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     Attapaññatti  
      語根 品詞 語基 意味  
      Atta    an 依(属)  
      paññatti pra-jñā 使 i 施設、概念、仮名、制定  
    訳文                
     【我の施設】  
    メモ                
     ・語根pra-jñāの使役形に由来する語について、『南伝』は「計する、説く」、『パーリ』は「主張する」、『原始』は「想定する」とする。いずれも「人が人に知らしめる」というニュアンスであるが、ここでは前章の文脈を受けて「施設する」とした。諸法の集合離散にすぎないものの中に、アートマンを見出してしまう誤謬についていわれていると解したものである。  
                       
                       
                       
    117-1.                
     117. ‘‘Kittāvatā ca, ānanda, attānaṃ paññapento paññapeti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kittāvatā    不変 どれだけで、どの程度、どの点から  
      ca,    不変 と、また、そして、しかし  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      attānaṃ    an  
      paññapento  pra-jñā 使 現分 ant 知らしめる、告知する、施説する、用意する  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paññapeti?  pra-jñā 使 知らしめる、告知する、施説する、用意する  
    訳文                
     さて、アーナンダよ、施設者は、いかなる観点から我を施設するのでしょうか。  
                       
                       
                       
    117-2.                
     Rūpiṃ vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Rūpiṃ    in 有色の  
          不変 あるいは  
      hi,    不変 じつに、なぜなら  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      parittaṃ    a 小さい  
      attānaṃ    an  
      paññapento  pra-jñā 使 現分 ant 知らしめる、告知する、施説する、用意する  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      paññapeti –  pra-jñā 使 知らしめる、告知する、施説する、用意する  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、施設者は、あるいは有色で小さい我を施設します。  
    メモ                
     ・「小さい」というのはおそらく「極微」のことをいっているのであろう。  
                       
                       
                       
    117-3.                
     ‘‘rūpī me paritto attā’’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘rūpī    in 有色の  
      me    代的  
      paritto    a 小さい  
      attā’’    an  
      ti.    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
    訳文                
     『私の我は有色で小さい』と。  
                       
                       
                       
    117-4.                
     Rūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Rūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti –  (117-2.)  
      anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、施設者は、あるいは有色で無辺の我を施設します。  
    メモ                
     ・いっぽう、「無辺」というのは、不二一元論などの主張する遍在するアートマンがいわれたものと思われる。  
                       
                       
                       
    117-5.                
     ‘rūpī me ananto attā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘rūpī me ananto attā’ti. (117-3.)  
      ananto    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     『私の我は有色で無辺だ』と。  
                       
                       
                       
    117-6.                
     Arūpiṃ vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Arūpiṃ    in 無色の  
      vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti –  (117-2.)  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、施設者は、あるいは無色で小さい我を施設します。  
                       
                       
                       
    117-7.                
     ‘arūpī me paritto attā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘arūpī    in 無色の  
      me paritto attā’ti. (117-3.)  
    訳文                
     『私の我は無色で小さい』と。  
                       
                       
                       
    117-8.                
     Arūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Arūpiṃ    in 無色の  
      vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti – (117-2.)  
      anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、施設者は、あるいは無色で無辺の我を施設します。  
                       
                       
                       
    117-9.                
     ‘arūpī me ananto attā’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘arūpī    in 無色の  
      me ananto attā’ti. (117-3.)  
      ananto    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     『私の我は無色で無辺だ』と。  
                       
                       
                       
    118-1.                
     118. ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatra    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      yo    代的 (関係代名詞)  
      so    代的 それ、彼  
      rūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti. (117-2.)  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、有色で小さい我を施設するような、その施説者。  
                       
                       
                       
    118-2.                
     Etarahi vā so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi    不変 いま、現在  
          不変 あるいは  
      so    代的 それ、彼  
      rūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, (117-2.)  
      tattha    不変 そこで、そこに、そのとき、そのなかで  
      bhāviṃ    in 副対 なることを有する≒未来  
          不変 あるいは  
      so    代的 それ、彼  
      rūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, (117-2.)  
      ‘atathaṃ    a 不如実  
          不変 あるいは  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      santaṃ  as 現分 ant ある  
      tathattāya    a 如実、真如、涅槃  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      upakappessāmī’  upa-kḷp 役に立たせる、奉仕させる  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      iti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
          不変 あるいは  
      pana    不変 また、しかし、しからば、しかも、しかるに、さて  
      assa    代的 これ  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      hoti.  bhū ある、存在する  
    訳文                
     あるいはその施説者は、現在に有色で小さい我を施設し、あるいはその施説者は、未来に有色で小さい我を施設します。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕あります。  
    メモ                
     ・upakappessāmiは、接頭辞upaのないkappeti(なす、営む、整える)のニュアンスで訳した。註はこの語を「私は完遂しよう、ということである。これによって諍いを示す」Upakappessāmīti sampādessāmi. Iminā vivādaṃ dasseti. としているから、「そうでないものを、そうであるように」を、異論をただすこととみているようであるが、それが文の本意であるか不明。  
                       
                       
                       
    118-3.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ [rūpī (ka.)] parittattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ    不変 このように、かくの如き  
      santaṃ  as 現分 ant ある  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      ānanda,  ā-nand a 人名、アーナンダ  
      rūpiṃ    in 有色の  
      paritta    a 小さい  
      atta    an 依(属)  
      anudiṭṭhi  anu-dṛś i 随見、邪見、見  
      述語 語根 品詞 活用 人称 意味  
      anusetī  anu-śī 随眠する、随増する、潜在する  
      語根 品詞 語基 意味  
      ti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      iti    不変 と、といって、かく、このように、ゆえに  
      alaṃ    不変 適当なる、当然の、十分に、満足して、沢山だ  
      vacanāya. vac a 語、言  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『有色で小さい我に関する邪見が潜在する』というのが、言葉として適切でしょう。  
    メモ                
     ・rūpiṃ parittattānudiṭṭhiは、rūpi-parittattānudiṭṭhiという複合語の誤記とみて訳した。以下も同様。  
     ・VRI版の通りに訳すなら、「このようである有色のものには、小さい我に関する邪見が潜在する」とでもなるか。  
                       
                       
                       
    118-4.                
     ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti. (118-1.)  
      anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、有色で無辺の我を施設するような、その施説者。  
                       
                       
                       
    118-5.                
     Etarahi vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti. (118-2.)  
      anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     あるいはその施説者は、現在に有色で無辺の我を施設し、あるいはその施説者は、未来に有色で無辺の我を施設します。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕あります。  
                       
                       
                       
    118-6.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ [rūpī (ka.)] anantattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ [rūpī (ka.)] anantattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya. (118-2.)  
      ananta    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『有色で無辺の我に関する邪見が潜在する』というのが、言葉として適切でしょう。  
                       
                       
                       
    118-7.                
     ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti. (118-1.)  
      arūpiṃ    in 無色の  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、無色で小さい我を施設するような、その施説者。  
                       
                       
                       
    118-8.                
     Etarahi vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti. (118-2.)  
      arūpiṃ    in 無色の  
    訳文                
     あるいはその施説者は、現在に無色で小さい我を施設し、あるいはその施説者は、未来に無色で小さい我を施設します。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕あります。  
                       
                       
                       
    118-9.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ [arūpī (ka.)] parittattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ [arūpī (ka.)] parittattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya.(118-2.)  
      arūpī   in 無色の  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『無色で小さい我に関する邪見が潜在する』というのが、言葉として適切でしょう。  
                       
                       
                       
    118-10.                
     ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti. (118-1.)  
      arūpiṃ    in 無色の  
      anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、無色で無辺の我を施設するような、その施説者。  
                       
                       
                       
    118-11.                
     Etarahi vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ paññapento paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa hoti. (118-2.)  
      arūpiṃ    in 無色の  
      anantaṃ    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     あるいはその施説者は、現在に無色で無辺の我を施設し、あるいはその施説者は、未来に無色で無辺の我を施設します。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕あります。  
                       
                       
                       
    118-12.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ [arūpī (ka.)] anantattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ [arūpī (ka.)] anantattānudiṭṭhi anusetīti iccālaṃ vacanāya. (118-2.)  
      arūpī   in 無色の  
      ananta    a 無辺の、無限の、無量の  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『無色で小さい我に関する邪見が潜在する』というのが、言葉として適切でしょう。  
                       
                       
                       
    118-13.                
     Ettāvatā kho, ānanda, attānaṃ paññapento paññapeti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ettāvatā    不変 これだけ、この範囲で  
      kho,    不変 じつに、たしかに  
      ānanda, attānaṃ paññapento paññapeti. (117-1.)  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに施設者は、これだけの観点から我を施設するのです。  
    メモ                
     ・このEttāvatā は、おそらく117-1.Kittāvatā と対応しているため、そのように訳した。  
                       
                       
                       
    118-14.                
     Naattapaññatti  
      語根 品詞 語基 意味  
      Na    不変 ない  
      atta    an 依(属)  
      paññatti pra-jñā 使 i 施設、概念、仮名、制定  
    訳文                
     【我の不施設】  
    メモ                
     ・基本的に前章にnaがつくだけである。  
                       
                       
                       
    119-1.                
     119. ‘‘Kittāvatā ca, ānanda, attānaṃ na paññapento na paññapeti?   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Kittāvatā ca, ānanda, attānaṃ na paññapento na paññapeti? (117-1.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     さて、アーナンダよ、不施設者は、いかなる観点から我を施設しないのでしょうか。  
                       
                       
                       
    119-2.                
     Rūpiṃ vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Rūpiṃ vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti – (117-2.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、不施設者は、あるいは有色で小さい我を施設しません。  
                       
                       
                       
    119-3.                
     ‘rūpī me paritto attā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘rūpī me paritto attā’ti. (117-3.)  
    訳文                
     『私の我は有色で小さい』とは。  
                       
                       
                       
    119-4.                
     Rūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Rūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti – (117-4.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、不施設者は、あるいは有色で無辺の我を施設しません。  
                       
                       
                       
    119-5.                
     ‘rūpī me ananto attā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘rūpī me ananto attā’ti. (117-5.)  
    訳文                
     『私の我は有色で無辺だ』とは。  
                       
                       
                       
    119-6.                
     Arūpiṃ vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Arūpiṃ vā hi, ānanda, parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti – (117-6.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、不施設者は、あるいは無色で小さい我を施設しません。  
                       
                       
                       
    119-7.                
     ‘arūpī me paritto attā’ti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘arūpī me paritto attā’ti. (117-7.)  
    訳文                
     『私の我は無色で小さい』とは。  
                       
                       
                       
    119-8.                
     Arūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti –   
      語根 品詞 語基 意味  
      Arūpiṃ vā hi, ānanda, anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti – (117-8.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、不施設者は、あるいは無色で無辺の我を施設しません。  
                       
                       
                       
    119-9.                
     ‘arūpī me ananto attā’ti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘arūpī me ananto attā’ti. (117-9.)  
    訳文                
     『私の我は無色で無辺だ』とは。  
                       
                       
                       
    120-1.                
     120. ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti. (118-1.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、有色で小さい我を施設しないるような、その不施説者。  
                       
                       
                       
    120-2.                
     Etarahi vā so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti. (118-2.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     あるいはその不施説者は、現在に有色で小さい我を施設せず、あるいはその不施説者は、未来に有色で小さい我を施設しません。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕ありません。  
                       
                       
                       
    120-3.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ parittattānudiṭṭhi nānusetīti iccālaṃ vacanāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ parittattānudiṭṭhi nusetīti iccālaṃ vacanāya. (118-3.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『有色で小さい我に関する邪見が潜在しない』というのが、言葉として適切でしょう。  
    メモ                
     ・ここでもrūpiṃ parittattānudiṭṭhirūpi-parittattānudiṭṭhiの誤記とみた。以下同様。  
                       
                       
                       
    120-4.                
     ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatrānanda, yo so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti.  (118-4.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、有色で無辺の我を施設しないような、その不施説者。  
                       
                       
                       
    120-5.                
     Etarahi vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so rūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti. (118-5.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     あるいはその不施説者は、現在に有色で無辺の我を施設せず、あるいはその不施説者は、未来に有色で無辺の我を施設しません。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕ありません。  
                       
                       
                       
    120-6.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ anantattānudiṭṭhi nānusetīti iccālaṃ vacanāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, rūpiṃ anantattānudiṭṭhi nusetīti iccālaṃ vacanāya.(118-6.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『有色で無辺の我に関する邪見が潜在しない』というのが、言葉として適切でしょう。  
                       
                       
                       
    120-7.                
     ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti.  (118-7.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、無色で小さい我を施設しないような、その不施説者。  
                       
                       
                       
    120-8.                
     Etarahi vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ parittaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti. (118-8.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     あるいはその不施説者は、現在に無色で小さい我を施設せず、あるいはその不施説者は、未来に無色で小さい我を施設しません。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕ありません。  
                       
                       
                       
    120-9.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ parittattānudiṭṭhi nānusetīti iccālaṃ vacanāya.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ parittattānudiṭṭhi nusetīti iccālaṃ vacanāya. (118-9.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『無色で小さい我に関する邪見が潜在しない』というのが、言葉として適切でしょう。  
                       
                       
                       
    120-10.                
     ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      ‘‘Tatrānanda, yo so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti. (118-10.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、このうち、無色で無辺の我を施設しないような、その不施説者。  
                       
                       
                       
    120-11.                
     Etarahi vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Etarahi vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, tattha bhāviṃ vā so arūpiṃ anantaṃ attānaṃ na paññapento na paññapeti, ‘atathaṃ vā pana santaṃ tathattāya upakappessāmī’ti iti vā panassa na hoti. (118-11.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     あるいはその不施説者は、現在に無色で無辺の我を施設せず、あるいはその不施説者は、未来に無色で無辺の我を施設しません。あるいは彼には『さて私は、そうでないものを、そうであるようになそう』という、このような〔思いが〕ありません。  
                       
                       
                       
    120-12.                
     Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ anantattānudiṭṭhi nānusetīti iccālaṃ vacanāya.   
      語根 品詞 語基 意味  
      Evaṃ santaṃ kho, ānanda, arūpiṃ anantattānudiṭṭhi nusetīti iccālaṃ vacanāya. (118-12.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに、このようである者に対しては『無色で小さい我に関する邪見が潜在しない』というのが、言葉として適切でしょう。  
                       
                       
                       
    120-13.                
     Ettāvatā kho, ānanda, attānaṃ na paññapento na paññapeti.  
      語根 品詞 語基 意味  
      Ettāvatā kho, ānanda, attānaṃ na paññapento na paññapeti. (118-13.)  
      na    不変 ない  
    訳文                
     アーナンダよ、じつに不施設者は、これだけの観点から我を施設しないのです。  
                       
                       
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