦の捨ゆえ……(略)  
                       
                       
                       
    184-12.                
     catutthaṃ jhānaṃ upasampajja viharati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      catutthaṃ    a 第四  
      jhānaṃ  dhyai a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      viharati.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     四禅に達して住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    184-13.                
     Ayaṃ catuttho sukhallikānuyogo.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ catuttho sukhallikānuyogo. (183-15.)  
                     
     これが、第四の安楽行です。  
                       
                       
                       
    184-14.                
     ‘‘Ime kho, cunda, cattāro sukhallikānuyogā ekantanibbidāya virāgāya nirodhāya upasamāya abhiññāya sambodhāya nibbānāya saṃvattanti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ime kho, cunda, cattāro sukhallikānuyogā ekantanibbidāya virāgāya nirodhāya upasamāya abhiññāya sambodhāya nibbānāya saṃvattanti.(184-1.)  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
                     
     チュンダよ、これら四つの安楽行は、もっぱら、厭悪、離貪、滅尽、寂静、神通、正覚、涅槃のためとなるものです。  
                       
                       
                       
    184-15.                
     ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ – (183-1.)  
                     
     さてチュンダよ、異学外道の遍歴行者たちがこのように言うような、このことが知られます。  
                       
                       
                       
    184-16.                
     ‘‘ime cattāro sukhallikānuyoge anuyuttā samaṇā sakyaputtiyā viharantī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘ime cattāro sukhallikānuyoge anuyuttā samaṇā sakyaputtiyā viharantī’ti. (183-18.)  
                     
     『釈子の沙門たちは、これら四つの安楽行に従事して住している』と。  
                       
                       
                       
    184-17.                
     Te vo ‘evaṃ’ tissu vacanīyā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Te vo ‘evaṃ’ tissu vacanīyā. (183-19.)  
                     
     彼らは、あなた方に『然り』と、言われるべきです。  
                       
                       
                       
    184-18.                
     Sammā te vo vadamānā vadeyyuṃ, na te vo abbhācikkheyyuṃ asatā abhūtena.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sammā te vo vadamānā vadeyyuṃ, na te vo abbhācikkheyyuṃ asatā abhūtena. (183-20.)  
                     
     彼らは、あなた方に関して、正しい主張者として述べています。彼らは、あなた方に関して、不実に、虚偽によって誹謗していません。  
                       
                       
                       
     Sukhallikānuyogānisaṃso  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyoga  anu-yuj a 依(属) 実践、従事 →安楽行  
      ānisaṃso   a 功徳、利益、勝利  
                     
     【安楽行の功徳】  
                       
                       
                       
    185-1.                
     185. ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati, yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Ṭhānaṃ kho panetaṃ, cunda, vijjati yaṃ aññatitthiyā paribbājakā evaṃ vadeyyuṃ – (183-1.)  
                     
     さてチュンダよ、異学外道の遍歴行者たちがこのように言うような、このことが知られます。  
                       
                       
                       
    185-2.                
     ‘ime panāvuso, cattāro sukhallikānuyoge anuyuttānaṃ viharataṃ kati phalāni katānisaṃsā pāṭikaṅkhā’ti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘ime    代的 これら  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      āvuso,    不変 友よ  
      cattāro     
      sukhallika    a 依(属) 享楽の、快楽の  
      anuyoge  anu-yuj a 実践、従事 →安楽行  
      anuyuttānaṃ  anu-yuj 過分 a 実践した、従事した  
      viharataṃ  vi-hṛ 現分 ant 男中 住する  
      kati    不変 いくら、どれだけ  
      phalāni  phal a  
      kati    不変 いくら、どれだけ  
      ānisaṃsā    a 功徳、利益、勝利  
      pāṭikaṅkhā’  prati-kāṅkṣ 未分 a 待望の、期待されるべき  
      ti?    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     『しかし友よ、これら四つの安楽行を実践して住する者たちには、どれほどの果報、どれほどの功徳が期待されるのであろうか』と。  
                       
                       
                       
    185-3.                
     Evaṃvādino, cunda, aññatitthiyā paribbājakā evamassu vacanīyā –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃvādino, cunda, aññatitthiyā paribbājakā evamassu vacanīyā – (183-1.)  
                     
     チュンダよ、このようにいう異学外道の遍歴行者たちは、このように言われるべきです。  
                       
                       
                       
    185-4.                
     ‘ime kho, āvuso, cattāro sukhallikānuyoge anuyuttānaṃ viharataṃ cattāri phalāni cattāro ānisaṃsā pāṭikaṅkhā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘ime kho, āvuso, cattāro sukhallikānuyoge anuyuttānaṃ viharataṃ cattāri phalāni cattāro ānisaṃsā pāṭikaṅkhā. (185-2.)  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      cattāri     
      cattāro     
                     
     『じつに友よ、これら四つの安楽行を実践して住する者たちには、四つの果報、四つの功徳が期待されます。  
                       
                       
                       
    185-5.                
     Katame cattāro?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Katame    代的 いずれが、どちらが  
      cattāro?    
                     
     どのような四つでしょうか。  
                       
                       
                       
    185-6.                
     Idhāvuso, bhikkhu tiṇṇaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā sotāpanno hoti avinipātadhammo niyato sambodhiparāyaṇo.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idha    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      āvuso,    不変 友よ  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      tiṇṇaṃ     
      saṃyojanānaṃ  saṃ-yuj a 結、繋縛  
      parikkhayā  pari-kṣi a 遍尽、尽滅  
      sotāpanno  sru, ā-pad? a 流れに入った、預流  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      avinipāta  a-vi-ni-pat 使 a 有(属) 不退転、不堕悪趣  
      dhammo  dhṛ a 男中 法、教法、真理、正義、もの、一切法  
      niyato  ni-yam 過分 a 決定した、決定者  
      sambodhi  saṃ-budh i 有(対) 正覚、等覚  
      parāyaṇo.  para-ā-i a 中→男 到彼岸  
    訳文                
     友よ、ここに比丘は、三結の滅尽によって預流となり、不堕悪の法を有するもの、〔さとりを得ることが〕決定したもの、正覚へ至るものとなります。  
                       
                       
                       
    185-7.                
     Idaṃ paṭhamaṃ phalaṃ, paṭhamo ānisaṃso.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idaṃ    代的 これ  
      paṭhamaṃ    a 第一の  
      phalaṃ,  phal a  
      paṭhamo    a 第一の  
      ānisaṃso.    a 功徳、利益、勝利  
    訳文                
     これが、第一の果報、第一の功徳です。  
                       
                       
                       
    185-8.                
     Puna caparaṃ, āvuso, bhikkhu tiṇṇaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā rāgadosamohānaṃ tanuttā sakadāgāmī hoti, sakideva imaṃ lokaṃ āgantvā dukkhassantaṃ karoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Puna    不変 さらに、ふたたび  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      aparaṃ,    代的 副対 後の、次の、他の  
      āvuso,    不変 友よ  
      bhikkhu  bhikṣ u 比丘  
      tiṇṇaṃ     
      saṃyojanānaṃ  saṃ-yuj a 結、繋縛  
      parikkhayā  pari-kṣi a 遍尽、尽滅  
      rāga  raj a 貪、貪欲、染/色彩  
      dosa  dviṣ a 過悪、過失、欠点、病素/瞋、瞋恚  
      mohānaṃ  muh a  
      tanuttā    a うすさ、薄性  
      sakadāgāmī  sakid-ā-gam 名形 in 一来  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti,  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      sakid    不変 一度、一回  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      imaṃ    代的 これ  
      lokaṃ    a 世界、世間  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āgantvā  ā-gam 来る  
      語根 品詞 語基 意味  
      dukkhassantaṃ    a 苦の終わり(dukkhassa+anta  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      karoti.  kṛ なす  
    訳文                
     さらにまた友よ、比丘は、三結の滅尽による貪・瞋・痴の希薄性により、一来となり、一度だけこの世界にやってきて苦の終わりをなします。  
                       
                       
                       
    185-9.                
     Idaṃ dutiyaṃ phalaṃ, dutiyo ānisaṃso.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idaṃ    代的 これ  
      dutiyaṃ    名形 a 男→中 第二の  
      phalaṃ,  phal a  
      dutiyo    a 第二の  
      ānisaṃso.    名形 a 功徳、利益、勝利  
    訳文                
     これが、第二の果報、第二の功徳です。  
                       
                       
                       
    185-10.                
     Puna caparaṃ, āvuso, bhikkhu pañcannaṃ orambhāgiyānaṃ saṃyojanānaṃ parikkhayā opapātiko hoti, tattha parinibbāyī anāvattidhammo tasmā lokā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Puna caparaṃ, āvuso, bhikkhu (185-8.)  
      pañcannaṃ     
      orambhāgiyānaṃ    a 下分  
      saṃyojanānaṃ  saṃ-yuj a 結、繋縛  
      parikkhayā  pari-kṣi a 遍尽、尽滅  
      opapātiko    a 化生の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti,  bhū ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      parinibbāyī    in 般涅槃者  
      anāvatti  an-ā-vṛt in 有(属) 不還  
      dhammo  dhṛ a 男中 法 →不還者  
      tasmā    代的 それ、彼  
      lokā.    a 世界、世間  
    訳文                
     さらにまた友よ、比丘は、五下分結の滅尽によって化生者となり、そこで般涅槃してその世界から還らざるものとなります。  
                       
                       
                       
    185-11.                
     Idaṃ tatiyaṃ phalaṃ, tatiyo ānisaṃso.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idaṃ    代的 これ  
      tatiyaṃ    a 第三の  
      phalaṃ,  phal a  
      tatiyo    a 第三の  
      ānisaṃso.    a 功徳、利益、勝利  
    訳文                
     これが、第三の果報、第三の功徳です。  
                       
                       
                       
    185-12.                
     Puna caparaṃ, āvuso, bhikkhu āsavānaṃ khayā anāsavaṃ cetovimuttiṃ paññāvimuttiṃ diṭṭheva dhamme sayaṃ abhiññā sacchikatvā upasampajja viharati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Puna caparaṃ, āvuso, bhikkhu (185-8.)  
      āsavānaṃ  ā-sru a  
      khayā  kṣī a 尽、滅尽  
      anāsavaṃ  an-ā-sru a 漏なき  
      ceto  cit as 依(属)  
      vimuttiṃ  vi-muc i 解脱  
      paññā  pra-jñā ā 依(属)  
      vimuttiṃ  vi-muc i 解脱  
      diṭṭhe  dṛś 過分 a 男中 見られた、見、所見  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      dhamme  dhṛ a 男中 法、教法、真理、正義、もの →現法、現世  
      sayaṃ    不変 自ら、自分で  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhiññā  abhi-jñā 認知する、自証する  
      sacchikatvā  kṛ 作証する、証明をなす、さとる  
      upasampajja  upa-saṃ-pad 到達する、成就する、具足する  
      viharati.  vi-hṛ 住する  
    訳文                
     さらにまた友よ、比丘は、漏の滅尽により、漏なき心解脱、慧解脱を現世で自ら知り、悟り、成就し、住します。  
                       
                       
                       
    185-13.                
     Idaṃ catutthaṃ phalaṃ catuttho ānisaṃso.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idaṃ    代的 これ  
      catutthaṃ    a 第四の  
      phalaṃ  phal a  
      catuttho    a 第四の  
      ānisaṃso.    a 功徳、利益、勝利  
    訳文                
     これが、第四の果報、第四の功徳です。  
                       
                       
                       
    185-14.                
     Ime kho, āvuso, cattāro sukhallikānuyoge anuyuttānaṃ viharataṃ imāni cattāri phalāni, cattāro ānisaṃsā pāṭikaṅkhā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ime kho, āvuso, cattāro sukhallikānuyoge anuyuttānaṃ viharataṃ imāni cattāri phalāni, cattāro ānisaṃsā pāṭikaṅkhā (185-4.)  
      imāni    代的 これら  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     じつに友よ、これら四つの安楽行を実践して住する者たちには、これら四つの果報、四つの功徳が期待されるのです』と。  
                       
                       
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