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     Asammāsambuddhappaveditadhammavinayo  
      語根 品詞 語基 意味  
      Asammā    不変 非正の  
      sambuddha  saṃ-budh 名過分 a 依(具) 等覚者  
      pavedita  pra-vid 使 過分 a 知らされた、説かれた  
      dhamma  dhṛ a 男中  
      vinayo vi-nī a  
                     
     【正等覚者ならぬ者によって説かれた法と律】  
                       
                       
                       
    166-1.                
     166. ‘‘Evaṃ hetaṃ, cunda, hoti durakkhāte dhammavinaye duppavedite aniyyānike anupasamasaṃvattanike asammāsambuddhappavedite.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      hi    不変 じつに、なぜなら  
      etaṃ,    代的 これ  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      durakkhāte  dur-ā-khyā 過分 a 悪しく語られた  
      dhamma  dhṛ a 男中  
      vinaye    a  
      duppavedite  dur-pra-vid 使 過分 a 悪しく説かれた  
      aniyyānike  a-nir-yā  a 不出の、不出理の  
      anupasama  an-upa-śam a 依(対) 非寂静  
      saṃvattanike  saṃ-vṛt a 作用する、導く  
      asammā    不変 非正の  
      sambuddha  saṃ-budh 名過分 a 依(具) 等覚者  
      pavedite.  pra-vid 使 過分 a 知らされた、説かれた  
                     
     「チュンダよ、なんとなればそれは、そのように、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法と律のうちにあるからです。  
                       
                       
                       
    166-2.                
     Idha, cunda, satthā ca hoti asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito, sāvako ca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharati na sāmīcippaṭipanno na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā vattati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      satthā  śās ar  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti  bhū ある、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      asammā    不変 非正の  
      sambuddho,  saṃ-budh 名過分 a 等覚  
      dhammo  dhṛ a 男中  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      durakkhāto  dur-ā-khyā 過分 a 悪しく語られた  
      duppavedito  dur-pra-vid 使 過分 a 悪しく説かれた  
      aniyyāniko  a-nir-yā  a 不出の、不出理の  
      anupasama  an-upa-śam a 依(対) 非寂静  
      saṃvattaniko  saṃ-vṛt a 作用する、導く  
      asammā    不変 非正の  
      sambuddha  saṃ-budh 名過分 a 依(具) 等覚者  
      pavedito,  pra-vid 使 過分 a 知らされた、説かれた  
      sāvako  śru a 声聞、弟子  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      tasmiṃ    代的 男中 それ、彼  
      dhamme  dhṛ a 男中  
      na    不変 ない  
      dhamma  dhṛ a 男中  
      anudhamma  anu-dhṛ a 依(対) 随法、如法  
      paṭipanno  prati-pad 過分 a 行道した、行者  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharati  vi-hṛ 住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      na    不変 ない  
      sāmīci    ī 依(対) 如法、方正、和敬、恭敬  
      paṭipanno  prati-pad 過分 a 行道した、行者  
      na    不変 ない  
      anudhamma  anu-dhṛ a 依(対) 随法、如法  
      cārī,  car 名形 in 行ずる、行者  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vokkamma  vi-ud-kram それる、堕落する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      tamhā    代的 男中 それ、彼  
      dhammā  dhṛ a 男中  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vattati.  vṛt 転ずる、起こる、存在する  
                     
     チュンダよ、ここに、正等覚者ならぬ師があり、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法があり、しかし弟子が、その法において、法と随法を行道せず、如法に行道せず、随法を行じず、その法から脱して住する〔としましょう〕。  
    メモ                
     ・〔としましょう〕という補訳をなしたが、もともとidhaの語には、こうした仮定のニュアンスが含まれているように思われる。  
                       
                       
                       
    166-3.                
     So evamassa vacanīyo –   
      語根 品詞 語基 意味  
      So    代的 それ、彼  
      evam    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      assa  as ある、なる  
      語根 品詞 語基 意味  
      vacanīyo –  vac 未分 a 言われるべき  
                     
     彼は、このように言われるべきです。  
                       
                       
                       
    166-4.                
     ‘tassa te, āvuso, lābhā, tassa te suladdhaṃ, satthā ca te asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘tassa    代的 それ、彼  
      te,    代的 あなた  
      āvuso,    不変 友よ  
      lābhā,  labh ā 利得、利養  
      tassa    代的 それ、彼  
      te    代的 あなた  
      suladdhaṃ,  su-labh 過分 a よく得られた、善利の  
      satthā ca te asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito. (166-2.)  
      te    代的 あなた  
                     
     『友よ、そのあなたには利得あり。友よ、そのあなたには善利あり。あなたには、正等覚者ならぬ師があり、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法がある。  
                       
                       
                       
    166-5.                
     Tvañca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharasi, na sāmīcippaṭipanno, na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā vattasī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tvañ    代的 あなた  
      ca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharasi, na sāmīcippaṭipanno, na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā (166-2.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharasi,  vi-hṛ 住する  
      vattasī’  vṛt 転ずる、起こる、存在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     しかしあなたは、その法において、法と随法を行道せず、如法に行道せず、随法を行じず、その法から脱して住している』と。  
                       
                       
                       
    166-6.                
     Iti kho, cunda, satthāpi tattha gārayho, dhammopi tattha gārayho, sāvako ca tattha evaṃ pāsaṃso.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Iti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      satthā  śās ar  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      gārayho,  garh 未分 a 呵責されるべき  
      dhammo  dhṛ a 男中  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      gārayho,  garh 未分 a 呵責されるべき  
      sāvako  śru a 声聞、弟子  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      pāsaṃso.  pra-śaṃs 未分 a 称讃されるべき  
                     
     このようにチュンダよ、そのうち師は呵責されるべきであり、そのうち法も呵責されるべきですが、しかし、そのうち弟子はそのように称讃されるべきです。  
                       
                       
                       
    166-7.                
     Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo    代的 (関係代名詞)  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      cunda,    a 人名、チュンダ  
      evarūpaṃ    不変 かくのごとき  
      sāvakaṃ  śru a 声聞、弟子  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      vadeyya –  vad いう  
                     
     チュンダよ、ある者は、そのような弟子に、このようにいうかもしれません。  
                       
                       
                       
    166-8.                
     ‘etāyasmā tathā paṭipajjatu, yathā te satthārā dhammo desito paññatto’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etu i 不変 いざ、行け、来い  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      tathā    不変 かく、その如く  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭipajjatu,  prati-pad 向かって歩く、行動する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yathā    不変 〜のごとくに、〜のように  
      te    代的 あなた  
      satthārā    ar  
      dhammo  dhṛ a 男中  
      desito  diś 過分 a 説示された  
      paññatto’  pra-jñā 使 過分 a 知らされた、告知された  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     『いざ、尊者よ、あなたの師によって示され、知らしめられた法、その通りに行道せよ』と。  
                       
                       
                       
    166-9.                
     Yo ca samādapeti [samādāpeti (sī. ṭṭha.)], yañca samādapeti, yo ca samādapito [samādāpito (sī. ṭṭha.)] tathattāya paṭipajjati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samādapeti,  saṃ-ā-dā 使 取らせる、教誡する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yañ    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      samādapeti,  同上  
      yo    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      samādapito  saṃ-ā-dā 使 過分 a 訓誡された  
      tathattāya    a 副与 真実より、それゆえに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paṭipajjati.  prati-pad 向かって歩く、行動する  
                     
     その者は訓誡します。およそ、訓誡されてそれゆえに行道するような者を訓誡するのです。  
    メモ                
     ・二番目のyo以降がyañにかかるような形で訳し、それに対応して前々文のyo以降がここでの最初のyoにかかっているものとしてみたが、これでよいかどうか。  
                       
                       
                       
    166-10.                
     Sabbe te bahuṃ apuññaṃ pasavanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sabbe    名形 代的 中→男 すべて  
      te    代的 それら、彼ら  
      bahuṃ    u 多くの  
      apuññaṃ    a 非福の  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pasavanti.  pra-su 産出する、生ずる  
                     
     彼らはすべて、多くの非福を生み出します。  
                       
                       
                       
    166-11.                
     Taṃ kissa hetu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Taṃ    代的 それ  
      kissa    代的  
      hetu?  hi u 副対 因、原因、理由  
                     
     それはなぜか。  
                       
                       
                       
    166-12.                
     Evaṃ hetaṃ, cunda, hoti durakkhāte dhammavinaye duppavedite aniyyānike anupasamasaṃvattanike asammāsambuddhappavedite.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ hetaṃ, cunda, hoti durakkhāte dhammavinaye duppavedite aniyyānike anupasamasaṃvattanike asammāsambuddhappavedite. (166-1.)  
                     
     チュンダよ、なんとなればそれは、そのように、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法と律のうちにあるからです。  
                       
                       
                       
    167-1.                
     167. ‘‘Idha pana, cunda, satthā ca hoti asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito, sāvako ca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharati sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha pana, cunda, satthā ca hoti asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito, sāvako ca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharati sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattati. (166-2.)  
      pana,    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samādāya  saṃ-ā-dā 受け取る、受持する  
      語根 品詞 語基 意味  
      taṃ    代的 男中 それ  
      dhammaṃ  dhṛ a 男中  
                     
     またチュンダよ、ここに、正等覚者ならぬ師があり、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法があり、しかし弟子が、その法において、法と随法を行道し、如法に行道し、随法を行じ、受持してその法へ住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    167-2.                
     So evamassa vacanīyo –   
      語根 品詞 語基 意味  
      So evamassa vacanīyo – (166-3.)  
                     
     彼は、このように言われるべきです。  
                       
                       
                       
    167-3.                
     ‘tassa te, āvuso, alābhā, tassa te dulladdhaṃ, satthā ca te asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘tassa te, āvuso, alābhā, tassa te dulladdhaṃ, satthā ca te asammāsambuddho, dhammo ca durakkhāto duppavedito aniyyāniko anupasamasaṃvattaniko asammāsambuddhappavedito. (166-4.)  
      alābhā,    a 不利得  
      dulladdhaṃ,  dur-labh 過分 a 悪く得られた、不利の  
                     
     『友よ、そのあなたには利得なし。友よ、そのあなたには悪利あり。あなたには、正等覚者ならぬ師があり、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法がある。  
                       
                       
                       
    167-4.                
     Tvañca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharasi sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattasī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tvañca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharasi sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattasī’ti. (166-5.)  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      samādāya  saṃ-ā-dā 受け取る、受持する  
      語根 品詞 語基 意味  
      taṃ    代的 男中 それ  
      dhammaṃ  dhṛ a 男中  
                     
     そしてあなたは、その法において、法と随法を行道し、如法に行道し、随法を行じ、受持してその法へ住している』と。  
                       
                       
                       
    167-5.                
     Iti kho, cunda, satthāpi tattha gārayho, dhammopi tattha gārayho, sāvakopi tattha evaṃ gārayho.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Iti kho, cunda, satthāpi tattha gārayho, dhammopi tattha gārayho, sāvako (166-6.)  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      gārayho.  garh 未分 a 呵責されるべき  
                     
     このようにチュンダよ、そのうち師は呵責されるべきであり、そのうち法も呵責されるべきであり、また、そのうち弟子もそのように呵責されるべきです。  
                       
                       
                       
    167-6.                
     Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya – (166-7.)  
                     
     チュンダよ、ある者は、そのような弟子に、このようにいうかもしれません。  
                       
                       
                       
    167-7.                
     ‘addhāyasmā ñāyappaṭipanno ñāyamārādhessatī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘addhā    不変 たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ñāya    a 依(対) 理趣、真理  
      paṭipanno  prati-pad 過分 a 行道した、行者  
      ñāyam    a 理趣、真理  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ārādhessatī’  ā-rādh 使 喜ばす、到達する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
                     
     『たしかに尊者は、真理へ行道し、真理へ到達されるであろう』と。  
                       
                       
                       
    167-8.                
     Yo ca pasaṃsati, yañca pasaṃsati, yo ca pasaṃsito bhiyyoso mattāya vīriyaṃ ārabhati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pasaṃsati,  pra-śaṃs 称讃する  
      語根 品詞 語基 意味  
      yañ    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pasaṃsati,  同上  
      yo    代的 (関係代名詞)  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      pasaṃsito  pra-śaṃs 過分 ā 称讃された  
      bhiyyoso    不変 より多い  
      mattāya  ā 副奪 量 →より一層、甚だしく  
      vīriyaṃ    a 精進  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ārabhati.  ā-rabh 始める、励む  
                     
     その者は称讃します。およそ、称讃されてよりいっそう精進に励むような者を称讃するのです。  
                       
                       
                       
    167-9.                
     Sabbe te bahuṃ apuññaṃ pasavanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sabbe te bahuṃ apuññaṃ pasavanti. (166-10.)  
                     
     彼らはすべて、多くの非福を生み出します。  
                       
                       
                       
    167-10.                
     Taṃ kissa hetu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Taṃ kissa hetu? (166-11.)  
                     
     それはなぜか。  
                       
                       
                       
    167-11.                
     Evañhetaṃ, cunda, hoti durakkhāte dhammavinaye duppavedite aniyyānike anupasamasaṃvattanike asammāsambuddhappavedite.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evañhetaṃ, cunda, hoti durakkhāte dhammavinaye duppavedite aniyyānike anupasamasaṃvattanike asammāsambuddhappavedite. (166-1.)  
                     
     チュンダよ、なんとなればそれは、そのように、悪しく語られ、悪しく説かれた、不出離の、寂静へ導かない、正等覚者ならぬ者によって説かれた法と律のうちにあるからです。  
                       
                       
                       
     Sammāsambuddhappaveditadhammavinayo  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sammā    不変 正しい、正しく  
      sambuddha  saṃ-budh 名過分 a 依(具) 等覚者  
      pavedita  pra-vid 使 過分 a 知らされた、説かれた  
      dhamma  dhṛ a 男中  
      vinayo   a  
                     
     【正等覚者によって説かれた法と律】  
                       
                       
                       
    168-1.                
     168. ‘‘Idha pana, cunda, satthā ca hoti sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito, sāvako ca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharati, na sāmīcippaṭipanno, na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā vattati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha pana, cunda, satthā ca hoti sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito, sāvako ca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharati, na sāmīcippaṭipanno, na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā vattati. (166-2.)  
      pana,    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      sammā    不変 正しい、正しく  
      svākkhāto  su-ā-khyā 過分 a よく語られた  
      suppavedito  su-pra-vid 使 過分 a よく説かれた  
      niyyāniko  nir-yā  a 出理の  
      upasama  upa-śam a 依(対) 寂静  
                     
     またチュンダよ、ここに、正等覚者なる師があり、よく語られ、よく説かれた、出離の、寂静へ導く、正等覚者によって説かれた法があり、しかし弟子が、その法において、法と随法を行道せず、如法に行道せず、随法を行じず、その法から脱して住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    168-2.                
     So evamassa vacanīyo –   
      語根 品詞 語基 意味  
      So evamassa vacanīyo – (166-3.)  
                     
     彼は、このように言われるべきです。  
                       
                       
                       
    168-3.                
     ‘tassa te, āvuso, alābhā, tassa te dulladdhaṃ, satthā ca te sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘tassa te, āvuso, alābhā, tassa te dulladdhaṃ, (166-4.)  
      satthā ca te sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito. (168-1.)  
      te    代的 あなた  
                     
     『友よ、そのあなたには利得なし。友よ、そのあなたには悪利あり。あなたには、正等覚者なる師があり、よく語られ、よく説かれた、出離の、寂静へ導く、正等覚者によって説かれた法がある。  
                       
                       
                       
    168-4.                
     Tvañca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharasi, na sāmīcippaṭipanno, na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā vattasī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tvañca tasmiṃ dhamme na dhammānudhammappaṭipanno viharasi, na sāmīcippaṭipanno, na anudhammacārī, vokkamma ca tamhā dhammā vattasī’ti. (166-5.)  
                     
     しかしあなたは、その法において、法と随法を行道せず、如法に行道せず、随法を行じず、その法から脱して住している』と。  
                       
                       
                       
    168-5.                
     Iti kho, cunda, satthāpi tattha pāsaṃso, dhammopi tattha pāsaṃso, sāvako ca tattha evaṃ gārayho.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Iti kho, cunda, satthāpi tattha pāsaṃso, dhammopi tattha pāsaṃso, sāvako ca tattha evaṃ (166-6.)  
      pāsaṃso,  pra-śaṃs 未分 a 称讃されるべき  
      gārayho.  garh 未分 a 呵責されるべき  
                     
     このようにチュンダよ、そのうち師は称讃されるべきであり、そのうち法も称讃されるべきですが、しかし、そのうち弟子はそのように呵責されるべきです。  
    メモ                
     ・「称讃」と「呵責」が反転したのみ。  
                       
                       
                       
    168-6.                
     Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya – (166-7.)  
                     
     チュンダよ、ある者は、そのような弟子に、このようにいうかもしれません。  
                       
                       
                       
    168-7.                
     ‘etāyasmā tathā paṭipajjatu yathā te satthārā dhammo desito paññatto’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘etāyasmā tathā paṭipajjatu yathā te satthārā dhammo desito paññatto’ti. (166-8.)  
                     
     『いざ、尊者よ、あなたの師によって示され、知らしめられた法、その通りに行道せよ』と。  
                       
                       
                       
    168-8.                
     Yo ca samādapeti, yañca samādapeti, yo ca samādapito tathattāya paṭipajjati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo ca samādapeti, yañca samādapeti, yo ca samādapito tathattāya paṭipajjati. (166-9.)  
                     
     その者は訓誡します。およそ、訓誡されてそれゆえに行道するような者を訓誡するのです。  
                       
                       
                       
    168-9.                
     Sabbe te bahuṃ puññaṃ pasavanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sabbe te bahuṃ puññaṃ pasavanti. (166-10.)  
      puññaṃ    a 福徳、功徳  
                     
     彼らはすべて、多くの福徳を生み出します。  
                       
                       
                       
    168-10.                
     Taṃ kissa hetu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Taṃ kissa hetu? (166-11.)  
                     
     それはなぜか。  
                       
                       
                       
    168-11.                
     Evañhetaṃ, cunda, hoti svākkhāte dhammavinaye suppavedite niyyānike upasamasaṃvattanike sammāsambuddhappavedite.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evañhetaṃ, cunda, hoti svākkhāte dhammavinaye suppavedite niyyānike upasamasaṃvattanike sammāsambuddhappavedite. (166-1.)  
      svākkhāte  su-ā-khyā 過分 a よく語られた  
      suppavedite  su-pra-vid 使 過分 a よく説かれた  
      niyyānike  nir-yā  a 出理の  
      upasama  upa-śam a 依(対) 寂静  
      sammā    不変 正しい、正しく  
                     
     チュンダよ、なんとなればそれは、そのように、よく語られ、よく説かれた、出離の、寂静へ導く、正等覚者によって説かれた法と律のうちにあるからです。  
                       
                       
                       
    169-1.                
     169. ‘‘Idha pana, cunda, satthā ca hoti sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito, sāvako ca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharati sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Idha pana, cunda, satthā ca hoti sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito, (168-1.)  
      sāvako ca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharati sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattati. (167-1.)  
                     
     またチュンダよ、ここに、正等覚者なる師があり、よく語られ、よく説かれた、出離の、寂静へ導く、正等覚者によって説かれた法があり、そして弟子が、その法において、法と随法を行道し、如法に行道し、随法を行じ、受持してその法へ住する〔としましょう〕。  
                       
                       
                       
    169-2.                
     So evamassa vacanīyo –   
      語根 品詞 語基 意味  
      So evamassa vacanīyo – (166-3.)  
                     
     彼は、このように言われるべきです。  
                       
                       
                       
    169-3.                
     ‘tassa te, āvuso, lābhā, tassa te suladdhaṃ, satthā ca te [satthā ca te arahaṃ (syā.)] sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘tassa te, āvuso, lābhā, tassa te dulladdhaṃ, (166-4.)  
      satthā ca te sammāsambuddho, dhammo ca svākkhāto suppavedito niyyāniko upasamasaṃvattaniko sammāsambuddhappavedito. (168-3.)  
                     
     『友よ、そのあなたには利得あり。友よ、そのあなたには善利あり。あなたには、正等覚者なる師があり、よく語られ、よく説かれた、出離の、寂静へ導く、正等覚者によって説かれた法がある。  
                       
                       
                       
    169-4.                
     Tvañca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharasi sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattasī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Tvañca tasmiṃ dhamme dhammānudhammappaṭipanno viharasi sāmīcippaṭipanno anudhammacārī, samādāya taṃ dhammaṃ vattasī’ti. (167-4.)  
                     
     そしてあなたは、その法において、法と随法を行道し、如法に行道し、随法を行じ、受持してその法へ住している』と。  
                       
                       
                       
    169-5.                
     Iti kho, cunda, satthāpi tattha pāsaṃso, dhammopi tattha pāsaṃso, sāvakopi tattha evaṃ pāsaṃso.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Iti kho, cunda, satthāpi tattha pāsaṃso, dhammopi tattha pāsaṃso, sāvako (168-5.)  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      pāsaṃso.  pra-śaṃs 未分 a 称讃されるべき  
                     
     このようにチュンダよ、そのうち師は称讃されるべきであり、そのうち法も称讃されるべきであり、また、そのうち弟子もそのように称讃されるべきです。  
                       
                       
                       
    169-6.                
     Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo kho, cunda, evarūpaṃ sāvakaṃ evaṃ vadeyya – (166-7.)  
                     
     チュンダよ、ある者は、そのような弟子に、このようにいうかもしれません。  
                       
                       
                       
    169-7.                
     ‘addhāyasmā ñāyappaṭipanno ñāyamārādhessatī’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘addhāyasmā ñāyappaṭipanno ñāyamārādhessatī’ti. (167-7.)  
                     
     『たしかに尊者は、真理へ行道し、真理へ到達されるであろう』と。  
                       
                       
                       
    169-8.                
     Yo ca pasaṃsati, yañca pasaṃsati, yo ca pasaṃsito [pasattho (syā.)] bhiyyoso mattāya vīriyaṃ ārabhati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Yo ca pasaṃsati, yañca pasaṃsati, yo ca pasaṃsito bhiyyoso mattāya vīriyaṃ ārabhati. (167-8.)  
                     
     その者は称讃します。およそ、称讃されてよりいっそう精進に励むような者を称讃するのです。  
                       
                       
                       
    169-9.                
     Sabbe te bahuṃ puññaṃ pasavanti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Sabbe te bahuṃ puññaṃ pasavanti. (168-9.)  
                     
     彼らはすべて、多くの福徳を生み出します。  
                       
                       
                       
    169-10.                
     Taṃ kissa hetu?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Taṃ kissa hetu? (166-11.)  
                     
     それはなぜか。  
                       
                       
                       
    169-11.                
     Evañhetaṃ, cunda, hoti svākkhāte dhammavinaye suppavedite niyyānike upasamasaṃvattanike sammāsambuddhappavedite.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evañhetaṃ, cunda, hoti svākkhāte dhammavinaye suppavedite niyyānike upasamasaṃvattanike sammāsambuddhappavedite. (168-11.)  
                     
     チュンダよ、なんとなればそれは、そのように、よく語られ、よく説かれた、出離の、寂静へ導く、正等覚者によって説かれた法と律のうちにあるからです。  
                       
                       
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