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     Dussīlaādīnavā  
      語根 品詞 語基 意味  
      Dussīla    a 依(属) 悪戒、破戒、劣戒  
      ādīnavā   a 過患、危難、過失  
    訳文                
     【無戒者の過患】  
    メモ                
     ・この章は律蔵『大品』にパラレルあり(『南伝』3 p.397.)  
     ・註のasīlaという解説にのっとり、「無戒」としておく  
                       
                       
                       
    148-1.                
     148. Atha kho bhagavā nāḷandāyaṃ yathābhirantaṃ viharitvā āyasmantaṃ ānandaṃ āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      nāḷandāyaṃ    ā 地名、ナーランダー  
      yathā    不変 如く  
      abhirantaṃ  abhi-ram 過分 a 副対 喜んだ →好きなように  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viharitvā  vi-hṛ 住して  
      語根 品詞 語基 意味  
      āyasmantaṃ    ant 尊者、具寿  
      ānandaṃ  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊は、ナーランダーに心ゆくまで滞在してから、尊者アーナンダへこう呼びかけられた。  
                       
                       
                       
    148-2.                
     ‘‘āyāmānanda, yena pāṭaligāmo tenupasaṅkamissāmā’’ti.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘āyāma  ā-yā 行く、いざ  
      語根 品詞 語基 意味  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      pāṭali    i 地名、パータリ  
      gāmo    a  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamissāmā’’  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「いざアーナンダよ、我々はパータリ村へおもむくとしましょう」と。  
                       
                       
                       
    148-3.                
     ‘‘Evaṃ, bhante’’ti kho āyasmā ānando bhagavato paccassosi.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Evaṃ,    不変 このように、かくの如き  
      bhante’’  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      āyasmā    ant 尊者、具寿  
      ānando  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      bhagavato    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paccassosi.  prati-śru 同意する、応諾する  
    訳文                
     「尊者よ、そのように」と、じつに尊者アーナンダは世尊へ応えた。  
                       
                       
                       
    148-4.                
     Atha kho bhagavā mahatā bhikkhusaṅghena saddhiṃ yena pāṭaligāmo tadavasari.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      mahatā    ant 大きな、偉大な  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘、(特に男性の)出家者  
      saṅghena  saṃ-hṛ a 僧伽、(特に仏教の)教団  
      saddhiṃ    不変 共に、一緒に(具格支配)  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      pāṭali    i 地名、パータリ  
      gāmo    a  
      tad    代的 それ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avasari.  ava-sṛ 異郷へ移る、至る、入る  
    訳文                
     そこで世尊は、大比丘僧伽とともにパータリ村へ入られた。  
                       
                       
                       
    148-5.                
     Assosuṃ kho pāṭaligāmikā upāsakā –   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Assosuṃ  śru 聞く  
      語根 品詞 語基 意味  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmikā    名形 a 村の、村人  
      upāsakā –    a 優婆塞  
    訳文                
     じつにパータリ村の優婆塞たちは聞いた。  
                       
                       
                       
    148-6.                
     ‘‘bhagavā kira pāṭaligāmaṃ anuppatto’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘bhagavā    ant 世尊  
      kira    不変 伝え言う、〜という話だ  
      pāṭali    i 地名、パータリ  
      gāmaṃ    a  
      anuppatto’’  anu-pra-āp 過分 a 到達した  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「世尊がパータリ村に到着したそうだ」と。  
                       
                       
                       
    148-7.                
     Atha kho pāṭaligāmikā upāsakā yena bhagavā tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmikā    名形 a 村の、村人  
      upāsakā    a 優婆塞  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づく  
    訳文                
     そこで、パータリ村の優婆塞たちは、世尊の元へ近づいた。  
                       
                       
                       
    148-8.                
     upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ nisīdiṃsu.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdiṃsu.  ni-sad 能反 坐る  
    訳文                
     近づいて、世尊へ礼拝し、一方へ坐った。  
                       
                       
                       
    148-9.                
     Ekamantaṃ nisinnā kho pāṭaligāmikā upāsakā bhagavantaṃ etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      nisinnā  ni-sad 過分 a 坐った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmikā    名形 a 村の、村人  
      upāsakā    a 優婆塞  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     一方へ坐って、じつに、パータリ村の優婆塞たちは、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    148-10.                
     ‘‘adhivāsetu no, bhante, bhagavā āvasathāgāra’’nti.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ‘‘adhivāsetu  adhi-vas 使 同意する、承認する、忍住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      no,    代的 私たち  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      bhagavā    ant 世尊  
      āvasatha  ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      agāra’’n    a 家、俗家 →休息所  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     「尊者よ、世尊は我々の休息所を、〔説法所として〕ご承認ください」。  
                       
                       
                       
    148-11.                
     Adhivāsesi bhagavā tuṇhībhāvena.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Adhivāsesi  adhi-vas 使 同意する、承認する、忍住する  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavā    ant 世尊  
      tuṇhī    不変 沈黙して、黙って  
      bhāvena.  bhū a 本性、性、状態、態  
    訳文                
     世尊は沈黙によって承認された。  
                       
                       
                       
    148-12.                
     Atha kho pāṭaligāmikā upāsakā bhagavato adhivāsanaṃ viditvā uṭṭhāyāsanā bhagavantaṃ abhivādetvā padakkhiṇaṃ katvā yena āvasathāgāraṃ tenupasaṅkamiṃsu;   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmikā    名形 a 村の、村人  
      upāsakā    a 優婆塞  
      bhagavato    ant 世尊  
      adhivāsanaṃ    a 忍、忍受、承認  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      viditvā  vid 知る  
      uṭṭhāya  ud-sthā 立つ  
      語根 品詞 語基 意味  
      āsanā  ās a  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      padakkhiṇaṃ    a 右回り、右繞、幸福な、器用な  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      katvā  kṛ なす  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      āvasatha  ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      āgāraṃ    a 家、俗家 →休息所  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu;  upa-saṃ-kram 能反 近づく  
    訳文                
     ときにパータリ村の優婆塞たちは、世尊の承認を知ると、座より立って世尊へ礼拝し、右繞をなして、休息所へ近づいた。  
                       
                       
                       
    148-13.                
     upasaṅkamitvā sabbasanthariṃ [sabbasantharitaṃ satthataṃ (syā.), sabbasanthariṃ santhataṃ (ka.)] āvasathāgāraṃ santharitvā āsanāni paññapetvā udakamaṇikaṃ patiṭṭhāpetvā telapadīpaṃ āropetvā yena bhagavā tenupasaṅkamiṃsu, upasaṅkamitvā bhagavantaṃ abhivādetvā ekamantaṃ aṭṭhaṃsu.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      sabba    名形 代的 すべて  
      santhariṃ  saṃ-sṭṛ in 男中 敷いた、広げた、用意した  
      āvasatha ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      āgāraṃ    a 家、俗家 →休息所  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      santharitvā  saṃ-sṭṛ 敷いて  
      語根 品詞 語基 意味  
      āsanāni  ā-sad a 坐具、坐処  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paññapetvā  pra-jñā 使 知らしめる、用意する  
      語根 品詞 語基 意味  
      udaka    a 依(属)  
      maṇikaṃ    ā 女(男) 水瓶  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      patiṭṭhāpetvā  prati-sthā 使 確立させる、定立する  
      語根 品詞 語基 意味  
      tela    a 依(属)  
      padīpaṃ  pra-dīp a 光、灯り、  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āropetvā  ā-ruh 使 上げる、与える、用意する、示す  
      語根 品詞 語基 意味  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      bhagavā    ant 世尊  
      tena    代的 それ、彼、それによって、それゆえ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamiṃsu,  upa-saṃ-kram 能反 近づく  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abhivādetvā  abhi-vad 使 敬礼する、礼拝する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ekamantaṃ    不変 一方に  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      aṭṭhaṃsu.  sthā 立つ  
    訳文                
     近づいて、休息所に、すべての敷物を敷き、坐具を用意し、水瓶を置き、灯明を掲げてから、世尊の元へ行き、行ってから世尊へ敬礼して一方に立った。  
    メモ                
     ・maṇikaṃは水野辞書では女性名詞maṇikāになっているが、次文の主格でmaṇikoとなっているため、男性とした。  
                       
                       
                       
    148-14.                
     Ekamantaṃ ṭhitā kho pāṭaligāmikā upāsakā bhagavantaṃ etadavocuṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ekamantaṃ    不変 一方に  
      ṭhitā  sthā 過分 a 立った  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmikā    名形 a 村の、村人  
      upāsakā    a 優婆塞  
      bhagavantaṃ    ant 世尊  
      etad    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      avocuṃ –  vac いう  
    訳文                
     一方へ立ったパータリ村の優婆塞たちは、世尊へこういった。  
                       
                       
                       
    148-15.                
     ‘‘sabbasantharisanthataṃ [sabbasanthariṃ santhataṃ (sī. syā. pī. ka.)], bhante, āvasathāgāraṃ, āsanāni paññattāni, udakamaṇiko patiṭṭhāpito, telapadīpo āropito;   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘sabba    名形 代的 すべて  
      santhari  saṃ-sṭṛ in 敷いた、広げた、用意した  
      santhataṃ  saṃ-sṭṛ 名過分 a 敷かれた  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      āvasatha ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      āgāraṃ,    a 家、俗家 →休息所  
      āsanāni  ā-sad a 坐具、坐処  
      paññattāni,  pra-jñā 使 過分 a 用意された  
      udaka    a 依(属)  
      maṇiko    ā 女(男) 水瓶  
      patiṭṭhāpito,  prati-sthā 使 過分 a 置かれた  
      tela    a 依(属)  
      padīpo  pra-dīp a 光、灯り、  
      āropito;  ā-ruh 使 過分 a 上げられた  
    訳文                
     「尊者よ、休憩所に、すべての敷物が敷かれ、坐具が用意され、水瓶が置かれ、灯明が掲げられました。  
                       
                       
                       
    148-16.                
     yassadāni, bhante, bhagavā kālaṃ maññatī’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      yassa    代的 (関係代名詞)  
      idāni,    不変 いま  
      bhante,  bhū 名現分 ant 尊者よ、大徳よ  
      bhagavā    ant 世尊  
      kālaṃ    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      maññatī’’  man 考える  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     尊者よ、いまや、時を〔説法の適時だと〕考える世尊のため〔仕度が調っています〕」と。  
                       
                       
                       
    148-17.                
     Atha kho bhagavā sāyanhasamayaṃ [idaṃ padaṃ vinayamahāvagga na dissati].   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      sāyanha    a 依(属) 夕方  
      samayaṃ.  saṃ-i a 副対  
    訳文                
     ときに世尊は夕暮れ時、  
    メモ                
     ・[ ]内はVRI版の注。「この句は律蔵『大品』に見られない」。   
                       
                       
                       
    148-18.                
     Nivāsetvā pattacīvaramādāya saddhiṃ bhikkhusaṅghena yena āvasathāgāraṃ tenupasaṅkami;   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      Nivāsetvā  ni-vas 使 着衣する、内衣を着る  
      語根 品詞 語基 意味  
      patta    a 男中  
      cīvaram    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      ādāya  ā-dā 取って  
      語根 品詞 語基 意味  
      saddhiṃ    不変 共に、一緒に(具格支配)  
      bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘、(特に男性の)出家者  
      saṅghena  saṃ-hṛ a 僧伽、(特に仏教の)教団  
      yena    代的 (関係代名詞、〜tenaで「〜の所に」)  
      āvasatha  ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      āgāraṃ    a 家、俗家 →休息所  
      tena    代的 それ、彼  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkami;  upa-saṃ-kram 近づいた  
    訳文                
     内衣をつけ鉢と外衣を取って、比丘僧伽とともに、休憩所へ近づかれた。  
                       
                       
                       
    148-19.                
     upasaṅkamitvā pāde pakkhāletvā āvasathāgāraṃ pavisitvā majjhimaṃ thambhaṃ nissāya puratthābhimukho [puratthimābhimukho (ka.)] nisīdi.   
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamitvā  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      pāde    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pakkhāletvā  pra-kṣal 使 洗う、清める  
      語根 品詞 語基 意味  
      āvasatha  ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      āgāraṃ    a 家、俗家 →休息所  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pavisitvā  pra-viś 入る  
      語根 品詞 語基 意味  
      majjhimaṃ    a 中の、真ん中  
      thambhaṃ    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nissāya  ni-śri よって  
      語根 品詞 語基 意味  
      purattha    不変 前、東方  
      abhimukho  abhi-muc 過分 a 対面した、向かった  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdi.  ni-sad 坐る  
    訳文                
     近づかれて足を清め、休憩所へ入って、中央の柱へよって東に面して坐られた。  
                       
                       
                       
    148-20.                
     Bhikkhusaṅghopi kho pāde pakkhāletvā āvasathāgāraṃ pavisitvā pacchimaṃ bhittiṃ nissāya puratthābhimukho nisīdi bhagavantameva purakkhatvā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Bhikkhu  bhikṣ u 依(属) 比丘  
      saṅgho  saṃ-hṛ a 僧伽  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      pāde pakkhāletvā āvasathāgāraṃ pavisitvā pacchimaṃ bhittiṃ nissāya puratthābhimukho nisīdi (148-19.)  
      pacchimaṃ    a 西の  
      bhittiṃ    i  
      bhagavantam    ant 世尊  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      purakkhatvā.  puras-kṛ 前へ置く、尊敬する  
    訳文                
     じつにまた比丘僧伽も、足を清め、休憩所へ入って、西の壁へよって、東に面し、じつに世尊を前にして坐った。  
                       
                       
                       
    148-21.                
     Pāṭaligāmikāpi kho upāsakā pāde pakkhāletvā āvasathāgāraṃ pavisitvā puratthimaṃ bhittiṃ nissāya pacchimābhimukhā nisīdiṃsu bhagavantameva purakkhatvā.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmikā    名形 a 村の、村人  
      pi    不変 〜もまた、けれども、たとえ  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      upāsakā    a 優婆塞  
      pāde    a  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pakkhāletvā  pra-kṣal 使 洗う、清める  
      語根 品詞 語基 意味  
      āvasatha  ā-vas a 住居、居宅、房舎  
      āgāraṃ    a 家、俗家 →休息所  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      pavisitvā  pra-viś 入る  
      語根 品詞 語基 意味  
      puratthimaṃ    a  
      bhittiṃ    i  
      nissāya  ni-śri よって  
      pacchima    a 依(対) 西  
      abhimukhā  abhi-muc 過分 a 対面した、向かった  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nisīdiṃsu  ni-sad 能反 坐る  
      語根 品詞 語基 意味  
      bhagavantam    ant 世尊  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      purakkhatvā. puras-kṛ 前へ置く、尊敬する  
    訳文                
     じつにまたパータリ村の優婆塞たちも、足を清め、休憩所へ入って、東の壁へよって、西に面し、じつに世尊を前にして坐った。  
                       
                       
                       
    149-1.                
     149. Atha kho bhagavā pāṭaligāmike upāsake āmantesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmike    名形 a 村の、村人  
      upāsake    a 優婆塞  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      āmantesi –    呼びかける、話す、相談する  
    訳文                
     ときに世尊は、パータリ村の優婆塞たちへ話しかけられた。  
                       
                       
                       
    149-2.                
     ‘‘pañcime, gahapatayo, ādīnavā dussīlassa sīlavipattiyā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘pañca     
      ime,    代的 これら  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      ādīnavā    a 過患、危難、過失  
      dussīlassa    a 悪戒、破戒、劣戒  
      sīla    a 依(属)  
      vipattiyā.  vi-pad i 失壊、欠損、不幸  
    訳文                
     「居士たちよ、無戒のものには、戒の欠損ゆえ、これら五つの過患があります。  
                       
                       
                       
    149-3.                
     Katame pañca?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Katame    代的 いずれの  
      pañca?     
    訳文                
     いかなる五つか。  
                       
                       
                       
    149-4.                
     Idha, gahapatayo, dussīlo sīlavipanno pamādādhikaraṇaṃ mahatiṃ bhogajāniṃ nigacchati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      dussīlo    a 中(男) 悪戒、破戒、劣戒  
      sīla    a 依(属)  
      vipanno  vi-pad 過分 a 失壊した、欠損した  
      pamāda  pra-mad a 依(属) 放逸  
      adhikaraṇaṃ  adhi-kṛ a 副対 〜のために  
      mahatiṃ    ant 大きい  
      bhoga  bhuj a 依(属) 財、受用  
      jāniṃ  i 損失、強奪  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      nigacchati.  ni-gam? 受ける、得る、入る、至る  
    訳文                
     居士たちよ、ここに、無戒のもの、戒の欠損あるものは、放逸のため、大きな財の損失へ至ります。  
    メモ                
     ・dussīla、水野辞書では中性名詞だが、ここでは男性の活用。  
                       
                       
                       
    149-5.                
     Ayaṃ paṭhamo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      paṭhamo    a 第一、最初  
      ādīnavo    a 過患、危難、過失  
      dussīlassa    a 悪戒、破戒、劣戒  
      sīla    a 依(属)  
      vipattiyā. vi-pad i 失壊、欠損、不幸  
    訳文                
     これが、無戒のものの、戒の欠損ゆえの、第一の過患です。  
                       
                       
                       
    149-6.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, dussīlassa sīlavipannassa pāpako kittisaddo abbhuggacchati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna    不変 さらに、ふたたび  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      aparaṃ,    代的 副対 次の、他の、他の  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      dussīlassa    a 悪戒、破戒、劣戒  
      sīla    a 依(属)  
      vipannassa  vi-pad 過分 a 失壊した、欠損した  
      pāpako    a 悪い、邪悪の  
      kitti    i, ī 依(属) 称讃、名声  
      saddo    a 音、声、語  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abbhuggacchati.  abhi-ud-gam 上がる、のぼる  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、無戒のもの、戒の欠損あるものには、悪しき評判が起こります。  
                       
                       
                       
    149-7.                
     Ayaṃ dutiyo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ dutiyo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā. (149-5.)  
      dutiyo    名形 a 第二  
    訳文                
     これが、無戒のものの、戒の欠損ゆえの、第二の過患です。  
                       
                       
                       
    149-8.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, dussīlo sīlavipanno yaññadeva parisaṃ upasaṅkamati –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, (149-6.)  
      gahapatayo, dussīlo sīlavipanno (149-4.)  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      parisaṃ    ā 会衆  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamati –  upa-saṃ-kram 近づく  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、じつに、それぞれの会衆へ近づくような、無戒のもの、戒の欠損あるものは、  
                       
                       
                       
    149-9.                
     yadi khattiyaparisaṃ yadi brāhmaṇaparisaṃ yadi gahapatiparisaṃ yadi samaṇaparisaṃ –   
      語根 品詞 語基 意味  
      yadi    不変 もし  
      khattiya    a 依(属) 刹帝利、クシャトリヤ、士族  
      parisaṃ    ā 会衆  
      yadi    不変 もし  
      brāhmaṇa  bṛh a 依(属) 婆羅門、ブラーフマナ、司祭  
      parisaṃ    ā 会衆  
      yadi    不変 もし  
      gahapati    i 依(属) 家主、居士、資産家  
      parisaṃ    ā 会衆  
      yadi    不変 もし  
      samaṇa  śram a 有(属) 沙門  
      parisaṃ –    ā 会衆  
    訳文                
     士族の会衆であれ、婆羅門の会衆であれ、居士の会衆であれ、沙門の会衆であれ、  
                       
                       
                       
    149-10.                
     avisārado upasaṅkamati maṅkubhūto.   
      語根 品詞 語基 意味  
      avisārado    a 畏懼ある  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamati  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      maṅku    u 有(属) 赤面の、当惑した  
      bhūto.  bhū 過分 a 状態  
    訳文                
     恐れつつ、恥じつつ近づきます。  
                       
                       
                       
    149-11.                
     Ayaṃ tatiyo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ tatiyo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā. (149-5.)  
      tatiyo    a 第三  
    訳文                
     これが、無戒のものの、戒の欠損ゆえの、第三の過患です。  
                       
                       
                       
    149-12.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, dussīlo sīlavipanno sammūḷho kālaṅkaroti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, dussīlo sīlavipanno (149-8.)  
      sammūḷho  saṃ-muh 過分 a 混迷の、惑乱した  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      kālaṅkaroti.  kṛ 死ぬ  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、無戒のもの、戒の欠損あるものは、惑乱して死にます。  
    メモ                
     ・死後の悪趣を垣間見るからだと註はいう。  
                       
                       
                       
    149-13.                
     Ayaṃ catuttho ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ catuttho ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā. (149-5.)  
      catuttho    a 第四  
    訳文                
     これが、無戒のものの、戒の欠損ゆえの、第四の過患です。  
                       
                       
                       
    149-14.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, dussīlo sīlavipanno kāyassa bhedā paraṃ maraṇā apāyaṃ duggatiṃ vinipātaṃ nirayaṃ upapajjati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, dussīlo sīlavipanno (149-8.)  
      kāyassa    a 身体、集まり  
      bhedā  bhid a 破壊、不和合、離間、種類、区分  
      paraṃ    代的 副対 更に、他に、超えて  
      maraṇā  mṛ a 死 →死後に  
      apāyaṃ  apa-i a 苦界、苦処  
      duggatiṃ  du-gaṃ i 悪趣  
      vinipātaṃ  vi-ni-pat a 堕処  
      nirayaṃ    a 地獄  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upapajjati.  upa-pad 再生、転生する  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、無戒のもの、戒の欠損あるものは、身体の破壊より、死後に苦処、悪趣、堕処、地獄へ生まれ変わります。  
                       
                       
                       
    149-15.                
     Ayaṃ pañcamo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ pañcamo ādīnavo dussīlassa sīlavipattiyā. (149-5.)  
      pañcamo    a 第五  
    訳文                
     これが、無戒のものの、戒の欠損ゆえの、第五の過患です。  
                       
                       
                       
    149-16.                
     Ime kho, gahapatayo, pañca ādīnavā dussīlassa sīlavipattiyā.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ime    代的 これら  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      pañca     
      ādīnavā    a 過患、危難、過失  
      dussīlassa    a 悪戒、破戒、劣戒  
      sīla    a 有(属)  
      vipattiyā.  vi-pad i 失壊、欠損、不幸  
    訳文                
     居士たちよ、じつに、これら五つが、無戒のものの、戒の欠損ゆえの過患なのです。  
                       
                       
                       
     Sīlavanttaānisaṃsā  
      語根 品詞 語基 意味  
      Sīlavantta    a 依(属) 戒ある、持戒の  
      ānisaṃsā   a 功徳、利益  
    訳文                
     【持戒者の功徳】  
    メモ                
     ・Sīlavanttasīlavantの異体と解した(抽象名詞化のが付いて、複合語前分として短音化したものか)。  
                       
                       
                       
    150-1.                
     150. ‘‘Pañcime, gahapatayo, ānisaṃsā sīlavato sīlasampadāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Pañca     
      ime,    代的 これら  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      ānisaṃsā    a 功徳、利益  
      sīlavato    ant 持戒の  
      sīla    a 依(具)  
      sampadāya.  saṃ-pad ā 具足、成就  
    訳文                
     「居士たちよ、持戒のものには、戒の具足ゆえ、これら五つの功徳があります。  
                       
                       
                       
    150-2.                
     Katame pañca?   
      語根 品詞 語基 意味  
      Katame    代的 いずれの  
      pañca?     
    訳文                
     いかなる五つか。  
                       
                       
                       
    150-3.                
     Idha, gahapatayo, sīlavā sīlasampanno appamādādhikaraṇaṃ mahantaṃ bhogakkhandhaṃ adhigacchati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Idha,    不変 ここに、この世で、いま、さて  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      sīlavā    ant 持戒の  
      sīla    a 依(具)  
      sampanno  saṃ-pad 過分 a 具足した、成就した  
      appamāda  a-pra-mad a 依(属) 不放逸  
      adhikaraṇaṃ  adhi-kṛ a 副対 〜のために  
      mahantaṃ    a 大きい  
      bhoga  bhuj a 依(属) 財、受用  
      khandhaṃ    a 蘊、集まり  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      adhigacchati.  adhi-gam 到達する、証得する  
    訳文                
     居士たちよ、ここに、持戒のもの、戒の具足あるものは、不放逸のため、大きな財の蓄積へ至ります。  
                       
                       
                       
    150-4.                
     Ayaṃ paṭhamo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ    代的 これ  
      paṭhamo    a 第一、最初  
      ānisaṃso    a 功徳、利益  
      sīlavato    ant 持戒の  
      sīla    a 依(具)  
      sampadāya. saṃ-pad ā 具足、成就  
    訳文                
     これが、持戒のものの、戒の具足ゆえの、第一の功徳です。  
                       
                       
                       
    150-5.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, sīlavato sīlasampannassa kalyāṇo kittisaddo abbhuggacchati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna    不変 さらに、ふたたび  
      ca    不変 と、また、そして、しかし  
      aparaṃ,    代的 副対 次の、他の、他の  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      sīlavato    ant 持戒の  
      sīla    a 依(具)  
      sampannassa  saṃ-pad 過分 a 具足した、成就した  
      kalyāṇo    a 善い  
      kitti    i, ī 依(属) 称讃、名声  
      saddo    a 音、声、語  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      abbhuggacchati.  abhi-ud-gam 上がる、のぼる  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、持戒のもの、戒の具足あるものには、善き評判が起こります。  
                       
                       
                       
    150-6.                
     Ayaṃ dutiyo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ dutiyo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya. (150-4.)  
      dutiyo    名形 a 第二  
    訳文                
     これが、持戒のものの、戒の具足ゆえの、第二の功徳です。  
                       
                       
                       
    150-7.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, sīlavā sīlasampanno yaññadeva parisaṃ upasaṅkamati –   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, (150-5.)  
      gahapatayo, sīlavā sīlasampanno (150-3.)  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      yaṃ    代的 (関係代名詞)  
      eva    不変 まさに、のみ、じつに  
      parisaṃ    ā 会衆  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamati –  upa-saṃ-kram 近づく  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、じつに、それぞれの会衆へ近づくような、持戒のもの、戒の具足あるものは、  
                       
                       
                       
    150-8.                
     yadi khattiyaparisaṃ yadi brāhmaṇaparisaṃ yadi gahapatiparisaṃ yadi samaṇaparisaṃ visārado upasaṅkamati amaṅkubhūto.   
      語根 品詞 語基 意味  
      yadi    不変 もし  
      khattiya    a 依(属) 刹帝利、クシャトリヤ、士族  
      parisaṃ    ā 会衆  
      yadi    不変 もし  
      brāhmaṇa  bṛh a 依(属) 婆羅門、ブラーフマナ、司祭  
      parisaṃ    ā 会衆  
      yadi    不変 もし  
      gahapati    i 依(属) 家主、居士、資産家  
      parisaṃ    ā 会衆  
      yadi    不変 もし  
      samaṇa  śram a 有(属) 沙門  
      parisaṃ –    ā 会衆  
      visārado    a 畏懼なき  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upasaṅkamati  upa-saṃ-kram 近づく  
      語根 品詞 語基 意味  
      amaṅku    u 有(属) 赤面せず、当惑せず  
      bhūto.  bhū 過分 a 状態  
    訳文                
     士族の会衆であれ、婆羅門の会衆であれ、居士の会衆であれ、沙門の会衆であれ、恐れず、恥じず近づきます。  
                       
                       
                       
    150-9.                
     Ayaṃ tatiyo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ tatiyo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya. (150-4.)  
      tatiyo    a 第三  
    訳文                
     これが、持戒のものの、戒の具足ゆえの、第三の功徳です。  
                       
                       
                       
    150-10.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, sīlavā sīlasampanno asammūḷho kālaṅkaroti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, sīlavā sīlasampanno (150-7.)  
      asammūḷho  a-saṃ-muh 過分 a 非混迷の、惑乱せず  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      kālaṅkaroti.  kṛ 死ぬ  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、持戒のもの、戒の具足あるものは、惑乱せず死にます。  
                       
                       
                       
    150-11.                
     Ayaṃ catuttho ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ catuttho ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya. (150-4.)  
      catuttho    a 第四  
    訳文                
     これが、持戒のものの、戒の具足ゆえの、第四の功徳です。  
                       
                       
                       
    150-12.                
     ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, sīlavā sīlasampanno kāyassa bhedā paraṃ maraṇā sugatiṃ saggaṃ lokaṃ upapajjati.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Puna caparaṃ, gahapatayo, sīlavā sīlasampanno (150-7.)  
      kāyassa    a 身体、集まり  
      bhedā  bhid a 破壊、不和合、離間、種類、区分  
      paraṃ    代的 副対 更に、他に、超えて  
      maraṇā  mṛ a 死 →死後に  
      sugatiṃ  su-gam i 善趣  
      saggaṃ    a  
      lokaṃ    a 世界  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upapajjati.  upa-pad 再生、転生する  
    訳文                
     またさらに居士たちよ、持戒のもの、戒の具足あるものは、身体の破壊より、死後に善趣、天界へ生まれ変わります。  
                       
                       
                       
    150-13.                
     Ayaṃ pañcamo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Ayaṃ pañcamo ānisaṃso sīlavato sīlasampadāya. (150-4.)  
      pañcamo    a 第五  
    訳文                
     これが、持戒のものの、戒の具足ゆえの、第五の功徳です。  
                       
                       
                       
    150-14.                
     Ime kho, gahapatayo, pañca ānisaṃsā sīlavato sīlasampadāyā’’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ime    代的 これら  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      gahapatayo,    i 居士、家主、資産家  
      pañca     
      ānisaṃsā    a 功徳、利益  
      sīlavato    ant 持戒の  
      sīla    a 依(具)  
      sampadāyā’’  saṃ-pad ā 具足、成就  
      ti.   不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     居士たちよ、じつにこれら五つが、持戒のものの、戒の具足ゆえの功徳なのです」。  
                       
                       
                       
    151-1.                
     151. Atha kho bhagavā pāṭaligāmike upāsake bahudeva rattiṃ dhammiyā kathāya sandassetvā samādapetvā samuttejetvā sampahaṃsetvā uyyojesi –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Atha    不変 ときに、また、そこに  
      kho    不変 じつに、たしかに  
      bhagavā    ant 世尊  
      pāṭali    i 依(属) 地名、パータリ  
      gāmike    名形 a